肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

肌診断機AURA開発者・Hakki Karaman氏へインタビュー。先進的な3D画像診断機「AURA(オーラ)」は、顔と首をワンクリックで撮影し、0.1mm単位で施術前後の変化を可視化できる革新的な機器です。

2025年9月7日に行われた新製品発表セミナーでも多くの美容医療従事者が熱い視線を注ぎました。

今回は、この「AURA」の共同発明者でありアルゴリズムを率いるHakki Karaman氏を独占インタビュー。開発の背景から、未来の美容医療に寄せる想いまで語っていただきました。

プロフィール

肌診断機AURA共同開発者
Hakki Karaman(ハッキ カラマン)氏

トルコ出身で、スイス・チューリッヒを拠点に活動する数学者。

ETHチューリッヒ、エコール・ポリテクニーク(パリ)、ボガジチ大学(イスタンブール)などで学び、機械工学、数学、流体力学、ランドスケープアーキテクチャ、マネジメント・テクノロジー&エコノミクス(MTEC)といった幅広い分野に精通する学際的なバックグラウンドを持つ。

10年以上3Dコンピュータビジョンとフォトグラメトリシステムの革新に携わり、幅広いプロジェクトに貢献。

スイスのHexagon社にて「AURA」のアルゴリズム開発を統括し、共同発明者として開発に参画。AIやロボティクス、可視化の横断知見を医療美学領域へ応用。国際的なプロダクトデザイン賞の評価も受ける。

【経歴】
2010年 ボガジチ大学(イスタンブール)にて機械工学および数学の学士号を同時取得
2012年 エコール・ポリテクニーク(パリ)にて流体力学の修士号を取得
2015年 ETHチューリッヒにて地球物理学(弾性波伝播)の博士課程研究を実施し、3本の科学論文を共著後、方向転換
2016年 ETHチューリッヒにてランドスケープアーキテクチャのMASを取得、都市マッピングとフォトリアリスティックな3Dデジタルツインに特化
2020年 スイスのハイテクスタートアップNomokoにてR&Dエンジニアとして勤務し、3Dコンピュータビジョンとフォトグラメトリシステムを共同開発
2021年 CERNにてR&Dエンジニアとして二相CO₂流の研究およびコンピュータビジョン(CV)・機械学習(ML)アプリケーションの開発に従事
Hexagonにてアルゴリズムリードとして参画。Aura 3Dイメージングシステムの共同発明者として、アルゴリズム開発を監督
2023年 ETHチューリッヒにてMTEC(マネジメント・テクノロジー&エコノミクス)のMASを修了し、テクノロジー起業、イノベーションマネジメント、リーダーシップ、戦略的テクノロジーマーケティングに注力

編集部レポート:新製品発表セミナーの熱気 ~発表の瞬間から注目を集めたAURA~

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

2025年9月7日、グランド ハイアット 東京で行われたAURA新製品発表セミナー。会場には、全国から多くの美容医療関係者が集まりました。

壇上に立ったのは販売代理店・INFIX(インフィックス)の吉田 篤政社長、そして各クリニックの著名ドクターたち。中でも参加者の視線を集めたのは、共同開発者であるHakki Karaman氏のプレゼンテーションでした。

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

左:NERO編集長安達/右:Hakki Karaman氏

「フォトグラメトリー技術で、顔と首を立体的かつ平面的に一度で捉えることができる」Hakki Karaman氏がそう語ると、会場からは驚きの声が漏れました。

これまで膨大なカメラと時間を必要とした処理を、クリニックでの診療に耐えうるサイズに落とし込んだ技術は、まさに革新そのもの。参加者からは「これまでにない診断が可能になる」と感嘆の声が相次ぎました。

その熱気冷めやらぬ中、NERO編集部はKaraman氏に直接インタビューを敢行。ここからは、セミナーで語られた技術の裏側、そして未来の美容医療に込めた想いをお伺いしました。

▷精密3Dスキャン画像診断機「AURA」公式ホームページはこちら

AURA開発の背景 ~きっかけは小さな違いを伝えるため~

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

―――まず、「AURA」を開発するに至った経緯をお聞かせください。

美容医療の施術は、とても小さな変化で印象が変わります。例えば、ヒアルロン酸などのフィラー注射では、わずか0.5cc程度でも顔の印象は大きく変わることがあります。

しかし、一般的な写真では、その違いを明確に伝えることが難しいのが現状でした。「良くなった気はするけど、はっきり分からない」、そんな曖昧な感覚で終わってしまうケースも少なくありません。

そこで私たちは「顔を立体的に捉えれば、その変化を確実に示せるのではないか」と考えました。

人間の顔は平面ではなく立体であり、その立体感を正しく把握して初めて、美容医療の成果を客観的に示せる。この発想こそが、「AURA」に3D技術を導入する出発点となったのです。

肌診断機AURAの精度 ~0.1mmの差を映し出すことで生まれる納得感~

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

―――「AURA」は0.1mm単位の精度を誇ります。なぜここまで細かさにこだわったのでしょうか。

患者さまの満足度は、小さな変化をどれだけ明確に示せるかで大きく変わります。

例えば、シワの深さ、リフトの向き、ボリュームの増減などを地形図のように色分けしたヒートマップで表示すれば、患者さまは「確かにここが上がっている」と直感的に理解できます。

医師にとっても、感覚ではなく数値で説明できるようになる点は大きなメリットです。

―――従来の画像診断との一番の違いはどこにありますか。

従来の2D画像は、光の加減や角度で印象が変わりやすく、比較の精度に限界がありました。「AURA」は撮影条件を統一することで、施術前後の差を正確に可視化できます。

「なんとなく」ではなく「確かに変わった」と実感できること。これこそが、患者さまの安心と信頼につながるのです。

使いやすさへの挑戦 ~Apple製品のように直感的に~

―――臨床現場では操作のしやすさも重要です。どのように工夫されたのでしょうか。

私たちが目指したのは、“ワンクリック”です。「AURA」は暗室も特別な準備も不要で、誰でもすぐに使えます。内部には13台のカメラと18種類の光源を搭載しており、外部の照明環境に左右されにくい構造になっています。

また患者さまの頭を固定する必要もありません。画面に表示されるガイドに合わせるだけで正しいポジションに収まります。

スタッフが誰であっても同じように撮影できるので、結果にブレが出にくいのです。これは現場にとって大きな安心材料になると思います。

―――「Apple製品を使うような感覚」という声も聞きます。それは意図したことですか?

はい、そのとおりです。誰でも直感的に操作できるよう設計しました。特別な知識がなくてもすぐに使えるようにすることが、現場で長く活用される条件だと考えています。

また、多くのクリニックではApple製品が使われています。そのため機能性だけでなく、見た目やデザインもなじむように工夫しました。

「AURA」はコンパクトで洗練されたデザインで持ち運びも可能です。国際的な「iFデザインアワード」を美容医療のイメージングシステムとして唯一受賞しており、そのデザイン性も評価されています。

AURA導入による臨床現場の変化 ~患者さまとのコミュニケーションがスムーズに~

―――「AURA」を導入すると、臨床現場ではどんな変化がありますか。

まず、医師にとって説明の負担が大きく減ります。これまでは「なんとなく良くなった」と言葉でしか伝えられなかった部分を、色分けされた3D画像や数値で明確に示せるようになりました。

患者さまは「確かにここが変わった」と視覚的に理解できます。その結果、信頼感が高まり、施術を前向きに捉えやすくなります。

「次はリフトアップを追加したい」といった希望も自然に生まれ、医師と一緒に今後のプランを考える流れにつながります。

―――医師にとっての実務的なメリットもありますか。

もちろんです。カウンセリング時間の短縮や、施術記録の一貫性が得られます。データが残ることで経過を正確に確認でき、長期的なフォローアップにも活用可能です。

未来への展望 ~“世界共通の診断言語”を目指して~

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

―――「AURA」が今後、美容医療にどんな未来をもたらすと考えていますか。

私たちが目指しているのは“世界共通の診断言語”です。例えば、日本で撮影した「AURA」のレポートをフランスの医師が見ても、同じ基準で評価できる。そんな未来を実現したいと思っています。

美容医療はこれまで感覚で語られることが多く、国や医師ごとに基準がまちまちでした。「AURA」が提供する数値や定義は、患者さまにとっての安心につながり、国際的な連携を後押しするはずです。

―――つまり、世界標準の評価基準をつくる可能性があるということですね。

はい、そうです。「AURA」は3Dモデルを生成し、スコアを算出し、標準化した定義を適用できます。

将来的には、患者さまが海外で施術を受ける際に自分のデータを持参し、世界中のどこでも同じ言語で評価を受けられる、そんな未来も夢ではありません。

―――今後の技術的な進化についてはどうでしょうか。

3Dコンピュータビジョンは凄まじいスピードで進化しており、とくにゲームや映画業界の発展がその勢いを後押ししています。

映像表現のリアルさやデジタル再現の精度は年々進歩しており、その成果を医療にも応用しているのです。

「AURA」も年に複数回のソフトウェア更新を行い、最新の研究成果やユーザーの声を反映しています。今後も医師のニーズに合わせ、歩みを止めることはありません。

読者へのメッセージ ~感覚ではなく、根拠で美しさを。AURAが導く新しい第一歩~

肌診断機AURA開発者Hakki Karaman氏へインタビュー!0.1mmの変化まで見せる。3D技術で美容医療に納得感を

―――最後に、「AURA」を導入している、あるいは導入を迷っている医師にメッセージをお願いします。

「AURA」は未来を切り拓くテクノロジーです。すでに導入している先生方には、常にソフトをアップデートし、日々の診療に最大限生かしていただきたいと思います。

導入を迷っている先生方には、早期に取り入れることが大きなアドバンテージになると伝えたいですね。数年後には「AURA」がきっと業界標準になります。

だからこそ、その前に一歩踏み出すことで、患者さまにより大きな価値を届けられるはずです。

―――美容医療を検討している読者にもメッセージをお願いします。

美容医療の最初の一歩は、“自分の今を知ること”です。「AURA」なら施術前と施術後を同じ条件で可視化でき、納得して次のステップに進める。

これは美容医療に対する不安を小さくし、安心して選択できる環境につながると考えています。

美容医療は、特別な人だけのものではありません。誰でも、自分に合った形で取り入れられる時代になっています。

新しい技術を導入しているクリニックは、患者さまにより多くの選択肢と安心を提供できるはずです。「AURA」はそのための大切なツールになると信じています。ぜひ一度、体験してみてください。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

RECOMMEND おすすめの記事

麹町皮ふ科・形成外科クリニック・BIOTOPE CLINIC 院長 苅部 淳先生へインタビュー!美容外科医が提唱する真の美容に迫る

2024.11.06

セイコメディカルビューティクリニック理事長 曽山聖子先生にインタビュー!ライフスタイルに合わせて楽しく・無理なく通える美容治療を!

2024.08.06

斎藤クリニック 院長 斎藤 糧三先生へインタビュー!サプリから牧草牛まで多角的なソリューションで根本治療を目指す

2024.11.15

東京美容医療クリニック 院長/wi clinic 総理事長 高 尚威先生へインタビュー!反省から学び、顧客に寄り添い日本人の肌にマッチした機器を生み出すレーザーキングへ

2025.05.08

Zetith Beauty Clinic理事長 鉄 鑠先生へインタビュー!確かな技術力と真摯な情熱で鼻整形を探求するスペシャリスト!

2024.07.05

英国式頭皮アートメイク専門看護師 吉田 れいさんへインタビュー!頭皮アートメイクのパイオニアが貫く手打ち技術と悩みに寄り添う信念

2025.08.01

ヤナガワクリニック院長 やながわ 厚子先生へインタビュー!患者さまと一緒に年齢を重ねていけるクリニックを目指す

2024.12.18

あらおクリニック 青葉台皮膚科・形成外科 院長 荒尾直樹先生へインタビュー!10年以上の実績で培った信頼関係で美をサポート

2025.02.21

CATEGORY カテゴリーから探す

特集記事 PICK UP 美容皮膚科 美容婦人科 美容内科 美容外科 再生医療 男性美容 審美歯科 アートメイク インタビュー クリニック ドクターズコスメ

KEYWORD キーワード

# たるみ # リップ・唇 # 赤み # 小顔 # 眉間 # エラ # リフトアップ # こめかみ # 注入治療 # 肌育治療 # 性交痛 # 脂肪吸引

VIEW ALL