その毛穴の悩みは何タイプ?タイプ別の原因と改善策をチェック!

その毛穴の悩みは何タイプ?タイプ別の原因と改善策をチェック!

毛穴の黒ずみ・開きが気になる」、「鏡を見たとき、目立つ毛穴にがっかりしてしまう」という方は多いもの。保湿や引き締めを頑張っても、なかなか効果実感につながらない場合、美容クリニックの毛穴改善メニューを頼ってみてはいかがでしょうか。毛穴のタイプは主に5種類あり、見た目だけでなく有効な治療方法も異なります。今回は、トーニングやポテンツァ、ハイドラフェイシャルなどの毛穴治療を毛穴タイプ別にご紹介。クリニックに行く前に、「自分の毛穴タイプを知りたい」、「毛穴治療について予習しておきたい」という方はぜひお役立てください。

その毛穴の悩みは何タイプ?

開きっぱなしの毛穴や角栓が詰まった毛穴、たるんだ毛穴など……ひと言で毛穴悩みといっても、さまざまなタイプがあります。自分の毛穴タイプと悩みの原因を知ることは、ツルツル肌への第一歩。5種類の毛穴タイプの中から、自分の症状にあてはまるものを見つけてみましょう。

1:開き毛穴(脂性)タイプ

毛穴は皮脂を分泌するときは開いて、それ以外は閉じているのが通常です。しかし皮脂分泌が過剰だと毛穴に皮脂が溜まり、毛穴が大きく開いたように見えてしまうことも。この状態を「開き毛穴(脂性)タイプ」といいます。
10代の場合は、活発化した成長ホルモンが皮脂腺を刺激し、皮脂の過剰分泌が起こることが主な原因。対して、20代以降の皮脂の過剰分泌は、睡眠不足やストレスといった生活習慣の乱れによって起こるといわれています。
脂性肌の毛穴の開きを改善するには、余計な油分を落としたうえで保湿もしっかり行い、皮脂を適量に維持する必要があります。

〈開き毛穴(脂性)の特徴〉

肌タイプ 脂性肌・ニキビ肌
現れやすい部位 額・鼻まわり
判断方法 テカリによってファンデーションが浮いたり崩れたりする場合や、あぶらとり紙を使ってもしばらく経つと皮脂が出てくる場合は、このタイプである可能性が高い

2:開き毛穴(乾燥)タイプ

脂性肌だけでなく、乾燥によっても毛穴が目立つケースがあります。 肌内部の水分や油分が不足すると、毛穴周りの皮膚がしぼんで毛穴の凸凹が際立つ状態に。また、乾燥を補おうとして肌が皮脂を過剰分泌することでも、毛穴の開きを引き起こします。
このような「開き毛穴(乾燥)タイプ」は特に保湿を重視し、皮脂の取りすぎに注意する必要があります。

〈開き毛穴(乾燥)の特徴〉

肌タイプ 乾燥肌・混合肌
現れやすい部位 頬・額・鼻まわり
判断方法 洗顔後に肌がつっぱりやすかったり、粉をふいたりする場合、毛穴パックやピーリングでセルフケアを行っている場合は、このタイプである可能性が高い

3:たるみ毛穴タイプ

肌が弾力をなくして下へ垂れて、本来は丸いはずの毛穴がしずく型に広がることで、目立ってしまう毛穴が「たるみ毛穴」
主な原因は、加齢や紫外線ダメージです。肌の弾力を保つ働きをするコラーゲンやエラスチンは、もともと皮膚の真皮に存在していますが、加齢や紫外線を浴びることによって減少。さらに表情筋が衰えることでも、たるみにつながります。こうした原因から、たるみ毛穴は30代以降に現れやすいのが特徴。たるみ毛穴を改善するには、肌のハリや弾力を取り戻す必要があります。

〈たるみ毛穴タイプの特徴〉

肌タイプ 乾燥肌・混合肌
現れやすい部位 頬・ほうれい線
判断方法 毛穴のある部分の皮膚を軽く持ち上げてみて、毛穴が目立たくなったら、このタイプである可能性が高い

4:角栓つまり毛穴タイプ

角栓は過剰な皮脂や古い角質、メイク汚れが蓄積して形成されたもの。角栓が毛穴に詰まると、白くプツプツとした見た目が気になるほか、肌の表面がザラザラとした手触りになることが特徴です。また、いわゆる「イチゴ鼻」と呼ばれる黒ずんだ毛穴は、白い角栓が長時間放置されたことで酸化し、黒っぽくなった状態を指します。

簡単に角栓を取り除けるアイテムとして毛穴パックがありますが、頻繁に使うと肌に負担がかかったり、使用後のケアを怠ると新たな角栓ができてしまったりと、かえって逆効果になることも。
クレンジング時にメイク汚れをしっかり落としきり、角栓ができにくい肌に整えることが大切です。

〈角栓つまり毛穴の特徴〉

肌タイプ 脂性肌・乾燥肌・ニキビ肌・混合肌
現れやすい部位 額から鼻まわりのTゾーン
判断方法 額や小鼻、鼻の頭に白または黒っぽい塊が見える場合、角栓つまり毛穴である可能性が高い

5:色素沈着毛穴タイプ

角栓を除去しても黒ずみがなくならない場合、毛穴まわりの皮膚が色素沈着を起こしている可能性があります。紫外線や肌を強くこすることによって刺激が加わると、メラニン色素が過剰に生成。「毛穴ジミ」とも呼ばれる毛穴が黒く色づいた状態になります。色素沈着を深刻化させないためにも、美白ケアや紫外線対策を心がけ、強い力で角栓を押し出すなど間違ったケアを見直すことが大切。
また、産毛が角栓の中に詰まって黒ずんで見えるケースもあり、この場合は脱毛処理が必要です。

〈色素沈着毛穴の特徴〉

肌タイプ 脂性肌・乾燥肌・ニキビ肌
現れやすい部位 頬・鼻・眉間・足・脇
判断方法 ・角栓がないのに黒ずみが気になる場合、色素沈着毛穴だと考えられる
・黒ずみに触れるとチクチクする場合は、産毛が原因である可能性が高い

正しいスキンケアを継続すると、徐々に毛穴が目立たなくなる可能性があります。しかし、皮脂のコントロールや保湿、エイジングケアなど多角的にアプローチする必要があるため、ホームケアで毛穴悩みを解消するのはなかなか難しいものです。

美容クリニックでは、皮膚の構造を熟知した医師が肌質や毛穴タイプを見極めながら診察・治療を行っています。次項からは、美容クリニックで提供する毛穴に特化した施術をご紹介しましょう。

▽毛穴は減らせない?毛穴の本質はこちらをチェック

【毛穴タイプ別】おすすめの悩み解消メニューを解説!

美容クリニックで受けられる主な毛穴解消メニューは6つあります。
毛穴タイプ別の相性とともに、くわしい施術内容や費用感をチェックしていきましょう。

↓表はスクロールできます

〈毛穴タイプと施術の相性〉

レーザートーニング ミラノリピール ハイドラフェイシャル ピコフラクショナル ポテンツァ ジュベルック
開き毛穴(脂性) ×
開き毛穴(乾燥) ×
たるみ毛穴 ×
角栓詰まり毛穴 × × × ×
色素沈着毛穴

レーザートーニング

レーザートーニングは、低出力のマイルドなレーザーを肌に照射する施術。皮膚のメラニンを徐々に減少させて、シミや肝斑を治療する施術として知られていますが、毛穴にも効果があります。肌の深層の真皮までレーザートーニングの波長を届けることで、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成を活性化。肌にハリをもたらすことで毛穴を引き締めるほか、ターンオーバーを正常化して、皮脂や古い角質の排出を促します。
肌の状態に合わせて継続して施術を受ける必要がありますが、痛みが少なく1回の施術時間が5~20分と短いことも特徴です。

適した毛穴タイプ:開き毛穴(脂性・乾燥)・たるみ・色素沈着
参考価格:6,000円台~3万円程度(全顔1回)
施術頻度の目安:1〜2週間おきに5〜10回の施術で効果が現れる
ダウンタイム:治療中に軽い刺激があるが、すぐに収まる

ミラノリピール

ミラノリピールは、5種類の酸(トリクロロ酢酸・ AHA・ サリチル酸・ PHA・クエン酸)が配合されたイタリア製の医療用ピーリング剤。気になる部位に塗布して肌へ浸透させると、ピーリング効果に加えて、高い保湿効果をもたらします。さらに真皮層にアプローチして、表皮再生を活性化し、コラーゲン生成を促進。毛穴の開きや詰まり、黒ずみに効果を発揮します
ミラノリピールは、ほかの治療との併用も可能。特にターンオーバーを正常化させるレーザートーニングと組み合わせると、さらなる効果が期待できます。

適した毛穴タイプ:開き毛穴(脂性・乾燥)・たるみ・角栓詰まり・色素沈着
参考価格: 8,000円台~3万5,000円程度(全顔1回)
施術頻度の目安:2〜4週間おきに5回前後の施術で効果が現れる
ダウンタイム:1週間程度の赤みや皮むけ

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、特殊なハンドピースから排出する渦巻き状の水流を利用し、余分な皮脂と角質を軟化させながら剥離し吸引。毛穴の奥の角栓や黒ずみ、落としきれないメイク汚れも洗い出すピーリング治療です。同時に保湿成分を補給し、従来のピーリング治療で起こりやすかった乾燥や肌荒れのリスクを抑えます。毛穴ケアとともに、くすみも取れることで肌全体のトーンアップ効果も。また、ハイドラフェイシャルで皮脂の詰まりを定期的にクレンジングすることで、ニキビ予防も行えます。1回目の施術で、すっきりとした汚れ落ちを実感しやすい施術です。

適した毛穴タイプ:角栓詰まり・色素沈着
参考価格: 1万5,000円~2万円程度(全顔1回)
施術頻度の目安: 1回でも効果がみられるが、4週間おきに受けることでさらなる効果が見込める
ダウンタイム:施術直後、一時的に赤みが出るケースがある

ピコフラクショナル

出典:Cynosure

ピコフラクショナルは、ピコシュアという医療用レーザー機器を用いた治療。ピコ秒(1兆分の1秒)単位で瞬間的にレーザーを照射し、肌の真皮層へ点状(フラクショナル状)に微細な空洞をあけます。皮膚がダメージを修復する働きによって、コラーゲン・エラスチンの生成を促進。開き毛穴・たるみ毛穴の引き締め効果が期待できます。

なお、ピコフラクショナルでは毛穴に詰まった汚れの除去は行えません。角栓の詰まりや黒ずみが気になる場合は、ハイドラフェイシャルと組み合わせることで、徹底した毛穴ケアが行えるでしょう。

適した毛穴タイプ:開き毛穴(脂性・乾燥)・たるみ
参考価格: 1万円台~4万円程度(全顔1回)
施術頻度の目安: 2~4週間おきに3回以上受けることで、毛穴への高い効果が見込める
ダウンタイム:施術直後、一時的に赤みが出るケースがある

ポテンツァ

出典:Cynosure

ポテンツァは、極細(外径0.25mm)のマイクロニードルで肌表面に極小の穴をあけ、針先から高周波を照射。皮膚が傷を治癒する創傷治癒力を利用してターンオーバーを促し、コラーゲン・エラスチンの生成も促進させて肌の弾力をもたらします。また、ポテンツァで照射する高周波には、肌の引き締め効果があることも特徴。開き毛穴を縮小できるほか、たるみ毛穴にもアプローチ可能です。
さらに針を抜くタイミングで薬剤の導入もすることで、小じわなどの肌悩みもケアできます。

適した毛穴タイプ:開き毛穴(脂性・乾燥)・たるみ
参考価格: 2万円台~5万5,000円程度(全顔1回)
施術頻度の目安:1ヶ月おきに3回の施術で、約1~3ヶ月の効果持続
ダウンタイム:1週間程度の赤み・ヒリヒリ感

ジュベルック

出典:VAIM

ジュベルックとは、「ポリ乳酸」という成分とヒアルロン酸製剤を合わせた製剤のこと。この製剤を局所注射を用いて手打ちで注入することにより、肌の真皮層を刺激してコラーゲン生成を促進。肌内部が持ち上がることで毛穴の引き締めをはじめ、ニキビ痕・シワなどに効果が期待できます。韓国では毛穴の開き改善に効果的として、注目されている施術です。
注入直後はヒアルロン酸のうるおい効果が現れ、その後1~2年かけてポリ乳酸が吸収されていくため、持続期間が比較的長いこともポイントです。

適した毛穴タイプ:開き毛穴(脂性・乾燥)・たるみ
参考価格: 4万円台~8万円台(全顔1回 ※注入量により異なる)
施術頻度の目安:1ヶ月おきに3回の施術で、約1年の効果持続
ダウンタイム:ほとんどないが、稀に内出血が出るリスクあり

毛穴のホームケアに!ドクターズコスメ5つを紹介

美容クリニックでの施術に加えて、ホームケアで毛穴悩みの予防・改善をするなら、一般の化粧品よりも成分の濃度が濃いドクターズコスメが役立ちます。ここからは、毛穴ケアが行える5つのドクターズコスメをご紹介しましょう。

1.【Revision Skincare®(リビジョンスキンケア)】C+コレクティングコンプレックス30%

内容量:30g 価格:21,780円(税込)

高濃度のビタミンCを配合した美容液。ビタミンCが持つメラニン生成を制御する作用や、肌にハリを与えなめらかに整える作用が目立つ毛穴へアプローチします。乳液のような感触で保湿力があり、ビタミンC濃度の高いアイテムにみられがちな刺激を抑えたつくりも特徴です。

2.【ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)】エクスフォリエーティング クレンザー

内容量: 200 mL 価格:6,160円(税込)

普通肌~脂性肌・混合肌に合ったジェル状の洗顔料です。マイクロビーズとカプセル化したビタミンEを配合し、毛穴悩みにつながる古い角質や汚れを除去。肌のうるおいはキープしながら、さっぱりとした洗い上がりで、整った肌へ導きます。洗顔できれいな毛穴を保ちたい方、毛穴の詰まりをケアしたい方におすすめです。

3.【ZO®SKIN HEALTH(ゼオスキンヘルス)】エクスフォリエーティング ポリッシュ

内容量: 65 g 価格:9,020円(税込)

不純物をやさしく取り除き、肌をスムーズに整えるスクラブです。超微粒子マグネシウム・クリスタルが、古くなった角質や不要な皮脂を除去。週2・3回の角質ケアで、毛穴の詰まり解消をめざせます。

4.【GAUDISKIN®(ガウディスキン)】エクラリバイブ

出典:GAUDISKIN®

内容量:50g 価格:19,800円(税込)

主役級ともいえる主要成分を1本に凝縮した美容クリーム。パルミチン酸レチノールが肌を守り、7種の高機能ペプチドがテカリやニキビ、バリア機能など肌悩み全般にアプロ―チします。さらに、高い浸透力を持つ両親媒性ビタミンC(APPS)などがメラニン生成をコントロール。毛穴やシミ、くすみをケアしてハリ・ツヤのある肌を目指せます。

5.【M-DEAR(エムディア)】ホイップウォッシュ

内容量:200g  価格:3,520円(税込)

ふわふわの濃密泡でやさしく洗い上げるムース洗顔料。リパーゼ・アミノ酸配合で、肌や毛穴の不要な皮脂を落としながら肌のつっぱり感を防ぎ、うるおいのある肌に整えます。さらに水溶性のビタミンC誘導体配合で、透明感のある肌へ。ワンプッシュでムース泡が出てくるため、スピーディに毛穴汚れをすっきり洗浄できます。

▽ドクターズコスメと一般化粧品の違いはこちらをチェック

まとめ

美容クリニックでは、医師が一人ひとりの毛穴タイプを見極め、ライフスタイルや予算も考慮したうえで、治療のアドバイスを行っています。美肌のカギとなる毛穴悩みが解消されれば、鏡を見るのが楽しみになるはず。気軽に相談してみてくださいね。
また、毛穴ケアはコツコツとした毎日のケアも大切です。美容クリニックでの施術とホームケアを組み合わせて、毛穴が目立たないツルツルな肌をめざしていきましょう。

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