鼻が上向きの状態になっている鼻の形には、ブタ鼻やアップノーズがあります。鼻は、顔の印象を決める大事なパーツの1つです。この記事では、鼻の上向きが気になる方に向けて、理想の鼻に近づく方法をご紹介します。
メイクなどのセルフケアのほか、美容医療の力を借りて魅力的な鼻の形を手に入れる方法も伝授。記事内ではヒアルロン酸注入や鼻尖耳介軟骨移植などいくつか鼻整形術を紹介していますので、それぞれの特徴をチェックしてみてください。
INDEX
１．鼻の上向き状態を指す鼻の形とは？
鼻は人によって個人差があるパーツの一つです。鼻の形は、ブタ鼻やアップノーズ、あぐら鼻、だんご鼻など、いくつかに分類されます。その中で、鼻が上向きになっているのが「ブタ鼻」と「アップノーズ」です。
そこでまずは、ブタ鼻とアップノーズの特徴について解説していきましょう。
■ブタ鼻の特徴
ブタ鼻とは、鼻筋が短く鼻先が上を向いた状態の鼻を指します。正面から見ると、鼻の穴が縦方向に長く目立つのが特徴です。
ブタの鼻に似ていることから「ブタ鼻」と呼ばれており、鼻先に丸みがあると余計に特徴が際立ってしまいます。全体的に鼻の高さが乏しい傾向にあるでしょう。
■アップノーズの特徴
アップノーズもブタ鼻同様に、鼻先が上を向いています。違いとしては、鼻筋に十分な長さがあるという点。そのため、鼻が上向きでもツンとした鼻先になります。また、アップノーズの場合、個人差がありますが可愛いらしいと評されるケースもあります。
２．鼻が上向きになる原因
出典：photoAC
鼻が上向きになっているブタ鼻などは、基本的にアジア人特有の骨格や遺伝といった先天的な原因が多いですが、後天的に生じることもあります。ここでは、鼻が上向きの状態になる原因について解説していきましょう。
■うつぶせで寝る習慣がある
就寝時にうつぶせで寝る習慣のある人は、鼻が上向きになるケースがあります。うつ伏せ寝は、鼻への負担が大きく、軟骨が圧迫される寝方です。
そのため、鼻の形が変わってしまう場合があります。鼻が上向き状態になるだけでなく、鼻全体の形を崩す原因となるため注意が必要です。
とくに、軟骨がまだやわらかい子どもの場合、うつ伏せ寝が鼻へ与える影響は甚大です。寝る姿勢について声かけをしてあげると良いでしょう。
■体重増加による鼻の脂肪増加
体重増加による鼻の脂肪増加も鼻が上向きになる原因の一つです。顔の脂肪が増えることで鼻にも脂肪が蓄えられ、小鼻が広がったり鼻の穴がより目立ったりします。鼻全体も大きく見えてしまい、ブタ鼻になるケースもあります。
３．鼻が上向きの状態でもかわいいケースはある？
一般的に美しいとされる鼻の形には、適した高さ・鼻先の細さ・整ったEラインなどいくつか条件がそろっています。一方で、鼻が上向きになる方は、小鼻と鼻先の位置関係が崩れているのが特徴的。
鼻先が左右の小鼻を結んだラインよりも上にある場合は、いわゆるブタ鼻・アップノーズといえます。対して、鼻先が下にある、もしくは小鼻の線上にある場合は整っているといえるでしょう。
しかし、鼻が上向きだからといって、必ずしもマイナスの印象を与えるわけではありません。鼻先の下に影が入る方、すっきりした小鼻をお持ちの方、鼻先がツンと尖ってハッキリしている方は良い印象を与えられます。
４．鼻が上向きの状態を解消する方法【メイク】
鼻が上向きの状態を解消するにはメイクを取り入れる方法があります。鼻に丸みがある方や立体感が乏しい方は、鼻の上向き状態をより目立たせてしまうかもしれません。
しかし、メイクで陰影をつければ鼻筋を高く見せるだけでなく、鼻先をキュッとさせる効果も期待できるのです。
化粧をする際のポイントは3つ。まずは、鼻の穴を小さく見せるため、コンシーラーを鼻腔内に塗って影を作り面積を縮小します。次に、ハイライトを鼻筋に入れることで鼻先を高く見せます。
最後に鼻先と上唇の山の部分にハイライトをオン。鼻の下の距離が短くなったように見えるため、鼻の下向き感を強調させられます。
５．鼻が上向きの状態を解消する方法【美容整形】
出典：photoAC
ブタ鼻やアップノーズといった上向き鼻は、メイクでカバーする方法もあります。しかし、生まれ持った骨格により、セルフケアだけでは解消しきれない場合は、美容整形で根本的なアプローチを施すと良いでしょう。
美容整形にはどのような施術があるのか、以下で紹介していきましょう。
■ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、メスを入れない鼻整形術です。鼻筋にボリュームを与えるヒアルロン酸を入れることで、鼻に高さを出して鼻全体の印象をスッキリさせる施術。高さが増すことで鼻の穴が目立ちにくくなり、鼻の上向き状態を緩和できます。
ただし、ヒアルロン酸は時間をかけて体内に吸収されるため、半永久的な持続効果を期待することはできないでしょう。
■鼻の糸リフト
鼻の糸リフトとは、溶ける糸（スレッド）を使用して鼻筋や鼻先に高さを出す施術です。糸を鼻先から鼻柱、鼻先から鼻背の両方向に入れます。そうすることで、鼻筋と鼻先のどちらも高くすることができるでしょう。
ダウンタイムが少ない施術として近年注目されており、多くの美容クリニックが取り扱っています。ただし、スレッドリフトやプチスレッド・ノーズアップなど、呼び方が異なる場合があるので、受診先の公式サイトにて情報をご確認ください。
■プロテーゼ挿入
鼻の上向きを解消する鼻整形術には、プロテーゼというシリコンでつくられた医療用の人口軟骨を鼻筋に挿入する方法もあります。
プロテーゼには、I字型・L字型・中間型の3種類あり、鼻筋から鼻先にかけて入れることで、シュッと整った鼻を手に入れられます。プロテーゼは、ヒアルロン酸注入と違い持続的な効果を得られるでしょう。
■鼻尖耳介（びせんじかい）軟骨移植
鼻尖耳介軟骨移植は、耳から取り出した軟骨を鼻先に移植して鼻先の向きや高さを変える手術です。ダウンタイムが短く済むという特徴を持つ鼻尖耳介軟骨移植ですが、施術の難易度が高いため、信頼できる医師・クリニック選びは慎重に行いましょう。
■鼻中隔延長（びちゅうかくえんちょう）
鼻中隔延長は、板状の軟骨を鼻中隔軟骨に追加して鼻を高くする手術です。耳から取り出した軟骨を使用する過程は、鼻尖耳介軟骨移植と変わりません。
しかし、軟骨を挿入する際のセット方法が違うため、どのような鼻の形をイメージするかによって、どちらの方法を選ぶべきか変わるでしょう。
鼻中隔延長の場合、ダウンタイムが長く、手術後に痛みや腫れといった症状が1～2週間ほど続くケースがあります。
■鼻尖形成（びせんけいせい）
鼻尖形成では、鼻先の余分な脂肪や組織を切除し、左右の鼻翼軟骨を糸で縫合して寄せます。切開する部位によって手術方法が異なりますが、いずれの場合も鼻先を細くする効果が期待できるでしょう。
プロテーゼや自身の軟骨を使用する施術と違い、既存の組織のみに作用する施術のため、鼻の上向きが軽度な場合のみ適応できます。
■鼻孔縁下降術（びこうえんかこうじゅつ）
鼻孔縁下降術は、鼻の穴のふちを下方向に下げることで、鼻の穴の大きさを目立たなくさせる手術です。これまで紹介した鼻整形術は、鼻先にアプローチする方法が多かったですが、鼻孔縁下降術関しては鼻の穴のキワに働きかける点が大きな特徴です。
鼻の上向き状態に加え、鼻の穴の大きさで悩んでいる方に有効な方法でしょう。
６．鼻の上向き状態を解消する美容整形で把握すべきリスク
出典：photoAC
鼻の上向き状態を解消するのに美容整形を希望する方は、リスクについても把握しておくことが重要です。鼻の美容整形は、変化が分かりづらかったり不自然な仕上がりになったりするケースもあるため、自身の顔のバランスを見ながら進める必要があります。
さらに、術式によっては痛みや腫れといったダウンタイム以外にも、ガーゼやテーピングによる保護が必要なため、スケジュールに余裕を持たせることも大切です。なにより、鼻の美容整形費用は決して安くはありません。
事前にクリニックへ費用やリスクについて相談し、比較検討することをおすすめします。
まとめ
鼻の上向きが特徴的な鼻の形には、ブタ鼻やアップノーズがあります。上向き鼻は、一般的に遺伝的な要素が大きいですが、後天的な要因もあります。
しかし、鼻が上向きの状態だからといって、必ずしも悪い印象を与えるわけではなく、メイクなどのセルフケアでカバーできるケースもあるのです。
しかし、違和感を覚える方や、人の視線が気になる方は整形手術を検討してみても良いでしょう。費用やリスクのことも考えて相談に乗ってくれるクリニックを選んでみてください。
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【治療の内容】ヒアルロン酸製剤の注入
【治療期間および回数の目安】約9～12ヶ月に1回程度 ※製剤や部位によって個人差があります
【費用相場】1本 約¥55,000～¥150,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】赤み、内出血、腫れ、痛み、アレルギー反応、修正位置のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
－重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】糸リフト（スレッドリフト）
【治療期間および回数の目安】1～2回程度、治療後6ヶ月～1年程度で再治療可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1本 約 ¥50,000～¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
－重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】プロテーゼ挿入
【治療期間および回数の目安】通常1回
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【リスク・副作用等】痛み、感染、むくみ、違和感、異物感など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
－重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】耳介軟骨移植術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥220,000～¥450,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、血腫、感染、軟骨のずれなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】鼻中隔延長
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】1回¥550,000～¥1,000,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、鼻中隔が曲がる、左右非対称、鼻先が硬くなるなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
【治療の内容】鼻尖形成術
【治療期間および回数の目安】1回
【費用相場】¥300,000～¥600,000程度
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、痛み、発熱など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと導入しています。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
