リップアートメイクで後悔したくない人は、施術の効果や副作用・リスクなどをしっかりと把握しておくことが大切です。そこで今回は、リップアートメイクのメリット・デメリット、後悔した失敗例についてご紹介します。事前のチェックポイント、施術後のアフターケア方法もまとめました。「リップアートメイクを受けてみたいけど、後悔はしたくない」と考えている方、クリニック選びに悩んでいる人は、ぜひチェックしてください。
INDEX
1.リップアートメイクで後悔しないために!基本情報をおさらい
リップアートメイクを受けてみたいけど、「唇の形・色を失敗したくない」「後悔したくない」と思っている人は少なくないはず。そこで、まずはアートメイクに関する基本情報をおさらいしていきましょう。
■アートメイクとは?
アートメイクとは、針を使用して皮膚に色素を注入する治療を指します。一人ひとりの顔立ち・理想とする容姿などに合わせて、施術方法やデザイン、色素を選びます。
アートメイクで施術できるパーツは、主に下記のような部位です。
- 眉
- アイライン
- リップ(唇)
- ヘアライン(生え際に産毛を描く)
- ほくろなど
アートメイクを施すことで、メイクをしなくても理想的な形をキープできるため、化粧の時間を短縮したい人、素肌をきれいに見せたい人にもおすすめです。アートメイクの施術方法は、主に手彫りとマシンの2種類です。
■リップアートメイクの効果やメリット・デメリットは?
リップアートメイクは、唇に施すアートメイクの1つです。リップを理想的な色・形に導きます。すっぴんでも唇の血色を良く見せたり、立体感のあるぷっくりとした唇・輪郭を表現したりすることが可能です。
リップアートメイクの持続期間は?
個人差はありますが、リップアートメイクは1~3年ほどの持続期間といわれています。リップアートメイクは皮膚のごく浅い「表皮層(ひょうひそう)」に色素を注入するため、肌のターンオーバーにより少しずつ色が抜けて、次第に薄くなっていきます。
また、リップアートメイクは、眉などと比較すると色素が定着しにくい特徴があるため、人によっては色持ちに差が出るケースもあります。
リップアートメイクのメリット
リップアートメイクのメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。
- すっぴんでも、きれいな唇の色をキープできる
- 唇の血色の悪さを改善できる
- 口紅やグロスなどで唇が荒れるトラブルが発生しない
- メイク時間が短縮される
選ぶ色によっては、若々しくフレッシュな印象に導くなど、顔の雰囲気を変える効果が期待できます。リップカラーと唇の形を、いつもきれいな状態で維持できるのは、リップアートメイクの大きなメリットです。
リップアートメイクのデメリット
リップアートメイクによるデメリットは、下記のようなことが挙げられます。
- 一般的に2年後までは、唇の色やデザインを変えることが難しい
- 色を定着させるには2回以上の施術が必要
- 眉やヘアラインなどのアートメイクと比べると痛みが出やすい
- 施術後に赤み、腫れなどの副作用が生じるリスクもある など
気をつけなければならないポイントとしては、普通のメイクとは異なり「その日によってデザインや色を変えること・除去すること」はできません。施術時に選んだリップの色・形は、数年間継続されます。リップアートメイクで後悔しないためにも、デザインやリップカラーは慎重に選択するのがおすすめです。
また、肌の状態や体質によってはリップアートメイクが十分に定着しない・施術が受けられないケースもあります。
2.リップアートメイクで後悔……5つの失敗事例
ここからは、リップアートメイクでよくある失敗事例を5つご紹介します。後悔したポイントにも触れますので、ぜひチェックしてください。
■イメージしていたデザインにならなかった
リップアートメイクを受けるときには、イメージする色・デザインなどの希望がある人がほとんどです。しかし、中には「オーダーしたはずの色彩・形にならなかった」「イメージしたデザインとは違った」と、後悔するケースがあるそうです。カウンセリング時にイメージをしっかりと共有しましょう。また、希望する色や形が「自分に似合うのかどうか」もチェックしておくのがおすすめです。
■左右非対称の仕上がりになった
唇の形は、左右対称でないと違和感があり、美しく見えません。しかし、アートメイクを施すスタッフ・医師の技術力が乏しい場合、リップアートメイクの仕上がりが左右非対称になってしまうケースがあります。左右差のある唇はバランス・見た目が非常に悪く、後悔するポイントになります。
■色ムラが気になる
前述したとおり、色素が抜け落ちやすい体質の人もいるため、唇の一部だけ色あせてしまい、色ムラが目立ってしまうことがあります。リップアートメイクの施術直後はきれいに仕上がっているように見えても、時間が経ってから色ムラが表れるケースもあるので、経過をよく観察しましょう。
■変色した・すぐに消えてしまった
色ムラと同じく、ある程度時間が経過してから変色が気になるケースもあります。また、リップアートメイク後、すぐに色落ちするといった失敗例も。しかし、初回施術の場合は、施術後に色が薄くなるケースはよくありますので、気になる方はクリニックに相談してみましょう。人によっては、修正(リタッチ)などで色を補い、調整するケースもあります。
■腫れが長期間続く・傷が残った
リップアートメイクの施術後は、腫れや赤みなどの副作用が起きるケースも。また、腫れが長期間続いたり、傷が残ってしまったりする失敗例もあるといわれています。その場合は、色素を注入したときに、必要以上に表皮層を傷つけてしまった可能性があります。唇に異常を感じたら、すぐにクリニックへ相談しましょう。
3.リップアートメイクで後悔しないための事前チェックポイント
リップアートメイクで後悔しないためには、事前知識を備えておくことや、クリニック選びが大切です。ここからは、失敗を回避するためのポイントを4つご紹介します。
■クリニックの医師の実績や評判を調べておく
まずは、リップアートメイクを受けるクリニックを慎重に検討しましょう。信頼できるクリニック選びのポイントは、下記のとおりです。
- 医師の経験が豊富
- 医師の技術力が高い
- 症例数や症例写真が豊富
- 丁寧なカウンセリングがある
- アフターケアが充実している
クリニックのホームページに、医師の情報や症例写真などが掲載されていますので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
■自分の理想の唇を分かりやすく伝える
自分の理想としていた唇が思ったとおりに伝わらず、後悔してしまったというケースが多々あります。リップアートメイクの仕上がりを上手に共有するためには、さまざまな方法を試してみましょう。例えば、言葉だけでイメージを伝えると分かりにくいため、なりたい唇の形・色の症例写真を見せるのも1つの手です。
■オーバーリップにならないように注意する
リップアートメイクをする人の中には、唇の薄さに悩んでいる方も少なくありません。しかし、リップアートメイク後に後悔しないためにも、過度なオーバーリップにならないように十分気をつけてください。唇の皮膚と、周辺の皮膚は色素の色あせ方が異なります。もとの唇に納まらないオーバーリップは、違和感が生じやすいため避けたほうが無難です。
また、リップアートメイクを消すためには、除去施術が必要になります。リップアートメイクの除去施術は、肌へのダメージも大きいため、後悔のない色・デザインの選択をしましょう。
■副作用やリスクも把握しておく
リップアートメイクを受ける前には、施術によって起こり得る副作用やリスクについても把握しておきましょう。副作用の症状としては、腫れや痛み、かゆみなどが発生しやすいといわれています。ほかにも、口唇ヘルペス、感染症・炎症といったリスクにも注意が必要です。カウンセリング時に説明がありますが、不安な点や不明点があれば、必ず事前に確認しましょう。
4.【リップアートメイク後】後悔しない!きれいな唇を保つためのアフターケア方法
ここからは、アートメイク後にきれいな唇をキープするためのアフターケア方法をご紹介します。
■クリニックからの処方薬でしっかり保湿ケア
リップアートメイクで入れた色をきれいに保つためには、施術後にしっかりと保湿をすることが大切です。施術を受けたクリニックで、アフターケアに使用する軟膏やワセリンなどが処方されます。それらの処方薬を正しく使い、唇の保湿ケアを行いましょう。
■唇を刺激する辛い食べ物などは避ける
ダウンタイム中は唇の傷口に刺激を与えてしまう可能性があるため、辛い食べ物や極端に熱い・冷たい食べ物、塩気の多い食べ物などは、避けるようにしましょう。なるべく唇に食べ物をつけずに食べたほうが良いので、大きなものはひと口サイズにしてから口に運ぶのがおすすめです。
■着色しやすい飲食物は控える
リップアートメイクの色が定着しない間は、唇が色素沈着しやすい状態であるため、ワイン・カレーなど色素が強い食べ物は、できるだけ控えたほうが良いでしょう。理想の色味に近づけるためには、変色の原因となるような食べ物もできるだけ避けるように心がけてください。
まとめ
リップアートメイクのメリット・デメリット、後悔した失敗事例などをご紹介しました。リップアートメイクを満足できる仕上がりにするためには、基本的なアートメイクの特徴を知っておくと同時に、クリニックのカウンセリング時に自分が理想とする色・形をしっかりと伝えられることが必要です。リップアートメイクは、施術を行うと1~3年間は効果が継続するといわれています。施術後に後悔しないためにも、事前に副作用・リスク、施術後のアフターケア方法をチェックしておくと安心です。今回の記事を参考にして、リップアートメイクを受けるクリニックを選んでみてくださいね。
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