リジュランで失敗・後悔しないために!事前に知るべき5つのポイント

リジュランで失敗・後悔しないために!事前に知るべき5つのポイント

リジュラン注射は、幅広い肌トラブルに効果を発揮する治療法の1つ。しかし、失敗やデメリットが不安で、施術をためらっている方もいるでしょう。
そこで今回は、リジュラン注射がどのような肌の悩みに適しているか、リジュラン注射を受ける前に知っておきたい注意点を解説します。
ご自身の現在の症状を解決するのにリジュラン注射が適しているか、判断の参考になれば幸いです。

1.リジュランとは?

出典:photoAC

リジュランは、シワ・たるみ・くすみ・乾燥・目の下のクマなどの、加齢に伴う肌トラブルに高い効果を発揮する製剤です。

リジュランについて調べると、「リジュラン注射」と「リジュラン水光注射」の2つの呼び方を目にするでしょう。両者は、リジュランを打ち込む機器が異なります。
「水光注射」は、9本の極細の針がついた専用機器で肌の浅部に薬剤を注入し、うるおいに満ちた明るい肌(=水光肌)へ導く施術です。
対する「リジュラン注射」は、一般的な注射器で薬剤を注入します。

◾️リジュランの主成分はサーモン由来の「ポリヌクレオチド」

リジュランの主成分は、サーモンから抽出される「ポリヌクレオチド」です。
ポリヌクレオチドは、皮膚の真皮層にある線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。肌組織の再生に優れているため、もともと整形外科などで創傷治癒や関節注射に用いられてきました。
美容医療の分野では“ポリヌクレオチド=肌の再生・若返りをサポートする成分”として注目されています。

【ポリヌクレオチドに期待できる作用】

  • 肌のハリ感アップ
  • 保水力の向上
  • 皮脂バランスを整える
  • 小ジワの改善

ポリヌクレオチドの特徴である“肌組織の再生力の高さ”を、利用して効能を発揮するのがリジュラン注射なのです。

◾️リジュランiは目元の悩みに特化

リジュラン注射には種類があり、なかでも “リジュランi” はデリケートな目元の皮膚のケアに特化しています。

【リジュランiに期待できる効果】

  • 目元の小ジワの改善
  • 目元のハリ感アップ
  • 目の下のクマの軽減

リジュランiは、繊細な目元に優しく作用します。目元のエイジングにお悩みの方にとって、強い味方になるでしょう。

2.リジュランはこんな人に向いている!目の下のクマにも効果的?

出典:photoAC

リジュラン注射がどのようなお悩みを持つ方に適しているか、ここからはより具体的に解説します。

◾️肌のたるみが気になる人

リジュラン注射は、肌のハリ改善・ボリュームアップ効果が期待できます。
リジュランの働きの1つが“線維芽細胞の活性化”です。線維芽細胞は真皮層にあり、ハリのある肌に欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸などの成分を生成しますが、加齢とともに減少します。また、紫外線や乾燥などの原因で働きが衰えてしまうことも。
リジュランを注射すると、線維芽細胞の動きが活発になり、肌のたるみが改善するのです。

◾️目の下のクマが気になる人

リジュラン注射は、加齢に伴う目の下のクマに効果的です。
加齢によって引き起こされるクマは、おもに肌のボリューム不足が原因。肌のボリュームが減ると目の下がくぼみ、影が目に留まるようになるのです。
リジュランを注射し、真皮の細胞産生能力が高まれば、若々しくふっくらとした目元になり、クマが目立ちにくくなります。

◾️シワが気になる人

リジュラン注射は、以下のようなシワの対策に効果を発揮します。

  • 乾燥による目元・口元の小ジワ
  • 眉間や額の表情ジワ
  • たるみジワ(ほうれい線など)

リジュランの働きによってコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどが滞りなく生成されるようになると、肌にハリや弾力が生まれ、シワが目立ちにくくなるためです。

◾️ニキビや傷痕が気になる人

リジュランには、皮脂分泌をコントロールして毛穴を引き締める働きがあります。結果、毛穴が詰まりにくくなり、ニキビなどの肌トラブルを防げるのです。
また、リジュラン注射により、肌全体のハリやボリューム感が増すと、ニキビ痕や傷痕などの肌の凹凸が目立ちにくくなります。

3.リジュランで失敗・後悔しないため知っておきたい5つのポイント

美容クリニックでリジュラン注射を受けた方の中には「効果がわからなかった」「リジュランって効果ない?」「思っていたより痛かった」といった声も。
そこで、せっかくリジュラン注射を受けても、失敗や後悔につながってしまう理由と、施術前に知っておきたい注意点を解説します。

◾️ リジュラン注射の効果はゆっくり“すぐ変化がない=失敗”ではない

リジュラン注射は、肌の細胞を活性化して、肌の質そのものを高める治療です。
そのため、直接的なボリュームアップや即効性を得にくく、“全然変化がない……失敗した?”と感じることも。施術後、効果を実感するまで数週間から数ヶ月かかることを知っておきましょう。

◾️リジュラン注射は複数回の施術で1クールが基本

リジュラン注射は、1回の施術でも効果が期待できますが、回数を重ねることで肌質の変化をより実感できます。治療回数の目安は、2〜3週間ごとに計3~4回です(個人差があります)。
1回だけの施術で大きな変化が得られることを期待すると、失敗したと感じるケースもあるため、注意しましょう。

◾️若く健康的な肌の場合、リジュラン注射の効果を感じにくく失敗と感じるケースも

リジュランのおもな効果は、肌の再生・修復、シワやたるみの改善。つまり、リジュラン注射は、ダメージを受けた肌にこそ、真価を発揮する治療です。
そのため、肌がもともと健康な方、とくに若い方はリジュランによる変化が少なく“失敗したのでは?”と感じることがあるようです。

◾️リジュランの痛みはゼロではない

リジュラン注射はメスを使用しないため、痛みが少ないとイメージする方もいるでしょう。
しかし、リジュラン注射は肌に注射針を刺すため、表面麻酔を使ったり、麻酔が配合されたリジュラン製薬を用いたりしても、多少の痛みは伴います。
痛みがまったくないと思い込んでいると、“想像より痛かった!”と感じる可能性がありますので注意が必要です。

◾️アレルギーと副作用に注意

リジュラン注射にふくまれるポリヌクレオチドは、人体になじみやすく副作用やアレルギー反応が少ない成分とされています。
ただし、注入部の針痕・赤み・腫れ・内出血といった副作用が生じる可能性はゼロではありません。
副作用を軽減するには、以下のような点に気をつけましょう。

【リジュラン施術後の注意点】

  • 刺激の強い化粧品の使用を避ける
  • 施術部をこすらない
  • サウナなど血行が良くなる行動を避ける

また、ポリヌクレオチドは、もともとサーモンに含まれる成分です。魚・魚卵などのアレルギー体質の方は、アレルギー反応を起こす危険性がありますので利用を控えましょう。

4.リジュランのメリットは?

出典:photoAC

最後にリジュラン注射のメリットを紹介します。

◾️さまざまな部位に注入可能

リジュランはテクスチャーがやわらかいため、顔(額・頬・目の周辺・口元)の他、首やデコルテ、手の甲、傷痕など、さまざまな部位へ注入可能です。

また、リジュラン注射は、症状・部位に合わせて、注入法を変えられます。
小ジワやクマなどの局所的な悩みにはピンポイントで注入、施術部位全般の乾燥がお悩みであれば肌全体に均一に注入、といったように目的に合わせた最適なアプローチが可能です。

◾️他の施術と組み合わせ可能

リジュラン注射は、単独の施術だけでなく、他の施術と組み合わせてさらなる効果を追求することもできます。

【リジュランと他施術の組み合わせ例】

  • ヒアルロン酸注入×リジュラン⇒肌の再生とハリアップ
  • ダーマペン×リジュラン⇒肌の自己再生力をより高める

美容医療によっては、他施術と併用不可なものもあります。
比較的制限が少なく他の施術と組み合わせられる点は、リジュラン注射のメリットの1つと言えるでしょう。

◾️まとめ

リジュラン注射は、肌質を根本から整え、シワ・たるみ・目の下のクマ・ニキビの改善など、幅広い肌の悩みに効果を発揮する治療法です。メスが不要で、気軽にできるエイジングケアですが、一度の施術で大きな変化が得られると思っていると、施術が失敗したと感じたり、リジュラン注射を受けたことを後悔したりするケースも。失敗・後悔を防ぐには“リジュランは効果がゆっくり表れること”“複数回の施術で効果をより実感できること”“多少の痛みは伴うこと”など、正しい知識を持ちましょう。

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・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
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