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Re2O(リトゥオ)に代表されるhADM(人由来無細胞真皮マトリクス)って?感染リスク・気持ち悪い?ネガティブワードを上回る圧倒的な効果の高さを解説

Re2O(リトゥオ)に代表されるhADM(人由来無細胞真皮マトリクス)って?感染リスク・気持ち悪い?ネガティブワードを上回る圧倒的な効果の高さを解説

「hADM(人由来無細胞真皮マトリクス)」とは、韓国を中心に2025年~2026年にかけて肌治療の分野で注目を集めている注入剤。

韓国では「Re2O(リトゥオ)」、日本では「BNAJU(ブナジュ)」という製品名で、次世代の肌育製剤として美容クリニックでの導入が広がりつつあります。

ただ「人由来」という点に、「なんだか怖い・気持ち悪い」というイメージを持つ方もいるはず。

今回は、そんなネガティブな印象と事実を紐解きながら、その効果と安全性をわかりやすく解説します。

肌質を底上げしてくれる、次世代の肌育注射について知りたい方はぜひチェックしてください。

hADMとは?「人由来」に感じる違和感の正体

美しい女性の横顔と、肌の奥の細胞や分子構造をイメージした画像

hADMは「human Acellular Dermal Matrix(ヒト由来無細胞真皮マトリクス)」の略称。

人の真皮から異物反応の原因となる細胞を取り除き、コラーゲンやエラスチンなどの土台となる部分である「ECM(細胞外マトリックス)構造」のみを残した生体材料です。

hADMが注目される理由

hADMの肌へのアプローチの流れ|皮膚組織の構造と変化を表す断面イラスト

「リジュラン(REJURAN)」などに代表される「PN(ポリヌクレオチド)製剤」、「ジュベルック(Juvelook)」などに代表される「PDLLA(ポリ乳酸)製剤」といった従来の注入治療の多くは、薬剤によって線維芽細胞を刺激し、自家コラーゲンの生成を促すアプローチでした。

しかし、加齢や光老化によってECM構造の骨格そのものが崩れている症例では、刺激を与えても十分な反応が得られないことがあります。

土台が弱ったままでは、いくらコラーゲンを作らせようとしても、肌の改善に結びつきにくいのです。

こうした背景から、“刺激する”のではなく“失われたECM構造を物理的に補う”というhADMの発想が注目され始めました。

人の皮膚になじみやすく自然なボリュームアップが期待できるとして、韓国ではニキビ痕や傷痕による、皮膚の凹みを改善する治療についての研究が進められています。

なぜ「人由来=怖い」と感じるのか

hADMは、免疫拒絶や炎症の主因となる細胞を高度な無細胞化技術で取り除いた“構造体”です。

それでも、多くの人が「人由来」と聞くと直感的に抵抗感を抱きます。

  • 誰の皮膚から作り出されたものか分からない不安
  • 感染しそうなイメージ
  • “他人の組織”を取り込むこと自体への違和感

このような感情を抱いてしまうのも、自然なことかもしれません。

しかし、医療の世界で「人由来の組織」は珍しいものではなく、皮膚移植や歯科、心臓血管外科などでも国内外で長年研究・活用されています。

とはいえ、それらは主に外科的再建や欠損部位の修復を目的とした医療材料としての使用が中心。

韓国で美容医療分野の注入製剤としての応用研究が始まったのは、2020年代に入ってからといわれています。

そのため「医療材料としての実績がある」と頭では理解できても、美容目的で顔に注入する治療として捉えたときに、どこか抵抗感を覚えてしまうのも無理はありません。

けれども、その違和感の多くは“未知”に対する警戒心からくるもので、実際のリスクとは切り分けて考える必要があります。

感情と化学的な事実を分けて理解することが、hADMを正しく判断する第一歩です。

感染・拒絶リスクは本当にあるのか

ベッドに横たわる女性の顔に注射による施術を行っている様子

hADMに対して最も大きな懸念点「拒絶反応」と「感染リスク」の現状についてみていきましょう。

hADMの “無細胞化”の意味

hADMは、もともと人の真皮から作られているため、生体親和性が高く、組織になじみやすい特性を持ちます。

そして製造工程では「アロクリーン(Alloclean)」と呼ばれる高度な精製技術により、細胞や免疫反応物質などを徹底的に除去。

残るのは、コラーゲンやエラスチンなどを中心としたECM構造のみです。

この構造は、肌内部で足場として機能し、肌環境を再構築していく土台になります。

そのため強い炎症など、体が異物と判断して排除しようとする「免疫反応」は起きにくいとされています。

感染リスク管理の実態は?

一方で感染症リスクについては注意が必要です。

hADMは人由来組織を用いるため、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)やHCV(C型肝炎ウイルス)などの血液媒介感染症の可能性がゼロとは言い切れません。

もちろん、ドナーの厳格な選定や感染症スクリーニング、製造過程での精製処理が行われることにより、そのリスクは極めて低く抑えられると考えられています。

しかし、韓国では製品ごとの承認状況が不透明で、有効性や安全性の情報は十分に公開されているとは言い難いのが現状です。

hADMを活用した研究論文は公開されているものの、報告数は限定的で、長期的かつ体系的な安全性評価が確立されている段階とは言えません。

製造プロセスやドナー管理、検査体制がどこまで厳格に実施されているのか、安全性データがどの程度蓄積されているのか——こうした情報が十分に開示されてこそ、感染症リスクに対する判断が可能になります。

日本におけるhADMの現在地

日本国内では、hADMはまだ「関心が高まり始めた段階」と位置づけられています。

美容医療関連の学会で言及されるようになってきたものの、現時点ではエビデンスの蓄積と情報開示を見極めながら慎重に導入を検討すべきというスタンスが主流です。

期待が先行する一方で、冷静な検証を重ねる必要がある。

それが現時点での日本の立ち位置と言えるでしょう。

それでも選ばれる理由と効果の高さ

hADM製剤Re2O(リトゥオ)のパッケージ

出典:L&C BIO

なぜ韓国では「Re2O(リトゥオ)」に代表される hADM製剤が、急速に支持を集めているのでしょうか。

hADMによるアプローチは、従来のスキンブースターのように肌内部の細胞を刺激する“反応を促す治療”ではなく、真皮の土台そのものを補い、肌細胞が本来の働きを取り戻せる“環境を整える”という画期的なものだから。

この肌に作用する方法の違いは、「リジュラン」や「ジュベルック」と比較すると分かりやすいでしょう。

〈Re2O・リジュラン・ジュベルック比較表〉

Re2O(リトゥオ) REJURAN(リジュラン) Juvelook(ジュベルック)
主成分 hADM(人由来無細胞真皮マトリクス):人由来の生体材料 PN(ポリヌクレオチド):サーモンのDNAから抽出された成分 PDLLA(ポリ乳酸):トウモロコシ、ジャガイモなどのでんぷんから摘出されたエキス由来の成分
肌に作用する方法 コラーゲン・エラスチンなどで構成される真皮成分そのものを補充。肌内部の構造を整える。 真皮の線維芽細胞を刺激し、細胞の増殖を活性化。損傷した細胞の修復や血管の新生を促進する。 真皮の線維芽細胞を刺激し、コラーゲン・エラスチン生成を促進する。
期待できる効果 ・肌のボリューム感アップ
・肌のキメや赤みの改善
・小ジワや毛穴開きの軽減
・皮膚のハリ・ツヤ・弾力性の向上
・シワやたるみの軽減
・皮膚のハリ・弾力性の向上
・シワやたるみの軽減
効果の出方 真皮成分の物理的な補充により即効性が高く、1年程度持続が期待できる。 1週間~1ヶ月程度で効果が現れ、半年〜1年程度持続が期待できる。 2〜3ヶ月程度で効果が現れ、1年〜1年半程度持続が期待できる。

「真皮構造」に着目したRe2O…適応する症例・注意点は?

肌のハリや弾力、キメやなめらかさは、真皮のECM(細胞外マトリクス)構造によって支えられています。

しかしこの構造が乱れていると、スキンケアや線維芽細胞を刺激する肌育注射では思うように反応しないことも。

hADMは、この乱れた真皮構造を補強し、肌自ら再生できる環境を立て直します。

その過程で、肌のボリュームやキメ、小ジワや赤みの長期的な改善を目指せるのです。

そのため「Re2O(リトゥオ)」に代表されるhADM製剤は、加齢で萎縮した肌、ニキビ痕の凹みなど、“真皮の土台が弱っている症例”に適応しやすいでしょう。

ただしhADM製剤に限らず、肌育治療は“製剤そのもの”だけで結果が決まるわけではありません。

重要なのは、皮膚構造と製剤特性を理解したうえでの精密な注入技術、容量や回数、間隔を含めたパーソナライズ設計です。

重要なのは「流行っているから」ではなく、自分の肌状態に合っているかどうか。

それを見極められる医師の診断力こそが、効果を最大化します。

※献血制限について
hADMはヒト由来の組織を原料としているため、厚生労働省および日本赤十字社の指針により、本施術を受けた方は現段階では献血をご遠慮いただく形となります。

製品自体の安全性は確立されていますが、国内の献血制度上の運用によるものですので、受診前にご確認ください。

【PICKUPコラム】「Re2O(リトゥオ)」だけではない「SkinPlus(スキンプラス)」という選択肢

ヒト由来のECM成分を基盤としたスキンブースター「SkinPlus(スキンプラス)」(韓国名はCellREDM/セルディエム)も肌治療の分野で注目を集めています。

ECM構造を補充するアプローチは「リトゥオ」と同様ですが、期待できる変化には以下の違いがあります。

「リトゥオ」…肌の水分環境や質感の改善
「スキンプラス」…ハリや弾力といった肌の密度感を引き出す
興味がある方は、医師に自分に合う方法を相談してみるとよいでしょう。

まとめ

肌育治療の次のフェーズを牽引するhADM。

「人由来」という点に敬遠しがちな方も、科学的な背景と実際の効果を理解することで新たな選択肢になり得るはず。

一方で人由来組織を用いる以上、HIVやHCVなどの感染症リスクについては常に議論の対象となります。

だからこそ、患者自身も情報を集め、開示される内容を確認しながら判断する姿勢が大切です。

NERO編集部では、hADMをはじめとする注目の美容成分・治療情報を追いかけていきます。

肌をアップデートするヒントとしてチェックしてください。

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