豊胸のデメリットとは?種類別のリスクとダウンタイムの過ごし方

豊胸のデメリットとは?種類別のリスクとダウンタイムの過ごし方

「豊胸のデメリットが知りたい!」そう考えている方はいませんか?豊胸手術でバストをサイズアップしてみたいと考えていても、リスクが心配でなかなか治療に踏み切れずにいる方も多いでしょう。そこで今回は、主な豊胸手術それぞれの特徴とデメリットをまとめました。ダウンタイムの過ごし方についても解説するので、豊胸手術を受けてみようか迷っている方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

1.豊胸手術の種類

出典:photoAC

豊胸手術には主に3つの種類があります。まずは、それぞれの施術の特徴について解説していきましょう。

■脂肪注入豊胸

脂肪注入豊胸とは、自分自身の体にある脂肪を採取してバストに注入する豊胸術のこと。人工物を入れないため、触り心地や見た目の違和感が少なく自然な仕上がりとなりやすい方法です。注入用の脂肪は太ももなどから採取するため、部分痩せにも。また、拒絶反応を示すリスクが少なく、注入後には定着しやすいといったメリットもあります。
脂肪注入豊胸は、「太ももやお腹まわりの脂肪はあるのにバストサイズが小さい……」そんなお悩みがある方や、体内に異物を入れたくない方などに向いている方法といえるでしょう。

■ヒアルロン酸注入豊胸

ヒアルロン酸注入豊胸とは、乳腺と胸筋の間にヒアルロン酸を注入してバストを大きくする施術のこと。メスを使わず傷痕が目立ちにくい、施術時間が30分前後と比較的短いといったメリットがあります。また、「しぼんだデコルテにハリを出したい」「外側のボリュームをアップさせたい」「谷間をつくりたい」など、気になる箇所を理想的な形状にデザインしたいときにも向いている施術です。
手術に抵抗がある方でも受けやすいところが大きな特徴といえるでしょう。

■シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸とは、乳腺や大胸筋の下にシリコン製のバッグを入れてバストを大きくする施術のこと。シリコンバッグを挿入する位置は、大胸筋下もしくは乳腺下、筋膜下の3箇所です。体格や希望などに合わせて、医師が挿入する場所を決めます。
一度の手術で2カップ以上と大幅なサイズアップが望めるため、自己脂肪が少ない方でも理想的な大きさを実現しやすいでしょう。また、半永久的に大きさや形を持続できる点もシリコンバッグ豊胸ならではのメリットです。

2.豊胸手術のデメリット

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バストを理想の形へと近づけられる豊胸手術。しかし、脂肪注入豊胸・ヒアルロン酸注入豊胸・シリコンバッグ豊胸には、それぞれデメリットもあります。
「豊胸手術はやめたほうがいい」「脂肪注入豊胸やヒアルロン酸注入豊胸を受けて後悔した!」との口コミや、ダウンタイムの経過を記録したブログなどでマイナス評価がある理由をチェックしておきましょう。

■脂肪注入豊胸のデメリット

まずは、脂肪注入豊胸のデメリットについて解説します。

大幅なバストアップは望めない

脂肪注入豊胸のデメリットの1つは、大幅なバストアップが望めないこと。なぜなら、一度にたくさんの脂肪を注入すると、注入した箇所にしこりができてしまうリスクがあるためです。そのため、急激な変化を求めている方には向いていません。また、やせ型の人は十分な量の脂肪を確保しにくいため、脂肪注入豊胸自体が不向きといえます。
ビフォーアフターの大幅な変化を求める場合には、脂肪注入豊胸だけでなくシリコンバッグ豊胸も組み合わせるハイブリッド豊胸を試してみると良いかもしれません。

脂肪が定着しないこともある

脂肪注入豊胸のもう1つのデメリットは、脂肪が定着しないこともある点です。脂肪注入豊胸で注入した脂肪は、すべて定着するわけではありません。定着しなかった脂肪はなくなってしまうため、時間の経過とともにバストが小さくなることもあるのです。また、脂肪が石灰化してしこりになってしまう可能性もあります。
脂肪の定着具合にもよりますが、サイズの変化が気になった場合には6ヶ月程度の期間を空けて再度脂肪注入を検討してみると良いでしょう。

■ヒアルロン酸注入豊胸のデメリット

続いて、ヒアルロン酸注入豊胸のデメリットについて解説しましょう。

効果が持続しにくい

ヒアルロン酸注入豊胸のデメリットの1つは、ほかの豊胸術よりも効果の持続期間が短いこと。注入したヒアルロン酸は時間の経過とともに少しずつ分解され、最終的にはもとの状態に戻ってしまうのです。施術を受けて半年から1年程度が経過した頃、ボリュームダウンを感じる方が多くなっています。

硬さを感じる場合がある

ヒアルロン酸注入豊胸のもう1つのデメリットは、ビフォーアフターの変化として施術部位に硬さを感じる場合がある点です。ヒアルロン酸注入豊胸では、バストをしっかりと持ち上げた状態でできるだけ長期間持続させるため、大きめの粒子かつ硬さのあるヒアルロン酸ジェルを使用します。
もとのバストボリュームが少ない方は、とくに施術後の硬さを感じやすいでしょう。

■シリコンバッグ豊胸のデメリット

最後に、シリコンバッグ豊胸のデメリットについて解説します。

メンテナンスが必要

シリコンバッグ豊胸のデメリットの1つは、定期的にメンテナンスする必要がある点です。人工物であるシリコンバッグには、破損のリスクがあります。破損してもただちに人体へ悪影響が及ぶわけではないと考えられていますが、長期間放置すると炎症や感染症などを引き起こす危険性があるのです。劣化すると破損しやすくなるため、2年に一度はシリコンバッグの状態を確認する検査を受けることが推奨されています。

傷痕が残りやすい

シリコンバッグ豊胸のもう1つのデメリットは、傷痕が残りやすいこと。シリコンバッグ豊胸では、シリコンバッグを入れるために皮膚の一部を切開します。そのため、少なからず傷痕が残る可能性があるでしょう。ただし、脇や胸の下、乳輪の周囲を切開し、目立ちにくくすることは可能です。

3.豊胸手術後のダウンタイムの過ごし方

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脂肪注入豊胸のダウンタイムは1ヶ月程度。また、注入した脂肪が定着するまでには半年から1年程度かかります。
ヒアルロン酸注入豊胸のダウンタイムは2週間程度。筋肉痛程度の痛みや腫れ、内出血などが生じることがありますが、比較的軽度で済むケースが多くなっています。強い痛みがあれば誤った場所に注入されていることもあるので注意しましょう。
シリコンバッグ豊胸のダウンタイムは1~2週間程度。術後1週間程度は、強い痛みを伴うことが多くなっています。

そんな豊胸手術後のダウンタイムの過ごし方について確認しておきましょう。

■安静にする

どの施術法であっても、術後3日は最も安静にするべき期間です。この3日間は、最も痛みが強く出やすい期間でもあります。仕事はできる限り休み、極力胸部を触らず安静にして過ごしましょう。

■バストを圧迫しない

施術後には、ワイヤー入りのブラジャーの着用を控えることが望ましいとされています。ワイヤーによってバストへ不要な圧力がかかると、痛みや腫れが悪化しやすくなるのです。豊胸手術を受けたあとの1ヶ月程度は、ノンワイヤーのブラジャーを着用すると良いでしょう。

■飲酒や喫煙を控える

施術後の飲酒は、血行を促進して患部の腫れや内出血を悪化させるリスクを伴います。また、施術後の喫煙には血流を悪化させて回復を遅らせるリスクがあるのです。少なくとも、豊胸手術を受けた1週間程度は、飲酒や喫煙を控えておくことが望ましいでしょう。脂肪注入の場合、脂肪を定着しやすくするためにも3ヶ月程度は喫煙を控えたほうが良いとされています。

■ダイエットしない

脂肪注入豊胸後に過度なダイエットを行うと、注入した脂肪が減ってしまう可能性があります。脂肪の定着率を保つためにも過度なダイエットは行わず、適度な運動と食事を心がけましょう。

まとめ

脂肪注入豊胸・ヒアルロン酸注入豊胸・シリコンバッグ豊胸の特徴とデメリット、ダウンタイムの過ごし方について解説しました。豊胸手術の効果は、必ずしも半永久的に続くわけではありません。効果を持続させるためには、十分な経過観察を行い、必要に応じて再度治療を受ける必要があります。体質による向き不向きもあるので、治療を受ける際にはしっかりと医師へ相談しながらご自身に合った方法を検討しましょう。

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