豊胸手術をした後の触り心地について気になる方へ。バストアップを目指すなら豊胸手術が有効ですが、周りの人に美容整形で豊胸していることがバレたくないというのが本音でしょう。そこで今回は、豊胸手術後の触り心地の変化や、豊胸している人の見分け方などを具体的に解説します。併せて、自然な触り心地を実現できる手術方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.豊胸すると触り心地は変わる?
豊胸手術をした場合、触り心地が変わる可能性は高いと言えます。
シリコンバッグを挿入する術式やヒアルロン酸を注入する術式で豊胸手術を受けた場合、触り心地に違和感が出ることがあり、それが原因でバレてしまう人もいるでしょう。
シリコンバッグを挿入した場所が皮膚表面に近いと、シリコンバッグの素材の感触が手に伝わりやすくなってしまいます。そのため、シリコンバッグの冷たさで豊胸がバレることがあるのです。
またヒアルロン酸を注入する豊胸手術を受けると、バストが本来の感触よりも硬くなるといった変化が生じることもあります。
2.豊胸している人の見分け方!どんな特徴がある?
豊胸手術をしているかどうかは、触り心地以外でも判別できるものなのでしょうか。ここでは、豊胸した胸の特徴について詳しく解説します。
■仰向けで寝た際の形が不自然である
通常、仰向けで寝ると重力により胸の脂肪は脇の方へ流れます。しかしシリコンバッグを挿入する豊胸手術をした場合、仰向けで寝てもバストの形状が変化しないということが起こってしまうのです。
粘性の低いシリコンバッグは形が変わりやすく、粘性の高いものは形が変わりにくいという特徴があります。仮に粘性の低いものを使用したとしても、本来の胸と同じように脇へ流れることはありません。バレるのを避けたいなら、シリコンバッグの大きさや素材、入れる位置などをしっかり医師と相談しましょう。
■胸や脇周辺に傷痕がある
豊胸手術をしている人の特徴として、胸や脇に傷痕があることが挙げられます。豊胸の術式によっては、胸や脇周辺に手術の痕が残るケースも。シリコンバッグを挿入する場合数㎝ほど切開するため、傷痕はどうしても残ってしまうのです。またシリコンバッグが大きくなるにつれ、手術痕も大きくなってしまいます。傷痕は時間とともに目立たなくはなりますが「胸や脇周辺にある傷痕で彼氏にバレてしまった」ということも考えられるでしょう。
■谷間がYの字になる
豊胸した胸の見分け方として、谷間をチェックする方法もあります。
自然な胸の場合、胸を寄せた時の谷間の形は「I字」になるのが一般的。ヒアルロン酸豊胸や脂肪注入豊胸でも「I字」がキープできます。一方で、シリコンバッグを挿入する豊胸手術をした胸では、脂肪の流れが変化してしまうため谷間が「Y字」になりやすい特徴があります。
3.豊胸していることがバレてしまうタイミングとは?
豊胸したかどうかは、触り心地や見た目の特徴以外で分かることも。
バレるシチュエーションとして多いのが、乳がん検診です。脂肪を注入する豊胸手術の場合、他人には気づかれないこともありますが、豊胸していると検査ができなかったり、正しい検査が行えなかったりすることも考えられるため、基本的に乳がん検診を受ける際は事前に申告しましょう。
またシリコンバッグを挿入する豊胸手術をしている場合、LEDに反応して光ることもあります。これは、シリコンバッグの透過性が高いことが理由です。脂肪注入の場合では、脂肪は透過性が低いためLEDには反応しません。心配な方は、素材にこだわった豊胸手術を検討しましょう。
4.豊胸手術の種類と特徴
豊胸するなら、より自然な豊胸手術を選びたいものです。ここでは、豊胸手術の種類やその特徴、メリット・デメリットを見ていきましょう。
■ハイブリッド豊胸
よりナチュラルな仕上がりを目指す人に選ばれている術式が、ハイブリッド胸です。シリコンバッグを挿入する手術と脂肪を注入する手術を組み合わせた術式のため、ハイブリッド豊胸と呼ばれています。
【ハイブリッド豊胸】メリット
ハイブリッド豊胸のメリットは以下のとおりです。
- 自然な触り心地と形が手に入れられる
- 無理なくバストアップできる
シリコンバッグを覆うように脂肪を調整しながら注入できるため、より本物に近いバストを実現できます。また、痩せ型の方でも自然に無理なくサイズアップできるのがメリットです。
【ハイブリッド豊胸】デメリット
一方、デメリットは以下が考えられます。
- ダウンタイムが比較的長い
- しこりの発生や変形のリスクがある
- アレルギー反応が起きることもある
ハイブリッド豊胸は、脂肪吸引を行う分ダウンタイムが長くなるのが特徴です。他にも、脂肪を注入することでしこりができるリスクもあります。また、シリコンバッグの変形やアレルギーの発生などにも注意が必要です。
【ハイブリッド豊胸】向いている人
ハイブリッド豊胸は次のような人に向いています。
- 自然なバストを手に入れたい人
- 理想の大きさとボリュームを叶えたい人
- 痩せ型の人
シリコンバッグと脂肪の量を調整できるため、目標とする大きさや形を手に入れたい人に向いています。痩せ型の人でも理想のバストを目指せます。
■シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグ豊胸とは、脇の下を切開してシリコンバッグを挿入する術式です。
【シリコンバッグ豊胸】メリット
メリットは以下のとおりです。
- 大幅なサイズアップが可能
- 半永久的な効果が見込める
豊富な種類があるため、ボリュームアップと理想のバストラインが叶いやすいでしょう。破損や劣化がなければ効果は半永久的に続きます。
【シリコンバッグ豊胸】デメリット
デメリットを見ていきましょう。
- 傷が残る
- 触り心地が硬い
- 破損のリスクがある
切開して挿入するため、傷が残ることは覚悟しておきましょう。また触り心地に不自然さが出やすく、リスクは低いですが破損の可能性もあります。
【シリコンバッグ豊胸】向いている人
向いている人は以下のとおりです。
- 他の豊胸手術で希望どおりにならなかった人
- 脂肪注入で必要な脂肪量を採取できない人
入れる大きさの分だけサイズアップが可能なため、希望のカップを実現したい人や必要な脂肪量の採取が難しい人に向いています。
■脂肪注入豊胸
自分のお腹やお尻などから脂肪を採取して注入するのが、脂肪注入豊胸。4つの中で最も触り心地に違和感がなく、バレにくいのが特徴です。
【脂肪注入豊胸】メリット
メリットは以下のとおりです。
- 本物に近い触り心地が実現できる
- 傷痕が目立ちにくい
自分の脂肪を注入するため、本来の胸のようなやわらかい触り心地にできます。手術では細い器具を使用するため、傷痕は小さく目立ちません。
【脂肪注入豊胸】デメリット
デメリットは以下が考えられます。
- 大幅なサイズアップはできない
- 体への負担が大きい
脂肪の採取量には限界があるため、大幅なサイズアップはできないのがデメリットです。また脂肪吸引は体への負担が大きく、術後は負荷をかけないように日常生活を送る必要があります。
【脂肪注入豊胸】向いている人
向いている人を見ていきましょう。
- 見た目も触り心地も極めて、自然なバストを手に入れたい人
脂肪を使って違和感のないバストを実現できる脂肪注入豊胸は、より自然な触り心地と動きを求める人に向いています。
■ヒアルロン酸豊胸
ヒアルロン酸豊胸は、ジェル状のヒアルロン酸を注入する術式です。専用の注射器を使用するため、切開は必要ありません。
【ヒアルロン酸豊胸】メリット
メリットは以下の3つです。
- 手術時間が短く傷痕も残りにくい
- 即効性がある
- 胸のバランスを整えられる
ヒアルロン酸を注入するだけの手術なので、手軽に受けやすいのがメリットです。また傷痕も残りにくく即効性も期待できます。必要な量を入れることで左右のバランスも整えやすい点も魅力です。
【ヒアルロン酸豊胸】デメリット
デメリットは以下のとおりです。
- 長い持続性は期待できない
- しこりが発生する場合もある
ヒアルロン酸は体内に少しずつ吸収されていく特徴があります。そのため、大きいバストを持続するには手術を繰り返さなければなりません。また、ヒアルロン酸が異物となりしこりを形成して残ってしまうことも考えられます。
【ヒアルロン酸豊胸】向いている人
向いているのは以下のような人です。
- お試しで豊胸手術をしてみたい人
- シリコンバッグを入れるのに抵抗がある人
ダウンタイムが少ないヒアルロン酸豊胸は、気軽に豊胸手術を受けてみたい人に向いている手術です。シリコンバッグ豊胸のように切開する必要がないため、傷痕を気にする人に選ばれています。
まとめ
豊胸手術をすると、術式によっては触り心地や見た目に違和感が出てしまうことがあります。また、乳がん検診などでバレてしまうこともあるでしょう。しかし、より本来の胸に近い触り心地や見た目を求めることは可能です。理想のバストを手に入れるためには、4つの術式のメリットやデメリットを理解し、医師と相談しながらどの術式にするかを決める必要があります。じっくり検討し、自分に合う豊胸手術を選んでください。
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