【NEW TOPICS】Where the Core Awakes── Cutting Edge 2026(カッティングエッジ)が問い直す、美容医療の「判断の核心」

📌 記事をざっくりまとめると…

  • Cutting Edge 2026(カッティングエッジ2026)は、論文では掴めない「判断の核心」を共有する学術フォーラム

  • Day1は皮膚科×美容外科の相互理解

  • Day2は外科的思考と技術の深度を掘り下げる

  • こうした判断の共有は、最終的に患者が受ける医療の質・説明・選択肢に影響する

  • 会場は国際的発信拠点 TOKYO NODE

  • NEROは本イベントを2日間にわたり現地潜入取材し、
    医師の議論が「患者の選択」にどう返ってくるのかを読者目線で読み解く

美容医療の世界では、
「最新」「最先端」という言葉が、毎年のように更新されてきた。

しかし、美容医療の現場では、
論文やガイドラインだけでは説明しきれない
「判断の分かれ目」も、日々積み重なっている。

その判断の積み重ねは、
最終的にどんな治療が提案され、
どこまで説明され、
何が「やらない選択」として残されるのか
──
患者が受け取る医療のかたちにも、確実に影響している。

NEROは、
カッティングエッジ(Cutting Edge)を初回開催から取材し続ける中で、
第一線の医師たちが
「なぜその判断に至ったのか」
症例・術式・思考プロセスとして開示してきた点に注目してきた。

Cutting Edge 2026(カッティングエッジ2026)が掲げる
「Where the Core Awakes」は、
論文では掴めない
“判断の核心”を共有するためのフォーラムである。

本記事では、
NEROが過去から追ってきた文脈をもとに、
この2日間が業界に何を問いかけ、
それがこれから美容医療を受ける側に
どんな影響を及ぼしうるのか
という視点で潜入していく。

「技術の差」ではなく「判断の構造」

Cutting Edge(カッティングエッジ)が、
他の学会や勉強会と一線を画してきた理由は明確だ。

ここで共有されてきたのは、
新しい治療法そのものではない。
「なぜ、その選択に至ったのか」という、
臨床現場の思考プロセスである。

  • どの症例で

  • どの術式を選び

  • なぜ他の選択肢を取らなかったのか

それらは論文やガイドラインには、ほとんど書かれない。
しかし実際の診療では、
その“判断の積み重ね”こそが結果を左右している

Cutting Edgeは、
そのブラックボックスになりがちな部分を
あえて言語化し、共有する場として設計されてきた。

Day1/「皮膚科と外科の判断構造を知る」

Day1のプログラムプロデュースを担うのは、
市原 佑紀 先生(目黒げんクリニック 院長)

Day1(2月9日)の特徴は、
フェイスライン/目の上/目の下といった
「顔の部位」ごとに構成されている点にある。

この日は、
皮膚科医・美容外科医が同じテーマを扱いながら、
それぞれが“どこを見て判断しているのか”を提示する。

重要なのは、
優劣を決めることではない。

  • 外科的たるみ治療が向いているケース

  • 皮膚科的アプローチで完結すべきケース

  • そもそも“治療しない”という判断

同じ部位でも、
ゴール設定が違えば、最適解は変わる

Day1は、
その違いを“浅く広く”共有することで、
領域間の誤解や断絶をほどく役割を担っている。

Day2/「どこまで深掘れるのか」を示す外科的フェーズ

Day2(2月10日)は、
山本 崇弘 先生(コントアクリニック院長)による
プログラムプロデュースのもと、
より外科的・技術的な深度に踏み込む構成となっている。

鼻翼・人中、裏ハムラ、中顔面、肋骨、前額、脂肪注入
いずれも、
適応判断を誤ればリスクが顕在化しやすい領域だ。

ここでは、
「できるかどうか」ではなく、
「どこまでが安全で、どこからが越境なのか」が問われる。

Day1で判断の幅を知り、
Day2で限界線を知る。

この二層構造があるからこそ、
Cutting Edgeは“思想”と“技術”の両立が成立している。

この判断の共有は、ユーザーにどう返ってくるのか

こうした議論は、
一見すると医師向けの専門的な話に見える。

しかし実際には、
患者が受ける医療の質に直結する。

  • なぜその治療を勧められたのか

  • なぜ別の選択肢は提示されなかったのか

  • なぜ「やらない」という判断が残されたのか

判断の背景を言語化できる医師ほど、
説明は具体的で、選択肢は整理されている。

Cutting Edgeで共有されるのは、
その説明力の源泉とも言える思考プロセスだ。

だからこそこのフォーラムは、
業界内部の学びにとどまらず、
結果的に患者側の安心や納得感にもつながっていく

編集長POINT―カッティングエッジは「医療を受ける側の視点」を先取りしている

カッティングエッジ2026は、
未来のトレンドを予測する場ではない。

「説明できる医療」
「選択を整理できる医療」
「やらない判断を含めて提示できる医療」

そうした医療が求められる時代に向け、
判断の核心を先に共有している場だ。

NEROは、
この2日間の潜入取材を通じて、
医師の発言をそのまま書き写すのではなく、

その判断が、
これから美容医療を受ける人に
どう返ってくるのか

という視点で、現場を読み解いていく。

まとめ

  • Cutting Edge 2026は「判断の核心」を共有する学術フォーラム

  • Day1=相互理解、Day2=技術深度という二層構造

  • 判断の可視化は、患者が受ける医療の質にも影響する

  • NEROは2日間の現地潜入取材で、この価値を読者目線に翻訳予定

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NERO 安達健一 

NEROでは、世界各国における医療の制度変容と自由診療の構造分析を継続的に報じている。今後も「医療市場の倫理とサステナビリティ」をテーマに、日本がどこまで自由診療を拡張すべきか、その境界を問い続ける。