アートメイクの経過を解説!美眉に仕上げるための注意点・アフターケアも

アートメイクの経過を解説!美眉に仕上げるための注意点・アフターケアも

アートメイクの経過と、ダウンタイム中のアフターケアのポイントを解説します。アートメイクは、施術後すぐに完成するものではありません。術後経過の流れを知っておけば「やたら濃く見えるけれど、これって失敗……?」「せっかくアートメイクをしたのに、すぐ消えてしまった!」といった施術後の不安を解消できるでしょう。
これからアートメイクを受けようとご検討中の方や、まさに今、アートメイクの施術直後で経過の様子を見ている方はぜひご一読ください。

1.眉毛のアートメイクの術後経過は?

出典:photoAC

ダウンタイムとは、施術で傷ついた皮膚が回復し、眉毛のアートメイクの色素が定着するまでの期間のことです。ダウンタイム中の皮膚は非常にデリケート。そのため、施術部位の保護が大切です。ダウンタイム中の過ごし方は、最終的なアートメイクの仕上がりに大きく影響します。
また、眉毛のアートメイクは、ダウンタイム中に見た目が変化します。術後、思わぬ変化に慌てないよう、アートメイクの術後経過に関する正しい知識を身につけましょう。

◾️アートメイクのダウンタイムは約1週間

眉毛のアートメイクのダウンタイムは、個人差もありますが1週間が目安です。眉毛のアートメイクは、毛流れの形状に皮膚を傷つけ、色素を注入する施術。施術箇所には細かい傷がつき、一時的に赤みや腫れ、かゆみが起きることがありますが、あくまで一過性の症状です。施術箇所にできたかさぶたが自然に剥がれれば、これらの症状もおさまります。

◾️アートメイクのダウンタイムの経過(施術当日~2日目)

術後最初の2日間は、皮膚に無数の小さな傷がついたデリケートな状態です。傷口には雑菌が入りやすいため、施術箇所を清潔に保ちましょう。
赤み・ひりつき・腫れが出た場合は、タオルを巻いた保冷剤で患部を冷やすと、症状が和らぐことも。施術箇所が乾燥しないよう、クリニックで処方された保湿剤でしっかりうるおいを保ちましょう。

◾️アートメイクのダウンタイムの経過(術後3~4日目)

術後3~4日経つと赤みは引き、かさぶたができ始めます。かゆみを感じることもありますが、掻くのはぐっとこらえましょう。掻いて無理にかさぶたを剥がしてしまうと、アートメイクのインクが肌に定着しづらくなるためです。また、掻いて皮膚を傷つけると新たな肌トラブルの原因になります。かさぶたは無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
術後3~4日目は、眉の色が一番濃く見えるタイミングです。写真の画像だけ見ると「まさか失敗した?」と思われる方もいるかもしれませんが、濃い状態は一時的なものです。アートメイクはこの時期をピークに次第に薄くなり、2回目の施術で色味を再調整するのが一般的です。

◾️アートメイクのダウンタイムの経過(術後5~7日目)

術後5日目になると、徐々に赤みや腫れがおさまり、かさぶたが自然に剥がれ始めます。
色素の定着具合や発色の程度は、ダウンタイムの過ごし方や個人の肌質にも左右されます。アフターケアのポイントを抑え、美しい眉を手に入れましょう。

2.アートメイクの経過を左右する!アフターケアと注意点

出典:photoAC

アートメイクの仕上がりを美しくするためには、ダウンタイム中のセルフケアが大切です。セルフケアがいいかげんだと、色落ちや色ムラ、肌トラブルを誘引することも。
ダウンタイム中に気をつけたい具体的なポイントを、5つ紹介します。

◾️施術部位を濡らさない・擦らない

ダウンタイム中の約1週間は、施術部位を濡らしたり擦ったりしないようにしましょう。
ダウンタイム中に施術部位を直接濡らしてしまうと、色落ちの原因になります。術後間もなくは皮膚が傷ついているため、擦ると傷口に雑菌が入ってしまう可能性も。施術箇所への刺激は最小限に抑えましょう。

◾️長風呂・激しい運動・飲酒は避ける

アートメイクのダウンタイム中は、血行が促進される行動をできるだけ避けましょう。体温が上がり代謝が活発になると、アートメイクの色素が落ちやすくなるためです。長風呂やサウナ、ハードなスポーツ、飲酒などは控えましょう。

◾️しっかり保湿する

アートメイクの施術後は、施術箇所の保湿が重要です。最低でも術後3日間、できれば1週間、施術箇所にワセリンを塗り続けましょう。
ワセリンの塗布には以下の3つの目的があります。

【アートメイクの施術箇所にワセリンを塗布する目的】

  • 施術部位を乾燥から守る
  • 注入した色素が周辺に流出するのを防ぐ
  • 術後の皮膚の回復を安定させる

シャワーや入浴の前に施術箇所にワセリンを塗れば、水分を弾く効果もあります。べたつきが気になるかもしれませんが、ムラがないようまんべんなくワセリンを塗布しましょう。

◾️眉メイクはダウンタイムが終わってから

アートメイクの施術後、約1週間は眉メイクを控える必要があります。
傷口が塞がる前に眉メイクをしてしまうと、傷口から雑菌が入り、炎症や化膿の原因になるためです。かさぶたが自然に剥がれ落ち、傷口が塞がるまで、眉メイクは控えましょう。

◾️UV対策を行う

眉のアートメイクの施術後、2週間は入念な日焼け対策が必要です。なぜなら、アートメイクの術後間もなく日焼けをすると、注入した色素が色あせてしまうためです。
クリニックの方針によっては、術後1週間以内は施術箇所に日焼け止めを塗れない場合もあります。その場合は、帽子やサングラス、日傘などを使って紫外線対策を行いましょう。

3.眉毛のアートメイクが1週間で消えた?!1回だけだと薄くなるのはなぜ?

個人差はあるものの、初めてアートメイクの施術を受けた場合、1回目のダウンタイム終了後に残る色味は3割程度とされています。施術直後や、一時的に色味が濃くなる術後3~4日目の画像と比較するとかなり薄くなるため「たった1週間でこんなに消えるだなんて……施術が失敗したのでは?」と思われる方もいるでしょう。
1回目のアートメイクが消えやすいのは、アートメイクの色素を入れるのが「表皮」の部分であるためです。
表皮は約4週間で新しい肌に生まれ変わります。アートメイクの色素が入った層も徐々に押し上げられ、色素ごと剥がれ落ちてしまうのです。
また、人の体には「防御反応」があり、体内に入った異物を外に押し出そうとします。初めて体内にアートメイクの色素が入ると、色素を異物だと判断して、体外へ早く排出しようとするのです。

4.眉毛のアートメイクは2回以上の施術が必要

出典:photoAC

眉毛のアートメイクは施術者の技量を問わず、完成までに2回以上の施術が必要です。施術を重ね、微調整をしながらムラのない理想のデザインに仕上げていきます。1回のみの施術では色素が落ちやすく、形が欠けてしまうことがあるためです。
術後1ヶ月以上が経過したら2回目の施術を受け、ようやく眉のアートメイクが完成します。2回目の術後もダウンタイムの注意事項は同様です。“濡らさない”“擦らない” “日焼けしない”これらの注意点を守りましょう。

5.眉毛のアートメイクは一生ものではない

アートメイクの施術から1~3年経過すると、色素が体から徐々に排出され、アートメイクが薄くなってきます。一部分の色素が抜け落ち、まだらになる場合も。脂性肌の方や日頃スポーツをしている方など、新陳代謝が高い方はアートメイクが薄くなるのが早い傾向にあるようです。
せっかくのアートメイクが薄くなってしまうのを、デメリットと感じる方もいるでしょう。実は「一生ものではない」ということこそ、アートメイクの魅力の1つでもあります。アートメイクが薄くなってきた際は、そのときのトレンドやご自身の年齢・好みに合わせ、適宜リタッチを受けましょう。

まとめ

アートメイクの術後経過は、3~4日目で発色が濃くなりますが、その後は徐々に薄くなります。
初めてアートメイクの施術を受ける場合、1回目の施術のダウンタイム後に残る色素は3割程度です。そのため、アートメイクを完成させるには、2回以上の施術が必要です。また、個人の肌質やダウンタイムの過ごし方次第で、アートメイクの仕上がりは大きく左右されます。
アートメイクの施術を受ける際は、今回ご紹介した注意事項を参考に、クリニックからの指示を守りましょう。

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