フォトフェイシャルの危険性は?デメリットと施術前後のポイント

フォトフェイシャルの危険性は?デメリットと施術前後のポイント

「フォトフェイシャルに危険性はある?」施術を受けようか迷っている方の中には、このような不安がある方もいるでしょう。そこで今回は、フォトフェイシャル治療を受ける危険性と施術前後の注意点を徹底解説!フォトフェイシャルを受ける際のポイントもご紹介するので、安心して施術を受けたいと考えている方は参考にしてみてください。

1.フォトフェイシャルとは

出典:photoAC

IPL治療の一種であるフォトフェイシャルは、『ルミナス社』のIPL治療機器を用いた施術のみの呼称です。
まずは、フォトフェイシャルの特徴と効果を解説していきましょう。

■フォトフェイシャルの特徴

フォトフェイシャルは、「IPL(Intense Pulsed Light)」という光エネルギーを肌に照射する美肌治療器。ヘモグロビンやメラニン色素のみに反応し、肌表面を傷つけずに健やかな肌へと導きます。
2024年時点での最新機種は「ステラM22」。従来機よりも光エネルギーが均一に照射できるように改良されています。照射モードや波長、モードには複数の種類があり、肌悩みへ的確にアプローチできるようになっています。
また、フォトフェイシャルは痛みやダウンタイムがほとんどない点も大きな特徴です。肌状態や医師の判断にもよりますが、施術直後からメイクもできます。副作用にも配慮した美容治療です。

■フォトフェイシャルの効果

フォトフェイシャルの効果は、シミやそばかす、赤ら顔、肌のくすみ、毛穴の開きなどの軽減です。肌の弾力性を保つ基礎となるエラスチンやコラーゲンを生み出す線維芽細胞にも刺激を与えるため、肌のハリ・ツヤの向上や小ジワ軽減、エイジングケア効果も期待できます。幅広い肌悩みに対応しているため、改善したい点が複数ある方にも向いている治療法です。

2.フォトフェイシャルに危険性はある?

出典:photoAC

さまざまな肌悩みにアプローチできるだけでなく、従来のレーザー治療にあったような副作用のリスクも少ないフォトフェイシャル。しかし、「やめたほうがいい」といった危険性を指摘する声が挙がっていることには理由があります。
フォトフェイシャルにある5つのデメリットと失敗例を確認しておきましょう。

■フォトフェイシャルにある5つのデメリット

フォトフェイシャルの危険性を判断するため、まずはフォトフェイシャルにある主な5つのデメリットをチェックしてみましょう。

施術時に痛みを感じることがある

フォトフェイシャルの施術時に痛みを感じることは、ほとんどありません。しかし、人によっては輪ゴムが当たったときのような痛みを感じる方も。痛みに不安のある方は、術前に冷却ジェルを塗ってもらうことをおすすめします。

赤み、かさぶたなどの副作用が生じることがある

フォトフェイシャルは副作用のリスクに配慮した施術ではありますが、人によっては一時的に赤みや腫れ、かゆみ、軽い熱感などが生じることも。しかし、このような施術後の症状は、数時間で落ち着くことがほとんどです。薄いかさぶたができた場合も、1週間程度で自然に剥がれるケースが多いです。

色素沈着を起こすリスクがある

フォトフェイシャルの照射出力が強すぎると、色素沈着を引き起こす危険性があります。フォトフェイシャル失敗画像の中には、火傷を引き起こしてしまったものも。施術を受ける際は、信頼できるクリニックかしっかりと確認しましょう。

シミが濃くなるリスクがある

「フォトフェイシャル治療は老けるのでは?」と言われる理由としては、施術後に生じやすいシミの変化によるものでしょう。
フォトフェイシャルの光をシミに照射すると、シミが一時的に濃くなることがあります。しかし、このシミは隠れていたメラニンが表面に浮き上がってきたことによるものです。1週間程度でかさぶたとなって剥がれ落ちるため、焦らず様子を見ておきましょう。ただし、肝斑はかえって濃くなる危険性も。シミの種類や状態はよく確認しておく必要があります。

複数回施術を受ける必要がある

フォトフェイシャルの効果が得られるまでの回数や期間には、個人差があります。一般的な施術回数の目安は、3~4週間の間隔で5~6回程度。治療を始めて半年ほど経った頃に、納得できる仕上がりとなるケースが多くなっています。

■フォトフェイシャルの失敗例

「フォトフェイシャルのステラM22で失敗した!」そのような方には、以下のような原因が考えられます。

  • 効果のないシミに施術した(ほくろ、真皮層にできたシミ、薄いシミなど)
  • 日焼けしている肌へ照射した
  • ヒドロキノンやトレチノインの使用中に施術した

シミの種類によっては、理想とするフォトフェイシャルの効果が得られないことも。また、日焼けした肌にフォトフェイシャルの光をあてると、肌に過度な負担がかかり施術後の赤みが強く生じる場合があります。ヒドロキノンやトレチノインなど、刺激の強い外用薬の使用も控えておくことが大切です。

3.フォトフェイシャル施術前後の注意点

出典:photoAC

フォトフェイシャルの施術前後に注意しておきたい2つのことをお伝えしておきましょう。

■過剰な施術はNG

フォトフェイシャルは、短期間に何度も施術を受ける、必要以上に施術を受け続けるといったことが原因で、ビニール肌になる危険性があります。ビニール肌とは、肌の角質層が薄くなりすぎた肌のこと。肌のバリア機能が低下し、刺激に弱い肌となってしまうリスクがあるのです。
「早く理想の肌を手に入れたい!」という気持ちがあったとしても、一度施術を受けたあとは焦らず肌状態をよく確認してから、もう一度施術を受けるか検討してみましょう。

■施術を受けられないパターンがある

以下に該当する方は、フォトフェイシャル治療を受けられません。

  • 妊娠・授乳中の方
  • 自己免疫疾患のある方
  • 日光過敏症の方
  • ペースメーカー装着の方
  • ステントが入っている方
  • 日焼けしている方
  • タトゥーやアートメイクのある方

糸リフトの糸が入っている場合も医師と相談する必要があります。施術を受ける前には、これらの項目に該当していないか十分に確認しておきましょう。

4.フォトフェイシャルを受ける際のポイント

出典:photoAC

「フォトフェイシャルで10年後もきれいな肌を保ちたい!」といった思いがある方に知っておいてもらいたい、2つのポイントをまとめました。

■施術前後のケアを徹底する

フォトフェイシャルの施術前後には、しっかりと日焼け対策を行いましょう。とくに、施術後の肌は紫外線をはじめとした皮膚刺激に敏感です。また、施術後は乾燥しやすくもなっているため、帽子や日焼け止めなどによる紫外線対策に加え、シートパックや化粧品による保湿ケアをいつも以上に徹底しましょう。

■信頼度の高いクリニックを選ぶ

施術を受ける際には、クリニックのホームページで実績や口コミなどを確認し、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。フォトフェイシャルは自由診療となるため、料金体系もクリニックによって大きく異なります。カウンセリング代や諸経費などの有無もあらかじめチェックしておきましょう。

■まとめ

フォトフェイシャルの危険性と施術前後の注意点・ポイントをまとめて解説しました。ダウンタイムがほとんどなく、シミや肌のくすみなど多くの肌悩みにアプローチ可能なフォトフェイシャル。治療を受ける際には、効果だけでなくリスクまで十分に理解しておくことが大切です。施術を受けられないパターンに該当していないかよく確認し、信頼できるクリニックで治療しましょう。

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