
日焼けの治し方でお困りではありませんか?日焼けすると、ヒリヒリとした痛みと赤み、ほてりなどに悩まされる方も多いでしょう。
日焼けをそのまま放置すると、肌の乾燥やシミの原因になることがあります。
そこで今回は、日焼けにお悩みの方に向けて、自身でできる日焼けケアや美容医療を活用したケアをご紹介しましょう。
日焼けの仕組みや日焼け後のケアを怠った場合のリスクなども説明しますので、参考にしてみてください。
日焼けとはやけどの状態と同じ!

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日焼け後、皮膚が赤くなったりヒリヒリしたりして「日焼け痛い……」となった経験がある方もいるでしょう。
「日焼けの赤みがどのくらいで治るのか」「日焼けしたあと黒くならない方法」を探している方もいるはずです。
そもそも「日焼け」とはどういう状態を指すのでしょうか?まずは、日焼けの仕組みや日焼けケアなどを簡単に見ていきましょう。
■日焼けするってどういうこと?
日焼けすると、紫外線を浴びて肌に炎症が起こり、赤くなる「サンバーン」という状態になります。その後、肌が黒っぽくなる「サンタン」という症状があらわれるのです。
日焼け後に肌が黒くなるのは、皮膚にある色素細胞が活発になってメラニンが作られ、肌に沈着するためです。
ターンオーバーが正常に行われることで、メラニンが排出され、日焼け前の肌に戻ります。
■日焼け後にケアをしないとどうなるの?
日焼けした後、ついスキンケアを忘れてしまうと、「日焼けが治らない」「シミやそばかすが増えた」「シワや乾燥が気になる」などのトラブルが起こることもあります。
日焼けが2年以上治らない方や、肌トラブルが複数出現する方もいて、日焼けの対処法を知りたい方も多いのではないでしょうか。
日焼けの対策をしなかった場合や日焼け後のケアを行わなかった場合、やけどと同じ状態になります。
また、肌内部にあるコラーゲンもダメージを受けるため、ハリが低下してエイジングサインが出やすくなるのです。
実は紫外線は、曇っていても1年中降り注いでいます。日焼け後のケアも大切ですが、まずは日焼けを防ぐために、日焼け止めを塗ったり日傘を活用したりすることを意識しましょう。
■日焼け後48~72時間が勝負!
シミやシワなど肌トラブルの主な原因は、紫外線によるダメージです。光老化と呼ばれることがあります。
紫外線を浴びてから48〜72時間でメラニン色素のもとであるメラノサイトが増え始め、肌が黒くなります。
日焼けを早く治すには、速やかにメラニン生成を抑える対策が必要です。勝負は、日焼け後48〜72時間のスキンケア。
肌が黒くなってしまうと、日焼けした肌の状態が何年も戻らないケースもあります。うっかり日焼けした場合には、すぐに対処しましょう。
日焼けした肌におすすめのセルフケア

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日焼けした肌には、どのようなセルフケアをしたら良いのでしょうか?
日焼け後のケアや日焼けの赤みを消す方法が知りたい方、日焼けを早く治す対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
■肌を冷やす
日焼けは、肌がやけどしているような状態です。日焼けの最優先アフターケアは、しっかり冷やすこと。
冷やしたタオルや保冷剤などを使い、日焼けした部分を冷却しましょう。保冷剤を使う場合は直接肌に当てず、清潔なタオルで巻いて冷やしてください。
肌が炎症を起こした状態のため、肌に直接貼るタイプのジェル付き冷却シートは肌への刺激になる可能性があります。使用しないようにしましょう。
■保湿する
日焼けの治し方で気になる点が、「日焼けしたあとに何を塗ると良いのか」ではないでしょうか。
日焼けすると肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。乾燥を防いで刺激から肌を守るためにも、こまめに化粧水やクリームなどで保湿することが大切です。
肌がデリケートになっているため、低刺激のものを選び、やさしくプレスするようにスキンケアしましょう。
■体の中からアプローチする
抗酸化作用が期待でき、メラニン色素の生成を抑制するビタミンCやビタミンA、ビタミンEなど、日焼け肌をケアする成分を食事や点滴、サプリなどで補給するのも有効です。
緑黄色野菜を摂るなど、栄養バランスが整った食事を意識的に摂るのもおすすめ。
日焼けで肌が乾燥している状態のため、こまめに水分補給し、体の中からアプローチするのも良いでしょう。
■病院を受診する
日焼け後の痛みが強く赤みがなかなか引かないケースや、日焼けの範囲が広い・水ぶくれになるなど程度がひどい場合は、やけどが進行している可能性があります。
早めに皮膚科を受診しましょう。
美容医療で叶うかも?日焼け後の治し方4選

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日焼けの治し方を知りたい方や、時間がたった長年の日焼けを治して白くなりたい方、効率的に日焼けケアしたい場合は、美容医療を活用するのも良いでしょう。
最後に、日焼け後の治療法を4つ紹介します。
■高濃度ビタミンC点滴
肌悩みや疲労回復、免疫力アップなどの効果が期待できる高濃度ビタミンCを静脈点滴します。直接血管内に注入するため、体の内部からアプローチすることが可能です。
ビタミンCは体内で作れず、経口摂取してもほとんどが尿として排出されます。そのため、ビタミンCの効果を十分に得たい場合は、意識的に摂取しなければなりません。
高濃度ビタミンC点滴では、サプリメントよりも濃度の高いビタミンCを点滴して血液中のビタミンC濃度を高めます。短時間で効果的に働きかけることができる方法です。
■高濃度グルタチオン点滴
抗酸化作用が期待できるグルタチオンを主成分とした点滴です。
グルタチオンは豚レバーやキウイ、アボカドなどに含まれる成分で、活性酸素から細胞を守ったり、メラニン生成を抑制したりする役割があります。
グルタチオンを補える高濃度グルタチオン点滴は、シミや肝斑などにお悩みの方にも向いている治療です。
体内のグルタチオンは年齢とともに減少するため、高濃度グルタチオン点滴で定期的に補充することで、肌トラブルやさまざまなお悩みにアプローチできるでしょう。
■カクテル注射や点滴
グルタチオンやビタミンC、トラネキサム酸など、美白や美肌効果が期待できる成分を複数組み合わせた注射や点滴のことです。
複数の悩みにアプローチでき、悩みに応じて成分を選べる点が魅力です。
どういった成分の組み合わせが良いのか迷った場合は、医師に相談すると良いでしょう。
■メソナJ
エレクトロポレーション技術を応用したマシンで、電気パルスを肌に流して小さな隙間を作り、有効成分を真皮まで届ける施術です。
肌悩みに応じて肌に導入する成分(薬剤)が選べます。
これまでの導入系施術では、有効成分をイオン化する必要がありました。しかし「メソナJ」であれば、イオン化していない高分子の成分も真皮まで届けることが可能です。
まとめ
日焼けはやけどと同じような状態を指します。できるだけ日焼けしないよう予防に努め、万が一日焼けした場合は、速やかに冷やして保湿すると良いでしょう。
日焼けすると赤くなる方や黒くなる方など、人によって日焼けのタイプはさまざまです。
日焼けの治し方も肌の状態によって異なるため、効率的にケアしたいときは、美容クリニックに相談するのも1つの方法です。
点滴や注射、導入などの施術を活用すれば、スキンケアだけでは届きにくい箇所にもアプローチできるでしょう。
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【治療の内容】グルタチオン点滴
【治療期間および回数の目安】約1~2週間に1回程度、計6~10回程度
【費用相場】1回¥4,000~¥10,000程度 ※各クリニックによって異なります
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【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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【治療期間および回数の目安】約1ヶ月に1回程度
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【リスク・副作用等】使用する薬剤によるアレルギー反応、ピリピリとした刺激など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。