
脂肪溶解注射を太ももに対して行う場合の失敗例や、その原因を解説します。脂肪を減らすことで部分痩せ効果が狙える脂肪溶解注射。しかし、太ももへの施術は「失敗した」と感じやすい傾向にあります。ここでは、失敗しないためのクリニック選びや、効果が得られなかったり満足できなかったりした場合の対処法などもまとめました。これから施術を受ける方だけでなくすでに受けている方も、今後の治療計画にぜひお役立てください。
INDEX
1.脂肪溶解注射の太ももへの施術で「失敗した」と感じやすい具体的な症例

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脂肪溶解注射とは、薬剤を注射して脂肪細胞を溶かし、脂肪を減らす施術のこと。主に施術部位の痩身目的で行われます。脂肪溶解注射は、切開を伴う治療と比べてダウンタイムが短く、傷痕が残らないことがメリットです。
メリットの多い脂肪溶解注射ですが、太ももへの施術は失敗するリスクもあります。実際に起こる失敗例を見ていきましょう。
■【脂肪溶解注射(太もも)の失敗例1】効果が得られない
太ももへの脂肪溶解注射は、必ずしも効果を実感できるわけではありません。そもそも脂肪溶解注射は、狭い範囲の脂肪を減らしたいときに向いている治療。太ももは、脂肪が蓄積しやすいだけでなく広範囲に広がっています。下半身に脂肪がつきやすい女性はとくに痩せにくい傾向にあり、劇的な効果が得られないケースも少なくありません。
また、施術直後に効果が出ない点も「失敗した」と感じる理由の1つです。施術後最短3日程度で変化が出始めますが、脂肪が徐々に減少していくことから、最終的な効果を感じるのには1~3ヶ月程度必要です。
他には、体質的にむくみが生じたり筋肉が発達したりすることで太ももが太くなる方もいます。この場合は、脂肪溶解注射をしても「治療したけど効果ない」と感じる可能性が高いでしょう。
■【脂肪溶解注射(太もも)の失敗例2】不自然な仕上がりになる
過剰な脂肪除去や不均一な施術により、太もものラインが不自然になることもあります。太ももなどの広範囲な脂肪に対する施術は複数回行うことが多く、医師の技術が足りないと薬剤が均一に作用せずにムラのある仕上がりになってしまいやすいのです。また、脂肪を溶かす部位とそうでない部位の見極めができていないケースでも、太もものラインが不自然になったり、皮膚がたるんだりすることがあります。
■【脂肪溶解注射(太もも)の失敗例3】左右非対称になる
脂肪溶解注射では、片方の太ももの脂肪だけ多く溶解してしまった、反対に足りなかったなど、左右で効果の現れ方が異なる失敗例もあります。脂肪溶解注射は、薬剤を注入する深さや量によりデザインが変わります。そのため、経験や技術の少ない医師が施術を担当すると、脂肪が均一に減少しないこともあるのです。
■【脂肪溶解注射(太もも)の失敗例4】副作用症状が出る
施術後、注射部位の腫れや内出血などの症状が出ることもあります。脂肪溶解注射で副作用が出る可能性は高いわけではありませんが、ゼロでないことはデメリットといえるでしょう。体質や医師の技術などにより、内出血が目立ってしまうケースもあるため注意が必要です。
脂肪溶解注射の副作用は、一般的に1~2週間程度で落ち着きます。しかし、ダウンタイムを理解せずに治療を受けると、後悔してしまうこともあるでしょう。副作用・ダウンタイムを考慮した上で、仕事やイベントなどと重ならないように施術を計画する必要があります。
2.脂肪溶解注射の太ももへの施術で失敗する原因

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太ももの脂肪溶解注射で失敗する原因をまとめました。
■【脂肪溶解注射(太もも)失敗の原因1】部位的なもの
前提として、太ももは脂肪溶解注射の効果が出にくい部位といえます。先述のように太ももは、脂肪が多い部位です。また、むくみや筋肉によって太くなりやすいパーツでもあります。さらに、顔などより脂肪が深部に、そして広範囲に広がっているため、1回で大幅にサイズダウンするのは難しいでしょう。
■【脂肪溶解注射(太もも)失敗の原因2】体質
体質によって、脂肪溶解注射が失敗に終わるケースもあります。基礎代謝や脂肪の性質は人によって異なり、脂肪溶解注射の薬剤効果が出やすい方もいれば出にくい方もいます。例えば、脂肪細胞の数が少ないケースでは、期待した効果を得られにくいでしょう。
ただし、脂肪溶解注射は、効果が現れるスピードに差があります。そのため、施術後はしばらく経過を見ることが大切です。また、しっかりとした効果を得るには少なくとも4回の治療が必要です。
■【脂肪溶解注射(太もも)失敗の原因3】医師の技術不足
医師の経験や技術も、脂肪溶解注射の結果に大きく影響します。脂肪溶解注射は、注射する部位や量などの見極めが必要な施術です。信頼性の低いクリニックや経験の浅い医師による施術は、不自然になったり左右差が出たりするリスクが高いといえるでしょう。
3.【脂肪溶解注射】太ももの施術で失敗しないクリニック選びのポイント

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太ももの脂肪溶解注射は、クリニックの選び方次第で失敗につながることがあります。では、施術を受けるときはどのようなクリニックを選ぶと良いのでしょうか。ここからは、選び方のポイント4つをご紹介します。
■実績・経験のある医師がいるか
脂肪溶解注射の仕上がりは、医師の実績・経験により左右されます。必要な回数・頻度・注入量をしっかり判断できる医師の治療を受けることが大切です。クリニックの公式サイトなどで、脂肪溶解注射を太ももに対して行ったビフォーアフター画像を確認して、医師の実力が自分の理想に合っているかを見極めましょう。
■カウンセリングに力を入れているか
カウンセリングは、クリニックの雰囲気がつかめるだけでなく、信頼関係を築ける医師であるかを見極めるのに役立ちます。悩みを聞いてくれるか、円滑にコミュニケーションを取れるか、デメリットやリスクも詳しく説明してくれるかをチェックしましょう。治療を受けるときは、安心感も大切な要素です。カウンセリングで不安な点を解決できるかという点もしっかり確認してください。
■脂肪吸引も行っているか
足の場合は、脂肪溶解注射ではなく脂肪吸引が適しているケースもあります。とくに太ももは脂肪溶解注射の効果が出にくい部位なので、別の選択肢もあるクリニックが良いでしょう。脂肪溶解注射と脂肪吸引の両方を行っているクリニックなら、脂肪の状態に合わせた選択が可能です。
■アフターケアが充実しているか
万が一のトラブルにそなえて、アフターケアをしっかり行っているかどうかを確認することも重要です。不安な症状があったときに相談にのり、診察・処置してくれるクリニックを見つけましょう。
4.太ももの脂肪溶解注射で失敗したときの対処法
太ももの脂肪溶解注射を受けて、効果が得られなかったり仕上がりに満足できなかったりした場合の対処法をご紹介します。
■再治療する
「失敗した」と感じたときの選択肢の1つが、再治療を受けること。そもそも太ももへの脂肪溶解注射は、1回だけでは効果を実感しにくい施術です。そのことを念頭に置いて、再治療するのか医師に相談しましょう。基本的には、1~2週間に1回の頻度で4回以上治療を継続してみることが大切です。
■クリニックの保証制度を利用する
仕上がりが不自然、副作用がひどいなどの場合は、施術したクリニックに連絡しましょう。ほとんどのクリニックは、診察や処置といったアフターケアを行っています。また、再手術が保証されているクリニックもあります。そういった意味でも、施術を受けるときのクリニック選びは重要です。アフターケアや保証制度も確認してみましょう。
■他の治療を検討する
推奨されている頻度・回数で脂肪溶解注射を受けても効果が得られない場合は、他の施術も検討しましょう。選択肢としては、脂肪吸引の他、ボトックス治療などもあります。太ももの悩みの原因が筋肉なら、筋肉の発達を抑えてくれるボトックス治療が適しています。
まとめ
脂肪溶解注射の太ももへの施術は、体質や医師の技術次第で失敗する可能性も否定できません。太ももの脂肪溶解で失敗しないためには、クリニック選びが重要です。医師の実績はもちろんですが、カウンセリング・アフターケアの充実度、脂肪溶解注射以外の選択肢があるかなどもチェックしましょう。クリニックで悩みの原因を見極めてもらって、適した治療で理想の太ももを手に入れませんか。
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【治療の内容】脂肪溶解製剤の注入
【治療期間および回数の目安】約1~2週間間隔で計3~5回程度
【費用相場】1ccあたり約 ¥5,000~ ¥10,000 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】腫れ、内出血、むくみなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。