「最近肌がゴワついている……」「日焼けによる色素沈着が気になる……」とお悩みの方はいませんか？そんな肌悩みにおすすめなのが「マッサージピール」。この記事では、夏にダメージを受けた肌や、加齢に伴う症状の改善に適した「マッサージピール」について、効果やメリット、効果が感じられない原因についてご紹介します。「マッサージピールは効果がない？」と疑問に思う方は必見ですよ。
INDEX
１．マッサージピールはどんな施術のこと？
マッサージピールとは、専用の薬剤をマッサージにより浸透させ、線維芽細胞を活性化。コラーゲン増生を図って、肌にハリやツヤ、弾力をもたらす治療法です。コラーゲンピールとも呼ばれ、皮膚の真皮層に作用し、肌質を改善します。マッサージピールには、以下のような効果が期待されます。
＜マッサージピールの効果＞
- コラーゲン生成の促進
- 弾力・ハリ・ツヤを回復
- シワ・たるみの軽減
- ニキビ痕の改善
- 毛穴のつまり・黒ずみの予防
- 毛穴の開きの改善
- 肌のざらつきを解消
- シミ・くすみを改善
主な効果は、細胞を再生させることでハリ感、ツヤ感が回復した肌にすることです。専用の薬剤が肌に浸透すると、古い細胞が取り除かれ、コラーゲンの生成が促されます。
コラーゲンが必要量まで達すると、肌状態が整い、シワやたるみが目立たなくなります。みずみずしく弾力性も高い顔になり、見た目も若々しく見えるようになるでしょう。
また、マッサージピールは、皮膚のターンオーバーを促進するので、色素沈着やニキビ痕のクレーターの治療にも効果的です。
古い角質や皮脂を取り除く作用も期待できるため、毛穴が詰まりにくくなります。黒ずみの予防にもつながるだけでなく、毛穴トラブルも改善され、ざらつきが気になるといった悩みにも働きかけるでしょう。
さらに、メラニン色素の生成を抑えてくれる成分も含まれるため、シミやくすみの解消にも役立ちます。何度も繰り返すことで肌色がアップし、透明感のある肌に近づけるでしょう。
２．マッサージピールのメリット│首や肘の黒ずみにも使える！
出典：photoAC
さまざまな効果が期待できるマッサージピール。マッサージピールが使えるのは、顔だけではありません。ここでは、マッサージピールのメリットをご紹介します。
■特殊な薬剤で肌を剥離させない
マッサージピールの薬剤には、肌の真皮層まで浸透するピーリング成分「トリクロロ酢酸」、トリクロロ酢酸の強い作用を抑えて、肌表面との親和性を高めてくれる「過酸化水素」、メラニン生成の抑制だけでなく、抗酸化力も発揮する「コウジ酸」が配合されています。
過酸化水素の働きにより、ピーリング作用が和らぐため、皮膚の剥離を起こさずに治療が可能。肌への刺激が少なく、赤みや皮むけなどを防げます。
■短時間で施術できる
マッサージピールは、マッサージを受ける感覚で治療が可能です。施術時間は、10～20分程度。薬剤を塗って肌に浸透させ、しばらくしてから拭き取るだけで完了します。施術当日は、メイクをして帰ることが可能です。日常生活への影響も少ないので、比較的ハードルも低く受けやすいでしょう。
■施術直後から効果が実感できる
マッサージピールは、施術直後から肌の弾力アップやハリ・ツヤの改善を実感できます。1度の治療で効果を感じる方もいますが、適切な間隔を空けて複数回施術を受けることで、より肌の悩みが改善されやすくなるのです。
■痛み・ダウンタイムが少ない
メスや針を使わないため痛みがほぼなく、ダウンタイムも短いのが特徴です。
また、赤みや皮むけが起こりにくく、施術後も通常通りのスキンケアが可能。しかし、トレチノインやアダパレン、過酸化ベンゾイルなどを含むアイテムは使用しないようにしましょう。
■さまざまな肌悩みに効果が期待できる
マッサージピールは、ハリ・ツヤアップはもちろん、シミやくすみの改善にも向いています。ほかにも、毛穴の詰まり・毛穴の開き・黒ずみ・たるみ予防などさまざまな肌悩みにも対応。施術後には、フェイスラインも引き締まるので、リフトアップ効果も期待できるでしょう。
■首や肘のケアもできる
マッサージピールは、目の周辺・首やデコルテ・肘・手の甲・膝・脇・ヒップなど、多くの部位に適用できるのも魅力です。目の下の小ジワや、体の黒ずみ、日焼けなどによる色素沈着にも働きかけられるでしょう。体重の変化や妊娠などによって発生した、肉割れや妊娠線の軽減にも向いています。
３．マッサージピールは効果ない……？その理由は？
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マッサージピールについて「失敗したかも……」「効果が感じられない」などの口コミを目にしたことがあるという人もいるでしょう。ここでは、マッサージピールの効果を実感できない理由を解説します。
■施術間隔と回数が適切ではない
施術直後から肌のハリ・ツヤを実感しやすいピーリング治療ですが、コラーゲンの生成や、メラニン色素の排出には数週間かかります。マッサージピールは、施術を重ねるほど効果を得やすくなるので、1、2回受けて変化が現れないからと諦めるのはNG。失敗したと感じないために、適切な頻度で治療を受けることが大切です。一般的には1～2週間に1回、平均5回といわれていますが、個人差があるのでどのくらい間隔を空けたら良いのか医師に見極めてもらいましょう。肌質改善後も、数ヶ月に1回継続していくと、理想的な肌状態を維持できます。
■アフターケアが不十分
マッサージピールの施術後は、薬剤の影響で肌が敏感になり、紫外線に対するバリア機能も低下しています。紫外線は、日焼け止めや、帽子、日傘などでできるだけ避けましょう。アフターケアが不十分だと、色素沈着のリスクも高まります。また、肌が乾燥しないよう、保湿することも大切です。
■痛みがなく効果を実感しにくい
施術時の痛みがほぼないため「効いている感じがしない」という意見もあるようです。「ピーリング＝痛みを伴うもの」というイメージが強いですが、マッサージピールは過酸化水素の作用により、皮膚の剥離が抑えられることで痛みが軽減されているだけです。痛みの有無に関係なく、効果は期待できます。
■エステサロンなどで施術を受けた
マッサージピールは、特別な薬品を使う医療行為なので、基本的に医師や看護師しか施術ができません。エステサロンや家庭用の薬剤は濃度が低く、美容クリニックと同等の治療効果を得るのは難しいでしょう。マッサージピールの効果を実感したい場合には、きちんと美容クリニックなどの医療機関で施術を受けましょう。
４．マッサージピールの副作用│やりすぎるとどうなる？
マッサージピールは、施術後1～2日間、肌に赤みや皮むけ、乾燥などの症状が現れる場合があります。だいたい1週間で落ち着くので、保湿を中心にスキンケアをしっかり行いましょう。ただし、刺激が強いスクラブなどの使用はNG。腫れやかゆみなど、アレルギー症状が長引く場合は、医師へ相談しましょう。
前述のとおり、術後の副作用がまったくないわけではないので、肌が回復しないまま、短期間に何度も受けると負担がかかります。炎症やビニール肌などのリスクを回避するためにも、適切な施術間隔と回数を守ることが大切です。
５．マッサージピールと併用するならダーマペン4の検討を
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マッサージピールは「ダーマペン4」と併用すると効果の向上が期待できます。「ダーマペン4」 の施術を行ったあとに、マッサージピールを行うと、薬剤の有効成分を肌に確実に浸透させることができるためです。ダーマペン4は、極細針で皮膚の真皮層に小さい穴を開けることで、創傷治癒力を高める治療。肌のターンオーバーを、より活性化することができます。できるだけ早く、マッサージピールの効果を実感したいという方におすすめです。
■まとめ
マッサージピールの効果やメリット、効果が感じられない原因などについてご紹介しました。マッサージピールは、加齢に伴う肌悩みや、夏にダメージを受けた肌のケアにもおすすめです。また、治療を重ねるほどに効果を実感しやすくなるため、「マッサージピールは効果ない……」と感じる場合は、施術間隔や回数、アフターケアに問題があるかもしれません。医師にしっかり肌状態を確認してもらい、適切な間隔で施術を受けることで、美肌を目指しましょう。
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