目が小さくなったのは加齢から?原因と対処法を徹底解説

目が小さくなったのは加齢から?原因と対処法を徹底解説

目が小さくなったと感じて、美容医療の力を借りたいと思う方は少なくありません。目が小さくなる原因は複数あり、それによってアプローチの方法も異なります。今回は、目が小さくなる原因や対策の仕方、美容医療で目を大きくする方法までをご紹介。今すぐ試せるホームケアもまとめています。鏡を前にして目の小ささに悩んでいる方や、美容医療で目の大きさを何とかしたいと考えている方は必見です。目が小さくなるのは避けたいという方もぜひご一読ください。

1.目が小さくなったと感じる主な原因

出典:photoAC

「以前よりも目が小さくなった気がする」と感じる原因はさまざま。ここでは4つの原因を解説していきます。自分に当てはまるか確認してみましょう。

■加齢によるまぶたのたるみ

まず考えられるのは、老化によって目が小さくなるというもの。「目が小さくなった」「20代の頃はもう少し大きかった……」と感じたことがある方もいるでしょう。
肌の弾力は年齢を重ねるにつれて衰えます。加齢によってたるんだまぶたの皮膚が、目にかぶさるほど下がってしまうと、目が小さく見えるのです。

■眼瞼下垂によるまぶたの低下

目が小さい原因として、加齢によって起こりやすい「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の可能性も考えられます。これはまぶたが下がって視界が狭くなる症状で、老化の症状とも似ていますが、発症する仕組みが少し異なります。
眼瞼下垂の原因は、上まぶたを支える筋肉やその付着部分の腱が弱くなること。先天性の場合もありますが、以前より目が小さく見えるようになった方は後天性の眼瞼下垂も考えられます。

■目の使い過ぎが招く眼精疲労

目の使い過ぎも、目が小さくなる原因に。長時間にわたってPCやスマホを使用していると、瞬きが大きく減ってしまいます。瞬きが減ると目の周りの血行が悪化して、筋肉が衰えやすくなるのです。その結果、目が小さく見えてしまうことも。また、瞬きの減少によってドライアイになり、目を開けにくくなることで、目が小さくなったと感じる方もいます。

■乾燥や紫外線などの外部刺激

外部刺激も目が小さくなる原因となる可能性があります。とくにまぶたは他の部分の皮膚よりも薄く、外からの刺激を受けやすい部位です。例えば乾燥はたるみの原因になり、紫外線は肌の弾力を失う原因になります。また、洗顔やメイク落としのときに強く擦って刺激を与えることも、まぶたのたるみにつながってしまうため注意が必要です。

2.目が小さくなるのを予防したい!対策は?

出典:photoAC

「目が小さくなった」と感じる前に、目が小さくならない対策を取りましょう。ここではホームケアとして取り入れやすいマッサージなど、4つの方法をご紹介します。どれも簡単なので、この記事を読みながら実際に試してみましょう。

■ストレッチやツボ押しで疲れを取る

「まぶたストレッチ」と呼ばれるトレーニングで目の周りの血流を促したり、目の周りのツボを押したりして疲れを取ってみましょう。

まぶたストレッチ

まぶたストレッチは、目元の血流を促してくれます。

  1. 両手を広げてこめかみの辺りに手を当てます。ヒラメ顔を作るようなイメージで、肌を顔の外側に向けて引きましょう。
  2. 遠くを眺めながら目を細め、その状態を10秒間キープします。このとき、上下のまぶたが緊張しているか確かめましょう。また、眉間にはシワを寄せないこともポイントです。
  3. 手を離して目をぎゅっと閉じてから緊張を緩めていきます。

目の周りの疲れを癒すツボ

目の周りには多くのツボがあります。「目が疲れた」「目の奥が重い」といった眼精疲労を和らげるために、次のツボを押して休憩しましょう。

  • 晴明/せいめい…目頭のくぼみ部分
  • 攅竹/さんちく…眉頭のすぐ下の部分
  • 魚腰/ぎょよう…両眉のそれぞれ真ん中にある小さなくぼみ
  • 瞳子髎/どうしりょう…目尻から指1本分外側にあるくぼみ部分
  • 太陽/たいよう…瞳子髎よりも耳側にあるくぼみ、いわゆるこめかみのこと

■意識的に休憩を取って目を酷使しないようにする

長い時間続けてスマホやPCを使うと目を酷使するため、疲れが溜まりやすくなってしまいます。1時間経過したら席を立つ、画面から目を離して遠くを眺めるなど、意識して休憩時間を設けるようにしましょう。

■保湿を丁寧に行う

まぶたの乾燥によってたるみが起こっている場合は、目元の保湿がおすすめです。保湿成分であるセラミドなどを配合しているアイテムをスキンケアに取り入れて、丁寧な保湿ケアを行ってみましょう。

■目元になるべく刺激を与えない

メイクや洗顔、クレンジングでは目元になるべく刺激を与えないこともポイントです。マスカラやアイライナーは、ウォータープルーフタイプを使うと落ちにくくなるため避けるのがベター。洗顔やクレンジングでは刺激がマイルドなアイテムで、ゴシゴシ擦らずに落とせるものを選ぶようにしましょう。

3.美容医療で目を大きくする方法は?

出典:photoAC

美容医療では目を大きくする方法が複数あります。ここでは4つの施術をご紹介していきます。どの施術が自分に向いているかは、実際にクリニックで診察を受けて医師と相談するようにしましょう。

■目頭切開

上まぶたから目頭にかけての皮膚、蒙古(もうこ)ひだを切開する手術で、目頭側に目の幅を広げることができます。蒙古ひだによって、目頭のピンクの部分、涙丘(るいきゅう)が隠れている方に適用されることが多い施術です。

■目尻切開

目尻部分を切開して、目の横幅を外側に向かって延長する手術です。目を大きくするだけでなく、つり目をタレ目に近づけて優しい目元の印象にする際にも採用される施術です。
目尻切開と似ている外科手術に、タレ目尻切開もあります。これは目尻だけでなく下まぶたも切り取ることで見た目をタレ目に近づけていく施術です。

■眼瞼下垂治療

目が小さい原因が眼瞼下垂の場合、治療することで目を大きくすることも可能です。なお、施術には、切開なし・ありの2種類があります。
切開を伴わない方法としては眼瞼下垂(MT法)があり、医療用の糸でまぶたの裏側の筋肉を縫って縮めます。一方で、切開ありの方法としては眼瞼下垂手術が挙げられるでしょう。これは皮膚を切開して、まぶたを持ち上げる筋肉である、上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)を縮める施術です。
基本的に「目が小さく見えるので目を大きく整えたい」という美容目的であれば保険適用外ですが、眼瞼下垂の場合は症状の程度によっては保険適用となる可能性があります。まずはクリニックで医師のカウンセリングを受け、チェックしてもらうと良いでしょう。

■フォックスアイリフト

糸リフトの1つで、切開せずにまぶたの悩みにアプローチできる施術です。目尻を外側および上方向に引き上げることで、目元がきつねのようなキリッとした印象に仕上がるのが特徴。皮膚を引き上げるため、まぶたのたるみを自然にリフトアップして目を大きく見せることができます。韓国風の目元に仕上げたい方や、目元の左右差が気になる方にも選ばれています。

まとめ

目が小さくなったと感じたら、美容医療の力を借りてみましょう。まぶたがたるんでいるとメイクのノリが悪くなり、目の小ささだけでなくメイクの仕上がりでも不満を感じるかもしれません。美容医療は初めてという方も、まずはカウンセリングを受けるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。多くのクリニックでは無料カウンセリング・オンライン相談を実施しているので、悩みを相談してから施術を考えるのも良いでしょう。また、施術後は仕上がりに満足するだけでなく、状態を長くキープするためにホームケアを忘れないようにしましょう。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】目頭切開術
【治療期間および回数の目安】通常1回
【費用相場】1回¥100,000~¥500,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、赤み、左右差、不自然な形になるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】眼瞼下垂術(まぶたを上げる筋肉の腱膜を縫い付けたり、切開することによりすることにより眼瞼下垂を改善する治療法。)
【治療期間および回数の目安】1回 ※状態によって異なります。
【費用相場】※¥300,000~¥600,000
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、左右差、目が閉じづらくなる、感染など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。”