目尻切開のダウンタイム中は、腫れや内出血などさまざまな症状が生じる可能性があります。症状が落ち着くまで、数週間から数ヶ月かかることもあり、「周囲にバレないか不安…」「ダウンタイムを長引かせない方法はないの？」とお悩みの方もいるでしょう。
今回は、目尻切開におけるダウンタイムの特徴や施術後の過ごし方を解説。隠し方や仕事復帰についてもまとめたので、目尻切開の不安を軽減したい方は、ぜひご一読ください。
INDEX
１．そもそも目尻切開とは？施術の特徴をおさらい
出典：photoAC
目尻切開のダウンタイムについて知識を深める前に、まずは施術の特徴についておさらいしておきましょう。目尻切開は、目尻のキワを数ミリ切り開き、目の横幅を広げる治療法です。
目を大きく見せるだけでなく、つり目をやさしい印象にしたり、大人っぽいシャープな目元を演出したりと、理想の顔立ちを目指せます。また、目尻切開はタレ目形成手術と一緒に施術可能な美容外科クリニックが多い施術です。
２．目尻切開のダウンタイムの症状と期間
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目尻切開は皮膚を切る施術のため、ダウンタイムの症状がどのような経過をたどり、回復にどれくらいの期間を要するか、気になる方も多いでしょう。目尻切開の治療後、目元が安定するには、個人差があるものの1～3ヶ月ほどかかります。
ここでは、ダウンタイムに見られる具体的な症状と、落ち着くまでの期間について解説します。
■【目尻切開】ダウンタイムの症状1｜腫れ
施術部位の腫れは、目尻切開の施術後に見られることが多い症状です。切開した部分の周辺で炎症が起き、腫れにつながることもあるでしょう。
とくに施術から数日間は、腫れが目立つ傾向があります。一般的に、施術後1～2週間ほどで症状が落ち着きます。
■【目尻切開】ダウンタイムの症状2｜痛み
目尻切開のダウンタイム症状として、手術後に痛みが生じる場合もあるでしょう。目尻切開では、麻酔を使用しながら治療が行われます。しかし、麻酔の効果が切れた直後から、痛みを感じる可能性があります。
痛みは施術後から数日間続く場合もありますが、手術の翌日にピークを迎えることが多いでしょう。日を追うごとに痛みは軽快しますが、状況によっては痛み止めが処方される場合もあります。
■【目尻切開】ダウンタイムの症状3｜内出血
目尻切開では、術後に内出血を生じるリスクがあります。施術により目元の細かい血管が傷付き、皮下での出血を生じるのです。目周辺の皮膚は薄いため、施術部位周辺での内出血が目立ちやすいでしょう。
内出血の範囲や症状が回復する期間には個人差があるものの、術後およそ2週間で症状が軽減する傾向にあります。
■【目尻切開】ダウンタイムの症状4｜むくみ
目尻切開のダウンタイム中には、むくみが生じることもあります。施術後、数日でむくみはピークを迎え、回復に要する期間が比較的短い点が特徴です。長くても1週間程度で治まるでしょう。
また、むくみとは別に、白目がゼリー状に腫れる「結膜浮腫」を生じる場合があります。結膜浮腫は、一般的には2週間ほどで改善するといわれています。
■【目尻切開】ダウンタイムの症状5｜傷痕
通常、目尻切開の傷痕は、時間の経過とともに数ヶ月ほどで目立ちにくくなるでしょう。とはいえ、傷痕が残ることを念頭に置いておかなければなりません。
加えて、切開した部分を縫合するため、抜糸までは目元に糸が見える状態が続くことも覚えておきましょう。なお、抜糸のタイミングは、施術から約1週間後が目安です。
また、傷痕が固くなる拘縮（こうしゅく）が起き、術後に目尻のフォルムが変形する可能性もあります。不安を感じた場合は、クリニックや医師に早めに相談するといいでしょう。
３．目尻切開のダウンタイムを長引かせない過ごし方
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目尻切開のダウンタイム中、メイクや食事など、どのように過ごせば良いか気になる方も多いでしょう。目尻切開の施術後の過ごし方によっては、ダウンタイムが長引き、後悔につながることも。
ここからは、目尻切開のダウンタイムを長引かせないコツを解説します。
なお、目尻切開施術後のダウンタイムの過ごし方は、術後の経過によっても異なるため、医師の指示に従ってください。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方1｜シャワーや入浴
目尻切開後のシャワーは、傷口が濡れないようにすれば、早ければ当日、遅くても2日後には可能なことが多いとされています。
入浴できるようになるまでには、シャワーに比べて時間がかかります。目安として、目尻切開の手術から1週間ほどです。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方2｜洗顔やメイク
目尻切開の手術を受けた当日は、水だけでの洗顔も避けるように指導するクリニックもあります。気になる場合は、ふき取り程度に留めましょう。目元以外の部分は、翌日から洗顔できます。
また、メイクについては、目尻切開の施術箇所周辺以外であれば、手術直後から可能です。目元のメイクは、抜糸を終えてから行いましょう。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方3｜コンタクトレンズの装着
目尻切開後、抜糸まではコンタクトレンズの装着を控えましょう。抜糸までの目安は、施術後1週間ほどです。
目尻切開後、なかなか腫れが改善しない場合や、抜糸のタイミングが遅れることもあるでしょう。その場合、コンタクトレンズの装着も見送るようにしてください。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方4｜食事
目尻切開後は、食事面の管理も大切です。とくに避けたい内容としては、塩分の多い食事が挙げられます。塩分の多い食事は、目尻切開のダウンタイム症状であるむくみの改善を遅延させる可能性があります。
術後の回復のためにも、栄養バランスを意識した、健康的な食事を心がけましょう。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方5｜飲酒や喫煙
目尻切開後の飲酒や喫煙は、ダウンタイムを長引かせる可能性があります。そのため、少なくとも施術後1週間ほどは、禁酒・禁煙を心がけましょう。
また、腫れやむくみといったダウンタイムの症状が落ち着くまで、およそ1ヶ月間を目安に飲酒・喫煙を控えたほうが無難です。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方6｜運動
激しい運動により血流が促進されると、痛みや内出血、腫れといった目尻切開のダウンタイム症状が悪化するリスクがあります。それぞれの症状が落ち着く2週間前後を目安に、激しい運動を控えることが推奨されています。
■【目尻切開】ダウンタイム中の過ごし方7｜乗り物の運転
目尻切開の手術を受けた当日は、自転車やバイク、自動車などの乗り物の運転ができません。来院および帰宅の際は、公共交通機関を利用するか、家族や知人に送迎を依頼する必要があります。
４．バレたくない！目尻切開のダウンタイムに関するQ&A
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最後に、目尻切開のダウンタイムに関するよくある疑問をチェックしておきましょう。「目尻切開を受けたいけれど、周りにバレたくない！」という方に向けて、隠す方法やダウンタイムを短くするポイントを紹介します。
■目尻切開を受けたことを隠す方法はありますか？
目尻切開の施術後は、ダウンタイムとして数週間腫れが目立つ可能性があります。「ものもらいになった」と周囲に伝え、眼鏡を掛ければ、目尻切開による症状だと気付かれにくいでしょう。ものもらいの他、アレルギーや結膜炎の症状だと伝える方法もあります。
また、目尻切開直後は難しいものの、抜糸から数日経てばメイクも可能です。内出血がある場合も、内出血の色味に合わせたコンシーラーを使用することで隠しやすくなります。
■ダウンタイムの期間を短くするにはどうしたら良いですか？
ダウンタイムをできるだけ短くしたいなら、まずは施術部位に触れないことが大切です。また、目元を冷却すると、腫れや内出血の軽減につながるでしょう。
ただし、保冷剤を直接当てる、長時間冷やし続けるといった冷却のしすぎは、凍傷や血行不良を引き起こすリスクがあります。クーリングを行う際は、クリニックの指示を守りましょう。
さらに、眠る際に上半身を高くすると、むくみや腫れの症状を抑えやすいとされています。
■仕事復帰はいつからできますか？
仕事復帰のタイミングは、ダウンタイムの状況や業務内容によって異なります。抜糸前は、切開した部分を縫合する糸が残っているため、人と接する仕事の場合、目尻切開したことを隠しにくいでしょう。
抜糸まで1週間ほどは、自宅で休むことをおすすめします。
休みを取ることが難しい場合は、色付きの眼鏡で隠す方法もありますが、無理は禁物です。復帰を急いだ結果、ダウンタイムが長引き後悔するリスクも。
判断に迷う場合は、クリニックに相談したうえで、仕事復帰のタイミングを決めましょう。
まとめ
目尻切開のダウンタイム中は、腫れや内出血といった症状が数週間程度続く可能性があります。ダウンタイムが長引くことを防ぐには、メイクや入浴、食事など、医師の指示に従って生活することが大切です。
目尻切開後に仕事復帰する際も、無理をしないことが、ダウンタイムの短縮につながるでしょう。目尻切開のダウンタイムと上手く付き合い、印象的な目元を手に入れてみませんか。
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【治療の内容】目頭切開術
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000～¥500,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、赤み、左右差、不自然な形になるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
