
ボディメイクとは、理想のボディラインをつくり上げることを意味します。
しかし、女性のボディメイクと聞くと、「ジムで筋トレをすればいい」と思っている方が多いのでは?
そこで今回は、ボディメイクに関する基本的な知識やポイントをお届けします。
憧れボディを手に入れるための美容医療もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
女性のボディメイクとは?

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ボディメイクとは、食事管理やトレーニングを通して引き締まった体を目指し、理想のボディに整えていくことです。
トレーニングによって筋肉の量を増やすと基礎代謝が高まり、脂肪が燃えやすくなります。
ボディメイクは、リバウンドの可能性が低いといわれており、継続することで太りにくい体に近づくことができるのです。
■理想のボディをつくるにはどうしたらいい?
ボディメイクといっても、人によって理想とするスタイルはさまざま。ボディメイクをするにあたり、まずは目標とする理想のボディラインを設定することが大切です。
バストアップやウェストラインのくびれ、ヒップアップなど、どの部分を美しくしたいのか考え、そのために何をするべきなのか定めるようにしましょう。
■ボディメイクの種類
ボディメイクにはどのような種類があるのでしょうか?
ここからは、目的ごとに女性のボディメイクのやり方をご紹介していきましょう。
筋肉を増やす
筋肉を増やしたい方は、自宅やジムなどで筋トレを行い、健康的かつ引き締まったボディラインをつくりましょう。
太ももやヒップのシェイプアップなど、特定の部位の筋肉を強化することで、バランスが整ったシルエットを目指せます。
しなやかなボディラインを目指す
しなやかなボディラインを理想とする方は、余分な筋肉を削ぎ落とし、引き締まった体型を目指しましょう。
ストレッチや軽い運動を取り入れることが効果的です。
魅力的なボディを目指す
魅惑的なボディラインを目指す方は、バストアップやヒップアップ、脚などに重点を置いたボディメイクをしましょう。
メリハリのあるボディラインをつくることで、適度に脂肪が付いた「女性らしい」体型に。
■ダイエットとの違い
ボディメイクとダイエットの明確な違いは、目的が異なることです。
ボディメイクは、理想のボディラインをつくり上げることを目標に掲げ、筋肉や脂肪量に指標を定めています。
一方で、ダイエットは痩せることを目的としており、体重が指標となっているのです。
目標達成のために食事管理や運動が必要な点は共通していますが、トレーニング内容や食事メニューが異なるといった特徴があります。
ボディメイクは食事管理&水分量がポイント

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ボディメイクを成功に導く秘訣は、バランスの良い食事や水分量です。トレーニングと並行して内側から健康的な体づくりをしていきましょう。
■栄養バランス
理想の体形を目指すには、バランスの良い食事と摂取カロリーを意識し、しっかりと食事管理をすることが大切です。
三大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質をバランス良く摂取することが、効率的なボディメイクの鍵となります。
とくに、タンパク質は筋肉の回復や成長を促すうえで欠かせない栄養素です。
筋トレ直後~30分以内にタンパク質を取り入れることで、筋肉が発達しやすくなるといわれています。
タンパク質摂取の「ゴールデンタイム」と呼ばれ、運動直後にプロテインを飲むことが推奨されるのはこのためです。
■水分量
人間の体は、60~70%が水分で構成され、筋肉の70%は水分でできています。
水分は、体内のあらゆる化学反応や筋肉の成長、体温調整などにおいてさまざまな役割を果たしており、理想のボディメイクを実現するために不可欠です。
一日あたりに必要な水分量の目安は2.5Lといわれ、その内訳は食事に含まれる量が1L、体内でつくられる水分が約0.3L 。
残りの水分量は約1.2Lとなるので、意識的にこまめな水分補給をするようにしましょう。
憧れのボディを手に入れる!美容医療によるボディメイク

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食事管理やトレーニングのほかに、美容医療によって理想のボディラインを手に入れる方法もあります。
ここからは、ボディメイクの目的別に美容医療をご紹介していきましょう。
■脂肪注入豊胸でバストアップ
「脂肪注入豊胸」は、自身の脂肪から採取した脂肪細胞を注入する豊胸術です。
部分痩せとバストアップを同時に叶えたい方や、体に異物を入れる豊胸術に抵抗がある方に選ばれる傾向があります。
自身の脂肪を注入するため定着率が高く、長期的な効果が望める点がメリットといえるでしょう。
ただし、脂肪吸引との併用であることから比較的ダウンタイムが長く、痩せ型の方には向かないといった側面もあります。
また、一度の施術でバストアップできるのは1~2アップが限度とされており、大幅にサイズアップしたい方は、「シリコンバッグ豊胸」などを検討するといいでしょう。
■豊尻で理想のヒップに
豊尻は、ヒップのボリュームを出したり形を整えたりする治療のことで、「ヒアルロン酸注入」「シリコンバッグ」「脂肪注入」「ブラジリアンバットリフト」などさまざまな種類があります。
中でも、近年注目を集めている「ブラジリアンバットリフト」は、脂肪吸引でヒップラインを整え、脂肪注入でお尻に立体感を出す施術です。
ヒップアップ効果が期待できるほか、S字型のメリハリあるボディラインを手に入れたい方にも選ばれています。
ブラジリアンバットリフトには、ダウンタイムが比較的重い点や、一度の施術で大きな豊尻効果は期待できないといった注意点があることを理解しておきましょう。
■体の脂肪吸引による部分痩せ
脂肪吸引は、カニューレという医療用器具を使って体内の余分な皮下脂肪を取り除く痩身手術です。
食事や運動で部分的に痩せるためには大きな労力と時間を要します。
一方で、脂肪吸引は、脂肪細胞そのものを除去するため、効率的にボディメイクをしたい方、ダイエットでは整えられない方に向けた施術といえるでしょう。
短時間で効果が得られ、リバウンドしづらいといったメリットがある一方で、術後は痛みやむくみなどのダウンタイムが生じるデメリットもあります。
場合によっては、体がアンバランスな印象になってしまうこともあるため、事前のカウンセリングで理想のボディラインをしっかりと伝えることが大切です。
■エムスカルプトで筋肉増量
エムスカルプトは、注射や手術をせず、医療トレーニングという方法により、筋肉をつけながら脂肪を燃焼させる治療法です。
筋肉と脂肪へ同時にアプローチし、1回30分程度の短時間で治療を行います。
どんな体型の方でも施術可能で、ベッドに横になるだけでアプローチできるという気軽さがメリットの1つです。
ダウンタイムは基本的にないとされていますが、施術後に筋肉痛が生じる場合もあります。
また、効果が出るまでに時間を要するため、長期的なボディメイクを目指す方に向いている施術といえるでしょう。
■ボトックス注射で理想の脚に
ボトックスとは、天然のタンパク質であるボツリヌス毒素から抽出したボツリヌストキシンを体内に注入する治療法のこと。
ボツリヌス毒素には筋肉を一時的に弛緩させる働きがあり、気になる部位に注入することで部分痩せを促します。
筋肉が発達した太ももや、いわゆる「ししゃも脚」と呼ばれるふくらはぎは、ダイエットでは解消しづらい場合があります。
ボトックス注射をすることで筋肉のボリュームが減少し、美脚効果が期待できるのです。
短時間で施術でき、ダウンタイムも少ない点が魅力ですが、3~6ヶ月ほどで徐々に元に戻るため、定期的な治療が必要という側面もあります。
まとめ
ボディメイクとはどのような意味なのか、女性のボディメイクを成功に導く秘訣や美容医療についてご紹介しました。
30~50代は、ライフスタイルの変化とともにボディラインの崩れも気になり始める時期。
理想のボディラインを手に入れるためには、トレーニングや食事メニュー、美容医療をうまく組み合わせることが大切です。
継続の先には驚きのビフォーアフターが待ち受けているかもしれません。今回の記事を参考に、ぜひご自身の体と向き合ってみてください。
※ボトックスは米アラガン社の商標ですが、本記事内では読者の皆さまに分かりやすく伝わるよう、A型ボツリヌス毒素製剤の総称として使用しております。
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【治療の内容】豊胸術
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】
・シリコンバッグ豊胸:約 ¥300,000~ ¥1,000,000
・ヒアルロン酸豊胸:約1ccあたり ¥3,000~ ¥4,000(使用量は個人差があります)
・脂肪注入豊胸:約 ¥800,000~ ¥1,200,000
・ハイブリッド豊胸:約¥130,000~¥3,000,000
※術式によって各クリニックで異なります。
【リスク・副作用等】内出血、血腫、感染、痛み、傷口の赤み・硬さ・突っ張り・色素沈着、アニメーション変形など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】エムスカルプト
【治療期間および回数の目安】週1~2回複数回受けた後、3~6ヶ月に1回。※状態やクリニックにより異なります。
【費用相場】¥30,000~¥80,000※部位やクリニックにより異なります。
【リスク・副作用等】筋肉痛、赤み、腫れ
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【施術の内容】 ボツリヌストキシン製剤の注入
【施術期間および回数の目安】約3~4ヶ月ごとに1回程度 ※状態によって異なります。
【費用】¥15,000~¥100,000※本施術は自由診療(保険適用外)です。注入部位や製剤、クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】注射部位の痛み、腫れ、筋肉の部分的な脱力、内出血など
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。