体がだるい原因は女性ホルモンの低下?40代からのQOLを上げる美容医療

体がだるい原因は女性ホルモンの低下?40代からのQOLを上げる美容医療

40代に差しかかる頃から「なんだか体がだるい…」と感じる方も多いのではないでしょうか。常に不調を抱えている状態は、QOLの低下につながることもあります。病気が原因でない不調は改善できないと諦めてしまうかもしれませんが、そのようなとき美容医療に頼るのも1つの方法です。今回は体がだるいと感じる原因と、美容医療で体の内側・外側両面からアプローチできる方法をご紹介します。QOLの向上に、ぜひ役立ててください。

1.40代女性が感じる体がだるい原因とは?

出典:photoAC

40代女性が「体がだるい……疲れやすい…」と感じる原因はどこにあるのでしょうか。症状がひどい場合は病気を疑い、医師の診察を受ける必要があります。しかし、病院にかかってもとくに原因が特定されないケースもあるでしょう。自分は健康体だと思っていても、40代に入ると女性はそろそろ更年期という言葉も頭に浮かぶ頃です。ここからは、40代女性が感じる体がだるい原因について解説します。ご自身に当てはまることがあるかどうか、チェックしてみましょう。

■30代後半~40代前半はプレ更年期

更年期と呼ばれる時期は、一般的に閉経前後の45~55歳頃を指します。更年期には心身ともに不調が表れやすくなりますが、それよりも前の30代後半~40代前半頃から「だるい」「眠い」「何もしたくない」というような不調を感じる方が増えているようです。更年期に似た症状が出始めるこの年代は「プレ更年期」と呼ばれています。プレ更年期は正式な医学用語ではありませんが、少しずつ体に変化が表れる時期として意識しておきましょう。

■卵巣の機能低下とエストロゲンの減少

閉経が近づき更年期に入ると、女性ホルモンの一種エストロゲンが減少します。また、プレ更年期と呼ばれる時期でも、少しずつエストロゲンの分泌が減少し卵巣機能の低下が見られるケースも。卵巣は脳内の視床下部からの指令で女性ホルモンを分泌しますが、指令通りに分泌ができなくなりホルモンの乱れだけでなく自律神経のバランスが崩れる原因にもつながります。卵巣機能やエストロゲンの分泌量が低下することで、体がだるいと感じることもあるようです。

■自律神経の乱れ

自律神経とは、体内のバランスを取っている神経のことで、交感神経と副交感神経があります。交感神経と副交感神経のバランスの乱れは、体がだるい、疲れやすい、と感じる原因の1つです。ストレスも自律神経の乱れにつながりますが、40代に入り卵巣機能の低下が加わるといっそう自律神経が乱れやすくなります。

■生活習慣の乱れ

運動不足や偏食、睡眠不足など、生活習慣が乱れると体のリズムを崩しやすくなります。栄養バランスがとれていなかったり、食事の時間が不規則だったりすると、必要な栄養が体に行き届かず疲れを感じやすくなる原因に。また、新陳代謝が低下して血行が悪くなると、体の凝りやむくみにつながり、体がだるいと感じることもあります。適度な運動や規則正しい生活を心がけることが大切です。

■精神・心理的要因

家庭や仕事、環境の変化などによるストレスが、体がだるい、疲れが取れないと感じる原因となることもあります。40代に入る頃の女性は、家庭環境の変化が起こりやすい時期。日々の生活で少しずつストレスを感じることもあるでしょう。ストレスが神経の乱れにつながり、その結果として頭痛や肩凝り、体のだるさなどさまざまな不調となって表れることがあります。

2.体の内側からケアする方法

出典:photoAC

ここからは、体がだるいと感じる原因に美容医療の分野でアプローチできる方法をご紹介しましょう。まずは、40代女性にとって大切な疲労回復や美肌効果が期待できる、体の内側からのケアをご紹介します。

■疲労回復に効果が期待できる内服によるペプチド療法

ペプチド療法は、アメリカや韓国、ヨーロッパなどでもエイジングケアの一環として取り入れられています。ペプチドは、体内で作られている短鎖のアミノ酸で構成された分子でタンパク質の一部。体内には7,000種以上のペプチドが機能しており、それぞれ神経の伝達や血圧・血糖の調整などの役割を担っています。
ペプチド療法では、採血や唾液などを分析して、不足しているペプチドを解析し必要なペプチドを補うことで、疲労回復や健康維持の効果が期待できます。ペプチド自体、もともと体内で作られている物質のため、副作用のリスクが低いことも気軽にトライできるポイントです。治療は点鼻と内服による方法があり、脳に作用させたい場合は点鼻が用いられます。

■美肌・美白から疲労回復まで!高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴は、不足しがちな栄養素を補って免疫力を高め、エイジングケアに効果が期待できる治療です。ビタミンは果物やサプリメントからも摂取できますが、尿から排出される量が多いのがデメリット。その点、静脈点滴で高濃度のビタミンCを血液に直接注入する方法であれば、体内にビタミンCを効果的に取り入れやすくなります。
高濃度ビタミンC点滴をすると、疲労回復だけでなく免疫力がアップしてインフルエンザや風邪に罹りにくくなるといった効果も期待できます。また、シミや肝斑などを薄くする美白効果やコラーゲンの生成を促ことでエイジングケアとしての効果も期待できるでしょう。

■体の内側からサポートする美容内服

美容医療では外的な治療の他に、美容内服という方法もあります。レーザーなどと違い即効性はないものの、必要な栄養素を内服で補い、体の内側から健康や美をサポートする方法です。
代表的な美容内服としては、肝斑に効果が期待できるトラネキサム酸やメラニンの生成を抑制してシミの予防や美白効果が期待できるシナールなどがあります。その他、白玉点滴として知られるタチオンは、強い抗酸化作用があるため美白効果が期待でき、エイジングケアの美容内服として用いられています。ご自身に必要な成分を内服で補うことはもちろん、他の美容医療と併用するのもおすすめです。

3.体の外側からケアする方法

出典:photoAC

ここからは、体の外側からアプローチする美容医療についてご紹介します。体がだるいと感じる症状に直接治療を施す内容ではありませんが、疲れた印象の外見を改善することはQOLの向上にもつながります。40代はホルモンの乱れなど、女性特有の悩みも増えてくる頃です。たるみやシミ、シワなど疲れた印象につながる外見を美容医療で改善して、気持ちから上向きにしてみましょう。

■たるみの引き締めならハイフや高周波治療

年齢とともにフェイスラインや頬、口元のたるみが気になっている方も多いのではないでしょうか。顔にたるみがあると、鏡を見たときや他人から見て疲れた印象があることは否めません。たるみ治療にはハイフや「ボルニューマ」などがおすすめです。頬のたるみやフェイスラインのリフトアップに効果が期待できるハイフは、施術時間が15分程度と短くダウンタイムがほとんどなく痛みに配慮されている点も人気の理由の1つ。また、韓国を中心に人気が高まっている「ボルニューマ」は、施術後からコラーゲンの生成を促すため効果を早く実感できる人も多い治療です。ハイフとボルニューマは照射エネルギーやアプローチできる層が異なるため、併用することでより高い効果が期待できます。

■シミの軽減にはドクターズコスメやレーザー治療

メラニン色素の分解・排出により、シミやくすみの改善に効果が期待できるピコトーニング。痛みに配慮しダウンタイムがほとんどないことや、従来のレーザー治療では難しかった肝斑にも対応できる治療として注目を集めています。
この他、シミの軽減にはドクターズコスメの使用もおすすめです。ドクターズコスメは、皮膚科などの専門医が開発に関わっていることが多く、特定の肌トラブルに効果が望める成分を高い濃度で配合しているのが特徴。また、成分の浸透力※が高い製品も多いため、その分高い効果を実感できるケースも多いようです。
※肌の角質層まで

■シワの改善に効果が期待できる注入治療

たるみやシミと同じく、シワも老けて見える要因の1つ。シワができる原因は、加齢の他、たるみや紫外線、乾燥などさまざまです。シワの治療は、原因や種類によって適応する治療が異なります。主なシワ治療として知られるヒアルロン酸注入は、シワが気になる部位に直接注入して改善を図る治療です。ヒアルロン酸自体はもともと体内で生成されている物質なので、アレルギー反応が起こりにくく副作用のリスクが低い点がメリット。ボトックス注射は筋肉の収縮を弱める働きがあり、眉間や目尻にできる表情ジワの改善に効果が期待できます。

■まとめ

女性ホルモンの分泌の減少や自律神経の乱れなどにより、体にだるさを感じる女性は少なくありません。病気が原因ではない体のだるさは改善できないと思いがちですが、美容医療で体の内側からアプローチして疲労回復する方法があります。また、疲れて見える外見に意識を向けることも、間接的に改善につながるのではないでしょうか。内科的治療が難しい状況こそ、美容医療に頼ってQOLを向上させましょう。

・当サイトは、美容医療の一般的な知識をできるだけ中立的な立場から掲載しています。自己判断を促す情報ではないことを、あらかじめご了承ください。また、治療に関する詳細は必ずクリニック公式ホームページを確認し、各医療機関にご相談ください。
・本記事は、執筆・掲載日時点の情報を参考にしています。最新の情報は、公式ホームページよりご確認ください。
・化粧品やマッサージなどが記載されている場合、医師監修範囲には含まれません。

RECOMMEND おすすめの記事

CATEGORY カテゴリーから探す

美容皮膚科 美容婦人科 美容内科 美容外科 再生医療 男性美容 アートメイク インタビュー クリニック ドクターズコスメ

KEYWORD キーワード

# 鼻 # 形成外科 # 審美歯科 # 再生医療 # 美容外科 # 美容内科 # 美容婦人科 # 美容皮膚科 # 学会関連 # 美肌・美白 # フェムケア # 更年期・PMS

VIEW ALL