二重整形前にまつ毛パーマはしても良い?埋没前後のNG行動について

二重整形前にまつ毛パーマはしても良い?埋没前後のNG行動について

近年身近になりつつある二重整形は、ぱっちりとした目元を手に入れたい・目の開きを良くしたいなどの悩みを解消してくれる人気の整形です。二重整形を検討されている方の中には、「美容施術であるまつ毛パーマとの併用ができるのか気になる」という方も少なくないはず。今回は、二重整形前にまつ毛パーマを施しても問題はないのか解説していきます。埋没後のNG行動についても紹介していきますので、二重整形とまつ毛パーマを検討されている方は、ぜひご一読ください。

1.二重整形の主な種類

二重整形の主な手術方法を解説します。

■埋没法

埋没法とは、まぶたを特殊な糸で留めて二重を形成する美容整形です。使用する糸は、心臓外科の手術でも用いられる髪の毛より細くて頑丈なもので、結び目が目立ちにくいことが特徴。二重整形では埋没法を選ばれる方が多く、治療時間は約15~20分と短いので手軽に行えます。
メスを使用しないため、術後の腫れや内出血などのリスクが少ないのがメリットといえるでしょう。術後の腫れなどは個人差があるものの、比較的早く落ち着き、翌日からメイクは可能です。

■切開法

切開法とは二重のラインに沿ってメスで切開し、脂肪を除去して縫合する方法です。まぶたの皮膚が厚く腫れぼったい方や、脂肪が多い方などが埋没法を行うと、稀にもとに戻ってしまう場合があります。しかし、切開法は時間が経っても一重に戻る心配がほとんどありません。そのため、まぶたの脂肪や厚みが気になる方に向いた方法といえるでしょう。
メスを使用する方法のため、埋没法と比べて回復に時間がかかり、傷痕が残る場合があります。

2.二重整形前にまつ毛パーマはできる?

出典:photoAC

二重整形前にまつ毛パーマを施すことはできるのか解説していきましょう。

■手術前にまつ毛パーマやマツエクをしても問題はない

手術前にまつ毛パーマやマツエクをしても問題がなく、クリニックの中には、実際にそのまま施術を行っているところが多くあります。また、二重形成の仕上がりに関しても影響はとくにありません。

■まつ毛やマツエクが取れてしまう可能性がある

埋没法ではまぶたを裏返して手術を行っていくため、マツエクをしている場合、手術中に数本抜けてしまう可能性があります。付けたばかりのマツエクが取れるのはもったいないので、手術前に付けるのは避けたほうが良いでしょう。
また、術後の腫れに影響する場合があります。まつ毛パーマやマツエクをしての手術は可能ですが、リスクがあることも念頭に置いておきましょう。

3.二重整形後はいつからまつ毛パーマができる?

手術後に何の問題もなければ埋没法は3日~1週間、切開法は1ヶ月以降からまつ毛パーマやマツエクができます。しかし、術後すぐにまつ毛パーマやマツエクをすると、さまざまなリスクを伴う可能性も。二重が安定するまでの1ヶ月は、まつ毛パーマを避けるのが無難です。では、どのようなリスクがあるのか解説していきましょう。

■腫れや感染症のリスクがある

術後すぐにまつ毛パーマを行うと、埋没法や切開法でできた傷口から細菌が侵入し、目の感染症を起こす可能性があります。また、まつ毛パーマでは施術の際にまぶたに触れる機会が多いため、細菌が侵入しやすいです。そのため、埋没法や切開法を行ったばかりの状態でまつ毛パーマをするのは、より感染のリスクが高まるでしょう。
仮に感染すると、埋没法で入れた糸の部分が腫れて痛みを伴ったり、熱を持ったりします。糸は免疫細胞を持っていないため1度感染すると治りづらく、抗生物質でも改善しない場合は抜糸しなくてはなりません。理想の二重にしても抜糸するともとのまぶたに戻ってしまうので、リスクは避けるようにしましょう。

■糸が取れやすくなる

術後は二重のラインが安定していないため、糸が取れやすい傾向にあります。そのため、埋没法をした後すぐにまつ毛パーマを行うと、糸が取れる可能性が高まるのです。個人差はあるものの、埋没法の場合は1ヶ月ほど経つと安定するので、その間はまつ毛パーマを控えましょう。
まつ毛パーマを施す場合は、サロンスタッフに埋没法を受けたことを伝えるのがおすすめです。まぶたに刺激を与えないよう配慮してくれるかもしれません。

4.埋没が取れやすくなる行動4選

出典:photoAC

普段何気なくやっている行動の中には、埋没後にやってはいけないことがあります。埋没が取れやすくなるNG行動について解説していきましょう。

■まぶたに刺激を与える

埋没法を施したまぶたを強く擦ったり、マッサージをしたりすると糸が緩んで取れやすくなります。
また、まつ毛パーマやマツエクの施術では、目元にテープを貼る・保護クリームを塗るなどまぶたに触れる機会が多いため、頻繁に施術を行うと糸が取れやすくなる可能性も。
きれいな二重を維持するためには、まぶたに刺激を与える行為はなるべく避けるようにしましょう。ただ、絶対に触ってはいけないということではないので、クレンジングやメイクの際はやさしく触れるよう意識しましょう。

■むくみやすい行動を取る

暴飲暴食や大量の飲酒、過度な睡眠などは顔がむくみやすくなるため、糸に負担がかかってしまう原因になります。また、目がパンパンに腫れるほど泣くのを繰り返すことも、糸が取れやすくなる行為といえます。
とはいえ、むくみやすい行動を取り続けた場合の話なので、過剰に反応する必要はないでしょう。できるだけ顔がむくまないように気を付けながら生活することが大切です。

■片目ばかり閉じる

片目を閉じる際、どうしても閉じる側に力が集中するので糸に負担がかかりやすくなります。通常のまばたきとは異なる余分な力が加わることで、糸は取れやすくなるといえます。片目ばかり閉じたりウィンクを繰り返したりする行動は避けるようにしましょう。

■体重の増加

50kgから100kgになるほど大幅な体重増加により眼窩脂肪が付くことで、糸がまぶたを支えきれず、取れてしまう可能性があります。10kgほどの増減ならまぶたの脂肪に影響はないといえるので、そこまでシビアになる必要はないでしょう。

5.万が一埋没が取れてしまった場合の対処法

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埋没法の糸が切れたまま放置していると目を傷つける可能性があるため、早めの対処が必要です。埋没の糸が取れてしまった場合の対処法について、見ていきましょう。

■手術を行ったクリニックに連絡する

まぶたから糸が出ていなくても、違和感がある場合はすぐにクリニックへ連絡しましょう。連絡する際は、もう1度手術を受けるのか・抜糸のみにするのかを決めてからにしましょう。
多くのクリニックでは保証期間を設けているため、保証期間内であれば無料もしくは割引料金で再度手術を受けられる可能性があります。詳細はクリニックに確認すると良いでしょう。

手術を受けたクリニックに対し不安がある場合は、ほかのクリニックに相談してみるもの手です。埋没手術を行ったところでなくても、対処してくれるクリニックもあります。

■まぶたから糸が出ていたら抜糸する

まぶたの裏から糸が出ている場合は、放置していると眼球を傷つける可能性があるので、速やかに抜糸する必要があります。決して自分で無理やり糸を抜こうとしないようにしましょう。クリニックに連絡をし、糸が出ていることを伝えましょう。

■まとめ

二重整形前にまつ毛パーマを施しても、仕上がりには問題ありません。しかし、埋没法はまぶたを裏返して手術を行うため、まつ毛やマツエクが抜ける可能性があります。また、術後すぐにまつ毛パーマやマツエクの施術を行うと、傷口から細菌が侵入し、感染症を引き起こすケースも。二重整形後にまつ毛パーマなどのアイメニューを行う場合は、トラブルを避けるためにも、術後1ヶ月程度経ってから施術を受けると良いでしょう。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】
埋没二重法
【治療期間および回数の目安】
通常1回
※持続期間には個人差があり一般的には3~5年程度です。
【費用相場】
・2点留め:1回 約 ¥55,800~ ¥66,000
・4点留め:1回 約 ¥88,000~ ¥154,000
・6点留め:1回 約¥132,800~ ¥203,500
【リスク・副作用等】
熱感、痒み、むくみ、違和感、左右差、希望と異なる二重幅、眉が下がることによる二重幅の変化など
【その他】
・埋没二重法の治療には、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認治療が含まれる可能性があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、医師の判断のもと導入しています。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】
二重切開法
【治療期間および回数の目安】
通常1回
※治療期間や回復期間は個人差があります。
【費用相場】
・全切開法:1回 約 ¥200,000~ ¥350,000
・部分切開法:1回 約 ¥200,000~ ¥280,000
【リスク・副作用等】
腫れ、内出血、むくみ、痛み、痒み、瞼のツッパリ感、違和感、左右差、希望と異なる二重幅など
【その他】
・二重切開法の治療には、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認治療が含まれる可能性があります。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、医師の判断のもと導入しています。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。