埋没二重はやめたほうがいい?リスクと失敗しないためのポイント

埋没二重はやめたほうがいい?リスクと失敗しないためのポイント

埋没二重に興味があるけれど、失敗するリスクが怖い」そのようなお悩みはありませんか?二重になるだけで顔全体の印象が大きく変わる目元。できることなら、リスクを最小限に留めて整えたいですよね。そこで今回は、埋没二重のリスクと失敗を回避するためのポイントについて徹底解説!施術方法や埋没法を選ぶメリットなどもご紹介するので、自然な二重に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

1.埋没二重とは?

出典:photoAC

まずは、埋没二重の特徴と施術の流れ、メリットについて解説していきましょう。

◾️埋没二重の特徴・施術の流れ

二重にする埋没法とは、糸を上まぶたの内側に通し、理想の高さやラインで数ヶ所固定して二重まぶたを形成する二重整形術です。
施術は、以下のような流れで行われます。

  1. 二重にするラインをマーキング
  2. 消毒・麻酔
  3. まぶたに糸を通す穴を開ける
  4. 糸を通し、まぶたを固定する
  5. 糸を切り、針穴に結び目をしまう

埋没二重は、片目のみの施術も可能。片目だけ一重で気になっている方にも向いている治療法です。
さらに目元の印象を強調したい場合には、二重埋没治療とともに涙袋形成の施術を受けることもできます。

◾️埋没法で二重にするメリット

続いて、埋没法で二重にするメリットを確認しておきましょう。

切開しなくて済む

埋没二重におけるメリットの1つは、切開しなくて済むところです。糸を取ればもと通りに戻せる、思いどおりの仕上がりにならなかったとしても修正可能である点は、大きなメリットと言えるでしょう。また、メスを入れていないため、傷痕が目立ちにくく腫れや痛みも少ない傾向にあります。
ダウンタイムも1~2週間程度と短めであるため、できるだけ短期間で治療を終えたい方にも向いている治療法です。

施術時間が短い

二重埋没法は、施術時間の短さもメリットとして挙げられます。施術時間は、10~15分程度。手術を受けるために入院する必要もありません。治療時間もできるだけかけたくない方には、埋没二重が適しているでしょう。

比較的費用が安い

埋没法は、切開法よりも費用を安く抑えられる二重整形術です。具体的な費用はクリニックによって大きく異なりますが、埋没法の費用相場は3~20万円程度。切開法は、20〜40万円程度が相場となっています。治療にかかる費用をできるだけ抑えたい方にも向いている治療法と言えるでしょう。

2.埋没二重はやめたほうがいい?

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目元に悩みを抱えている方にとって、多くのメリットがある埋没二重。ただし、埋没法にはリスクもあります。埋没法のリスクと切開法との違いについて抑えておきましょう。

◾️埋没二重のリスク

埋没二重の主な3つのリスクについて解説します。

半永久的な効果はない

二重整形術の1つである埋没法の持続期間は、半永久的ではありません。時間の経過とともに、糸の結び目が緩む、切れるといった事態が生じ、二重のラインが取れてしまうこともあります。取れる確率は一概にどのくらいとは言えませんが、1~2年で取れてしまうケースも。
しかし、埋没法によって縫いつけた糸が取れた方の画像をみると、変わらず二重が維持できているケースも見受けられます。これは、皮膚と筋肉が癒着し、癖がついたために起こる現象です。20~30年後など10年以上変わらず整形の二重が維持できている場合は、癒着が影響していると考えられるでしょう。

デザインに制限がある

埋没法には、幅の広い二重や平行二重を形成しにくい傾向があります。無理に幅の広い二重幅をつくると、腫れや内出血などを引き起こすダウンタイム期間が長引く、不自然な仕上がりになるといったトラブルが生じることも。理想とする二重幅を実現できるかどうかは、事前にしっかりと医師へ確認しておくといいかもしれません。

不向きな場合がある

二重整形の際に行う埋没法は、人によって不向きな場合もあります。埋没法は、皮膚や脂肪が多く腫れぼったいまぶたの方や眼瞼下垂気味の方にはあまり向いていません。不向きなまぶたへ無理に埋没法を行うと、整形目が不自然に目立ちやすくなる、理想とかけ離れた目元となるといったトラブルが起こることがあるのです。埋没法を試すときには、成功しやすい人の特徴に当てはまっているか、あらかじめチェックしておきましょう。

◾️二重整形するなら埋没法と切開法のどっちがいい?

二重整形する方法としては、埋没法以外に切開法も挙げられます。切開法が向いているケースは、以下のようなパターンです。

  • 半永久的な効果を得たい
  • まぶたにたるみや脂肪がある
  • 二重のデザイン性を重視したい

ただし、切開法には、傷痕が目立ちやすくなる、ダウンタイムが長引くなどのデメリットも。しっかりとカウンセリングを受け、費用面も考慮しながら自分に合う方法を選びましょう。

3.埋没二重で失敗しないためのポイント

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最後に、埋没二重で失敗しないためのポイントをチェックしておきましょう。

◾️ダウンタイムの過ごし方に気をつける

埋没法のダウンタイムには、腫れやむくみ、内出血、目元の熱感などが生じることがあります。埋没二重のダウンタイムで気をつけておきたいポイントをまとめました。

適度に冷やす

埋没二重の施術を受けた当日は、目元を適度に冷やすことが大切です。冷やし方としては、濡れたガーゼやタオルの上から保冷剤で冷やすといった方法がおすすめです。翌日から3日目ごろまでは、気持ちいいと感じる程度にときどき冷やします。ダウンタイムに生じやすい腫れや熱感などの症状を軽減できるでしょう。

過度な血行促進を控える

埋没二重の施術後には、できるだけ血行促進作用のある行為を避けることも大切です。血行が促されると、施術部位の腫れが生じやすくなります。施術を受けた当日と翌日は、運動や飲酒を控え、お風呂も軽いシャワー程度に留めておきましょう。

極力下を向かない

埋没二重施術後の1週間程度は、極力下を向かないよう意識して生活しましょう。むくみや腫れが生じやすい時期にかかる圧は、目元の糸を緩めてしまう原因に。長時間下を向いて行う作業や読書、うつぶせ寝などはできるだけ控えるといいでしょう。

また、施術後数日は目元のメイクは避け、スキンケアはやさしく丁寧に行うなど、患部に刺激を与えすぎないよう注意しておくことが大切です。

◾️信頼できるクリニックを選ぶ

埋没二重で失敗しないためには、クリニック選びも大切です。信頼できるクリニックを選ぶポイントも押さえておきましょう。

実績の多さ・口コミ

埋没二重の施術を受けるときには、切開法も含めた目元整形の施術実績が多いクリニックを選ぶことが大切です。症例写真や口コミなどもチェックし、本当に信頼できるクリニックか確かめておきましょう。

クリニックの方針

埋没二重の施術を受けるときには、痛みに対する配慮をはじめとしたクリニックの方針や、スタッフの電話応対時の様子なども確認しておきましょう。相性のいいクリニックを選んでおくとトラブルも生じにくくなります。

アフターフォローの有無

カウンセリング時には保証内容をしっかりと聞いて、アフターフォロー体制が十分に整っているかをチェックしておきましょう。施術後のフォローまで行き届いているクリニックは、信頼性の高いクリニックと言えます。

まとめ

埋没二重のリスクと失敗を回避するためのポイントについて解説しました。切開せずに済み、糸を外せばもとに戻せる埋没二重は、長年一重に悩んでいる方にとって多くのメリットがあります。埋没法の向き不向きや理想のデザインが実現可能かを医師へしっかりと確認したうえで、施術を受けることが大切です。施術後にはできるだけ目元に刺激を与えないよう意識することで、ダウンタイムに生じやすい腫れやむくみなどを軽減し、効果も持続しやすくなるでしょう。

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