ビタミンCとビタミンC誘導体って何が違うの?意外と知らない成分の秘密や効果を徹底解説。おすすめのコスメ・使用方法も紹介!

ビタミンCとビタミンC誘導体って何が違うの?意外と知らない成分の秘密や効果を徹底解説。おすすめのコスメ・使用方法も紹介!

昨今、一般的な化粧品売り場でもよく見かける「ビタミンC誘導体配合」のコスメ。ビタミンCが肌に良い成分であることは広く知られていますが、それぞれの違いや効果を明確に理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、今更聞けないビタミンCビタミンC誘導体の基本を解説。併せて、ビタミンCが持つ意外な秘密や、おすすめコスメをご紹介します。スキンケア選びに迷っている方や、なんとなくでビタミンCコスメを使っていた方はぜひチェックしてみてください。

ビタミンCは肌に良いことだらけ!

ビタミンC(L-アスコルビン酸)は、高い抗酸化作用・抗炎症作用・コラーゲンの生成を促す作用などを持ち、美肌作りにマルチに活躍する成分です。まずはビタミンCが肌にもたらす効果を1つずつ見ていきましょう。

ビタミンCの効果1.エイジングケアに効果を発揮

肌の老化を感じるエイジングサインは、紫外線を浴びることで発生する「活性酸素」が肌細胞にストレスを与えることが原因の1つ。ビタミンCにはこの活性酸素を抑制する働きがあり、ダメージの原因を根本から排除して肌の機能を高め、健康的な肌状態を維持します。また、コラーゲンの生成をサポートする働きにより、シワのケアやハリの向上にも役立ちます。

ビタミンCの効果2.シミを薄くして予防する

ビタミンCは黒色メラニンを淡色メラニンに還元する働きがあり、今あるシミを薄くする効果が期待できます。また、メラニン色素の生成を促す酵素の働きを阻害する作用も持ち合わせており、未来のシミ予防にも効果的です。

ビタミンCの効果3.さまざまな毛穴トラブルにも効果的

ビタミンCは、「詰まり毛穴」や「開き毛穴」の原因となる過剰な皮脂の分泌を抑え、「黒ずみ毛穴」の原因である色素沈着を薄くします。コラーゲン不足によってできる「たるみ毛穴」にもアプローチが可能です。

ビタミンCの効果4.ニキビ予防やニキビ痕の軽減

ビタミンCが持つ皮脂を抑制する作用は、ニキビの発生を予防することにもつながります。また、暴飲暴食やホルモンバランスの乱れによってできる「炎症ニキビ」は、過剰な皮脂と活性化酸素の発生が原因。ビタミンCの活性酸素を排除する働きによって炎症を抑え、さらにシミを防ぐのと同じ働きにより「ニキビ痕」の軽減が期待できます。

ビタミンCの弱点とデメリット

出典:photoAC

ビタミンCは美容において最強の成分ですが、体内で作り出すことができないため、インナーケアやスキンケアで補うことが大切です。しかし、ビタミンCには空気や光に反応して「酸化しやすい」という弱点があり、品質が安定しにくいことがデメリットです。
また、濃度が高く純粋なビタミンC(ピュアビタミンC)であるほど即効性があるものの、デリケートな物質のため浸透しにくく、持続力が低いといった弱点もあります。酸化したり、使用期限を過ぎたりしたビタミンCは余計な肌トラブルを引き起こす原因になるため、これまで化粧品への配合は難しいとされてきました。しかし現在は、技術で弱点をカバーした化粧品も登場しています。

ビタミンC誘導体はビタミンCの特性を生かして作られたもの!

ビタミンC誘導体は、ビタミンCの良いところはそのままに、安定性や浸透力をアップさせるため人為的に作られた成分です。肌に浸透後、徐々に分解しながらビタミンCに変換するという特徴があり、ビタミンCの最大の弱点でもあった「酸化」が肌の表面上で起こらないのが大きなポイント。刺激も抑えられており、敏感肌の方でも使いやすい成分に改良されています。即効性ではピュアビタミンCに劣るものの、肌内部に確実に有効成分を届けられるため、従来のビタミンCより高い効果が期待できることもメリットです。

ビタミンC誘導体は3種類!自分に合ったものを使ってみて

ビタミンC誘導体には水溶性・脂溶性・両親媒性の3タイプがあり、肌質や悩みに応じて使い分けます。今回NEROでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。

ビタミンC誘導体『水溶性』の特徴

水溶性タイプのビタミンC誘導体は、短時間で肌に吸収されるため即効性が高いのが特徴です。主に化粧水や美容液などローション系の化粧品に配合されており、毎日のスキンケアに取り入れやすいのがうれしいポイント。シミ予防やニキビケア、肌をトーンアップさせたいなどのお悩みがある方におすすめです。

<代表的な成分>
リン酸アスコルビルナトリウム(APS)・リン酸アスコルビルマグネシウム(APM)

ビタミンC誘導体『脂溶性』の特徴

ビタミンCを油分と結合させ、皮脂との親和性を高めたものが脂溶性タイプです。水溶性タイプに比べると吸水性が高く、有効成分が真皮層まで届くためより高い効果を期待できます。また保湿力に優れており、乾燥が気になる方やエイジングケアとして取り入れたい方にもおすすめです。

<代表的な成分>
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)

ビタミンC誘導体『両親媒性』の特徴

両親媒性タイプは水溶性・脂溶性タイプの良いところどりをし、即効性・浸透力ともにさらにパワーアップしたビタミンC誘導体です。従来のビタミンC誘導体に比べ100倍以上の浸透性があるとされており、コラーゲンの生成を活発に促します。シミ、シワ、ハリ不足、ニキビなど、あらゆる肌悩みに適しています。

<代表的な成分>
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)・イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(APIS)

【タイプ別】ビタミンC配合のドクターズコスメ

ビタミンCは市販の化粧品にも配合されていますが、肌の状態に合わせ、より効果的にアプローチしたいならドクターズコスメを選択しましょう。ここからは、ビタミンC・ビタミンC誘導体を配合したドクターズコスメをタイプ別にご紹介します。

【水溶性】『ピュアメル(Puremer)』「リセットVitaC美容液」

出典:Puremer

ピュアメルのリセットVitaC美容液は、高濃度ピュアビタミンC※を独自の「ダブルレイヤー技術」で安定化。真空保存の使い切り容器で酸化を防ぎ、新鮮なビタミンCを肌に届けます。肌のキメを整え、うるおいを与える海洋プラセンタエキス(加水分解魚卵)・済州島溶岩海水(海水)のほか、優れた保湿力を持つグルタチオンを配合。みずみずしく、透明感のある肌へと導きます。

※整肌成分 アスコルビン酸

【水溶性】『ZO®SKIN HEALTH (ゼオスキンヘルス)』「シーセラム」

パウダー状にしたピュアビタミンC※1を配合したゼオスキンのシーセラム。パウダー感のある乳液のようなテクスチャーで、朝のメイク前にも使用可能です。ビタミンE※2も配合し、酸化への不安も払拭。保湿成分のスクワランにより肌をやわらかくしながら、トーンアップや肌表面のくすみ予防に活躍します。

※1整肌成分 アスコルビン酸 ※2整肌成分 酢酸トコフェロール

【脂溶性】『Revision Skincare® (リビジョンスキンケア)』「C+コレクティングコンプレックス30%™」

うるおいを与えながら肌を整える脂溶性ビタミンC誘導体※を30%配合した高濃度かつ高純度のビタミンC美容液。シミ・炎症・エイジングサインなどさまざまな肌悩みにアプローチします。また、紫外線に似た性質のブルーライトをカットする独自の技術MelaPATH™テクノロジーを組み合わせており、酸化ストレスと闘いながら、健康的な肌の維持をサポートします。

※アスコルビン酸テトラヘキシルデシル

【両親媒性】『Lekarka (レカルカ)』「CFセラムアドバンス」

出典:Lekarka

レカルカのCFセラムは整肌成分の両親媒性ビタミンC誘導体※1とピュアビタミンC※2を配合したダブルの作用で、角質層のすみずみまで浸透した成分がくすみやシミにアプローチ。さらに天然由来のうるおい成分MAAs※3によって、ふっくらとしたハリのある肌へと導きます。浸透力・即効性・持続性のバランスがとれたひと品です。

※1パルミチン酸アスコルビルリン3Na ※2アスコルビン酸 ※3ラン藻エキス

【両親媒性】『Skin Amure (スキンアミュレ)』「SA セラム」

出典:Skin Amure

2種のビタミンC誘導体※1に加え、ビタミンE誘導体※2、ビタミンA誘導体※3、ビタミンB3(ナイアシンアミド)のほか、ビタミンCの172倍の高酸化力を持つと言われるフラーレンといった整肌成分を贅沢に配合したセラム。肌を健やかに整えながら、あらゆる肌悩みにアプローチするお守り的存在の美容液です。

※1パルミチン酸アスコルビルリン3Na・カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸 ※2トコフェリルリン酸Na ※3パルミチン酸レチノール

▼ドラコス・デパコス・ドクターズコスメの違いを解説した記事はこちら!

まとめ

ビタミンCはさまざまな肌悩みに寄り添ってくれる万能な成分です。今では多くの化粧品に配合されていますが、浸透力や持続力、効果の程度はアイテムごとに異なります。効率良くしっかり効果を実感するためにも、ビタミンCとビタミンC誘導体の違いや特徴を理解して、自分にぴったりのアイテムを選んでみてくださいね。どれを選べば良いか分からないという方は、まずは美容皮膚科に相談してみましょう。

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