口横ぽにょの原因とは?セルフでの対策と美容医療でできること

口横ぽにょの原因とは?セルフでの対策と美容医療でできること

口横にぽにょっとしたたるみがあることをコンプレックスに感じている方へ向けて、セルフケア方法と美容医療での対処法をご紹介します。

口横にぽにょっとしている部分があることで、太って見えたり、実年齢よりも老けて見えたりしてしまうことがあります。

なぜこのような状態になるのか、考えられる理由についても解説。

さまざまな原因がある中から自身に当てはまる項目を見つけ、個々にマッチしたアプローチをしてみてください。

口横のぽにょの正体と原因

白衣を着た女性 口横ぽにょの原因とは?セルフでの対策と美容医療でできること|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

口横のぽにょとは、口角の横辺りに生じるもたつきのことです。

医学的な用語ではありませんが、口横にできたぽっこりとしたもたつきを分かりやすく表現する際に「口横ぽにょ」といった形で使われることがあります。

まずは、この口横ぽにょができるのはなぜか、考えられる原因についてチェックしていきましょう。

■皮膚がたるむ

加齢や紫外線ダメージを受けた肌は、弾力やハリを支えるエラスチンやコラーゲンといった成分が減少します。

すると、皮膚の弾力が低下し、たるんでしまうことで、口横ぽにょができてしまうのです。

また、肌が乾燥することも口横ぽにょの原因となりうるので注意しましょう。

肌の乾燥は皮膚の弾力性の低下だけでなく、バリア機能をダウンさせることがあります。

すると、皮膚のたるみが促進されて、口横ぽにょを発生させてしまうケースがあるのです。

■脂肪が下垂する

口横ぽにょの原因として、口元の横から口角の下辺りにかけてにある「ジョールファット」とよばれる脂肪が関係している可能性も考えられます。

ジョールファットとは、もともと口角の近くにある脂肪です。

加齢によって皮膚がジョールファットを支えきれなくなってくると垂れ下がり、口横ぽにょの原因になることがあります。

また、体重の増減などが影響してジョールファットが蓄積されることも口横ぽにょの要因の1つです。

ジョールファットが垂れ下がる、蓄積されるといった状態が悪化すると、ほうれい線ができたり、顔全体が大きく見えたりといったことにもつながる可能性があります。

ただし、まれに頬の奥深くにある脂肪「バッカルファット」が原因で口横ぽにょができてしまうケースも。

そのため、ジョールファットが原因なのかどうか、個人で見極めるのは難しいといわれています。

■筋肉の衰え

口周りには、口を開閉する際に使われる、口輪筋という筋肉があります。加齢などによって口輪筋の筋力が低下すると、口横ぽにょになることもあります。

口輪筋以外にも口周りにはさまざまな筋肉があり、これらが、口元のたるみやもたつきの原因となる場合があることも理解しておきましょう。

口輪筋を含む口周りの表情筋は、普段から使っていないと徐々に衰えやすいという性質があります。

そのため、気付かぬうちに口横ぽにょが目立ってきてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

■生活習慣の影響

口横のぽにょができる原因として、生活習慣が影響していることがあります。

猫背などの顔が下向きになる姿勢は、血流の流れを妨げ、フェイスラインなどに老廃物がたまりやすくなります。

その結果、むくみが生じて口横ぽにょのように見えてしまうことがあるのです。

また、睡眠不足や肥満、塩分の摂りすぎなども血流の滞りにつながることがあります。

ささいな生活習慣が口横ぽにょの原因になっている可能性があることも覚えておきましょう。

今日から取り入れたい!口横のぽにょにアプローチするセルフケア方法

セルフケア 口横ぽにょの原因とは?セルフでの対策と美容医療でできること|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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ここからは、口横のぽにょにアプローチする自力でできるケア方法をご紹介します。できそうなことからぜひトライしてみてください。

■乾燥やダメージから肌を守るスキンケア

肌の乾燥を予防するため、普段から保湿ケアを丁寧に行いましょう。

数あるスキンケアアイテムの中でも、肌のうるおいをサポートするヒアルロン酸やセラミドといった成分を含む製品がおすすめ。

ただし、できるだけ摩擦を抑えるため、ケアをする際には優しく肌に触れるのが基本です。

保湿とあわせて、紫外線対策にも力を入れましょう。夏場だけではなく、紫外線は年中地上に降り注いでいます。

そのため、常に気を抜かず徹底した紫外線対策を意識してみてください。

メイクをする前には必ずUVクリームを塗る、外出の際は日傘をさすといった対策が代表的です。

■表情筋を鍛えるトレーニング

口横のぽにょを作らないために、口輪筋トレーニングがおすすめです。中でも今回は、誰でも簡単にできる「あいうべ体操」のやり方をご紹介しましょう。

  1. 「あ~」といいながら口を大きく開く
  2. 「い~」といいながら口を横におもいっきり開く
  3.  「う~」といいながら口を尖らせる
  4.  「べ~」といいながら下を顎先に向かって出す

「あいうべ体操」は、口元の筋肉を動かし、鍛えるトレーニングです。

それぞれ1秒程度キープしながら行ってください。

声を出さずに行っても問題ないので、仕事中の隙間時間などにもトライしやすいでしょう。10回1セットを1日3セット前後取り組んでみてください。

■生活習慣の見直し

まずは、日頃から姿勢を正すことを意識して過ごすことが大切です。

パソコンやスマホ、タブレットなどを見る際には、つい姿勢が悪くなりがちなのでとくに注意しましょう。

スマホやパソコンを見る時間を「1日何時間まで」といった形で決めておくのも1つの手段です。

また、美容と健康に関わりの深い睡眠も十分にとりましょう。

口横のぽにょに効率的にアプローチするなら美容医療がおすすめ

カウンセリング 口横ぽにょの原因とは?セルフでの対策と美容医療でできること|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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口横ぽにょの原因が皮膚のたるみや脂肪である場合に向いている、美容医療をご紹介します。

まずは自身の口横ぽにょの原因を明確にして、それにマッチした施術を選ぶことが大切です。

これからご紹介する施術を参考に、医師としっかり相談して治療方法を決定しましょう。

WEBなどを参考に、信頼できるクリニックを探してみてください。

■皮膚のたるみにはハイフや糸リフト

皮膚のたるみによってできた口横ぽにょには、HIFU(ハイフ)や糸リフトが向いています。それぞれの詳細をチェックしていきましょう。

ハイフによる口横ぽにょの治療法

ハイフは、真皮層よりさらに深い筋膜層(SMAS層)まで高密度焦点式超音波(HIFU)を照射し、口横ぽにょにアプローチする施術です。

熱によるダメージを肌に与えて、傷が治る過程でエラスチンなどの生成を促し、肌の引き締めを目指します。

メスを使用せずに施術でき、ほとんどダウンタイムがない点が魅力です。

ただし、効果を実感できるのは、個人差もありますが、施術後3週間程度経過してからであることを覚えておきましょう。

糸リフトによる口横ぽにょの治療法

糸リフトは、医療用の溶ける糸をコメカミから頬にかけて挿入し、口横ぽにょを直接すくい上げるようなイメージでリフトアップさせる施術です。

挿入した糸の周りではコラーゲンなどの生成が促されることもあり、肌の引き締めと同時にハリツヤのアップなども期待できます。

細い管であるカニューレを使って糸を挿入するため、ダウンタイムはほとんどの場合2~3日程度。即効性が期待できる施術です。

■脂肪が原因の場合はジョールファット除去

ジョールファット除去は、口角周辺にあるジョールファットを取り除く手術(脂肪吸引)です。

専用のカニューレを用いて、ジョールファットを直接除去します。

クリニックによっては、アキーセルやベイザーといった機器を使用して脂肪をしっかり溶かしてから除去するケースも。

どのような方法でジョールファット除去をするのか、カウンセリング時に確認しておきましょう。

ジョールファット除去の治療は、口横ぽにょにはもちろん、唇の両サイドから顎の方にかけてできる溝であるマリオネットラインや、もたついたフェイスラインが気になる場合にも向いている治療法です。

傷痕は最小限で、ダウンタイムは1週間程度。その後1~2ヶ月程度かけて、徐々に自然な状態へとなじんでいきます。

まとめ

口横ぽにょは、鏡を見るたびに目につきやすい部分です。

まずは保湿ケア・紫外線対策や生活習慣の見直しといったことを取り入れてみてください。

より効率的に口横のぽにょにアプローチしたい場合には、美容医療を頼るのも1つの選択肢です。

その際は、信頼できる医師にしっかりと相談し、個々にマッチした施術で理想の口元を目指しましょう。

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