二重切開とは?自然で長持ちする理想の二重を手に入れたい方へ

二重切開とは?自然で長持ちする理想の二重を手に入れたい方へ

二重切開で理想の二重を手に入れたい方に向けた情報をお届けします。せっかく手術を受けるなら、「自然に見える」「長持ちする」という点は重要なもの。そんな方におすすめの二重切開には、二重のラインを半永久的に保てる、元に戻りにくいなど、さまざまなメリットがあります。今回は二重切開の手術について解説。記事後半では、手術を受ける前に知っておきたい失敗例と対策も紹介するので、ぜひチェックしてください。

1.二重切開はどんな手術のこと?

出典:photoAC

二重切開の手術では、まぶたの皮膚を切開して二重を作ります。手術の流れは、皮膚の切開、余分な脂肪の除去、縫合の3段階。切開と合わせて脂肪も取り除くので目がより開くようになり、すっきりとした二重を形成できます。
手術には麻酔を用いますが、二重埋没法に比べると二重切開は痛みを感じやすいといえるでしょう。痛みの感じ方には個人差がありますが、担当医師の技術にも影響されます。痛みに不安のある方は経験豊富な医師を選ぶことが大切です。

<二重切開のダウンタイム症状と期間の目安>

痛み 4~5日(ピークは1~2日)
腫れ 3日~1週間をピークに少しずつ落ち着いていく
内出血 1~2週間
赤み 約3ヶ月

ダウンタイム症状の出方や期間には個人差がありますが、一般的に二重の完成には約3ヶ月かかると言われています。ダウンタイム中は安静を心がけ、腫れや内出血が強く現れた場合は頭を高くして過ごすと症状が和らぐでしょう。
二重整形で切開を伴う術式は“全切開法”と“部分切開法”の2つ。希望する二重のデザインやまぶたの状態に合わせて選べます。続いて解説しましょう。

◾️全切開法│まぶたの厚みや腫れにお悩みの方向け

全切開法では、まぶたの内側から外側までほぼ全長を切開します。切開後は余分な脂肪を除去し、皮膚と瞼板(けんばん)、筋肉を縫い留めて二重のラインを形成。術野をじゅうぶんに確保できるので希望に合わせた細かな調整が可能です。

◾️部分切開法│より自然な仕上がりを希望する方向け

部分切開法では、まぶたの1~2箇所を切開し、縫い合わせて二重のラインを形成します。切開する部位と長さはまぶたの状態によって変わり、必要に応じて余分な脂肪も除去。全切開法よりも手術範囲が狭く、ダウンタイムを抑えられる術式です。

2.二重切開のメリット&デメリットを知ろう

出典:photoAC

二重切開の手術を検討する際は、メリット&デメリットを知っておくことも大切です。

◾️二重切開のメリットは?

二重切開のメリットとしてまず挙げられるのは、持続期間が半永久的なこと。まぶたを糸で縫い留める二重埋没法には“糸が取れる”というリスクがあり、効果が数年程度と限定的です。一方、二重切開の手術を受けるとまぶたの切開部分がしっかり縫合され、組織の再生時に二重のラインを保ったまま癒着します。そのため効果が半永久的に続き、再手術の必要はほぼありません。
また、まぶたに厚みやたるみのある方でも手術を受けられる点は二重切開ならではのメリットです。二重切開では手術時に余分な脂肪を取り除くので、無理なく自然な二重を実現しやすいとされています。その他、二重切開は希望に合わせた細かな二重ラインが作れるため、デザインにこだわりたい方にとって魅力的でしょう。

◾️二重切開にはデメリットも

二重切開はまぶたの切開を伴う手術なので、二重埋没法よりもダウンタイムが長くなります。切開痕や縫合痕も残りやすく、傷痕のリスクはデメリットといえるでしょう。
また、修正が難しい点も二重切開のデメリットです。一度手術を受けると元の状態に戻せないのはもちろんですが、二重幅を狭くするようなデザインの修正も難しくなります。その他、目元の印象が大きく変わるため周囲にバレやすいことなど、デメリットもふまえて手術を検討しましょう。

3.二重切開はどんな方に向いているの?

  • 幅広めの平行二重になりたい
  • まぶたに厚みやたるみがある
  • 二重を長持ちさせたい
  • 二重埋没法の手術を受けたが糸が取れやすい

さまざまな二重のデザインを実現しやすい二重切開は、平行二重やくっきりとした二重を希望する方に向いています。まぶたに厚みやたるみがある方でも、ぱっちりとした目元に仕上がりやすいでしょう。
目元のお悩みの1つ、眼瞼下垂(がんけんかすい)はまぶたが下がって見にくくなる病態のことです。二重切開と眼瞼下垂の治療は基本的には別ですが、同時に治療していく方針のクリニックもあります。お悩みの方は同時治療が可能なクリニックを探すと良いでしょう。

4.二重切開法と二重埋没法の違い│比較表をチェック

二重埋没法とは、メスを使わず医療用の糸と針で二重ラインを形成する手術法のこと。糸を縫い留める箇所の違いにより、「挙筋法(きょきんほう)」と「瞼板法(けんばんほう)」に分かれます。ここでは二重切開法と二重埋没法の違いを比べてみましょう。

二重切開法 二重埋没法
手術内容 まぶたを切開して二重ラインを作る まぶたを糸で縫い留めて二重ラインを作る
メリット 効果は半永久的
まぶたの余分な脂肪を除去できる
細かな二重デザインを実現できる
ダウンタイムが短い
元に戻しやすい
デメリット ダウンタイムが長い
修正が難しい
糸が取れるリスクがある
まぶたが厚い方には不向き
施術時間 約30~120分 約10~30分程度
費用 約20~40万円 約3万~20万円

二重切開法の施術時間と費用は、切開範囲やクリニックによって変わるため幅が広くなっています。「二重切開はやめたほうがいい」という意見もありますが、修正の難しさやダウンタイムの長さ以外で見れば、費用面も理由の1つでしょう。
しかし、二重埋没法の手術を繰り返すのも、費用や手間はかかります。過去に二重埋没法の手術を受けて糸が取れたことのある方、まぶたに厚みがあり二重埋没法では糸が取れやすい状態の方は、二重切開法を検討するのも良いでしょう。

5.二重切開で考えられる失敗例と対策

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  • 後戻り
  • 左右差
  • 傷痕が目立つ
  • 二重幅が不自然

これらの失敗例の原因は、皮下組織の内部処理が不十分だったり、事前シミュレーションが甘かったりすること。仕上がりについては、骨格や目元を意識して二重のデザインを選ばないと、不自然になる可能性があります。二重切開を成功させるために対策法を事前にチェックしておきましょう。

◾️二重切開を成功させるための対策その1│自分に合う二重幅を選ぶ

メイクが映えるようにと幅の広い二重を希望する方もいますが、自分の目に合った幅でないと、眠そうな印象に仕上がる可能性があります。二重の種類についても、元の目に合うかどうかで仕上がりに差が出るもの。より自然な二重を手に入れたい方は、骨格や目元の状態をふまえて「不自然な仕上がりにならないか?」と考えてみましょう。

◾️二重切開を成功させるための対策その2│カウンセリングを入念に

カウンセリングは二重の仕上がりに大きく影響する要素。事前に医師と仕上がりイメージをすり合わせるために、カウンセリングを入念に行うクリニックを選ぶことが大切です。自分の希望を言葉で伝えるのが難しい場合は症例写真を用いるなどして、医師と相談しながらデザインを決めていくのも1つの方法です。

◾️二重切開を成功させるための対策その3│実績と経験のあるクリニックを選ぶ

クリニック選びのポイントは、実績と経験のあるクリニックかどうか。二重切開の実績が多い、経験豊富な医師が所属しているなど、信頼できる要素をチェックしてみましょう。二重切開に限らず、美容整形の仕上がりには医師の技術力が影響します。公式サイトで症例写真を確認するなど、医師の技術力にも注目してください。その他、アフターサービスについても事前に確認しておくと安心です。

まとめ

二重切開は、自然で長持ちする二重を希望する方におすすめの手術です。二重埋没法も選択肢の1つですが、両方のメリット&デメリットをふまえて、自分に合う手術を検討してみましょう。二重切開を成功させるには、二重幅やクリニック選びに慎重になる必要があります。カウンセリングに時間をかけるクリニックならじっくり相談できるので、手術に対する不安が和らぐでしょう。

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