二重整形といえば女性に人気の施術と思われがちですが、実はここ数年で“メンズ二重整形”を受ける男性が増えてきているのだとか。
今や二重整形に限らず美容医療は、美容感度の高い女性だけが受けるものではなく、男性の身だしなみやセルフプロデュースの一環として当たり前の時代になりつつあるようです。
今回はそんなメンズ二重整形について、人気急増の背景を探るとともに男性人気の高いデザインや施術を受ける際の注意点まで解説します。
メンズ二重整形はなぜ増えている?
“美容男子”が当たり前の時代となった今、メイクはもちろん、美容医療で本格的なケアをする男性も増えていますよね。
ホットペッパービューティーアカデミーが発表した「美容センサス2025年下期」*によると、男性の「1年以内の美容医療利用率」は2021年~2025年までの5年間で右肩上がりに増加しています。

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2025年下期<美容医療編>」
*美容センサス2025年下期……いずれの年も男女各6,600人/それぞれ単一回答
さらに年代別の結果を見てみると、2025年には20代男性の美容医療利用率が同年代の女性を上回っているという驚きのデータも。美容に関心を寄せる男性がかなり増え、メンズ美容需要が高まっていることが分かります。
また、聖心美容クリニックが10代後半~60代の男性600名を対象に行ったアンケート調査では、各年代すべてで「理想の顔に近づくための重要なパーツは“目”」という回答が1位に。
実際に同クリニックでは、二重整形を受ける男性患者が2019年~2023年の4年間で約2倍以上に急増していると発表しています。
美容に関心の高い男性の間でもとくに人気の高い二重整形。その理由には次のような要素が影響していると考えられます。
清潔感や親しみやすさ―ビジネスシーンでの“第一印象”を良くしたい
男性が二重整形を受ける理由としてまず挙げられるのが、第一印象を良くしたいというもの。もちろん個人差はありますが、一般的に二重の男性は初対面で次のような印象を持たれやすいとされています。
<一般的な二重の男性の印象>
- 明るく親しみやすい
- 威圧感がなく、やわらかい雰囲気で優しそう
- 目力があり、自信に満ちている
- 爽やかでフレッシュ
- 清潔感がある
もちろん一重だと必ずしも印象が悪くなるわけではありません。一重男性のクールで知的な印象、堅実で真面目そうな雰囲気のほうが好みという意見もあるでしょう。
しかし、一重男性の中には「目つきがきつく、怖そうに見られることが多い」「まぶたがいつも重たくて眠そうに見られる」と、コンプレックスを感じている人がいるのも事実。
とくにビジネスシーンにおいては、第一印象が明るく親しみやすい人、爽やかで清潔感のある人のほうが、その後の良好な関係につながる可能性が高いとされています。就職や転職でも有利に働きやすくなるでしょう。
SNSの普及と“自撮り文化”の定着
SNSやオンライン会議ツールなどが普及し、自分の顔を客観的に見る機会が増えたことも二重整形を望む男性が増えた要因の1つ。
実際に、画面の中の自分の顔と現実の顔のギャップに違和感を覚え、二重に修正したいと考える人も増えているといいます。
かつては「整形=隠すもの」という価値観が一般的でしたが、今ではSNSなどで芸能人やインフルエンサーが整形をポジティブに公表する時代。
“有名人もしている”という事実は二重整形へのハードルを下げ、「自分も変われるかもしれない」という期待へつながります。
美意識の高い男性が当たり前になりつつある今、メンズ二重整形をしていることはむしろ「身だしなみに気を遣っていて素敵」という異性からの好印象につながることもあります。
メンズの二重整形のデザインの特徴
男性の二重整形デザインで重視されるポイントは、自然で目立ちにくいこと。元の顔から大きく離れることなく、さりげない変化を目指すことが大切です。
メンズ二重整形の人気デザインは【奥二重】【狭めの末広二重】
女性の二重整形では、メイク映えする華やかな印象を出すために、二重幅が広めの平行二重が好まれる傾向にあります。しかし、これを男性にそのまま当てはめると違和感のある仕上がりになりかねません。
二重幅が広すぎると中性的になるだけでなく、程度によっては不自然な“整形顔”になりやすくなるため注意が必要です。
男性の二重整形で良く選ばれているのは「奥二重」や「幅狭めの末広二重」といったデザイン。それぞれ特徴を解説しましょう。
・奥二重デザイン

奥二重は、二重のラインにまぶたの皮膚が覆い被さり、やや隠れている状態。
一重から変化しても違和感なくなじみ、整形がバレにくいというメリットがあります。
日本人らしさのある自然な目元で落ち着きのある優しい印象になるでしょう。
・幅狭めの末広二重デザイン

このデザインは、目頭~目尻にかけて二重の幅が少しずつ広くなっていることが特徴。
この二重の形は日本人に多く、爽やかで優しい印象を演出します。
また、年齢を重ねても不自然になりにくいという点もこのデザインのメリットです。
男性の【平行二重】は要注意!失敗しないためのポイント
男性の中には、目頭から目尻まで二重の幅が変わらない、欧米人のような平行二重を希望する人もいます。このデザインにすると変化が周囲にバレやすくはなりますが、男性らしい力強い印象の目元を作ることができるでしょう。
しかし、男性の平行二重は注意が必要。男性は女性に比べて眉骨(眉毛の生えている骨)の位置が高く、眉と目の距離が近い傾向にあります。
また、まぶたの皮膚が厚い人も多いため、幅広の二重にすると眠そうな目元になったり、顔全体のバランスが崩れて“整形顔”に見られやすくなったりすることも。そのため、男性の骨格に合わせたシミュレーションが必要です。
男性の場合は、二重幅よりも黒目(瞳孔)の見え方がポイント。黒目があまり見えないと眠そうに見え、出過ぎていると不自然に驚いた印象になります。適度に黒目が強調されていると知的で誠実な雰囲気になり、信頼感を持たれやすくなるでしょう。
メンズ二重整形を受けるときのポイント
最後に、男性が二重整形を受けるときに気をつけたいことについてまとめました。
メンズ二重整形で直面することの多い「周囲にバレそう」「仕事への影響が出そう」という不安を払拭するためにはどうすれば良いのか、押さえておくべきポイントをご紹介します。
メンズ二重整形で選ばれているのは「埋没法」
二重整形の術式には、大きく分けて「埋没法」と「切開法」があります。このうち、男性に選ばれているのは「埋没法」。それには次のような理由があります。
<メンズ二重整形における埋没法のメリット>
- ダウンタイムが少なく、生活に支障が出にくい
- 将来的にデザインの変更がききやすい
- 施術時間が短く、気軽に受けやすい
- 切開がないため傷痕が目立たず、周囲にバレにくい
まぶたのクリニックが同院で二重整形を受けた男性92人を対象に行ったアンケート調査では、「男性・メンズの二重整形で選んだ施術方法は何ですか?」という問いに対し、約7割以上が「埋没法」と回答。
「仕事に支障を出したくない」「長期休暇は取りづらい」というビジネスマンにとっても、切開のない埋没法はマッチしやすいようです。
ただし、埋没法は切開法と違って効果が長くは続きません。個人差はありますが、3~5年程度で少しずつ効果が薄れてくるため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、埋没法はまぶたが厚いと糸がゆるみやすくなるため、まぶたの特徴によっては切開法を提案されるケースも。
施術方法は、ライフスタイルや目元の特徴、希望の仕上がりについて考えながら、慎重に検討する必要があります。
事前シミュレーションが成功のカギ!
事前のシミュレーションは、写真などを医師と見ながら入念に行うことが大切です。
実は「自然な仕上がりにする」というのはとても難しいオーダー。どこまでが“自然”のラインなのか、医師とズレている可能性もあります。
カウンセリングではブジー(疑似的な二重を作る専用器具)を使って仕上がりをイメージするとより安心です。正面からのアングルだけでなく、伏し目や目を開いたときの見え方もしっかり確認すると良いでしょう。
ダウンタイムはどう隠す?メンズ二重整形のアフターケア
普段メイクをしない男性にとって、二重整形後の腫れや内出血を隠すのは簡単ではありません。切開法と比べると埋没法はダウンタイムが少ない術式ですが、それでも施術直後は多少の腫れや赤みが生じる場合がほとんど。
そのため、二重整形後のダウンタイムには次のような対策をしておくことが大切です。
- 少なくとも2~3日は仕事を休めるタイミングで施術を受けることが望ましい
- 施術後は保冷剤などでまぶたを冷やす
- 施術後は血流が良くなるような行為は控える
- カモフラージュ用の伊達メガネを用意しておく
とくに男性は女性よりも皮膚の血管が太い傾向にあるため、腫れや赤みが長引く傾向があります。不安な人は施術前のカウンセリングで、ダウンタイムについても医師にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
まとめ
メンズ二重整形は今や特別なことではなく、仕事のモチベーションアップや男性としての魅力を高めるための選択肢の1つとして定着しつつあります。
男性の二重整形で重視するポイントは「整形感のない自然な変化」。どこまでの変化を求めるかということと、骨格やまぶたの特徴に合わせてデザインを決めることで、清潔感と落ち着きのある優しい目元へと近づくことができます。
ただし医療行為である以上、ダウンタイムやリスクについて正しく理解しておくことは必須。まずは信頼できそうなクリニックをいくつかに絞り、無料カウンセリングなどを利用しながら施術プランを練ってみるところから始めてみましょう。
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