かつては気にならなかった小さなほくろ。でも、ふと気づくと形が変わっていたり、鏡を見るたびに主張が気になったりすることはありませんか?
私自身、かつてはチャームポイントだった泣きぼくろが、いつしかコンプレックスに。「やっと取れる!」と美容医療でほくろ除去を試みるも、そう簡単にはいかない現実がありました。
この記事では、レーザーでの失敗や再発への不安を乗り越え、最終的に切除手術で解決に至るまでのリアルな体験談をご紹介。
ほくろの種類による治療法の違いを知り、後悔しないための「自分にベストな判断軸」を身につけましょう!
INDEX
「ほくろを消す!」と決意するまで|チャームポイントだった“泣きぼくろ”の変化
幼い頃から目の下にあったほくろ。当時は、母から「泣きぼくろは美人の証だよ!」と褒められ、チャームポイントだと思っていました。
しかし、高校生でメイクをし始めると、だんだんとそのほくろが気になるように。鏡を見るたび、ファンデーションで隠しきれないほくろの存在感。それは、いつしかコンプレックスへと変わっていきました。
しかも、ただ色が濃くなるだけでなく、だんだんと大きく、立体的になっていくような感覚があったのです。
この写真は、20代前半の頃。私の目の下のほくろは明らかに以前より盛り上がり、目立つものになっています。そして、この頃から「美容医療で完全に除去したい!」と思うようになりました。
思い切って挑んだレーザー治療!しかし、後悔の残る結果に……
私が選んだ方法は、CO2レーザーによるほくろ除去。メスを使わず、比較的短時間で終わるイメージがあり、まずはここからスタートすることにしたのです。
カウンセリング~レーザー1回目
まずは、医師とのカウンセリング。ダーモスコピーという拡大鏡で診てもらったところ、私のほくろは表面だけでなく、深いところまで及んでいることが判明!
医師からは「一度に無理やり取り切ろうとすると、深いクレーターのような凹みが残るリスクがあります。まずは1回照射し、様子を見てから2回目を検討しましょう」と、説明を受けました。ほくろの大きさから覚悟はしていたけれど、一筋縄ではいかないことが分かり、少し落ち込むことに……
そして迎えたレーザー1回目。こちらが施術を受ける前の状態です。
そしてこちらが、1回目の照射から約1ヶ月後の状態。「これでやっとほくろとサヨナラできる!」と期待しましたが、実際には膨らみが平らになることはなく、色は薄くなっても、盛り上がりはしっかりと残っていました。
「やっぱり、そう簡単にはいかないのか……」という落胆。諦めきれなかった私は、先生と相談の上、2回目の照射を受ける決断をしました。
レーザー2回目
「今度こそは!」と意気込んで臨んだ2回目のレーザー。しかし、結論からいうと、2回の照射を経てもほくろは完全に消すことはできませんでした。
少し形がいびつになった痕跡が残り、「これ以上レーザーを繰り返すと、さらに傷が深くなるかもしれない」という恐怖心が芽生えることに。自分のほくろの根深さを思い知った瞬間でした。
そして、「また膨らんできたらどうしよう」という再発への不安が常につきまとうようになりました。そう、ほくろは深いものだと再発リスクが高くなってしまうんですよね。こうして、私のほくろ除去への道は、ここから新たな局面を迎えることになったのです。
「なぜレーザーで完全に消せなかったのか?」ほくろの種類と深さの問題
「根深いほくろはレーザーによる除去が難しい」という結論に至った、初めてのほくろ除去治療。ここからはその理由について、整理して振り返ります。
ほくろの基本構造と種類|加齢による変化とは
そもそもほくろとは、医学的に「母斑細胞母斑」「色素性母斑」とも呼ばれる皮膚の良性腫瘍の1つ。メラニン色素をつくるメラニン細胞が変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」が皮膚内で増えることで生じます。
ほくろには種類があり、分類方法もさまざまですが、「皮膚のどの深さにメラニンが集まっているか」で分けた場合、【境界母斑】【複合母斑】【真皮内母斑】の3つになります。
ほくろは加齢とともに、境界母斑→複合母斑→真皮内母斑と変化することがあります。私が10〜20代前半で経験した「ほくろが大きくなる」「色が濃くなる」「盛り上がってくる」といった変化も、加齢による正常な変化だったと考えられます。
ほくろが大きくなるケースのほとんどは良性で、必ずしも治療が必要なわけではありません。
しかし、大きくなったほくろの中には、稀に悪性腫瘍が隠れていることもあります。受診すべきかどうか迷った時には、皮膚がんの初期症状の判断に用いられる国際的基準「ABCDEルール」でセルフチェックしてみましょう。
1つでも当てはまった場合は、早めに医療機関を受診することが望ましいとされています。
| <ABCDEルール> A:Asymmetry(左右非対称):形が左右対称ではない、いびつに見える B:Border(境界不明瞭):周囲との境界が曖昧で、輪郭がはっきりしない C:Color(色の不均一):色がまだらで濃淡にムラがある D:Diameter(直径6mm以上):目安として6mm以上の大きさがある E:Evolving(変化):短期間で急に大きくなる、形や色、表面の状態が変化する |
「私のほくろに合う治療法は?」レーザー治療が向いているほくろの特徴
ほくろの治療法は、大きく分けて【レーザー治療】【メスによる切除術】の2つ。ほくろの形状や大きさ、深さによって決まります。
レーザー治療
ほくろ除去に用いられるレーザーは、主に次の2つの種類があります。
| レーザーの種類 | レーザーの仕組み | 向いているほくろ |
| 炭酸ガスレーザー (CO2レーザー) |
ほくろの組織を蒸散する | ・皮膚から盛り上がっている ・直径2〜5mm程度の中サイズ ・比較的浅い位置にある ・色が濃く黒っぽい |
| Qスイッチレーザー ピコレーザー |
メラニン色素を破壊する | ・平坦で浅い層にある ・小さめのサイズ |
私が受けたレーザー治療は、CO2レーザー。浅い層にあるほくろの除去は得意ですが、真皮まで根を張っている場合、一度に深く削りすぎると傷痕や凹み、色素沈着のリスクが高まります。
浅いほくろであれば1回の照射で取り切れるケースも多々ありますが、根の深いほくろは「一度ですべてを削り取ろうとせず、複数回に分けて平らにしていくこと」を目指すクリニックも少なくありません。
しかし、私のように「完全に消し去りたい」と願う人にとってこのアプローチは、「取り切れないもどかしさ」につながってしまうのも事実です。
メスによる切除術
5mm以上の大きなほくろ、根の深いほくろ、大きく盛り上がっているほくろは、メスで切除する方法を選択するケースがあります。
私もレーザー治療を経て、最終的に「切除手術」によるほくろ除去を選択しました。
私のほくろ治療のゴールは「切除術」|後悔しないほくろ除去のポイントとは
ここからは私が「ほくろ治療のゴール」として踏み切った、切除術についてお話します。
最終的に「メスによる切除術」を決断した理由
ほくろ切除手術は、局所麻酔を行い、ほくろを含めた組織をメスで切り取り、縫合する施術です。レーザー照射と比較すると大がかりな治療にはなりますが、再発リスクが低くなるため「再発におびえる生活から解放されたい」という私の願いを叶えるには最も適した方法でした。
こちらが、切除手術から半年ほど経過したほくろの状態。もちろん、縫合による「線状の傷」はできますが、半年~1年程度ですっかり目立たなくなりました(もちろん傷痕の経過には個人差があります)。
私の根深いほくろには、レーザーよりも切除術が最適な選択だったと実感。切除術を決断するのは勇気がいりましたが、思い切って受けたことで完全にほくろとサヨナラすることができました。
治療前に必ずチェック!ほくろ除去で後悔しないためのポイント
これからほくろ除去を検討されている方へ、私自身の経験から学んだほくろ除去治療の判断ポイントをまとめておきます。
セルフチェックによる誤診に注意!まずは医療機関へ相談を
自分にとって最適なほくろ除去方法を正しく選ぶためには、自分のほくろの状態を正確に知ることが何よりも大切。そのためにはセルフチェックではなく、医師による専門的な診断、分析を受けることが一番の近道です。
大事なのは、大きさや膨らみはもちろん、「どの層でできているか」ということ。根が深いほくろはレーザーだけでは完全に消せないかもしれません。
また、カウンセリングでは……
「レーザーでどこまで消せる見込みなのか」
「再発リスクはどの程度あるか」
「切除という選択肢はあるのか」
といったポイントについてもしっかりと先生に確認してみてください。
1回で終わる前提を持たない
ほくろが大きく深い場合、複数回の通院が必要になるケースが一般的です。そのため、治療スケジュールや予算など事前にシミュレーションしておくと安心。計画性のない治療は、ゴールまでたどり着けずに中途半端になってしまう可能性があります。
ほくろ除去治療のゴールを明確にする
ほくろ除去と一言でいっても「完全に消したい」「盛り上がりをなくしたい」「傷痕の残らない方法にしたい」など、進め方や目指す状態は人それぞれですよね。再発リスクをなくしたいなら、今見えているほくろのケアだけでは不十分になることもあります。
ほくろ除去のゴールをどう設定するのか、しっかりと決めておくことが後悔しないための大事なポイントです。
まとめ
泣きぼくろの除去治療は、思っていたよりも奥が深いものでした。最初は「安く、早く、簡単に」消したいという想いが強かったのですが、結局は「自分のほくろの深さを正しく知ること」「治療法ごとのメリット・デメリットを理解し、納得して選ぶこと」が、一番の近道だったと今は感じています。
ほくろ除去は、単なる見た目の問題だけでなく、心のモヤモヤを取り払うための大切なケアです。どうか皆さんも、気軽さや安さだけで安易に決めず、医師としっかり相談しながら、自分にとって最良の「ほくろとのサヨナラの形」を見つけてくださいね。
納得のいくほくろ除去への第一歩を踏み切れるよう、まずは自分のほくろとしっかり向き合うところから始めてみてください。
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