ゼオスキンヘルスのセラピューティックは秋におすすめ?ゴワつき肌を集中ケア

ゼオスキンヘルスのセラピューティックは秋におすすめ?ゴワつき肌を集中ケア

秋に入ると「乾燥のせいか、肌のゴワつきが気になる」という方もいるでしょう。これから冬にかけてますます乾燥などの影響が気になる前に検討したいのが『ゼオスキンヘルス』のセラピューティックプログラム。短期間で肌質改善が見込め、さまざまな肌トラブルにアプローチできると注目を集めているスキンケアプログラムです。プログラムのステップや効果、気になる値段などをまとめました。

1.『ゼオスキンヘルス』とは

『ゼオスキンヘルス』はドクターズコスメのパイオニア的存在で、世界的に名高い皮膚科医・ゼイン・オバジ氏が考案したメディカルアプローチを行うスキンケアブランドです。
スキンケア製品はすべて医療機関でのみ販売されており、購入は医師のカウンセリングが前提。医師が一人ひとりに合った製品をカスタマイズしてスキンケアの提案を行います。『ゼオスキンヘルス』の多彩な製品を組み合わせてさまざまな肌トラブルにアプローチできるのが魅力です。

2.『ゼオスキンヘルス』のセラピューティックプログラム

出典:photoAC

『ゼオスキンヘルス』のセラピューティックプログラムは、スキンケアプログラムの1つ。12~18週間、医師に診てもらいながら短期間で集中的に肌質改善を目指します。さまざまな肌トラブルに対する効果が見込めるのが特徴です。
セラピューティックプログラムの中では、ハイドロキノン配合製品や医薬品のトレチノインを使用します。この2つを使っている期間は肌が紫外線のダメージを受けやすくなってしまうため、セラピューティックプログラムに取り組むなら紫外線が弱い秋~冬がおすすめです。

■セラピューティックの肌質改善プロセス

『ゼオスキンヘルス』のセラピューティックプログラムは、反応期・耐久期・完成期という経過を経て健やかな肌を手に入れます。
最初の4~6週間目にあたる反応期では古い角質がとれていきます。場合によってはビタミンAによるレチノール反応が出る時期。続いて7~9週目にあたる耐久期ではビタミンAへの耐性がついてきて、レチノール反応が出ている場合も次第に落ち着いてくる時期です。肌の変化を感じ始める頃でもあります。10~12週間目にあたる完成期では、肌トラブルが改善されて生まれ変わったような肌を実感できるでしょう。

■セラピューティックの効果

セラピューティックでは、肌質改善をはじめ、次のような効果が期待できます。例えばメイクで隠すのが難しくなってきたシミやくすみ、肝斑。ニキビ・ニキビ痕や毛穴の開きなどにもアプローチできます。

■セラピューティックのやり方

出典:photoAC

セラピューティックを行う場合、基本アイテムが決まっています。同じ“セラピューティック”とうたっていてもクリニックによってアイテムに若干の違いが出ることがありますが、ベースとなるやり方や、医師のカウンセリングのもと使用する原則は変わりません。
基本アイテムは洗顔料・化粧水・美容クリーム・日焼け止めで、加えて医師の処方によるトレチノイン製剤を用います。

【クレンジング・洗顔料】3種類から選択

朝夕に使うクレンジング・洗顔料は「ハイドレーティングクレンザー」「ジェントルクレンザー」「エクスフォリエーティングクレンザー」からいずれか1つを選択します。普通肌の方はどのアイテムも使えますが、乾燥肌の方はクリーム状のテクスチャーで洗い上がりがしっとりとした「ハイドレーティングクレンザー」がおすすめ。一方、混合肌や脂性肌の方は、ジェル状のテクスチャーですっきりと洗える「エクスフォリエーティングクレンザー」が向いています。どのクレンザーもW洗顔不要のため、メイク落としを兼ねて使えるアイテムとなっています。

  • 「ハイドレーティングクレンザー」
  • 「ジェントルクレンザー」
  • 「エクスフォリエーティングクレンザー」

【化粧水】「バランサートナー」

朝夕に使える化粧水。肌の㏗バランスを整え、この後に使用する美容クリームの浸透性をUPさせる働きがあります。

  • 「バランサートナー」

【美容クリーム】「ミラミン」「ミラミックス」

ハイドロキノン配合の美容クリーム「ミラミン」「ミラミックス」を使います。透明感のある肌を目指せる「ミラミン」は朝夕どちらも使用可能。「ミラミックス」は夜のみで、医師に処方してもらったトレチノインを混ぜて使うことでより肌に浸透しやすくなり、肌を整えます。なお、セラピューティックで処方されるトレチノインの量は0.025%・0.05%・0.1%で、医師の診断によって決められます。

【日焼け止め】3種類からお好みで

主に朝に使う日焼け止めは、好みによって選んで使えます。敏感肌の方も使いやすく、刺激に配慮されたタイプなら「BSサンスクリーン」。日焼け止めと化粧下地の1本2役の「サンスクリーンプラスプライマー」や化粧直しにも使いやすい「パウダーサンスクリーン」も便利です。

  • 「BSサンスクリーン」
  • 「サンスクリーンプラスプライマー」
  • 「パウダーサンスクリーン」

■セラピューティックの値段

『ゼオスキンヘルス』の製品は、セラピューティックに使うアイテムに限らずすべて、取り扱い医療機関のみで販売されており、各製品の値段は一律です。セラピューティック向けにセット販売しているクリニックもあり、総額7~8万円程度のケースが多いようです。

3.よくある疑問を解決!セラピューティックの副反応やリスク

出典:photoAC

魅力の多いセラピューティックですが、副反応やリスクの可能性も確認してから使うようにしましょう。ここではよくある疑問を取り上げました。

■赤みや皮むけは必ず起こる?

個人差はありますが、ダウンタイムとして赤みや皮むけが起こる可能性があります。「ミラミン」「ミラミックス」に配合されている成分・ハイドロキノンや、処方薬のトレチノインの副反応として赤みやかゆみが生じる場合も。強い反応が出て肌に合わないと感じた場合は医師に相談しましょう。

■セラピューティック中に他の施術はできる?

セラピューティックの期間中はすべての施術はできないと考えておきましょう。トレチノインを使用していない場合は可能な場合もありますが、医師の判断が必要です。セラピューティックを始める前からすでに他の施術を検討している方は、先に医師に相談しておくと計画が立てやすくなります。

■他のスキンケアアイテムは併用できる?

プログラム期間中は、基本的に他のスキンケアアイテムの併用はできません。トレチノインを使用していない場合は併用できるとするクリニックもありますが、医師に確認するのがベターです。

■予定があるのでプログラムを一時中断しても良い?

皮むけなどが起こっている場合、「ミラミン」や「ミラミックス」、トレチノインのみを中断します。予定の1週間~10日前に中断するのが良いといわれています。トレチノインのみ中断の指示を出すクリニックもあるので、処方医師によく確認しましょう。

■妊娠中や授乳中もセラピューティックは可能?

クリニックによりますが、妊娠中や授乳中の方は治療できないケースが多い傾向にあります。リスクのあるハイドロキノン配合製品、トレチノインを使用するプログラムであることが理由です。

■まとめ

『ゼオスキンヘルス』のセラピューティックは、短期集中で肌の状態を改善に導くプログラムです。多くの肌悩みにアプローチできる魅力がありますが、効果が高い分、副反応やリスクの可能性を伴います。プログラムに取り組む際は必ず医師のカウンセリングを受け、適宜診察を受けながら正しいステップで進めるようにしましょう。秋のゴワつき肌のお悩みも、医師と二人三脚で改善を目指すのが近道です。

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