豊胸のダウンタイムや症状を施術方法別に解説!過ごし方のポイントも

豊胸のダウンタイムや症状を施術方法別に解説!過ごし方のポイントも

豊胸のダウンタイムは、施術方法ごとに異なります。豊胸を検討する際、ダウンタイムに不安を抱く方も多いでしょう。自分に合った豊胸の方法を知るためにも、特徴や生じやすい症状を知っておくことは重要です。そこで今回は、豊胸のダウンタイムを施術方法別に解説。ダウンタイムを長引かせないためのポイントも紹介します。豊胸のダウンタイムについて知識を深め、理想のバストに一歩近づきませんか?

1.豊胸の主な施術方法は3つ!特徴を紹介

出典:photoAC

豊胸のダウンタイムは施術方法によって異なります。まずは、どのような豊胸手術があるのか、おさらいしておきましょう。主な方法として、脂肪注入豊胸・シリコンバッグ豊胸・ヒアルロン酸豊胸の特徴を、それぞれ表にまとめました。

脂肪注入豊胸 シリコンバッグ豊胸 ヒアルロン酸豊胸
豊胸の方法 お腹や太ももから吸引した脂肪を胸に注入する ワキなどを切開し胸にシリコンバッグを入れる ヒアルロン酸注入によりバストアップを図る
サイズアップ 1~2カップ 2カップ以上 1カップ前後
手触り 自然に近い 体型に左右される 硬さが目立つ
持続性 定着すれば半永久的 半永久的 1年前後
メリット 自然な仕上がりを長期間維持可能 大幅なバストアップが可能 安価で手軽
デメリット ・体型を選ぶ
・大幅なバストアップは難しい
・入れ替えが必要になるケースも
・シリコンバッグが破裂する可能性がある
・持続性が短い
向いている方の特徴 自然な仕上がりを求める方 胸の大きさにこだわりたい方 手軽に豊胸したい方

脂肪注入豊胸は、自身の体から吸引した脂肪を胸に注入する方法です。自然な仕上がりを維持しやすい点がメリット。ただし、脂肪が少ない方には不向きな場合があるでしょう。
シリコンバッグ豊胸では、胸にシリコンバッグを入れることで、バストアップを図ります。肌を切開する必要がありますが、大幅なバストアップを目指せる点が特徴。
ヒアルロン酸豊胸は、ヒアルロン酸注入を胸に行う施術です。持続性が短く、豊胸には硬めのヒアルロン酸が使われることが多いため、触れると硬さが目立つといった違和感を抱く可能性も否定できませんが、手軽に受けやすいメリットがあります。

2.豊胸のダウンタイム|脂肪注入豊胸の場合

出典:photoAC

次に、豊胸のダウンタイムの詳細をチェックしましょう。まずは、脂肪注入豊胸のダウンタイムについて解説します。豊胸を目的とした脂肪注入で後悔することのないよう、施術後の主な症状や注意点、ダウンタイム期間の長さなどを事前に理解しておくことが大切です。

■脂肪注入豊胸のダウンタイム|主な症状と注意点

脂肪注入豊胸のダウンタイムにおける主な症状として、以下の3つが挙げられます。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 痛み

脂肪注入豊胸の場合、脂肪を注入した胸部だけでなく、脂肪吸引を行った部位にもダウンタイムが生じやすいことが大きな特徴です。バストより脂肪吸引箇所のほうが、痛みを感じやすい傾向があります。
また、胸に注入した脂肪は施術後しばらく不安定な状態です。そのため、バストのマッサージは控えましょう。

■脂肪注入豊胸のダウンタイム|期間

脂肪注入豊胸後、ダウンタイムの症状である痛みが続く期間は、およそ1ヶ月です。痛みの大きさと同じく、ダウンタイム期間も、胸よりも脂肪吸引を行った部位のほうが長引く傾向にあります。
また、脂肪の定着には時間がかかります。施術当日から翌日中は予定を入れず、自宅でゆっくり過ごしましょう。加えて、術後3ヶ月ほどは無理な運動を避け、安静にするよう心がけてください。

3.豊胸のダウンタイム|シリコンバッグ豊胸の場合

続いて、シリコンバッグ豊胸のダウンタイムを解説します。脂肪注入豊胸とはまた違った特徴があるため、豊胸手術の選択肢を広げるうえでも、しっかり確認しておきましょう。

■シリコンバッグ豊胸のダウンタイム|主な症状と注意点

シリコンバッグ豊胸のダウンタイムの主な症状は以下のとおりです。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 痛み
  • かゆみ

大幅なバストアップが叶うシリコンバッグ豊胸は、切開を行う点で、他の豊胸手術と大きく異なります。施術には医師の技術力が問われます。術後は切開部分の痛みが出やすいことに加え、無理に体を動かせば出血する可能性も。施術後は安静に過ごす必要があります。

■シリコンバッグ豊胸のダウンタイム|期間

施術方法は、シリコンバッグを挿入する箇所により3タイプに分かれます。乳腺の下にシリコンバッグを挿入する乳腺下法は、比較的体への負担に配慮されています。大胸筋下法と大胸筋膜下法では筋肉周辺を剥離する必要があり、ダウンタイムが長引くことも。痛みが治まるまでに、1~2ヶ月ほど要する可能性を念頭に置いておきましょう。
また、シリコンバッグが大きい場合にも、定着に時間がかかるため、ダウンタイムが延びる傾向があります。

4.豊胸のダウンタイム|ヒアルロン酸豊胸の場合

ここからは、ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムについて見ていきましょう。ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムには、他の施術と同様の症状以外に、注意点があります。ダウンタイムのメリット・デメリットを考慮し、ヒアルロン酸豊胸を検討する際の判断材料にしましょう。

■ヒアルロン酸豊胸のダウンタイム|主な症状と注意点

手軽にバストアップを図れるヒアルロン酸豊胸。ダウンタイムとして、施術後は主に以下の症状が生じるとされています。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 痛み

他の豊胸手術と同様の症状ですが、ヒアルロン酸豊胸は、より痛みに配慮されている傾向にあります。ただし、感染症のリスクに注意が必要です。ヒアルロン酸注入後、痛みが長引く場合には、速やかにクリニックを受診し、医師に相談してください。
また、ヒアルロン酸豊胸後は、マンモグラフィー検査を受けられない可能性があることを覚えておきましょう。

■ヒアルロン酸豊胸のダウンタイム|期間

ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムは、1~2週間程度と、他の施術に比べて短めです。そのため、仕事復帰も早く叶いやすいでしょう。
手軽に施術を受けられる点は、ヒアルロン酸豊胸のメリットです。ただし、リスクや注意点を考慮して検討しなければなりません。

5.豊胸のダウンタイム中の過ごし方|悪化させないポイント

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最後に、術後のダウンタイム中の過ごし方について解説します。豊胸術のダウンタイムを悪化させない過ごし方には、各施術方法で共通のポイントがあります。ダウンタイム期間は、術後の経過を安定させるための大切な期間です。適した過ごし方を覚えておきましょう。

■仕事や運動を控え安静にする

施術方法にかかわらず、術後数日間は仕事や運動を控え、できるだけ安静にする必要があります。少なくとも3日間、できれば1週間ほどは仕事を休みたいところです。ただし、安静にしなければならない期間は施術方法や状況により異なるため、医師の指示に従ってください。
また、仕上がりに悪影響を与える可能性があるため、胸部に触れることはできるだけ避けましょう。

■飲酒や喫煙を控える

飲酒や喫煙は、傷の治りを妨げるおそれがあります。とくに、脂肪注入豊胸においては、喫煙により脂肪の定着率が下がる可能性が示唆されており、注意が必要です。胸の形が崩れたり、思うようにバストアップできなかったりといった事態に陥らないためにも、数ヶ月間は飲酒と喫煙を控えるよう心がけましょう。

■ノンワイヤーブラを使用する

締め付け感の大きい下着を着用すると、胸が圧迫されることで、痛みが生じたり理想の形にならなかったりといったことが懸念されます。術後3ヶ月ほどはワイヤー入りのブラジャーの使用は控えましょう。また、ノンワイヤーであってもナイトブラのように締め付け感のある下着はNG。胸に負担がかかりにくいスポーツブラやカップ付きの肌着などを着用するのがおすすめです。

■痛みや息苦しさにはクッションで対応する

豊胸のダウンタイム中は、体勢を変える際に痛みを感じる場合も。そのようなときには、クッションで痛む部分を保護しながら体勢を整えると良いでしょう。
また、術後しばらくは、胸部を圧迫しないために、仰向けの姿勢で休むことが理想的とされています。しかし、仰向けでは息苦しさを感じることもあるでしょう。クッションを背もたれにすれば、体を少し起こした体勢をとれるため、息苦しさの軽減に役立ちます。

まとめ

豊胸のダウンタイムは、施術方法によって痛みの程度や期間が異なります。豊胸を検討する際は効果だけでなく、ダウンタイムの特徴や術後の注意点にも目を向けましょう。また、ダウンタイムを悪化させないためには、施術後の過ごし方が重要です。自分に合った豊胸方法とダウンタイムの適切な過ごし方で、自慢のバストを手に入れましょう。

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