二重顎の脂肪吸引を徹底解説!メリット・デメリットや併用できる治療はある?

二重顎の脂肪吸引を徹底解説!メリット・デメリットや併用できる治療はある?

二重顎の脂肪吸引を検討する中で、施術の特徴や効果を知りたい方は多いでしょう。美容医療を受ける際は、効果だけでなくリスクを十分把握することが重要です。

そこで今回は、二重顎の脂肪吸引の基本情報と併せて、メリット・デメリットを解説。

脂肪吸引以外に二重顎にアプローチ可能な治療法についてもまとめていますので、フェイスラインをスッキリさせたい方は、ぜひご一読ください。

痩せても改善しない二重顎に向いている脂肪吸引とは?

女性 スキンケア 二重顎の脂肪吸引を徹底解説!メリット・デメリットや併用できる治療はある?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

「ダイエットで体重は落ちたのに、二重顎だけ改善しない」「太っていないのに二重顎なのはなぜ?」とお悩みの方は少なくないでしょう。

まずは、二重顎が改善しにくい理由と、脂肪吸引の特徴について解説します。

■二重顎が改善しにくい理由

ダイエットに成功しても、二重顎が改善されない理由としては、顎下の皮下脂肪が燃焼されにくいことが挙げられます。

また、痩せているのに二重顎になる場合は、骨格や肌質、姿勢などが影響を与えている可能性があるでしょう。

例えば、顎がもともと小さい方は、皮下脂肪が蓄積されやすく、二重顎が目立ちやすいと考えられています。むくみや肌のたるみが二重顎を引き起こしている可能性もあるでしょう。

スマートフォンやパソコンを長時間使用する方に多い「顔や首を突き出す姿勢」も、二重顎の原因となります。

■二重顎の治療に向いている脂肪吸引とは

二重顎の治療に向いている顔の脂肪吸引では、カニューレという専用の吸引管を用いて、皮下脂肪を取り除きます。

小顔を目指せる美容医療として、顎下だけでなく、頬の脂肪吸引も行っているクリニックが一般的です。

カニューレの挿入時は皮膚の切開を伴います。耳の後ろを数ミリ切開する場合が多く、傷は比較的目立ちにくいでしょう。

顎下の脂肪吸引は物理的に脂肪を取り除くことができるため、ダイエットにより改善が見られなかった二重顎に対してもアプローチできる施術です。

二重顎の脂肪吸引を行うメリット

女性 笑顔 二重顎の脂肪吸引を徹底解説!メリット・デメリットや併用できる治療はある?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

次に、二重顎の脂肪吸引を行うメリットを見ていきましょう。

■二重顎が改善しフェイスラインが整う

顎下の脂肪吸引を行うメリットは、なんといっても二重顎に直接的にアプローチできる点です。

顔の脂肪吸引を行えば、二重顎の改善だけでなく、整ったフェイスラインを目指せます。

フェイスラインが整うことで顔全体のバランスが良くなり、小顔効果も得やすくなるでしょう。

■短期間で顔痩せを目指せる

短期間で顔痩せが叶う点も脂肪吸引の魅力です。脂肪吸引を行えば、長期間にわたる運動や食事制限なしで二重顎の改善を目指せます。

1回の施術で変化を感じやすい点もポイントです。一般的な施術時間は30分前後と短く、忙しい方でも検討しやすい治療法ではないでしょうか。

術後のダウンタイムは比較的短期間となることが多いでしょう。施術後2週間ほどで顔の変化を感じやすいです。

顎下の皮下脂肪はそもそもダイエットでも減らしにくいことから、脂肪吸引を行うほうが効率的に二重顎改善を目指せると考える方もいます。

■リバウンドにより二重顎に戻るリスクが少ない

ダイエットで注意が必要なリバウンドのリスクが少ない点も、脂肪吸引の特徴です。

食事制限や運動などによるダイエットでは、脂肪細胞のサイズが縮小することで、「顔が痩せた」と感じられます。しかし、ダイエットでは脂肪細胞の数自体は減りません。

そのため、再び脂肪細胞のサイズが大きくなることで、リバウンドにつながる可能性があります。
脂肪吸引の場合、脂肪細胞の数を根本的に減らせます。

顎下の脂肪吸引により二重顎を改善できた場合、その後もリバウンドしにくくなるのです。

二重顎の脂肪吸引を行うデメリット

悩んでいる女性 二重顎の脂肪吸引を徹底解説!メリット・デメリットや併用できる治療はある?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

二重顎の脂肪吸引を検討する際は、メリットはもちろんのこと、デメリットを理解しておくことが重要です。詳しく解説します。

■傷痕やダウンタイムが生じる

脂肪吸引のデメリットは、皮膚の切開に伴う傷痕やダウンタイムが生じる点です。

脂肪吸引では、カニューレの挿入箇所に傷痕が残ります。目立ちにくいとはいえ、傷痕が残ることや、切開自体に抵抗がある方もいるでしょう。

脂肪を吸引する際は、切開部位からカニューレを挿入する際に肌がダメージを受けることでダウンタイムが生じます。ダウンタイムの主な症状は、腫れや内出血です。

症状が落ち着くまでには、数日から数週間ほどかかります。施術を検討する際は、術後しばらくの間は普段どおりの生活ができなくなる点を頭に入れておきましょう。

■費用が高額になる場合がある

施術を受けるかどうかを考えるにあたり、費用がどのくらいかかるかは重要です。顎下や頬といった顔の脂肪吸引の施術費用は、比較的高額になるといわれています。

具体的な料金相場は、顎下のみで20万円前後、顎下と頬を組み合わせた場合は30万円以上することも。

得られる効果や理想の仕上がりに近づけるかどうかと併せて、治療にかかる費用に納得できるかも、慎重に判断する必要があります。

■治療に満足できない可能性がある

顎下の脂肪に直接アプローチし、二重顎の改善を目指せる脂肪吸引ですが、すべての人が必ずしも変化を感じられるわけではありません。

効果には個人差があるため、施術結果に満足できないこともあるでしょう。例えば、もともとの脂肪量が少ない方は、施術後に期待していたような変化を感じられない場合があります。

また、顔の脂肪吸引を受けた結果、かえって皮膚のたるみや凹凸につながるリスクも否定できません。

失敗を避けるためには、クリニックでの入念なカウンセリングや、適切に施術を行う医師の技量が求められます。

二重顎の治療における脂肪吸引以外の選択肢

女性 施術 二重顎の脂肪吸引を徹底解説!メリット・デメリットや併用できる治療はある?|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

出典:photoAC

最後に、顎下の脂肪吸引以外で二重顎治療に向いている美容医療を紹介します。

■脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、気になる患部に直接薬剤を注入し脂肪を溶かすことで、部分痩せが目指せる施術です。

脂肪吸引と同様に、脂肪細胞の数を減らせることから、リバウンドの心配が少ない点が魅力。痩せにくい部位の脂肪を効率良く減らせるため、二重顎にもアプローチしやすいです。

注射の針を刺した部分が一時的に赤みを帯びることもありますが、ダウンタイムは比較的短い傾向があります。

切開を伴わないため、傷痕が残ることに抵抗がある方や、痛みが苦手な方にも向いている治療法です。

■糸リフト

糸リフトも二重顎改善を目指せる美容医療です。糸リフトでは、突起の付いた医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、皮膚や筋肉を内側から持ち上げます。

肌を切らずにリフトアップできるところがポイントです。

線維芽細胞が刺激されることによるコラーゲン・エラスチンの増生と、それに伴うたるみ改善にも期待できるため、若々しい印象の顔立ちに導いてくれるでしょう。

糸リフトは、脂肪吸引との併用が可能です。脂肪吸引後に生じ得るたるみを、糸リフトにより予防できる可能性もあります。

なお、ダウンタイムとして赤みや痛み、腫れなどが挙げられます。

■ハイフ

超音波の熱エネルギーで脂肪細胞の破壊と筋膜の引き上げを図れるハイフ。

ハイフによる施術では、顔のリフトアップやたるみ改善、引き締めなどの効果が期待できるため、二重顎にもアプローチできます。

肌のハリ感アップよりも二重顎の改善のようにフェイスラインのサイズダウンを図りたい場合は、より広範囲での脂肪細胞を溶かせるリニアハイフが適しているでしょう。

脂肪吸引と異なるポイントは、ハイフでは肌の変化を感じるまでに2~3ヶ月ほど時間がかかる点です。ダウンタイムは、まれに赤みや腫れ、かゆみなどが出ることがあります。

なお、ハイフと脂肪吸引の併用は可能な場合もありますが、施術を受ける順番やタイミングについては、医師の指示に従いましょう。

まとめ

顎下の脂肪は落ちにくいため、二重顎がなかなか改善しないという方は少なくありません。

二重顎には、姿勢や骨格が影響している可能性もありますが、顎下の脂肪に直接アプローチできるのが脂肪吸引です。

脂肪吸引は短期間で変化を感じやすいところが魅力ですが、ダウンタイムや傷痕が生じることには注意が必要です。

脂肪吸引とほかの治療法の併用も可能なため、クリニックに相談しながら、理想のフェイスラインを目指しましょう。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

【治療の内容】脂肪吸引
【治療期間および回数の目安】部位・範囲・脂肪量によって、安全上2~3回に分けて施術を行う場合あり。詳細は各クリニックへご確認ください。
【費用相場】1回約¥200,000~¥500,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】痛み、浮腫み、内出血、色素沈着など
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【施術の内容】脂肪溶解注射
【施術期間および回数の目安】約1~2週間間隔で計3~5回程度 ※状態や製剤によって異なります。
【費用】1ccあたり約 ¥5,000~ ¥10,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】
【未承認医薬品に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医薬品を使用する場合があります。
・施術に用いる医薬品は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分を有する他の国内承認医薬品は存在しない場合があります。
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

【治療の内容】糸リフト(スレッドリフト)
【治療期間および回数の目安】1~2回程度、治療後6ヶ月~1年程度で再治療可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】1本 約 ¥50,000~¥100,000 ※使用する本数には個人差があります。
【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

【治療の内容】医療用HIFU(高密度焦点式超音波)
【治療期間および回数の目安】治療後6ヶ月以降から再照射可能 ※治療期間や回数等はクリニックごとに異なります。
【費用相場】全顔1回約¥30,000~¥200,000
【リスク・副作用等】痛み、赤み、熱傷、腫れ、浮腫みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一成分や性能を有する他の国内承認医薬品および医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報
-重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。