ATSUKO CLINIC 美容・形成外科 院長
髙原 厚子先生
神戸大学医学部を卒業後、大阪大学医学部附属病院や大阪国際がんセンターなど、形成外科領域の基幹病院で豊富な臨床経験を積み、熱傷治療・外傷・腫瘍切除後の再建から美容外科まで幅広い症例に携わってきた。美容医療がその人らしく美しく穏やかに生きられる力につながってほしいという願いから、2024年にATSUKO CLINIC 美容・形成外科を開院。日本形成外科学会認定形成外科専門医・レーザー分野指導医として、機能と美しさの両立を追求し、患者の価値観に寄り添う医療を実践している。
10代~20代前半の若い女性を中心にみられる「陥没乳頭」の症状。授乳や見た目への影響が気になりながらも受診のタイミングが分からず、様子を見続けている方もいるのでは?
SNSやネット上にはさまざまな陥没乳頭の治し方が紹介されていますが、症状の程度によっては自力での改善が難しく、放置することで思わぬトラブルにつながるケースもあります。
そこで本記事では、陥没乳頭の軽度から重度の見分け方を整理。セルフケアか?治療が必要か?という境界線を「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」髙原 厚子院長の見解とともに解説します。
あなたに合った陥没乳頭の治し方を一緒に見つけましょう。
INDEX
陥没乳頭を放置するとどうなる?見た目だけではないリスクと治し方を「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」髙原院長が解説
陥没乳頭は、見た目のコンプレックスだけでなく、将来のライフイベントに関わるリスクが隠れているケースもあります。ここでは、陥没乳頭を放置することで起こりうるお悩みを「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」髙原 厚子院長の見解とともにご紹介します。
衛生面とにおい・かゆみの問題
陥没乳頭は、乳頭が内側にもぐり込んでいる構造上、陥没している部分には皮脂や垢といった汚れが溜まりやすくなります。
これらは雑菌にとっての繁殖場となり、においやかゆみが生じることも。さらに、かゆみに耐えられず乳頭周辺を強くかくことで傷がつき、傷口から菌が入り炎症を起こすことも考えられます。
とくに注意したいのが「汚れが溜まっている自覚がないケース」だと髙原院長はいいます。
グレードⅠ(軽度)は、指で簡単に乳頭を引き出せる状態。グレードⅡ(中等度)は、指で乳頭を一時的に引き出せる状態を指します。
髙原院長によると、乳頭周囲の皮膚は非常にデリケートなため、皮膚への刺激をきっかけに炎症を繰り返すことで痛みや腫れにつながることもあるそうです。
授乳の困難と症状悪化の可能性
「授乳はまだ先のこと」と思い、陥没乳頭を放置している方もいるのでは?
グレードⅠ(軽度)~グレードⅡ(中等度)程度の陥没乳頭の場合は、赤ちゃんの吸う力によって乳頭が自然と引き出され、母乳での授乳が可能となる場合もあります。ネット上で「陥没乳頭が授乳で治った」という声がみられるのはこのケースです。
しかし、グレードⅠ~Ⅱ(軽度~中等度)であっても炎症が起きている場合、もしくは手で引っ張っても乳頭がまったく出ないグレードⅢ(重度)の場合は、赤ちゃんが乳頭にうまく吸い付けず、陥没乳頭によって授乳が困難になる可能性があると髙原院長はいいます。
さらに乳管に母乳が滞ることで、強い痛みや発熱を伴う「乳腺炎」を発症しやすくなります。乳腺炎を繰り返すと乳頭内部の組織の癒着が進み、さらに乳頭が引き込まれるという悪循環に陥るリスクも。
出産後の育児の負担をできるだけ軽くするためにも、母乳育児を見据えている場合は、妊娠前に陥没乳頭を改善しておくことも選択肢の1つとなります。
自己流ケアを続けるリスクも
SNSやネット上には、市販の吸引器やマッサージによるセルフケア方法も紹介されています。しかし、自己流のケアを長く頑張り続けることには注意が必要です。
とくに、強い力で乳頭を引っ張ったり、長時間吸引器を使用したりすると、皮膚の炎症やかぶれ、乳管の損傷を引き起こす可能性があります。一度炎症が起こると、組織が硬く線維化し、かえって陥没が強くなってしまうケースも。
また、自宅ケアでは一時的に乳頭が突出しても再陥没しやすく、長期的な改善につながりにくいこともあります。
▽陥没乳頭の誤解と真実について解説
自分に合った治し方を知るための判断ポイントと相談のタイミング
自分にセルフケアが必要なのか、手術が必要なのかを早期に知ることで、将来のトラブルを防げるケースもあると髙原院長はいいます。少しでも「今のままで大丈夫?」と感じたら医師に相談するタイミング。
陥没乳頭の症状には幅があるため「セルフケアで様子を見てよい状態なのか」「手術が必要なのか」は、一人ひとり異なります。
においが気になる、乳頭のくぼみが自分で引き出せないといった場合は、専門的な診察を検討する目安の1つです。早い段階で自分の状態を知ることが、将来的なトラブルを防ぐ第一歩につながります。
| 【コラム】陥没乳頭は乳がんになりやすい? |
| 陥没乳頭そのものが、乳がんの直接的な原因になるとは一般的に考えられていません。ただし、これまで正常だった乳頭が突然陥没した場合は、病気のサインである可能性があるといわれています。自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。 |
形やにおいが気になったら…
まずはATSUKO CLINICに相談を
▽陥没乳頭の原因について詳しく解説
陥没乳頭の重症度チェックポイント│手術が必要な乳頭の特徴とは
「自分の陥没乳頭は、手術が必要なレベルなのかな?」と不安に感じている方も多いはず。自分に合った陥没乳頭の治し方を選択するためには、まず現状をある程度把握し、医師による正確な診断につなげることが大切です。
ここでは、自宅でできるセルフチェックの方法を解説。陥没乳頭のプロフェッショナル医師がどのような視点で重症度を判断しているのか、その基準もご紹介します。
セルフケアと手術の分かれ道「仮性」と「真性」
セルフケアで改善を目指せるか、それとも手術が必要か──陥没乳頭の治し方を考えるうえで大きなポイントになるのが「刺激を与えた際に、一時的でも乳頭が外へ出てくるかどうか」です。
一時的でも乳頭が出る場合は「仮性」・まったく変化がない場合は「真性」といい、セルフケアか手術かを判断するうえでの分かれ道となります。
【指で引き出せる?「仮性」と「真性」のセルフチェック】
まずはリラックスして、乳頭の根元を指で軽くつまみ、優しく引き出してみてください。乳頭の反応が以下①~③のどの状態に近いか、ご自身で確かめてみましょう。
〈反応①〉
指でつまむと簡単に乳頭が外に出てくる。一度出ると、しばらくはその形を維持できる。
→軽度の「仮性」の可能性。吸引器で改善する可能性がある。
〈反応②〉
指で乳頭を引き出すことはできるが、手を離すとすぐにまた引っ込んでしまう。
→中等度の「仮性」の可能性。吸引器で経過を観察し、症状に応じて手術が検討される。
〈反応③〉
指で引き出そうとしてもびくともしない、あるいはまったく外に出てこない状態。
→「真性」の可能性。セルフケアだけでの改善は難しいと判断され、手術が検討されるケースも。
いかがでしたか?とくに軽度〜中等度の場合、ご自身ではなかなか判断がつきにくいのではないでしょうか。髙原院長は、仮性か真性かの判断に迷う患者や、陥没乳頭での授乳に不安を抱える患者に対し、以下のようにアドバイスしています。
陥没乳頭の診察の現場でよくみられるのが「自分では真性だと思っていたけれど、医師が診察すると実は仮性だった」というケース。
陥没乳頭の程度や授乳が困難かどうかを知るには自己判断だけでなく、クリニックでの客観的な判断が必要です。保険適用の可能性についても、医師による詳細な診察によって判断されます。
陥没乳頭の治し方の判断が難しい理由──プロによる診断を検討しよう
陥没乳頭の判断は「軽度だから手術不要」「重度だから必ず手術」と、単純に分けられるものではありません。診察では、陥没の程度だけでなく、目には見えない組織の状態を見極めたうえで適した治療方針が選択されます。
髙原院長は熟練の技術と経験により、以下のポイントを「手の感覚」で読み取っています。
- 組織の硬さ: 指で押さえた際の乳頭が出てくる度合い。
- 乳頭本来のサイズ: 乳頭を引き出した際に、どの程度の大きさがあるのか。
- 血流と再発リスク:乳頭が小さい場合は、血流不足による乳頭壊死のリスクや、術後の形を維持する難易度が上がることを伝える。
こうした細やかな見極めのうえで「吸引器で改善できそうか・手術が必要か」そして「状態に合った手術方法と時期・リスク」について丁寧に伝えています。
大切なのは一人で悩まず、皮膚を痛めるようなセルフケアを長期間続けないこと。
セルフチェックは受診のきっかけとして活用し、陥没乳頭の治し方の判断は、解剖学的な理解と豊富な臨床経験を持つ医師に相談しましょう。
陥没乳頭の軽度~重度を知るなら
ATSUKO CLINICに相談を
授乳機能を温存し傷痕の目立ちにくい仕上がりを目指す「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」のこだわり
授乳機能への影響や大切な場所にメスを入れる不安は、誰しもが抱えるものです。
陥没乳頭について専門的な診断と治療方針の提案を受けたい場合は、見た目と機能の両方をきれいに整えるプロフェッショナル・日本形成外科学会認定 形成外科専門医に相談するのも選択肢の1つ。
ここでは、形成再建外科やマイクロサージャリー(微小外科)の現場で培った経験を活かし、陥没乳頭手術を提供する「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」髙原 厚子院長の治療のポリシーを深掘りします。
重度=すぐに手術じゃない!ライフプランに合った提案
「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」のカウンセリングでは、日本形成外科学会認定 形成外科専門医の資格を持つ髙原院長の診察のもと、陥没の重症度を判断。
重度の場合は手術の必要性をしっかりと伝えたうえで、年齢・今後の妊娠出産の予定・仕事や学校の状況まで含めて丁寧にヒアリングしています。
“手術をいつ受けるか”は、ライフプランに合わせて決めることが可能。髙原院長は、出産や授乳が現実味を帯びてから慌てるのではなく、時間に余裕のあるタイミングで準備できるようサポートする姿勢を大切にしているそうです。
単に治療の方向性を決めるのではなく、納得して治療に向き合えるタイミングを一緒に考えてくれることも、「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」が大切にしている考え方の1つ。
日帰り手術が可能で、片側30分程度で終了します。術後の日常生活への影響やスケジュールについても、丁寧に説明してもらえるため、計画が立てやすいでしょう。
授乳機能・再発リスク・傷痕まで見据えた形成外科的アプローチ
「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」では、授乳機能を守るため、乳管を傷つけずに組織の力で乳頭を支え直す「乳管温存法」を主に採用しています。
授乳機能への影響を抑えながら、美しい形状の仕上がりを同時に目指すことが可能です。
▽乳管温存法のステップについて、詳しく解説
また、陥没乳頭手術で重要なのは“術後に再び乳頭が沈み込まない構造”を作ること。髙原院長は形成外科医ならではの技術として、乳頭基部で皮弁*を入れ替えながら根元を支える工夫を取り入れ、再陥没の防止につなげています。
さらに「単に乳頭を引き出すだけであれば、乳頭内部の組織を大きく切開すれば可能」としたうえで、“組織をいかに愛護的*に扱うか”こそが形成外科医の腕の見せどころだといいます。
糸の掛け方と締め方一つひとつにこだわり、傷痕が目立ちにくい精密な縫合を追求している点も、日本形成外科学会認定 形成外科専門医ならではの強み。機能面だけでなく、長期的な形状維持や見た目の美しさまで見据えた治療が行われています。
授乳への影響や傷痕が気になる方は
ATSUKO CLINICに相談を
*皮弁……手術で失われた皮膚や組織を修復するために、血流を保ったままの皮膚や皮下組織を移動させる形成外科・再建外科の手術方法のこと
* 医療における愛護的な手技……手術の切開や剥離において組織への損傷を最小限に抑え、やさしく丁寧に行う操作のこと。組織の血流維持や術後の癒着防止、傷痕をきれいに整える目的で、形成外科や外科で重要視されている。
陥没乳頭の治し方は適切な術式と医師選びが鍵
陥没乳頭は炎症や衛生面への影響、将来的な授乳機能にも関わることがある症状。早めに医師へ相談し自分の状態を正しく知ることが安心につながります。
現在では、陥没乳頭の授乳機能への影響に配慮した術式も確立されています。さらに形成外科の技術に基づいた操作によって、傷痕が目立ちにくい仕上がりを目指すことも可能。
ただし、こうした結果は術式そのものだけでなく、医師の知識や診断力、繊細な技術によって左右されます。
だからこそ「手術をするかどうか」だけでなく「誰に相談し、誰に任せるか」という視点が大切です。
まずは一人で抱え込まず、自分の状態や将来の希望に寄り添ってくれる「ATSUKO CLINIC 美容・形成外科」へ相談してみてはいかがでしょうか。
| 施設名・住所 | ATSUKO CLINIC 美容・形成外科 大阪市福島区福島6丁目15-18 FERIA bldg. 2F 3F |
| 電話番号 | 06-4305-3882 |
| 診療時間 | 10:00〜18:00 |
| 公式サイト | https://www.atsukoclinic.com/ |
| SNSアカウント | https://www.instagram.com/atsukoclinic/ |
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
| 施術の内容 | 陥没乳頭手術 |
| 施術期間および回数の目安 | 通常1回 ※状態によって異なります。 |
| 費用 | ¥154,000~¥286,000 ※本施術は自由診療となる場合があります。症状や治療目的により、保険適用となることもあります。 |
| リスク・副作用等 | 腫れ、赤み、内出血、左右差、感染など |





