※アイキャッチ画像出典(左から):ゼオスキンヘルス、レカルカ、ナビジョンDR、スキンアミュレ、エンビロン、ガウディスキン、プラスリストア、リビジョンスキンケア(各ブランド公式サイトより)
クリニック専売スキンケアブランドは有名人や美容家などをはじめ、美容感度の高い人がブームの火付け役となったスキンケアアイテム。
その愛用者は美容クリニック数の増加に比例する傾向にありますが、クリニックが取り扱うスキンケアブランドの数もまた増えつつあります。
今回は基本的な情報の解説はもちろん、目的別・成分別にクリニック専売スキンケアブランドMAPを作成!
美容医療ビギナーからクリニック専売化粧品を今まさに検討している人まで、ぜひチェックしてください。
なぜ“クリニック専売”なのか?市販の化粧品との違い

まずは、クリニック専売スキンケアブランドの概要と市販の化粧品との違い、選ばれている背景について紹介します。
クリニック専売スキンケアブランドとは?
クリニック専売スキンケアブランドとは、美容クリニック・皮膚科などの医療機関のみが取り扱えるスキンケアブランド。クリニック専売化粧品は「メディカルコスメ」「医療用化粧品」などと呼ばれることもあります。
クリニック専売スキンケアブランドには、大きく分けて以下の3種類が存在します。
- 大手メーカー開発:美容クリニックや皮膚科に通院している人向け
- 中小企業開発:医療機関での販売を目的とした医師監修の化粧品
- クリニック開発:美容クリニックが独自に開発したもの
クリニック専売化粧品と市販の化粧品との違い
クリニック専売化粧品と市販の化粧品の違いを表にまとめました。
| クリニック専売化粧品 | 市販の化粧品 | |
| メリット | ・医師や専門家などが監修 ・特徴的な成分を高濃度に配合 ・自分の肌に適した商品を医師に提案してもらえる |
・ドラッグストアや通販サイトなどで手軽に購入できる ・リーズナブルで気軽に試しやすい |
| デメリット | ・医療機関で診察やカウンセリングを受ける必要がある ・販売許可された医療機関以外では購入できない ・市販の化粧品よりも割高 |
・配合成分の濃度は低め ・肌の状態や悩みに対する医学的なアドバイスは受けられない |
クリニック専売化粧品の中には、オンライン診療を受けることでクリニック公式通販サイトから購入できるものもあります。
また、クリニック専売化粧品は医薬品ではなく、薬機法では化粧品または医薬部外品のいずれかに分類されます。
それぞれの違いについても整理しておきましょう。
| 化粧品 | 医薬部外品 | 医薬品 | |
| 使用目的 | ・清潔にする ・健やかに保つ など |
症状の防止・衛生 | 病気の治療 |
| 特徴 | 効果・効能は 謳(うた)えない |
厚生労働省に認可を受けた有効成分を一定濃度で配合 | 配合されている有効成分の効果について厚生労働省の認可を受けている |
| 期待できる 効果の程度 |
★☆☆ | ★★☆ | ★★★ |
クリニック専売スキンケアブランドが選ばれている背景
クリニック専売スキンケアブランドが支持される理由について解説します。
■肌タイプや肌トラブルに特化したアイテムが豊富なため
クリニック専売化粧品は、敏感肌・乾燥肌などの肌タイプやニキビ・シミなどの肌トラブルを研究して開発されたアイテムが豊富にそろっています。
購入前は医療機関で肌の状態を診察してもらえるため、自分に適したスキンケアに出会えるでしょう。
■正しいスキンケア方法を習得できるため
医療機関では適したアイテムを提案してもらえるだけでなく、医学的に正しいスキンケア方法の指導が受けられるのもメリット。
季節や体調の変化などで肌がゆらいだときも、定期診察の際にお手入れの相談ができます。
■成分を高濃度に配合しているため
クリニック専売化粧品は成分を高濃度に配合できるため、毎日のスキンケアでより高い効果が期待できます。
濃度が高い分だけ肌トラブルにつながるリスクもあるため、注意事項を守りながら使用して理想の肌を目指しましょう。
■美容医療の持続効果アップが期待できるため
美容医療を受けた後の肌は敏感になりがちで、スキンケアによって施術の持続効果に差がつくことも。
クリニック専売化粧品の中には施術後のケアに注目して開発されたものもあるため、治療中のスキンケアに取り入れる人も多いようです。
ブランドごとの大きな特徴やブランド理念

このパートでは、クリニック専売スキンケアブランドの特徴や理念などについて詳しく紹介します。
クリニック専売スキンケアブランドの概要
代表的な12のクリニック専売スキンケアブランドについて解説します(※50音順)。
同じブランドであっても、肌にマイルドなもの・アグレッシブなものがどちらもそろっていたり、配合成分の濃度を肌状態に合わせて選択できたりする場合もあります。
大切なのは自分の悩みベースでブランドや商品を検討することです。
| 大きな特徴 | ブランド理念 | |
| エムディア (MDEAR) |
・皮膚科学にもとづく適切なエイジングケア* ・シンプルなステップ 確かな成分をシンプルに。 |
肌への刺激を考え、必要な成分だけを。 |
| エンビロン (ENVIRONⓇ) |
・開発者は世界的に著名なDr.デス・フェルナンデス ・紫外線ダメージに対するビタミンAの有用性に着目 ・ビタミンAステップアップシステム……肌状態に合わせてビタミンAの濃度を段階的に上げるスキンケアプログラム |
結果を生み出す、美のサイエンス |
| ガウディスキン(GAUDISKINⓇ) | ・形成外科治療と美容医療を行う水口 敬医師が開発 ・セルフケアをメインとしたビタミンAスキンケア製品 |
日本人にとっての考えうる最良 |
| スキンアミュレ(SkinAmure) | ・皮膚科専門医で化粧品成分上級スペシャリストの岩間 美幸医師が開発 ・各種成分を論文ベースで高濃度に配合 |
皆様の肌のお守りになりますように |
| ゼオスキンヘルス (ZOⓇSKIN HEALTH) |
・創設者は著名な美容皮膚専門家Dr.ゼイン・オバジ ・先端のスキンヘルス科学にもとづく技術や理論を駆使 ・セラピューティックプログラム……処方薬トレチノインを併用する先端ケア |
年齢や人種、肌の状態やタイプに関係なく、包括的なソリューションで健やかな肌を維持 |
| ナビジョンDR (NAVISION DR) |
・岩城製薬が開発した資生堂のスキンケアブランド ・お悩みや目的に合わせた豊富なラインナップ |
さまざまな要素をバランス良く整え、真に美しい理想の肌へと導く |
| ビードット (B.) |
・美容医療業界をリードし続ける「BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)」オリジナルブランド ・肌を整え引き締める目的で、クリニックでも使用 |
毎日続けられる逸品 |
| ピュアメル (Puremer) |
・純粋ビタミンC配合 ・ブランド独自の特殊技術により常温で長期間保存が可能 |
肌本来の生まれ変わる力にフォーカス |
| プラスリストア (plus RESTOREⓇ) |
・美容医療関連企業「JMEC(ジェイメック)」が開発 ・治療中のデリケートな肌へやさしい製品 |
レーザー・光治療を成功に導くスキンケア |
| リビジョンスキンケア (Revision SkincareⓇ) |
・ペプチドや高濃度ビタミンC(アスコルビン酸テトラヘキシルデシル)などを配合 ・皮膚表層の微生物集団(マイクロバイオーム)を活用した製品もある |
肌の長期的な健康を損なうことなく、若々しい肌を実現 |
| レカルカ(Lekarka) DREXシリーズ |
・エステサロンからスタート ・細胞レベルでの効果に着目した製品開発 |
ご愛用いただいたすべての人の人生に変化を与えたい |
| ワイコ (WiQoⓇ) |
・イタリアのスキンケアブランドで皮膚科医が開発に参加 ・マッサージピールの施術効果を高めるため開発 |
肌を鍛える |
*エイジングケア……年齢に応じたスキンケア
【お悩み別】成分・期待できる効果・適した製品
続いて、お悩みにアプローチする成分と成分に期待できる効果、さらに適したクリニック専売化粧品を紹介します。
■お悩み:シミ・そばかす・くすみ・色ムラ
| お悩みにアプローチする成分 と期待できる効果 |
適した製品 |
| ◆ハイドロキノン(整肌成分) ・シミやそばかすを予防する ・すでにあるシミやそばかすにアプローチする |
・ガウディスキン 「HQクリア」(美容クリーム) ・ゼオスキンヘルス 「ミラミン」(美容液) など |
| ◆トラネキサム酸(美白*有効成分) ……*メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを予防する |
・ナビジョンDR 「TAホワイトローションn(医薬部外品)」(薬用美白*化粧水) ・プラスリストア 「TAホワイトセラムMD(医薬部外品)」(薬用美白美容液) ・レカルカ 「ブライトリッチクリーム【医薬部外品】」(美白*クリーム) など |
■お悩み:ハリ・ツヤ不足
| お悩みにアプローチする成分 と期待できる効果 |
適した製品 |
| ◆ビタミンA誘導体 (パルミチン酸レチノール・プロピオン酸レチノールなど、整肌成分) ……乾燥による肌のくすみ印象へアプローチする |
・エンビロン 「モイスチャークリーム1, 2, 3, 4」(保湿クリーム) ・スキンアミュレ 「SAセラム」[HI26.1](美容液) など |
| ◆ビタミンC誘導体 (アスコルビルグルコシド・アスコルビン酸テトラヘキシルデシルなど、整肌成分) ……うるおいを与え、ハリのある明るい肌印象へと導く |
・エムディア 「ホイップウォッシュ」(泡洗顔料) ・リビジョンスキンケア 「C+アイコンプレックス」(アイクリーム) など |
| ◆セラミド(保湿成分) ……うるおいを与え、健やかな肌へと導く |
・エムディア 「3D モイストプレミアムマスク」(シート状マスク) ・レカルカ「DREXモイストバリアリペアミスト」(ミスト化粧水) など |
| ◆ペプチド(整肌成分) ……エラスチンやコラーゲンなどに働きかけ、肌のハリと弾力を保つ |
・リビジョンスキンケア 「リボックス スキンスムージングセラム」(美容液) 「DEJフェイスクリーム」(美容クリーム) など |
■お悩み:ニキビ・ニキビ跡
| お悩みにアプローチする成分 と期待できる効果 |
適した製品 |
| ◆ビタミンA誘導体 (ピュアレチノール・パルミチン酸レチノールなど、整肌成分) ・皮脂の分泌を抑え、ニキビ・毛穴の開きにアプローチする ・肌のターンオーバーをサポートする |
・ガウディスキン 「デュアルレチノエクストラライト」(美容クリーム) |
| ◆ビタミンC誘導体(整肌成分) ・ニキビ跡の色素沈着の原因となるメラニンにアプローチする ・コラーゲンの生成をサポートする |
・スキンアミュレ 「SAセラム」(美容液) ・リビジョンスキンケア 「C+コレクティングコンプレックス30%™」(美容液) など |
| ◆サリチル酸(角質ケア成分) ……やさしく角質を取り除き、毛穴の詰まりを防ぐ |
・ゼオスキンヘルス 「クラリファイングセラム」(美容液) ・プラスリストア 「クレンジングソープ泡ピールケア」(泡洗顔料) など |
| ◆EGF(上皮成長因子、整肌成分) ……肌のターンオーバーを促し、キメを整える ◆FGF(線維芽細胞成長因子、整肌成分) ……コラーゲンの修復・生成をサポートする |
・エムディア 「EGF リニューローション ブライト」(化粧水) ・ビードット 「THE MASK」(シートマスク) など |
■お悩み:毛穴・黒ずみ
| お悩みにアプローチする成分 と期待できる効果 |
適した製品 |
| ◆クレイ成分(カオリン・ベントナイト ・モンモリロナイトなど) ……皮脂・汗・毛穴汚れを吸着し、クリアな肌印象へと導く |
・エムディア 「スピーディークレンジングジェル」(クレンジングジェル) ・エンビロン 「クレイテックマスク」(クレイマスク・洗顔料) ・スキンアミュレ 「SAクレイパック」(洗い流すパック) |
| ◆スクラブ(マイクロビーズ・超微粒子マグネシウム・クリスタルなど) ……皮脂・毛穴汚れ・角質を取り除き、やわらかくなめらかな肌へと導く |
・ゼオスキンヘルス 「エクスフォリエーティングクレンザー」(スクラブ入りジェル洗顔料) 「エクスフォリエーティング ポリッシュ」(スクラブ洗顔料) |
■お悩み:乾燥・小ジワ
| お悩みにアプローチする成分 と期待できる効果 |
適した製品 |
| ◆湿潤成分 (アルブチン・プラセンタなど) ……うるおいを与え、肌を守る |
・プラスリストア 「TAホワイトクリームMD」(保湿クリーム) |
| ◆植物由来オイル (シアバター・ホホバオイルなど、保湿成分) ……肌からの水分蒸発を防ぎ、うるおいをキープする |
・リビジョンスキンケア 「ユースフルリップ」(リップ用美容液) ・ワイコ 「保湿ナリシングクリーム」(保湿クリーム) |
■お悩み:紫外線ケア
| お悩みにアプローチする成分 と期待できる効果 |
適した製品 |
| ◆紫外線吸収剤・紫外線散乱剤 (酸化亜鉛・酸化チタンなど) ……肌の表面で紫外線を反射・散乱させる |
・ナビジョンDR 「TAホワイトプロテクトUV(医薬部外品)」(日焼け止め) ・プラスリストア 「UVローション」(日焼け止め) |
| ◆ビタミンC(整肌成分) ……日焼けによる炎症を防ぎ、メラニンの生成を予防する |
・リビジョンスキンケア 「インテリシェイド トゥルーフィジカル C」(日中用美容クリーム) |
| ◆ナイアシンアミド(整肌成分) ……紫外線ストレスによるメラニンの生成を予防する |
・ピュアメル 「リセットセラム」(セラム・化粧液) |
買う前に知っておきたい注意点

クリニック専売スキンケアブランドはメリットが多い反面、意外と知られていない落とし穴も存在します。注意点もチェックしておきましょう。
医師の診察が必要
肌の状態を確認するために医師の診察を受ける必要があります。
取り扱い医療機関への物理的な通いやすさ、診察+クリニック専売スキンケアブランドの購入にかかるコストについても考えておきましょう。
価格は市販の化粧品に比べて高価な傾向
クリニック専売化粧品が割高な理由は、研究・開発に膨大な時間と費用が投じられていて、市販の化粧品よりも高濃度の成分を配合しているため。
その分、実感できる効果もより期待できるため、費用対効果の面をじっくり検討してみましょう。
副反応を伴うこともある
クリニック専売品は成分が高濃度な分、市販品よりも副反応のリスクが大きくなるという側面も。
その反面、万が一副反応が起きた場合でも購入したクリニックに相談しやすいのはメリットといえそうです。
使用量・使用頻度・使い方などに細かい指定があるものも
クリニック専売品の中にはスキンケアブランド独自のスキンケアプログラムが存在するものも。
使用する量・頻度・方法など、使用上の注意についてはよく確認しておきましょう。まずは肌への負担がマイルドなタイプから試してみると◎
クリニック専売スキンケアブランドで本格スキンケア

クリニック専売スキンケアブランドは医療機関でのみ取り扱われていて、美容意識の高い人から支持されています。
医師や専門家が監修し、長い期間をかけて研究・開発されてきたスキンケアアイテムだからこそ、より効果を期待できるでしょう。一方で、診察の必要性・価格・副反応のリスクなどの注意点もありましたね。
それらを踏まえたうえで、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。クリニック専売スキンケアブランドを毎日のお手入れに加え、あなたが理想とする肌に近づけますように。
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