リップアートメイクのメリット・デメリットとは?麻酔で痛みは緩和されるのか

リップアートメイクのメリット・デメリットとは?麻酔で痛みは緩和されるのか

リップアートメイクに興味はあるものの、デメリットが気になって立ち止まっていませんか?リップアートメイクをすれば、メイクをしていないときも食事後も唇の血色を気にしなくて良いなどのメリットがあるため、「挑戦してみたいな」と思っている方もいらっしゃるでしょう。一方で、施術中の痛みや施術後の副作用が不安な方も。そこで本記事では、リップアートメイクのメリットやデメリット、施術中や施術後の痛みをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

1.リップアートメイクのメリットとデメリット

出典:photoAC

そもそもリップアートメイクとは、唇の皮膚の薄い部分に色素を注入する施術のこと。アートメイクの一種で、眉毛やアイラインに治療するアートメイクもあります。

芸能人のSNS投稿によって、施術に興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。ただ、さまざまな要因によって、自分が思い描いていた仕上がりとは違うデザインになってしまうケースも。そういった方々が「リップアートメイクをして後悔した」や「唇の色選びを失敗した」とブログで実体験を紹介している事例もあります。

まずは、リップアートメイクで考えられるメリットやデメリットを客観的に確認していきましょう。

■メリット

リップアートメイクをすることの主なメリットは以下のとおりです。

  • 唇の形や色を変えられる(明るい印象になる)
  • 汗や食事などによるメイクの色落ちが気にならない
  • すっぴんでも自信を持てる
  • メイクの時短になる

リップアートメイクを利用すれば、唇を大きく見せたり唇の色味を変えたりすることができます。施術後は1〜3年程度持続するため、汗や食事などで色落ちを気にしなくて良い点も魅力です。唇の印象が変化するため、すっぴんでも明るい顔立ちに見られ、メイクの時短にもなるでしょう。

■デメリット

次に、リップアートメイクの主なデメリットを紹介します。

  • デザイン修正や変更が難しい
  • 施術中に痛みや不快感がある
  • ダウンタイムがある
  • 色がまだらに抜けることがある
  • 口唇ヘルペスのリスクがある
  • 永久に持続するわけではない

リップアートメイクでは、直接皮膚に色素を注入していくため、色落ちしにくい傾向にあります。そのためデザインの修正や大きな変更は難しく、個人差はありますが、1年後もしくは2年後に異なる形や色に調整することになるでしょう。

どうしても気に入らない場合は、レーザー治療で薄くする方法も選べますが、費用負担が増えるだけでなく、唇にも影響が出るかもしれません。アートメイクのデメリットを把握し、施術前にしっかりデザインや色について医師と話し合っておきましょう。

その他にも、唇は皮膚が薄いため施術中に痛みが出たり、色素沈着などの唇トラブルが起きたりする可能性もあるため、注意が必要です。

2.リップアートメイク施術中の痛みはどれくらい?

出典:photoAC

リップアートメイクのメリット・デメリットを理解したうえで、施術をより魅力的に感じたものの、施術中の痛みが気になって一歩踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。ここでは、リップアートメイク中の痛みや施術後のダウンタイムについて紹介します。

■施術前には麻酔を使用

唇は、皮膚が薄く粘膜に近いため、程度の差はありますが比較的痛みを感じやすい部分といわれています。しかし、リップアートメイクの施術では麻酔をするため、痛みを軽減することは可能です。

ただ麻酔をしたとしても、感じ方には個体差があるため、少しビリビリするような疼痛を伴うケースがあります。とくに唇のアウトラインを描くときに痛みが出やすいといわれているため不安な方は、麻酔の量を増やすなど医師と相談のうえ調整してもらうと良いでしょう。

これまでに受けた美容医療で痛みを強く感じた方や、もともと痛みに敏感な方は、事前に医師に伝えておくと対処してもらえるはずです。

■ダウンタイムではどんな症状がある?

リップアートメイクでは、施術中の痛みだけではなく、施術後のダウンタイムで起こる症状も把握しておく必要があります。主な症状をまとめたので、参考にしてください。

  • 唇が腫れる
  • ヒリヒリとした痛みが出る
  • 乾燥する
  • かさぶたになる

リップアートメイクによるダウンタイムは、1週間ほどといわれており、唇が腫れるなどの強い症状が出現するのは2日程度です。その後は、ヒリヒリとした痛みが出たり唇が乾燥したりしやすいでしょう。腫れが続く場合は保冷剤で冷やし、乾燥が気になるときはワセリンを塗ると落ち着きます。

あまりに症状が強く「腫れすぎているのでは」と感じる場合や、3日以上痛みが続くときは、感染症や口唇ヘルペスの疑いがあるため、速やかに医師に相談するようにしてください。

3.施術中・施術後の痛みを軽減する方法

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リップアートメイクの施術には麻酔を使用しますが、人によっては痛みを感じる場合があります。また施術中だけではなく、施術後のダウンタイム期間にも痛みや腫れが生じるケースがあることがわかりました。

ここでは、痛みをできるだけ避けたい方に向けて、施術中や施術後の痛みを可能な限り軽減する方法を紹介します。

■痛みを感じるときは我慢せず相談する

リップアートメイクは、痛みを感じやすい部分に施術するため、我慢強い方でも耐えきれないことも。そのため、ほとんどの美容クリニックでは、麻酔を使用して治療を行います。

とくに痛みが苦手な方は、事前に医師に相談するのはもちろんのこと、麻酔をしても施術中に痛みを強く感じるようなら遠慮なく担当医に伝えましょう。

■体調を整えておく

施術の痛みは麻酔で軽減できますが、その日の体調によって痛みの感じ方や麻酔の効き方が違うケースがあります。例えば生理前や生理中、睡眠不足のときは痛みを強く感じてしまうことも。生理周期をチェックして施術日を設定し、当日を迎えるまできちんと体調管理しておくと安心でしょう。

■クールダウンと保湿を心がける

施術後1週間はダウンタイムが起きる可能性が高いです。前述したとおり、施術直後は腫れやすいため、清潔な布を巻いた保冷剤で唇を冷やしましょう。腫れが引いてくると、色素を注入した傷口も快方に向かうため、かゆみを感じたり乾燥したりし始めます。

ダウンタイム中のヒリヒリとした刺激は、乾燥による場合もあるため、こまめに唇を保湿しましょう。

■唇に刺激を与えないようにする

施術後の唇はとてもデリケートな状態になっています。辛い物や熱い食べ物など刺激の強い食品は避けましょう。唇を強くこする行為も厳禁です。

また、リップアートメイクのダウンタイム中は唇の乾燥によって皮がむけることもあります。気になるかもしれませんが、無理にはがすのは厳禁です。皮をはがすことで、唇の皮膚に注入した色素が定着しないことも。刺激を与えず、ワセリンで保護しておきましょう。

■事前のクリニック選びも重要

リップアートメイクに限らず、美容医療を受けるにあたって不安なことがあれば、医師に相談すると良いでしょう。ただ、いろいろと相談できる医師なのか、不安をしっかり取り除いてくれる医師なのかを見極める必要があります。そのため、事前のクリニック選びは慎重に行いましょう。

また、何かあればすぐに連絡できるのか、丁寧なアフターケアをしてもらえるクリニックなのかも忘れずにチェックしてください。

その他に、リップアートメイクの施術は、医師および医師から指示を受けた看護師が対応します。美容クリニックであれば有資格者が在籍していますが、念のため実際に担当する施術者の資格の有無を忘れずに確認しておきましょう。

■まとめ

リップアートメイクは、唇の印象を変えるだけではなく、顔全体のバランスを整えたりコンプレックスを解消したりするメリットがあります。一方で、施術中や施術後の痛みをデメリットに感じている方もいらっしゃるでしょう。ただ、施術中やダウンタイム中の痛みは、麻酔の利用や唇のケアによって軽減することができます。リップアートメイクを行うかどうか迷っている方は、信頼できる医師と相談のうえ、自身にとってベストな美容医療を選択すると良いでしょう。

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