ボトックスにダウンタイムはある?期間中に出やすい症状や注意点を解説

ボトックスにダウンタイムはある?期間中に出やすい症状や注意点を解説

「眉間のシワが気になる……」、「表情ジワが気になり始めた……」などのお悩みを抱えている方はいませんか?そのお悩みには、ボトックス注射が有効かもしれません。この記事では、そもそもボトックス注射とは何か、期待できる効果やダウンタイム、注意点などを解説していきます。ぜひ、参考にしてお悩みの軽減に役立ててください。

1.そもそもボトックスとは?

ボトックス注射は、メスを使用せず直径0.2~0.3mm程度の極細注射を打つ治療法です。ボトックスは、ボツリヌストキシンという天然のたんぱく質からできています。筋⾁と神経の結合部に働きかけ、筋肉の収縮を弱めます。ボトックス注射は、施術を受けてから通常2~3日で変化が現れます。1~2週間で安定し、持続期間は3~4ヶ月程度です。

2.ボトックスに期待できる効果

出典:photoAC

ここでは、ボトックス注射の効果を見ていきましょう。

■シワの改善

ボトックス注射は発達した表情筋の動きを抑えることができるため、顔をしかめたときや笑ったときにできる表情ジワの改善が期待できます。無表情の状態にあるシワには向きませんが、表情筋の動きにより皮膚が折りたたまれることでできる額や眉間、⽬尻などにできるシワの改善には役立ちます。気になる箇所へ注射を打つだけで、シワの発生を防ぐことができるでしょう。

■三角眉毛の改善

三角眉とは、眉が三角形に見えてしまう状態です。眉毛を整えてもすぐに三角になってしまう場合は、毛の生え方ではなく発達した筋肉が原因の可能性があります。眉の位置にある眉丘筋にボトックス注射をすると、無意識に力が入る眉丘筋の動きが抑えられ、眉山部分の盛り上がりが目立ちにくくなります。

■小顔効果

フェイスラインやエラ張りの改善で、小顔へアプローチ可能です。フェイスラインがもたついて見える場合は、筋肉が通常よりも発達して下膨れ状態になっている可能性があります。頬の筋肉にボトックス注射をすることで、筋肉の動きを抑制。シャープなフェイスラインを目指せます。また顎を動かす筋肉が発達し過ぎていると、エラが張っているように見えることも。ボトックス注射で筋肉の動きを抑制すると、筋肉がボリュームダウンしてエラが目立ちにくくなります。

■ガミースマイルの改善

ガミースマイルとは、笑ったときに上唇が上がり過ぎて歯ぐきが見えて目立ってしまうこと。ボトックス注射によって、上唇の筋肉を抑制することで笑ったときの歯ぐきの露出を減らします。ただし、歯や骨格が主な原因のガミースマイルの場合は、ボトックス注射では改善できないこともあります。

3.ボトックスのダウンタイム期間

ボトックス注射は極細針を使うことから、施術後すぐにメイクをして帰ることも可能です。ボトックス注射のダウンタイム期間は、数日~1週間程度と言われています。仕事を休んだり、予定をキャンセルしたりする必要はなく、普段と変わらない生活を続けられるでしょう。一般的な注射の副作用として、赤みや腫れが現れる可能性はありますが、ファンデーションで隠れる程度です。肌の弱い方や施術部分を強くこするなどダウンタイムの過ごし方によっては、症状が長引く場合もあります。

4.ダウンタイムに出やすい症状

出典:photoAC

ここでは、ボトックスのダウンタイム期間に出やすい症状を見ていきましょう。

■赤みや腫れ

ボトックスは針を刺すため、注射した箇所に赤みや腫れが生じることがあります。極細の針を使用するため、傷痕が残ることはないでしょう。ボトックス注射による赤みや腫れは、ほとんどの場合1週間程度で改善されます。また、まれに腫れやかゆみなどのアレルギー反応を起こすことがあります。これらの症状は1週間~1ヶ月程度で改善されますが、長引く場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。

■皮膚のたるみ

ボトックス注射は打ち方によって、皮膚がたるみやすくなることがあります。とくに、皮膚が薄い方や弾力性が低い方は、注意が必要です。ボトックス注射は、術後の変化を想定して注入量や打ち方を調整しますが、施術者の知識や技術によっては調整がうまくいかず皮膚がたるんでしまう可能性があるので、クリニック選びは慎重に行いましょう。

■表情筋のこわばり

顔の筋肉量や左右差には個人差があります。ボトックス注射の経験が少ない施術者に当たると、注入量を多くし過ぎたり、不適切な範囲へ注射したりする可能性があります。すると、表情筋がこわばり、表情のひきつりや不自然な笑顔になってしまうことも。表情筋のこわばりは、ボトックスの効果が切れるまで待つ必要があります。

5.ボトックス施術後のNG行為

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最後に、ボトックス施術後の注意点をご紹介します。ボトックス注射のダウンタイム期間には、以下のことに注意して過ごしましょう。

■施術部分を触る

治療当日から1週間程度は、施術部分を擦ったり揉んだりしないようにしましょう。施術部分に刺激を与えることで、ボトックスの薬剤が周りに流れ込み、効果が軽減したり他の部位に効果が現れたりする可能性があるからです。ダウンタイム期間は落としやすいナチュラルメイクを心がけ、クレンジングや洗顔の際は、ゴシゴシ擦らず優しく洗いましょう。注射した部位は刺激に敏感な状態なので、できるだけ手を触れないようにしてください。

■激しい運動

ボトックスは、ボツリヌストキシンというたんぱく質からできている注射です。たんぱく質は熱に弱く、施術の効果が低下することも考えられるため、体温が上がる激しい運動は控えましょう。また、激しい運動をして血流が良くなることで内出血を起こすリスクもあります。体温が急に上がり汗を大量にかくような激しい運動は、施術日から最低3日は避けましょう。

■高温での入浴

高温での入浴も体温を上昇させるため、ボトックス施術後には避けたい行為です。サウナの利用も控えましょう。血管が拡張し血行が促進され内出血や腫れ、赤みが出るリスクがあります。施術当日は、シャワーを浴びる程度にしておくと安心でしょう。

■飲酒

ボトックス施術後の飲酒はNG。アルコールによって血行が促進されると、運動や高温での入浴と同様に、注射した部位に内出血や腫れ、赤みが生じる可能性があります。ボトックス施術後の飲酒は、少なくとも3日は避けましょう。

■レーザー治療

レーザー治療は、皮膚や筋肉が部分的に非常に高温になるため、ボトックスの効果が失われるリスクがあります。ボトックスを注射した場所に、レーザー照射などの治療を続けて行うのは避けた方が良いでしょう。レーザー治療を行っている場合は、事前のカウンセリングで医師に相談しましょう。

■まとめ

ボトックス注射とは何か、期待できる効果やダウンタイム、注意点などをご紹介しました。ボトックスはシワの改善だけでなく、三角眉毛の改善や小顔効果など、顔の印象を良くしてくれるさまざまな効果が期待できます。ダウンタイムが短く受けやすい施術ですが、施術後に出やすい症状や注意点をしっかり理解しておくことが大切です。

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