美容医療情報サイトとは、美容医療に興味を抱いたユーザーが検索してたどり着く情報まとめサイトのことです。美容医療情報サイトは膨大な情報が飛び交うインターネット上の玄関口でもあり、ユーザーには価値ある情報、美容クリニックには集患チャンスを与えます。今回は、美容医療情報サイトの歴史や、ユーザーと美容クリニック双方の視点で主要な情報サイトの特徴などに迫ります。
1.美容医療情報サイトの進化と歴史
1990年代にYahoo!に代表される総合情報サイトが発祥し、その後ウェブサイト数の爆発的な増加により各専門分野に特化した情報サイトが誕生しました。ここでは、特化型情報サイトの1つである美容医療情報サイトの進化と歴史について見て行きましょう。
初期の美容医療情報サイトの特徴
初期の美容医療情報サイトでは、美容クリニックとユーザーの双方に投稿内容の事実確認をしなかったり、情報サイト運営側の判断でネガティブなユーザー投稿は非公開になったり、といった事例もあったようです。そのようなサイトは信頼を失い、ユーザーや美容クリニックも次第に離れて衰退して行きました。
公平性を保ち、正しい情報を発信する美容医療情報サイトは、現在も多くのユーザーや美容クリニックから支持されています。例えば、「美容医療の口コミ広場」は全国2,800院以上の美容クリニック情報と15万件以上の体験談(※2024年8月現在)が公開されている美容医療情報サイト。(※実際の掲載医院数は減少傾向にあるようで、現在掲載中の医院数は非開示である)
日本では美容整形への抵抗感がまだ強く、美容医療に関する情報も閉鎖的だった2008年に誕生した老舗の情報サイトです。
「美容医療の口コミ広場」は、美容クリニックを探している方向けに「公正で嘘偽りのない情報を発信し、本当に良い美容医療が評価されるサービスを提供する」ということを使命に企画運営されています。
現代の情報サイトの進化とその背景
日本でポピュラーな「美容の口コミ広場」に加えて代表的なサイトをピックアップし、美容医療情報サイトの進化の流れを示しました。
2018年に『医療広告ガイドライン』が改正・一部の内容が再告知され、美容クリニックのホームページで患者様の口コミや体験談の掲載が明確に禁止されるようになりました。
医院のHPに掲載されているクチコミは、都合の悪い情報を掲載するとは考えづらいため、恣意的にクリニックに寄せた内容にされていたり、法令で禁止されているクチコミを促進する医院が多くなることを危惧したりといった観点もあります。実態としては、良いクチコミ・体験談のみを掲載し、悪いクチコミを削除しているサイトも当時の法令改正のタイミングまでは一定あったという見方が多いといえます。 一方、そうした選別された・加工されたクチコミであったとしても、ユーザーはクリニックを比較検討するうえでHP上では重要な情報を得られなくなり、美容クリニックにとっては集患の機会を大きく失うことにもつながりました。
そこで、多くの美容クリニックは医療広告ガイドラインを遵守し、SEO対策にも優れた美容医療情報サイトへ自院の情報を掲載するようになったのです。いわゆるプラットフォームと呼ばれるポータルサイトなどであれば、第3者としての立ち位置となるため、「悪いクチコミを削除しない」ということを条件として守られていれば、クチコミ・体験談の投稿・表示が必ずしも禁止されるものではないからです。
優良な美容医療情報サイトへ掲載することで、美容クリニックは認知度と信頼度を高められ、ユーザーは自分が本当に欲しい情報を得られる、というwin-winな関係に。美容医療情報サイトはユーザーやクリニックからの情報を蓄積したり、さまざまな情報コンテンツによって付加価値を高めたりしながら、現在もなお進化を続けています。
【コラム】そもそも、医療広告ガイドラインとは?
医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が示す「医療機関の広告に対する規制」のことです。
美容医療サービスに関する情報提供がきっかけで、多数の消費者トラブルが発生したことを受け、2018年に改正されました。
2018年の改正では、ウェブサイトも広告規制の対象範囲に含まれるようになり、下記の広告が禁止されました。ただし、適切な医療の選択に影響しにくい場合は、広告可能事項の限定が介助できることもあります。
<禁止される広告の基本的な考え方>
(ⅰ) 比較優良広告、(ⅱ) 誇大広告、(ⅲ) 公序良俗に反する内容の広告、 出典:医療広告ガイドライン |
2.各情報サイトの特徴と利便性
美容医療情報サイトの中でも代表的な7つを取り上げ、ユーザー目線とクリニック目線に分けてそれぞれのメリットを見て行きましょう。
ユーザー目線で見る各サイトのメリット
まずは、ユーザー目線で各サイトのメリットを見て行きましょう。
■カンナムオンニ
美容医療が盛んな韓国から日本に上陸した口コミアプリです。(経営・資本は韓国の母体法人。運営は日本法人もあります。)韓国で2015年にリリースされると瞬く間に話題となり、2020年から日本語版アプリが展開されています。アプリ名の「カンナムオンニ」とは、“美容外科や美容皮膚科の多いソウル市・江南(カンナム)エリアにいる女性”を意味します。
【「カンナムオンニ」ユーザーのメリット】
- 日本と韓国両方の美容クリニック情報が検索できる
- パーツ別に施術メニューが検索できる
- 「ユーザー相談機能」で、美容クリニックの利用者にリアルタイムで相談や質問ができる
- カンナムオンニ限定のキャンペーンや、クリニックでの支払いに利用できるポイントプログラムがある
■トリビュー
経過付きのリアルな口コミと豊富な施術情報が掲載されており、クリニックの予約も行える美容医療の総合プラットフォームです。実際に施術を受けたユーザーの写真付き体験談をチェックできるほか、美容外科、美容皮膚科、審美歯科のクリニックや施術メニュー、ドクターの検索も行えます。
【「トリビュー」ユーザーのメリット】
- 悩みやパーツから美容医療の体験談が見つかる
- 口コミ投稿の際には、診察券や領収書などの提示が必要で、信頼度の高い情報が得られる
- ネガティブな投稿であっても消去されないため、リアルな口コミが見られる
- チャット形式でクリニックの予約ができる
■HOT PEPPER Beauty
美容皮膚科、美容外科、医療脱毛、審美歯科のクリニック検索ができる美容医療情報サイトです。「数多くのクリニックから自分の悩みを相談できるクリニックを探せる」がコンセプトで、利用するごとにポイントが貯まります。美容サロンの年間予約数1億件以上を誇る「HOT PEPPER Beauty」は、ユーザーにとって親しみやすく操作もしやすいでしょう。
【「HOT PEPPER Beauty」ユーザーのメリット】
- 掲載件数が全サイトの中で1番多く、地方の掲載も充実している
- エリア、診療科目、悩み、施術方法などさまざまな検索条件でクリニックを検索できる
- 症例の絞り込み機能が便利
- 電子カルテとの連携により、「即時予約での施術予約までが可能」
- 施術メニューの詳細内容、所要時間、料金、ダウンタイム、副作用、施術後のメイク可否などの情報が得られ、どのような施術かイメージしやすい
- カウンセリング予約し、受診した翌日から90日以内に口コミ投稿すると3 ,000円分のポイントが付与される
- 施術を受けた場合、施術の5%がポイントとして還元される
- ポイントは美容院・ネイルサロン・リラクゼーション・エステなどで利用が可能
■キレイパス
全国の美容クリニックから自分自身の悩みに合った施術を手軽に検索できる美容医療情報サイトです。コンセプトは「美容医療で私らしく」で、2022年4月にはメンズ版のサービスも開始されました。追加料金が発生しない事前決済のチケット制で、施術にかかる料金が明瞭なため安心して美容医療を受けられます。
【「キレイパス」ユーザーのメリット】
- 検索機能が操作しやすく、自分にピッタリのチケットを見つけられる
- 事前決済のチケット制で、予約~施術当日までの流れがスムース
- 詳細ページの情報が豊富で、興味がある施術内容についてしっかりと理解できる
- クリニック側のアップセルを断りやすい(事前にチケットを購入しているので、購入分だけでの予約と言い切りやすい)
■くまポン
毎日新しいお得なクーポンを配信しているクーポン購入サイトです。参考価格から50%値引きのクーポン配信やポイント5倍キャンペーン、タイムセール、SNS限定キャンペーンなどが実施されています。ギフト券やギフトコードの利用で、サイトに掲載している金額よりさらに割引価格で購入できます。
【「くまポン」ユーザーのメリット】
- とにかく、安く施術が受けられる(値引き率が高い)
- クリニック都合でクーポンが利用できなかった場合は返金対応してもらえる
- GMOポイント(GMOインタネットグループ共通ポイント)が利用できる
- 支払い方法はクレジット決済、auかんたん決済、コンビニ払いから選べる
■美容ヒフコ
国内の美容皮膚科の施術を医療機器や製剤から検索できる美容医療情報サイトです。サイトの方針は、「最新の医療技術は人気が高い一方で、安全性の確認ができていないものはリスクが伴うことも忘れない」というユーザーに寄り添った信頼できるもの。日本を含めた世界各国での承認状況を調査し、安全性についてもできる限り情報発信しています。
【「美容ヒフコ」ユーザーのメリット】
- 悩み、施術、機械・製剤やキーワード検索のほか、「サブスクリプション」や「子連れ可」などこだわり条件を指定して検索できる
- クリニックの予約と施術でポイントが溜まる
- 会員ステージ(過去1年間の利用金額に応じて決定)に応じたポイント還元率や特典がある
■キレイレポ
美容皮膚科、美容外科、審美歯科などの各種クリニックを紹介している口コミサイトです。日本の美容医療市場が正しく拡大して美容医療大国となることを目指し、「心身の健康に貢献し、前向きに生きる人を増やす」ことをミッションにしています。美容外科を中心に美容医療に携わるドクターのインタビュー記事も掲載されています。
【「キレイレポ」ユーザーのメリット】
- 機能やデザインがシンプルなサイトで使いやすい
- 口コミや悩みのキーワード一覧からクリニックを検索できる
- インタビュー記事からドクターやクリニックについて深く知ることができる
【コラム】ユーザーが重視するポイントとサイト選びのコツ
2024年2月に、直近1ヶ月以内に美容医療の施術を受けた女性100名を対象に「株式会社レントラックス」が行った『美容医療に関する実態調査』では、つぎのことが分かりました。
▽クリニック選びで重視したポイントは、第1位「価格」、第2位「アクセス」、第3位「信頼性」
▽美容医療の施術を決心するために知りたかった情報は、約4割が「料金システムの明瞭さ」、「クリニックの実績」と回答
▽施術を受けるにあたり不安に感じていたことは、44%が「痛み」と回答
こちらの調査結果と、美容医療情報サイトをチェックするときにユーザーが重視するポイントには相関性があると考えられます。
そのため、サイトを選びのコツとしては、以下のポイントをなどチェックすると良いでしょう。
- 料金システムが明瞭か
- 地域検索ができるか
- クリニックやドクターの実績と信頼性に関する情報は掲載されているか
- 痛みやダウンタイムなど、実際に施術を受けた人の体験談が掲載されているか
クリニック目線で見る各サイトの利点
つづいて、クリニック目線で各サイトのメリットを見て行きましょう。
■カンナムオンニ
インフルエンサーや大手美容クリニックのホームページで医師も紹介している「カンナムオンニ」。アプリは日韓合わせて500万ダウンロードを突破しています。
- ユーザー数が多いため集患チャンスが上がる
ユーザーの母数が多いため、日本と韓国どちらの患者様にもリーチできるチャンスが増えます。 - 確定予約が可能なためキャンセル率を減らせる
患者様がクリニックに行きたい日時を選択して予約した時点で予約が確定します。仮予約のようにクリニックからの確定連絡までにタイムラグが生じないため、患者様にとっても利便性が高く、キャンセル率の減少につながります。
■トリビュー
「トリビュー」もインフルエンサーや大手美容クリニックのホームページで医師に紹介されているアプリ。累計予約は50万件を突破しています。
- ユーザーは若い女性が圧倒的に多く、口コミ閲覧から予約までのアクションが早い
ユーザーの約8割が20代と30代で、美容医療市場で増えている若い世代を中心にリーチできます。また、「トリビュー」が独自に行ったアンケート調査の結果、口コミでクリニックを選び、その後すぐに予約するというアクションにつながっていることが分かっています。 - 契約すると「施術メニュー」を紹介でき、「モニター募集機能」も使える
自院の情報発信をするために契約すると、施術メニューの紹介やモニター募集機能の使用ができるようになります。新規開業でモニターを募集したいクリニックに重宝されています。
■HOT PEPPER Beauty
国内大手の美容系検索・予約サイトとして知られる「HOTPEPPER Beauty」。長く親しまれてきたためユーザーからの信頼度も高く、圧倒的な会員数を誇るサイトで美容クリニックへの集患も期待できます。また、東証一部上場企業でもあるため、サイト運営上の医療広告ガイドラインへの考え方や表記ルールに厳しく、他サイトとの誘因性や比較優良に関する運営方針の違いがあることが窺えるサービス設計になっています。
- 固定費コスト一切不要の『完全成果報酬型』
ネット予約した患者様が来院して施術を受けた場合のみ費用が発生します。掲載や記事制作を含む初期費用は一切かからない、完全成果報酬型です。 - 医療広告ガイドラインを遵守
クリニックの情報や記事制作などは、医療広告ガイドラインを踏まえた審査を行ったうえで掲載されます。ガイドラインを遵守した表現に悩む人は、上場企業ならではのかなり厳しいレギュレーションで、言い換え表現などを細かく教えてくれるのもメリット。 - 専任営業担当制で徹底サポート
専任の営業担当者が魅力的なキーワードを入れ込んだ原稿を作成し、情報掲載後も閲覧状況や来院数などを振り返られるレポートを提供します。クリニックの発展と課題解決もサポート。特にほかの媒体に比べ、営業サポートの手厚さが高評価で、掲載に当たり様々な相談がチャットボットなどだけでなくコンサルタント営業とやりとりできるのも魅力。
■キレイパス
美容医療専門の集患サービスを行う「キレイパス」。固定費0円で集患アップを実現しているため、会員数が急増しているサイトです。
- 固定費不要の完全成果報酬型
掲載費、月額費、原稿製作費などの固定費が一切かからず、導入しやすいサイトです。 - 事前購入型でキャンセル発生率が低い
ユーザーが事前にチケットを購入して来院する仕組みのため、キャンセルになりにくく来院率のたしかな向上につながります。 - 原稿や画像作成も依頼できる
掲載する情報は画像も含めて制作を任せられ、クリニックは原稿をチェックするだけなので手間がかかりません。
■くまポン
「くまポン」はほとんどの商品が50%以上の割引率を誇るクーポンの共同購入サイトです。そのため、施術費用が高額になりやすい美容医療の集患にも役立ちます。掲載するクリニック側に経営上の負担を与えないよう、サイト側がクーポンの発行枚数や有効期限を調整します。
- 単発契約のためスポット利用できる
単発契約で利用でき、年間契約という縛りがありません。利用回数やタイミングなども自由に選べるため、閑散期や特別な時期など状況に応じた効果的な集患ツールといえます。また、完全成果報酬型で固定費はかかりません。 - GMOポイント目的のユーザーにもリーチできる
クーポン購入と同時にGMOポイントも貯められる珍しいサイトです。そのため、GMOポイントを貯めることが目的のユーザーとも出会えます。 - 掲載できる事業者には審査がある
公開情報や各種の審査履歴、申込内容などから判断し、審査に通過したクリニックのみ掲載されます。健全な運営を行っているという安心感があり、ユーザーの信頼も高いサイトです。
■美容ヒフコ
全国の美容皮膚科の施術について、医療機器や製剤から検索できる美容皮膚科に特化した情報サイトです。2022年に医師や歯科医師、医療従事者の会員向けに自費診療領域の情報発信を行う「自費研株式会社」と部分的業務提携を締結しました。
- 正しい美容医療の情報提供を行っている
自費研株式会社と美容ヒフコの運営会社それぞれの守備範囲から広く情報を収集し、toC(=企業と一般消費者とのビジネス)のみならずtoB(=企業同士のビジネス)向けにもこだわり抜いた正しい美容医療の情報提供に努めています。 - 美容医療の専門ライターが在籍
美容医療に詳しい専門ライターが取材した情報を発信しているため、情報の正確性が高く、クリニックからの信頼も厚いサイトです。
■キレイレポ
「キレイレポ」は美容皮膚科、美容外科、審美歯科などのクリニックに関する口コミサイトです。集患のために情報掲載できるほか、口コミで得られた美容クリニックの客観的な評価をもとに自院の経営を改善または強化できます。
- さまざまな検索オプションがある
自分の居住地やアクセスしやすいエリアから探せる『地域別検索』、受けたい施術メニューから選べる『施術別検索』、設備やサービスなどを指定できる『こだわり条件検索』などがあります。 - 定期的に新着クリニックとおすすめクリニックの情報が更新される
新規開院のクリニックや新しいサービスを提供しているクリニックなどの情報が定期的に更新され、ユーザーにアピールできます。また、評価が高い場合はおすすめクリニックとして表示され、ユーザーに選ばれやすい仕組みとなっています。 - 口コミの信頼性が高い
施術の結果やスタッフの対応、クリニックの雰囲気などさまざまな観点で評価された口コミが掲載されています。実施に施術を受けたユーザーが投稿しているため口コミの信頼性が高く、クリニックの信頼性アップにもつながります。
3.主要美容医療情報サイトの具体的特徴
記事内で紹介した、主要な美容医療情報サイトの具体的特徴についてまとめました。
カンナムオンニ、トリビュー、HOT PEPPER Beautyの特徴
カンナムオンニ | トリビュー | HOT PEPPER Beauty | |
累計アプリDL数/利用者数 | 日韓合わせて500万DL突破 | 100万DL突破 | 3,500万人以上 |
掲載数 | 国内 約1,400院 ※韓国 約1,000院 |
1,100院以上 | 約1,800院 |
会員登録、利用料、年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
クリニックの固定掲載費モデル | ・成果報酬型 ・その他条件はサイトにお問い合せください |
・月額掲載費が必要 ・成果報酬型 ・上位表示 ・こだわり表示などに別料金 |
・掲載自体は完全無料 ・完全成果報酬型 (ネット予約したユーザーが来院し施術した場合のみ費用が発生) |
予約システム | あり(仮予約) | あり(仮予約) | あり(仮or即時予約) |
口コミ機能 | あり | あり | あり |
原稿制作 | サイトにお問い合せください | サイトにお問い合せください | 専任担当者に依頼可能 |
URL | https://www.gangnamunni.com/jp | https://tribeau.jp/ | https://clinic.beauty.hotpepper.jp/ |
※上記情報は複数のクリニック様側への聞き取りにより作成させていただいています。誤認や、表現に誤りがある場合、訂正しますので編集部までお問い合わせください。
【コラム】美容医療情報サイトを使った成功事例
美容医療情報サイトを利用している美容クリニックの中には、サイト経由の月間売上が1,000万円以上、あるいは全体売上高の8割にのぼるところもあるようです。また、サイトを利用して自院ホームページへのアクセス数と認知度がアップし、クリニックだけではリーチできなかった新規の集患に成功したクリニックも。しかし、あまり媒体依存しすぎてしまうことは、経営の本質から考えると課題の大きい部分もあるかもしれませんが、うまく活用することができれば、第三者によってクリニックをPRしてもらえるというメリットはHPやSNSで出せるものはありません。また、費用に見合った集患につながらなければ損失のリスクになりえますが、固定費がかからないサイトもあります。ほかの美容医療情報サイトについても、どのような成功事例があるのかぜひ問い合わせてみてください。
キレイパス、くまポン、美容ヒフコ、キレイレポの特徴
キレイパス | くまポン | 美容ヒフコ | キレイレポ | |
利用者数/累計アプリDL数 | 570万人以上 | 140万人以上 | 不明 | 不明 |
掲載数 | 1万チケット以上 | 約1,000院 | 250院以上 | 不明 |
会員登録、利用料、年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
クリニックの固定掲載費 | ・掲載費、月額費、原稿制作費など一切不要 ・完全成果報酬型 |
・掲載費、月額費、画像作成費など一切不要 ・完全成果報酬型 |
サイトにお問い合せください | サイトにお問い合せください |
予約システム | あり | なし | あり | なし |
口コミ機能 | あり | あり | なし (専属リポーターによる体験記事&動画あり) |
あり |
原稿制作 | 媒体側の専門ライターで制作可能 (フォーマット入稿) |
媒体側の専門ライターで制作可能 (フォーマット入稿) |
サイトにお問い合せください | サイトにお問い合せください |
URL | https://kireipass.jp/ | https://kumapon.jp/ | https://biyouhifuko.com/ | https://kireireport.com/ |
【コラム】サイト利用者の声とその活用法
美容医療情報サイトの口コミには、クリニックのネガティブな内容が投稿されるケースもあるでしょう。 ガイドラインを遵守できている業者・媒体であれば、「クリニックや美容医療業界全体の発展を願い、ネガティブな投稿もあえて掲載する」という方針が基本です。ただし、大変残念なことではありますが、患者側・元サイト運営者などへの聞き取りにより、「実態としてはそれが守られていないサイトも多く存在する」ということは、編集部が掴んでいる情報としての、現状です。サイトの運営者については、ネガティブな投稿をただマイナスに捉えるのではなく、真摯に向き合あうことでドクターやスタッフ、クリニック全体のブラッシュアップにつながることを踏まえ、法令を遵守して運営をしてほしいと願うクリニック・サイト・ユーザーがほとんどでしょう。 また、口コミの指摘によって新しい施術メニューやサービスなどが生まれるかもしれません。サイトに寄せられる口コミ、つまり患者様の声を活用して、クリニックの良いところはさらに成長させ、同時に課題点も洗い出しましょう。
まとめ
美容医療情報サイトはそれぞれに特徴やメリットがあり、美容医療に興味があるユーザーと美容クリニックのどちらにも役立つものです。
美容医療情報サイトを利用することで、ユーザーは数ある中から自分にピッタリのクリニックやドクター、施術メニューなどが見つけられ、クリニックは自院の認知度アップと集患につなげられます。
今回の記事も参考にしながら、いろいろな美容医療情報サイトをチェックして、ぜひ今後に役立ててください。
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・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。 ・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。 ・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。 |