
「バッカルファット除去のダウンタイムはどれくらい?」「どのように過ごしたらいいの?」と疑問に思っていませんか?
今回はバッカルファット除去の施術内容とダウンタイムの症状、過ごし方について詳しく解説します。
「バッカルファット除去の施術が気になるものの、ダウンタイムが不安でなかなか一歩踏み出せない」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
バッカルファット除去について詳しく理解して、理想のフェイスラインをゲットしましょう。
そもそもバッカルファット除去はどんな施術?
バッカルファットとは頬の中央にある深い部分の脂肪の塊のことを指します。加齢とともに下がってくることでたるみの要因になります。
この脂肪を取り除く施術がバッカルファット除去です。口の中を1~2cmほど切開し、脂肪を摘出します。
施術による傷は口腔内のみのため、顔表面に痕が残らないという特徴があります。手術は一般的に30~60分で終了し、その日のうちに帰宅可能です。
多くのクリニックでは局所麻酔を用いるため、手術中の痛みはほとんどありません。
たるみを解消してシャープなフェイスラインに近付けることができるため、顔の輪郭がもたつくと悩む方に向いている施術だといえるでしょう。
ただし効果には個人差があります。信頼できるクリニックでのカウンセリングを受けることが重要です。
バッカルファット除去のダウンタイム

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バッカルファット除去の手術を検討するにあたり、気になるのがダウンタイムではないでしょうか。
「予想外のダウンタイムで失敗した……」と後悔しないためにも、どのような症状があらわれるのか、事前にチェックしておきましょう。
■バッカルファット除去のダウンタイム|症状と期間
バッカルファット除去後のダウンタイムであらわれる症状には個人差がありますが、一般的な経過を把握することで、不安を軽減できます。ここでは、それぞれの症状と期間について見てみましょう。
痛み
バッカルファット除去の手術中は麻酔を使用するため、痛みは感じません。
しかし、切開をするため、麻酔が切れてしまうと痛みを感じることがあります。通常、1週間ほどで痛みはなくなりますが、長引いたときはクリニックで相談してください。
多くの場合、クリニックから処方された痛み止めでコントロールできます。笑ったときや食事の際は、痛みによる違和感が生じる可能性があります。
腫れ
バッカルファット除去後の一般的な症状の1つが腫れです。頬の奥の脂肪を取り除くため、施術部位が一時的に腫れるのは自然な反応です。
腫れやつっぱりを感じることで口を大きく開けにくくなる可能性があります。会話自体は問題ありませんが、無理に話すのは控えましょう。
バッカルファット除去後における腫れのピークは施術から2~3日後。その後1~2週間程度で症状は落ち着きますが、しばらくしても腫れが引かない場合は、クリニックで医師の判断を仰ぎましょう。
内出血
バッカルファット除去を行うと、できた空洞に血液が溜まり、内出血を引き起こす可能性があります。
除去した脂肪の量によって個人差が生じますが、ほとんどの場合メイクでカバー可能です。
10日~3週間ほど経過すると、内出血は目立たなくなるでしょう。
左右差
バッカルファット除去後、一時的に顔に左右差が生じることがあります。これは、腫れの出方が左右で異なることや、内出血の程度が違うことが原因で起こります。
多くの場合、腫れが引いていくにつれて左右差も解消していきますが、数ヶ月経っても左右差が気になる場合はクリニックに相談してください。
こけ
バッカルファット除去は、頬の脂肪を取り除く施術のため、ごく稀に術後に頬がこけて見えることがあります。
これは、脂肪を取りすぎた場合や、もともと頬の脂肪が少ない方が施術を受けた場合に起こりやすいとされています。
施術前のカウンセリングで、医師にしっかりと顔の状態を診察してもらい、適切な量の脂肪を取り除くことが非常に重要です。
■バッカルファット除去のダウンタイム|長引くケースとは?
ダウンタイムを長引かせないためには、バッカルファット除去後の過ごし方が重要です。血行が良くなる行為はダウンタイムを延ばす原因になりかねません。
また、施術後24時間は、ダウンタイム軽減のためにフェイスバンドで固定するよう推奨されています。医師の指示を守り、安静に過ごすようにしましょう。
バッカルファットのダウンタイム中の過ごし方

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バッカルファット除去の施術を受けた後は、ダウンタイム中の過ごし方が重要です。
ここからは、治療後の不快な症状を和らげ、よりきれいな仕上がりを目指すための過ごし方を詳しく見てみましょう。
■腫れている部分を冷やす
バッカルファット除去後に起きる頬の腫れや熱感を和らげるには、患部を優しく冷やすことが推奨されています。
腫れや内出血が気になる部分に、1回あたり5~15分を目安に、冷たいタオルやガーゼでくるんだ保冷剤を当ててください。
冷やしすぎると凍傷などのリスクがあるため、注意しましょう。また、外出時に腫れが気になる場合は、マスクをつけるのがおすすめです。
■口腔内を清潔に保つ
バッカルファット除去は口の中からアプローチする手術のため、術後の口腔ケアは非常に大切です。
口腔内を清潔に保つことは感染症のリスクを減らし、スムーズな回復を促すために欠かせません。
食事後はうがいするなど、普段以上に気を配り、食べかすが残らないようにしましょう。
また、歯を磨く際は、ブラシが患部に当たらないように注意が必要です。
■飲酒・刺激が強い食べ物は避ける
バッカルファット除去の手術後を快適に過ごすには、食べるものにも十分な注意を払う必要があります。
飲酒は手術後1週間を目安に、施術部位の様子を見ながら少しずつ始めてください。
食事自体はバッカルファット除去の2~3時間後から食べても構いませんが、おかゆなどのやわらかい食べ物を選ぶと良いでしょう。
■長時間入浴しない
バッカルファット除去の施術後、長時間の入浴は避けるようにしてください。
湯船に長く浸かることで体が温まりすぎると、血行が促進され、腫れや内出血が悪化する恐れがあります。
シャワーのみにするなど、体調を見ながら短時間で済ませるようにしましょう。洗顔やクレンジングも行って問題ありませんが、ゴシゴシと強くこするような洗い方は控えてください。
バッカルファット除去のダウンタイムで後悔しないためのポイント

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バッカルファット除去は、たるみを取り除き小顔効果が期待できる魅力的な治療ですが、リスクもあります。
バッカルファット除去の治療で後悔しないためには、以下のポイントに注意してください。
■カウンセリング・施術が丁寧なクリニックを選ぶ
バッカルファット除去の施術で後悔しないためには、施術が丁寧なクリニックを選ぶことが大切です。
クリニックを選ぶ際は、術前のカウンセリングに十分な時間をかけ、ご自身のことを第一に考えてくれるクリニックを選びましょう。
手術を担当する医師の経験や技術も非常に重要です。顔にはさまざまな脂肪があり、どの脂肪を除去するときれいになれるかは人によって異なります。
クリニックの症例写真などを参考に、ご自身と相性の良いクリニックを見つけることが、理想の小顔を手に入れるための第一歩となるでしょう。
■バッカルファット除去をしないほうがいい人もいる
バッカルファット除去は小顔を目指す多くの方にとって有効な治療ですが、おすすめしない場合もあります。
もともと頬の脂肪が少ない方や、たるみが少ない方がバッカルファット除去を受けると、メリットよりもデメリットが大きくなってしまうでしょう。
施術を受ける前には、必ず専門の医師による診察を受け、ご自身の顔の状態や骨格、肌質などを総合的に判断してもらうことが大切です。
もしも医師から「バッカルファット除去はしないほうがいい」と言われた場合は、他の方法を検討することも視野に入れましょう。
まとめ
バッカルファット除去は、頬のたるみやフェイスラインの引き締めを目指す方にとって、魅力的な施術です。
施術後のダウンタイムの症状や期間、正しい過ごし方を知っておくことが、安心して施術を受けるために重要です。
また、カウンセリングが丁寧で信頼できるクリニックを選ぶことが、後悔しないための大切なポイントとなります。今回ご紹介した内容を参考に、理想の自分を手に入れましょう。
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