ヒアルロン酸豊胸を受けて後悔しないためには、豊胸術のメリット・デメリットを理解することが大切です。今回は、ヒアルロン酸豊胸の特徴や、失敗談・後悔したケースなどをご紹介します。よくある疑問やヒアルロン酸豊胸以外のバストアップ術もまとめました。ヒアルロン酸豊胸について詳しく知りたい方、バストアップに興味がある方は、ぜひチェックしてください。
1.ヒアルロン酸豊胸ってどんな施術?
はじめに、ヒアルロン酸を注入する豊胸術の特徴やメリットなどをご紹介します。
■ヒアルロン酸豊胸の仕組み
ヒアルロン酸豊胸は、医療用の注射器でヒアルロン酸を注入するバストアップ術です。手軽にできる豊胸手段の1つで、ヒアルロン酸を乳腺と大胸筋との間(乳腺の下)に注入して、胸のボリュームアップを目指します。
希望のバストアップサイズや体型によって異なりますが、ヒアルロン酸の注入量の目安は最大でも片胸100cc程度といわれています。全体的なバストアップにも用いられますが、胸の上部や谷間など部分的なバストアップを目的とする場合に向いている豊胸術です。
■ヒアルロン酸豊胸の特徴・メリット
ヒアルロン酸豊胸の特徴としては、下記のような内容が挙げられます。
- 手軽に受けられる(施術時間は15~30分程度)
- 注射器で注入するため傷痕が残らない
- 部分的なボリュームアップが可能
- 自然なバストアップが目指せる など
注射器を使用するヒアルロン酸豊胸は術後のダウンタイムも短く、バストアップが手軽にできることが大きなメリットです。注入量を調節したり、注入する場所を変更したりすることで、希望のサイズや、より自然な形でのバストアップが目指せます。とくに、メスを使用する豊胸手術に抵抗感がある方や、バストの形を整えたい方などに向いている方法です。
2.ヒアルロン酸豊胸で失敗?後悔した4つのケース
豊胸手術を考えている方にとっては、ヒアルロン酸豊胸を受けた際の後悔ポイントは気になるのではないでしょうか。ここでは、4つの後悔ケースをもとに、ヒアルロン酸豊胸のデメリットをチェックしましょう。失敗談をもとに、ヒアルロン酸豊胸の注意点やリスクなどをご紹介します。
■注入後に腫れやしこりができた
ヒアルロン酸注入を伴う施術には、いくつか副作用やリスクがあります。想定される主な副作用は、術後の腫れ、痛み、内出血などです。
副作用は起きることがある一方、ヒアルロン酸が皮下組織以外の部位(乳腺や大胸筋内など)に注入されると、胸にしこりが残る恐れがあるといわれています。施術後に「しこりができた」と感じたら、注入箇所・注入量を誤っているか、アレルギー反応が出ている可能性があります。早急にクリニックへ相談してください。
しこりができる原因は、主に施術者の技術による失敗と考えられます。事前に過去の症例・実績や注入方法を確認して、信頼できるクリニックを選ぶように心がけましょう。
■効果の持続期間が短かった
ヒアルロン酸は時間をかけてゆっくり体内へ吸収されていくため、半永久的な効果は期待できません。ヒアルロン酸の種類や個人差もありますが、効果の持続期間は1~2年程度が目安です。効果の持続性を知らずに施術を受けてしまうと「時間が経ったら、また胸が小さくなってしまった……」と後悔するかもしれません。
ヒアルロン酸注入を続けることで、胸の形や大きさを保持できます。豊胸手術に半永久的な効果を求める方は、他のバストアップ術を選びましょう。
■触ると硬く感じた
ヒアルロン酸豊胸を受けた後、「胸の触り心地が硬くなった」と感じる方もいるようです。豊胸手術で用いられるヒアルロン酸は、顔などで使われるものよりも粒子が大きめである場合が多く、仕上がった際に硬く感じることがあるようです。
注入量が多すぎると硬く感じやすくなり、触り心地も不自然になるケースが多いでしょう。より自然でやわらかいバストを目指したい方は、事前に注入量や注入箇所を医師と相談することが必要です。
■左右非対称・大きくなりすぎて違和感があった
ヒアルロン酸豊胸のリスクとしてもう1つ挙げられるのが、胸の大きさに左右で差が出てしまう点です。少量であれば調整しやすいですが、注入量が多すぎる場合にバランスが崩れたり、左右非対称になってしまったりすることがあります。また、想定していたサイズよりも胸が大きくなりすぎて「違和感があり、豊胸手術を受けたことがバレてしまう……?」といった悩みを持つ方もいるようです。
3.後悔しないためにチェック!ヒアルロン酸豊胸についてよくある疑問Q&A
豊胸手術で後悔しないためにも、ヒアルロン酸豊胸でよくある疑問についてチェックしましょう。Q&A方式で解説します。
■ヒアルロン酸豊胸の術後のダウンタイムはどれくらい?
個人差はありますが、ヒアルロン酸豊胸の術後のダウンタイムは1~2週間程度といわれています。術後に腫れや軽度の痛み、内出血などが発生する可能性がありますが、時間が経つと次第に落ち着きます。その他の豊胸術と比較して、ダウンタイムが少ないバストアップ方法といえるでしょう。
■ヒアルロン酸豊胸に向いている人は?
ヒアルロン酸豊胸は、下記のような方に向いています。
- 胸の谷間など部分的にバストアップしたい方
- 自然なバストアップを目指したい方
- 胸の形を整えたい方
- 切開などを伴う手術(シリコンバッグ豊胸など)はしたくない方
- 施術時間が短い&ダウンタイムが少ない豊胸術を受けたい方
- 初めて豊胸術を受ける方
- 胸元にハリを出したい方 など
■ヒアルロン酸注入以外の豊胸術は?
ヒアルロン酸豊胸以外にも、豊胸手術の選択肢はいくつか存在します。それぞれの特徴、メリット・デメリットなどは下記のとおりです。
脂肪注入
脂肪注入は、ご自身の太ももなどから採取した脂肪を胸に注入するバストアップ術です。コンデンスリッチ豊胸とも呼ばれます。メリットは、自分の脂肪を注入するため副作用のリスクが少なく、バストの触り心地が良い点です。やせ型の方は十分な脂肪採取ができず、施術を受けられない場合があるため事前に確認しておきましょう。
メリット | ・触り心地や見た目が自然 ・拒絶反応が少ない |
デメリット | ・どの程度脂肪が定着するか分からず仕上がりが予想しにくい ・大幅なサイズアップは期待できない |
ダウンタイム | 1ヶ月程度 |
効果の持続期間 | 半永久的 |
シリコンバッグ
シリコンバッグは、脇から数cmを切開し、胸にやわらかいシリコンバッグを挿入するバストアップ術です。大きなサイズアップが期待できる反面、胸を切開するためダウンタイムが長く、術後の痛みを強く感じやすい点がデメリットです。
メリット | ・大幅なサイズアップが期待できる ・体型を選ばずバストアップが可能 |
デメリット | ・ダウンタイムが長い ・傷痕が残る ・感触がやや硬くなる |
ダウンタイム | ・1~2ヶ月程度で内出血などの見た目の症状は落ち着く ・挿入したバッグが安定するのは3~6ヶ月後くらい |
効果の持続期間 | 半永久的 |
まとめ
今回は、ヒアルロン酸豊胸で後悔したケースや、手術によるメリットやデメリットを紹介しました。ヒアルロン酸豊胸以外にも、さまざまなバストアップ術があります。「これから豊胸手術を受けたい」「興味がある」といった方は、それぞれの豊胸術のメリットとデメリットを理解した上で、ご自身に合う方法を選びましょう。今回の記事でご紹介した豊胸による失敗談や後悔したケースを参考にして、ヒアルロン酸豊胸の特徴や術後のリスクをしっかり把握してくださいね。
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