鼻が高い人の基準とは?確かめる方法と美容整形による改善策

鼻が高い人の基準とは?確かめる方法と美容整形による改善策

「鼻が高い人に憧れる」「鼻の形を変えたい……」そんなお悩みがある方へ。美人顔の条件にある“鼻の高さ”に関して、コンプレックスを抱えている方は少なくありません。しかし、生まれつき備わった骨格は、簡単には変えられません。

そこでこの記事では、自分の鼻の高さを確かめる方法や、美しい鼻の基準を解説。また、美容整形による鼻の高さ・形の改善方法もご紹介します。鼻に自信を持てるようになりたい!という方は、ぜひチェックしてみてください。

1.鼻が高い人の基準とは?自分の鼻が高いか確かめる方法

出典:photoAC

まずは、鼻が高い人の一般的な基準を見ていきましょう。日本人の鼻の高さの平均は、およそ2.8cmといわれています。

ご自身の鼻が高いかどうか確かめる方法は非常に簡単で、定規を小鼻のつけ根にあて、横顔を鏡に映して鼻の頂点までの高さを測定するというもの。実際の測定結果と平均値を比べて、高い・低いの判断をしてみましょう。

ただし、前述した2.8cmは大学生~20代前半の統計データをもとに算出しています。年齢を重ねるとともに鼻まわりの皮膚がたるみ、表情筋が衰えることで、鼻は下がったり横に広がったりするものです。

そのため、世代別に鼻の高さを見れば、多少の差があるといえるでしょう。

2.「鼻が高い人=美人」とは限らない?美しい鼻の条件

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「鼻が高い人」といえば、西洋的な顔立ちを思い浮かべる方も多いのでは。しかし、美しさの基準は文化や時代によっても異なり、鼻の高さだけが美人の条件とはいい切れません。ここからは、美しい鼻を構成する要素や鼻の形の種類について解説します。

■Eラインが整っている

Eラインとは、顔を横から見た際にできる、鼻先と顎を結んだ線のこと。このラインよりも内側に唇がある状態が理想的なバランスとされています。

また、鼻先と上唇の角度は95度までが黄金比。Eラインが整っていると横顔がすっきり見えるため、鼻が高い人と低い人の違いとして1つの指標となっています。

■鼻筋が通っている

正面から見て、鼻筋がまっすぐで曲がりや歪みがないことも大切なポイントです。鼻筋が通っていると、顔全体が引き締まって見え、洗練された印象を与えます。

また、横から見た鼻のラインも、一直線またはカタカナの「ノ」の字を描いていると理想的。一方、鼻に段差があったり、骨が隆起していたりする場合は、鷲鼻・段鼻と呼ばれます。

■鼻先が鼻翼よりもやや下がっている

正面や斜めから顔を見た際に、どの角度からも鼻の穴が見えていない状態なら美人鼻。これは、鼻の角度がポイントになっており、鼻先が鼻翼(小鼻)の高さよりも少し下に位置していることで実現します。

鼻先が上を向いていると、いわゆる「ブタ鼻」に、下を向きすぎていると、「かぎ鼻」や「矢印鼻」に分類されます。

■小鼻が締まっている

鼻翼(小鼻)が横に広がっていたり、めくれ上がっていたりすると、鼻が大きく見えてしまうことも。横顔だととくに鼻の穴が見えやすく、「だんご鼻」の方にもよく表れる症状です。

また、両側の鼻翼を結んだ幅と、唇の横幅の比率が「2:3」だと、丁度いい鼻の大きさになるとされています。

3.鼻が高い人を目指すなら美容整形という選択肢も

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近年では、自信が持てる鼻を目指して美容医療を選択する方も増えてきました。中でも、ヒアルロン酸注入など、「切らない整形」と呼ばれる施術が代表的です。しかし、鼻の高さをキープするには定期的なメンテナンスが必要であり、その分費用もかかるでしょう。

半永久的に、理想の鼻を手に入れたい!とお考えの方は、美容整形も検討してみては。ここからは、鼻の高さや形を整える整形術を解説します。

■鼻中隔延長術

鼻中隔延長術は、鼻先を正面や下向きに引き伸ばす手術です。「鼻中隔」と呼ばれる左右の鼻腔を仕切っている軟骨に、ご自身の耳や鼻、肋骨から採取した軟骨を移植して長さを出します。

鼻柱(鼻先にある鼻の穴のつなぎ目)の切開を伴う「オープン法」と、左右の鼻の穴の中から切開する「クローズ法」があり、いずれも異物感のない自然な鼻に仕上がることがメリットです。

ただし、オープン法のほうが細かい調整がしやすい反面、傷が表に出るためダウンタイムが長いという特徴も。鼻の形状や医師の見解によって採用される術式は異なりますが、いずれも難易度が高い手術です。

■鼻尖形成術

鼻尖形成術は、鼻先の形状をシャープに整える手術です。鼻の穴の中を切開し、大鼻翼軟骨を加工して細く尖った鼻先を形成します。場合によっては、同時に余分な脂肪を除去することも。

鼻中隔延長術と組み合わせると、鼻の高さを出すことも可能です。鼻尖形成術も、「オープン法」と「クローズ法」が使い分けられます。

■小鼻縮小術

小鼻縮小術は、鼻の穴を小さくしたり、鼻の横幅を狭めたりする手術です。鼻翼(小鼻)の皮膚を切除して縫合し、コンパクトな目立ちにくい鼻を目指します。また、類似した術式に「鼻孔底縮小術」があり、こちらは鼻孔の底の皮膚を切除して、鼻翼基底幅を狭めます。

ただし、この手術を行うと鼻先の高さが低くなる可能性があり、横幅を狭めるのと同時に、「鼻尖形成術」を行うケースも少なくありません。

■隆鼻術(シリコンプロテーゼ)

鼻の美容整形として広く知られるプロテーゼは、正確には「隆鼻術」と呼びます。シリコン製のプロテーゼを鼻筋に挿入し、まっすぐな鼻筋を再現しつつ、高さも出せることが特徴。

プロテーゼは主にI型、L型の2種類がありますが、近年では技術の発展により、一人ひとりの骨格に合わせた形や硬さを作れるオーダーメイド型も広まっています。

上述した美容整形の中でも比較的費用が安く、また将来的に入れ替えたり、取り除いたりできる点がメリットです。

4.鼻整形のダウンタイムや注意点もチェック

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鼻の美容整形は、切開を伴う術式がほとんどです。ダウンタイムや注意点も理解して、後悔のない選択をしましょう。

■鼻整形のダウンタイムやリスク

鼻整形後のダウンタイムは、術式や個人差によるものの、一般的には1週間~1ヶ月が目安とされています。とくに、術後1~3日目に腫れや内出血のピークを迎えるケースが多く、鼻の中にアプローチする手術では呼吸しにくくなることも。

切開による傷痕は数週間で落ち着きますが、気になる方はマスクなど対応策を準備しておきましょう。

また、鼻の変形を防ぐために、ダウンタイム中は日中や夜間にギプス固定が必要な場合もあります。術後は、メガネやサングラスといった鼻に圧力がかかるアイテムは避け、血行を促進させないよう安静に過ごすことが大切です。

そして、感染症による皮膚の壊死のリスクもあるため、手術箇所は清潔に保ちましょう。

■複数の術式を組み合わせる場合はしっかりとカウンセリングを受ける

理想の鼻の高さや形を手に入れるためには、複数の手術を組み合わせなければいけないケースも。もちろん、単独で足りる場合もありますが、後から手術を何度も追加することは難しいとされています。

その理由は、鼻の手術を繰り返すことで組織が硬くなり、デザインの幅が狭まるのと同時に、精神的・身体的な負担も大きくなるため。できるだけ初回の手術で、満足できる仕上がりを目指すことが大切です。

一方で、手術方法の選択や、デザインの決定には、医師の的確な診断と、技術力が欠かせません。カウンセリングの丁寧さや医師のスキルを慎重に見極め、信頼できるクリニックを選びましょう。

まとめ

鼻が高い人に憧れる方は多いでしょう。確かに、鼻の高さは美しさの基準の1つです。しかし、単に数値だけで判断するのではなく、顔全体のバランスに合った形状にしていくことが大切。

鼻の美容整形は、費用も高くリスクも伴いますが、自分の鼻の状態や骨格に合わせた、オーダーメイドな鼻を形作れることが魅力です。一時的な満足ではなく、一生ものの選択だからこそ、クリニック選びが重要。

ぜひこの記事を参考に、鼻整形について前向きに考えてみてくださいね。

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【治療の内容】鼻中隔延長
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】1回¥550,000~¥1,000,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、鼻中隔が曲がる、左右非対称、鼻先が硬くなるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
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【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】小鼻縮小術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥220,000~¥550,000程度 ※術式によって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】シリコンプロテーゼ挿入
【治療期間および回数の目安】1回※状態によって異なります。
【費用相場】¥200,000~¥400,000※クリニックにより異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、感染、炎症、違和感、しこり、プロテーゼの浮きやズレ、拒絶反応
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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