
マンジャロで失敗することが不安で、メディカルダイエットに踏み切れないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、マンジャロで失敗したと感じる原因と対処法をはじめ、副作用やリバウンドについて詳しく解説します。
マンジャロで失敗せずダイエットをしたい方、マンジャロで失敗した原因を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
マンジャロで「失敗した」と感じる原因と対処法

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早速、マンジャロの注射でダイエットの効果を実感できない、失敗したと感じる主な原因について探っていきましょう。
■マンジャロ治療開始からの期間
まず考えられるのが、マンジャロの注射を打ち始めてから、それほど期間が経過していないことです。
マンジャロは、治療を始めてすぐに効果を実感できるものではありません。また、マンジャロに限らず、治療の効果を実感できる期間には個人差があります。
とくに治療開始直後は低用量から始めるのが一般的なので、当然効果の出方も穏やかな傾向です。
どれくらいの期間様子を見たほうが良いかも、生活習慣やもともとの体型によって異なるため、自己判断で治療をやめることなくクリニックに相談しましょう。
■適切でない用量・用法
マンジャロの用量や用法が適切ではないケースも、失敗した、効果が実感できないと感じる原因です。
マンジャロを打ち忘れたり、量を自己判断で増やしたり減らしたりすると、本来得られるはずの効果につながらないことがあります。
それどころか、深刻な副作用を引き起こす可能性もあるため、ご自身で調べた情報で判断して増量することがないよう注意しましょう。
医師の指示どおりに用法・用量を守っていても、効果を感じにくいこともあります。マンジャロは開始直後は低用量から始め、段階的に増量する治療です。
用量が合っていない場合は望んだ結果を得られないこともあるため、医師に相談して適切な用量に変更してもらうと良いでしょう。
■過剰なカロリー摂取や運動不足
マンジャロは、体重減少を保証する薬ではありません。そのため、マンジャロの注射を打っているだけで痩せると思っていると、効果を実感できないのは当然です。
マンジャロはあくまでもダイエットのサポート役と考え、食生活の改善や運動なども併せて行う必要があります。
また、摂取カロリーが消費カロリーを上回ると痩せない、というのはダイエットの基本。
マンジャロには消費カロリーを増やす作用はないため、摂取カロリーの管理や運動でのカロリー消費はマンジャロでのダイエットでも必要不可欠な要素です。
■基礎代謝の低下
基礎代謝の低さも、マンジャロで失敗したと感じる原因かもしれません。運動不足により筋肉量が減少すると、基礎代謝が低下します。
日常生活でほとんど運動をする機会がない場合、基礎代謝が低下して痩せにくい体質になっている可能性があります。
マンジャロだけで痩せるということはないため、筋肉量を増やして痩せやすい体づくりを並行して取り入れてみましょう。
■BMIが18.5に近くもともと痩せ型
マンジャロは、もともと肥満治療のために開発された薬です。そのため、肥満ではない方は効果を実感しづらいでしょう。
具体的には、BMIが18.5程度の体型だと効果が現れにくいとされています。そのため「マンジャロはすべての方に処方できる訳ではありません」としているクリニックがほとんどです。
また、処方する場合にBMIの値に基準を定めているクリニックもあります。
もともと痩せ型の体型の場合は、マンジャロに頼るのではなく食生活の改善や運動により体重コントロールを行うのがおすすめです。
マンジャロの主な副作用は?

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マンジャロでダイエットを始めようとするときは、その危険性についても十分理解しておく必要があります。
医師の指示のもとマンジャロを注射していても、副作用に悩むケースは少なくありません。あらかじめ、主な副作用や対処法について確認しておきましょう。
■マンジャロの主な副作用
マンジャロで一般的に起こりやすい副作用は、大きく3つに分類されます。
最も頻度が高いとされる副作用は、吐き気や下痢、便秘や腹痛などの消化器症状。
次にマンジャロの注射による痛みや赤み、腫れなど注射部位の症状です。
もう1つは頭痛やめまい、倦怠感などの症状。
症状が現れやすいのは、治療開始直後や体が薬に慣れるまでの開始後1~4週間です。また、マンジャロを増量したときも副作用が現れやすい時期とされています。
その3つとは別に、低血糖や膵炎、アレルギー反応など重篤な副作用の報告もあります。いずれも重症化すると命に関わる症状です。異変を感じたら、医師に相談しましょう。
■マンジャロの副作用への対処法
胃腸の不調が現れている場合は、症状が軽ければ1回の食事量を減らして、食事の回数を増やしてみましょう。また、揚げ物など胃に負担がかかりやすい食べ物を避けるのもおすすめです。
低血糖の症状が見られる場合は、すぐに受診が必要です。クリニックに移動するまでの間にも症状は進むため、ブドウ糖やジュースなどを補給しましょう。
低血糖や膵炎、アレルギーなどの症状に関しては、早期の受診が大切です。胃腸の不調に関しても、しばらく様子を見て改善しないようなら受診しましょう。
マンジャロの副作用で吐き気がいつまでも続くようなら、用量も含めて医師に相談してみるのがおすすめです。
マンジャロでリバウンド?原因と防止策

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マンジャロでダイエットを失敗したと感じるのは、痩せないときとリバウンドをしたときではないでしょうか。
マンジャロについて調べていると、さまざまな失敗例などの情報を目にすることもあるでしょう。マンジャロを始めるときは、リバウンドの可能性もしっかり理解しておくことが大切です。
■そもそもマンジャロとは
そもそもマンジャロとは、一般名チルゼパチドと呼ばれる2型糖尿病の治療薬として承認されている薬です。ダイエット目的での使用は、一般的に保険適用外になります。
週1回の自己注射による治療で、満腹感を得られやすく食欲抑制の効果が期待できるのが特徴です。
マンジャロのダイエットについて調べると、痩せる薬のような情報を目にすることもありますが、マンジャロ自体は体重を減らす効果がある製品ではありません。
■マンジャロでリバウンドする原因は?
マンジャロを投与している最中は、食欲が抑えられて摂取するカロリーが減るため体重が減少する可能性があります。
体重自体を減らす薬ではないため、投与を中止すると抑えられていた食欲が戻り、欲望のまま食事を摂るとリバウンドする可能性もゼロではありません。
マンジャロを投与中も、食生活や運動習慣などを併用してダイエットを行い、投与を中止した後も良い生活習慣を継続することが大切です。
■マンジャロでリバウンドしないためには?
マンジャロで効果を実感し始めたからといって、自己判断で減薬したり中止したりするのは危険です。体への負担やリバウンドの可能性も含め、医師の指示に従って減薬や中止をしましょう。
また、マンジャロ投与中に運動や食生活などを見直し、リバウンドしにくい生活習慣にしておくことがリバウンド防止に効果的です。
■マンジャロでリバウンドしてしまったら?
マンジャロで失敗したら、まずは生活習慣を徹底的に見直しましょう。
マンジャロで痩せたとしても、その後も体型を維持し続けるには食生活や運動習慣などの管理が必要です。
その上で、もう一度治療を再開する必要性を感じたときは、医師に相談してみましょう。一度マンジャロで失敗しているなら、他の治療についても相談してみるのがおすすめです。
まとめ
メディカルダイエットとして注目を集めている、マンジャロ。効果を実感する方が多くいる一方で、失敗したという情報を目にすることも多いでしょう。
マンジャロで失敗したと感じる原因はさまざまですが、あらかじめどのようなケースがあるのか理解し、マンジャロでのダイエット中からリバウンドしにくい生活習慣を身に付けることが大切です。
※マンジャロはイーライリリー・アンド・カンパニーの商標ですが、本記事内では読者の皆さまに分かりやすく伝わるよう、チルゼパチドの総称としても使用しております。
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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |
【治療の内容】GIP/GLP-1受動態作動薬:チルゼパチド
【治療期間および回数の目安】数か月~※状態によって異なります。
【費用相場】1ヶ月あたり¥24,000~¥140,000※容量やクリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】吐き気、下痢、便秘などの消化器症状、食欲不振、倦怠感、まれに低血糖
【医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品は、日本イーライリリー株式会社から各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-マンジャロは、日本イーライリリー株式会社が厚生労働省より「2型糖尿病」を効能・効果として、日本における製造販売承認を取得しています。
-リベルサスは、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取得しています。
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。"