デリケートゾーンの黒ずみが気になる……自宅ケアと美容医療の選択肢

デリケートゾーンの黒ずみが気になる……自宅ケアと美容医療の選択肢

VIO脱毛をして、今まで目立たなかった黒ずみが急に気になり始めた方はいませんか?

実はデリケートゾーンの黒ずみは、乾燥や摩擦、ホルモンバランスの変化などで誰にでも起こり得るもの。

この記事では、黒ずみの原因を解説するとともに、自宅で簡単にできるケアから、美容医療で行える施術までご紹介します。

正しい知識とケアで、デリケートゾーンの悩みについて一緒に考えてみましょう。

気になるデリケートゾーンの黒ずみ、原因は?

フェムケアのイメージデリケートゾーンの黒ずみが気になる……自宅ケアと美容医療の選択肢|NERO DOCTOR / BEAUTY(美容医療)

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デリケートゾーン(陰部)が黒ずむ原因はさまざまです。中には「自分だけ、黒ずみがひどい気がする……」と思う方もいるでしょう。

とくにVIO脱毛後は、毛がなくなることで肌が露出しやすくなり、それまで気付かなかった色素沈着が目立って見えることもあります。

まずは、デリケートゾーンの黒ずみができる主な原因から見ていきましょう。

■摩擦などの刺激

デリケートゾーンは、下着やナプキンなどに常に接触する部位です。

陰部への日常的な摩擦は皮膚にとって大きな刺激となり、防御反応としてメラニンが過剰に生成されて、黒ずみが生じます。

とくに、タイトな衣類や化学繊維の下着は肌に刺激を与えやすく、色素沈着のリスクが高くなる傾向があります。

また、お風呂でデリケートゾーンを洗いすぎたり、トイレで擦るような拭き方をしたりすることも、メラニンの生成に影響を与える原因の1つです。

■ターンオーバーの乱れ

顔や体と同じく、デリケートゾーンの皮膚もターンオーバーを繰り返しています。

しかし、加齢や乾燥、睡眠不足、栄養の偏りなどによってターンオーバーのサイクルが乱れると、古い角質が蓄積し、肌がくすんで見えるようになります。

また、デリケートゾーンに保湿は必要ないと思われがちですが、実はとても乾燥しやすい部位。

乾燥が進むことで角質層が厚くなり、余計に色むらや黒ずみが目立つケースもあるため、生活習慣やケア方法の見直しも重要です。

■かぶれや蒸れによる炎症

かぶれや蒸れ、雑菌の繁殖などによる炎症も黒ずみの原因になります。とくに生理中は長時間ナプキンに肌が触れるため、陰部や股の内側は湿気がこもりやすくなります。

生理中は肌が敏感になるという方も多く、こまめにナプキンを交換し、清潔を保つことが大切です。

かぶれや蒸れによって肌に炎症が起こると、摩擦が起きたときと同様、刺激によってメラニンが過剰生成する可能性があります。

■ホルモンバランス

妊娠や出産、更年期など、女性の体はホルモンの変化によって大きく変化。

女性ホルモンの分泌バランスが崩れると、メラニンの生成が活発になるといわれており、妊娠中に乳首や陰部が黒ずむのも、ホルモンバランスが関係しています。

 

また、加齢に伴う女性ホルモンの低下は、ターンオーバーやバリア機能の低下を招き、黒ずみの進行を促します。

自宅でセルフケア!デリケートゾーンの黒ずみ対策

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デリケートゾーンの黒ずみ対策として、まず始めたいのがセルフケア。

最近では、デリケートゾーン専用のソープや保湿クリームが市販されており、ドラッグストアでも気軽に手に入ります。

ここからは、すぐに取り入れられる正しいセルフケア方法をご紹介します。

■専用ソープでやさしく洗う

デリケートゾーンは皮膚が薄く、一般的なボディソープや石けんでは洗浄力が強すぎて逆効果になる場合も。

デリケートゾーン専用ソープは、弱酸性で低刺激なものが多く、皮膚をやさしく守りながら汚れを落とせます。

専用ソープをしっかり泡立てたら、ぬるま湯を使い、ボディタオルなどではなく指の腹を使って洗いましょう。

■専用クリームで正しくケアする

デリケートゾーンの黒ずみ対策として、専用クリームでの保湿・ホワイトニングケアも効果的です。

デリケートゾーン専用クリームは、ヒアルロン酸やセラミドといった肌にうるおいを与える保湿成分だけでなく、メラニンの生成を抑制する成分が含まれている商品もあります。

ただし、人によっては肌に合わない可能性もあるため、商品の注意書きをよく読んでから使用しましょう。

■摩擦を防ぐ生活を心がける

日常生活で、デリケートゾーンへの摩擦を減らす工夫も重要です。締め付けの強い下着や通気性の悪い衣類は避け、綿などの肌にやさしい素材を選びましょう。

また、トイレのときはやさしく拭く、お風呂の後はタオルで擦らないなど、小さな心がけの積み重ねが大事。

普段から気をつけることで、今ある黒ずみを悪化させないだけでなく、将来発生する黒ずみを防ぐことにもつながります。

デリケートゾーンの黒ずみに効果的な美容医療3選

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セルフケアでは効果を感じにくい、もっと根本的に改善したいという方は、美容医療という選択肢もあります。

最後に、美容医療で行われている、デリケートゾーンの黒ずみの治し方をご紹介します。

■レーザー

レーザー治療は、強い光エネルギーを照射し、黒ずみのもととなるメラニン色素を破壊する施術です。

シミ取り治療と同様のマシンを用いる施術もありますが、最近では皮膚のごく薄い層を削り取るデリケートゾーンに特化したレーザーマシンも登場しています。

レーザーは肌の状態や希望に合わせて機器の種類を選べる点がメリットですが、出力が弱いほど治療の回数が多くなることもあります。

また、施術時に痛みを伴いやすいため、施術を計画する際は、事前に痛みの程度や、麻酔の有無をクリニックに確認しておくことがポイントです。

施術後のダウンタイムはほとんどないとされていますが、人によっては軽度の赤みやひりつきが現れる場合もあります。

これらの症状は、数時間から数日で改善しますが、肌に不安のある方はカウンセリング時にあらかじめ申し出ておきましょう。

■ピーリング

ピーリングは、専用の薬剤で古くなった角質を除去し、肌をなめらかに整えながら、くすみを軽減する施術です。

薬剤による刺激が強いイメージがありますが、デリケートゾーンに対応したマイルドなピーリング剤もあります。

ただし、効果をしっかりと実感するためには施術回数を重ねる必要があり、最初は1〜2週間ごとに3〜5回の施術を推奨しているクリニックもあります。

レーザー治療に比べ痛みを感じにくい点がメリットですが、施術後は乾燥しやすいため保湿を徹底しましょう。

また、施術直後に一時的な赤みやかゆみが出ることがありますが、ほとんどの場合、時間とともに落ち着くとされています。

レーザー治療と同様、施術前後はしっかりと保湿し、デリケートゾーンに不要な刺激が加わらないように気をつけましょう。

■小陰唇縮小術

小陰唇縮小術は、余分な小陰唇を切除して形状を整える外科手術です。

小陰唇とは、大陰唇の内側にある膣まわりのヒダを指し、肥大していると汚れが溜まりやすかったり、刺激による黒ずみを引き起こしやすかったりします。

この施術では、見た目のバランスを整えるだけでなく、小陰唇の縮小により摩擦や蒸れによる物理的な刺激を軽減できるため、黒ずみの根本原因にアプローチできるのが大きなメリットです。

また、生理中の不快感を軽減できることも魅力。術後は一時的に腫れや内出血が生じ、ダウンタイムとしてはおよそ1週間が目安です。

まとめ

デリケートゾーンの黒ずみは、多くの女性が年齢とともに感じるようになる自然な変化の1つです。人には言いにくい悩みですが、決して特別なものではありません。

まずは、自宅でできるケアから始めてみましょう。一方で、早く改善したい、根本的に改善したいという方は、美容医療も頼ってみてください。

黒ずみのメカニズムをふまえた上で医師が診察を行うため、自分に合った治療方法が見つかるでしょう。デリケートゾーンに自信を持つための第一歩を踏み出してみませんか?

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【施術の内容】小陰唇縮小術
【施術期間および回数の目安】通常1回 ※状態によって異なります。
【費用】¥300,000~¥400,000程度 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】内出血、腫れ、仕上がりがイメージと異なるなど

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