二重切開をしたいけど、費用の相場が分からず二の足を踏んでいる……という方も多いのではないでしょうか。二重切開の費用相場は施術方法によりさまざまです。また、クリニックによっても費用に幅があるため、納得のいく費用対効果を得るにはクリニック選びから慎重に検討する必要があります。今回の記事では、二重切開の費用相場や納得できる結果を得るためのポイントをお伝えしています。二重切開を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1.二重切開の費用相場
「二重整形をして目の印象を変えたい」と思ったとき、どのような手術を受けるのかと同じくらい気になるのが値段のこと。まずは、メスを使って切開して筋肉や脂肪に調整をする二重切開の一般的な費用相場についてご紹介します。
◾️全切開二重術
切開を伴う二重整形は、切開する部分によって費用が大きく異なります。まぶたを目頭から目尻のラインまで切開する、全切開二重術の費用相場は両目で約200,000~650,000円です。同じクリニックで受ける全切開でも、切開する形などにより費用が異なる場合があります。また、手術の際にまぶたのたるみや脂肪を取る手術を併せて行う場合は、さらに費用が高くなります。全切開に限らずどの術式でも、提示された費用が片目なのか両目なのか、麻酔の費用は含まれているのか、確認しておくことが大切です。
◾️部分切開
目頭から目尻まで切開する全切開に比べ、切開部分が小さい術式が部分切開です。一般的な部分切開では、二重ラインに沿ってまぶたの中央を1cmほど切開します。部分切開の費用は、85,000~280,000円が相場です。
◾️目頭・目尻切開
目頭を覆っている蒙古ヒダと呼ばれる皮膚を取り除いて、目を横に大きく見せる術式が目頭切開です。同じく主に横方向に目を大きく見せるために目尻を切開する術式を、目尻切開と呼びます。目頭や目尻の切開の費用は、約80,000~350,000円です。切開範囲や切開法により費用が大きく異なります。横方向に直線で切開する場合と、三日月型やZ型、W型のような複雑な切開をする場合では、費用に大きく差が出ます。
◾️二重切開の費用を抑えたい場合は?
「二重切開を受けたいけど、できるだけ費用を抑えたい」という場合は、クリニックのキャンペーンやモニター制度などを利用するのがおすすめです。二重切開をするクリニックの候補をいくつか選んだら、そのクリニックに割引制度があるかどうか確認してみると良いでしょう。モニター以外にも、学割やシニア割、ペア割など独自の割引制度を実施しているクリニックがあります。
中でもモニター割は、大幅な割引が期待できる制度です。モニター割を利用すると、施術のビフォー・アフターの写真や体験談をクリニックのウェブサイトやSNSに掲載する代わりに、費用が割引されます。ただし、本人が特定できないように配慮されるとはいえ、一度掲載されてしまうと後で取り消すことは難しいため慎重に検討をしましょう。
2.切開法と埋没法の違い
二重整形を検討しているとき、費用のほかに「埋没法と切開法どっちがいいの?」と術式について迷ったことはないでしょうか。ここからは、二重整形の切開法と埋没法の違いや、埋没法の費用について解説します。
◾️切開法
切開法はメスを使ってまぶたを切開する二重術です。切開法はまぶたを切開し内部の構造を調整するため、二重のラインが長持ちしやすいのがメリット。まぶたに厚みがある方やたるみが気になる方に向いています。また、深い二重のラインを作りたい方や、埋没法で作った二重のラインが取れてしまった方にもおすすめの術式です。切開法は埋没法に比べ二重のデザインの幅が広く、目頭・目尻切開との組み合わせで、より理想に近い二重デザインを作れます。大きく目元の印象を変えたい方や、埋没法で理想の二重になれなかった方は、切開法が向いているでしょう。
◾️埋没法
埋没法は一般的に「メスを使わない二重術」として知られているとおり、切開をせず糸を留めることで二重のラインを形成する方法です。切開法に比べ料金が安く、ダウンタイムも短いため手軽に受けられる点がメリットです。また、埋没法は傷痕が目立ちにくく、自然な見た目に仕上がりやすいのも特徴。深い二重ラインを作る切開法と違い、イメージがガラリと変わらないことが多いため、ナチュラルに仕上げたい方にも向いています。
数ヶ所留めているだけなので傷痕が目立ちにくい一方で、数年で二重のラインが取れる可能性もあるため、再度二重手術を受けなければならない可能性があります。デメリットを考えると「二重切開はやめたほうがいいかも?」と思うかもしれませんが、それぞれ向いているまぶたのタイプが異なるため、クリニックでどの術式が適しているのか相談してみると良いでしょう。
◾️埋没法の費用相場
埋没法の費用相場は、糸を留める数や術式によって大きな差があります。10,000円以下で提示しているクリニックから、約250,000円までさまざまです。埋没法は一般的に「点留め」と「線留め」と呼ばれる2種類の術式があり、糸の外れにくさやデザイン性の高さから線留めを推奨するクリニックが増加傾向にあります。また、点留めでも何ヶ所糸で留めるかによって、費用が異なります。料金を10,000円以下の格安で提示しているクリニックの場合、点留めで留める点数も少ない場合が多いようです。費用の安さだけでなく、理想の二重を作れるのかどうかにもこだわってクリニックや術式を選びましょう。
3.納得できる結果を得るための3つのポイント
二重整形に踏み切る際、値段だけにこだわっていては納得できる結果を得られないかもしれません。ここからは、理想の二重ラインを手に入れるために外せない3つのポイントをお伝えします。
◾️大切なのはクリニック選び
まず大切なのは、クリニック選びです。二重切開の費用は高額になるため、できるだけ安く抑えたいと思うのも無理はありません。しかし、以前に比べて美容整形が気軽に受けられるようになったとはいえ、二重切開は体にメスを入れる手術。費用だけでなく信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。クリニックを選ぶ際は、ウェブサイトで症例数や症例写真で実績を確認しましょう。
また、クリニックの保証制度やアフターフォローについても、確認が必要です。安全に配慮して手術が行われたとしても、術後に炎症が起こったり二重のラインが取れてしまったりというトラブルの可能性があります。万一の場合に、どのような保証があるのか、期間は術後どれくらいあるのか、といったことも事前に説明を受けておくと安心です。
二重切開の費用は術式によって大きく異なります。オプションで付けられる手術もあるため、当初ウェブサイトなどで確認していた費用と異なることも。無理な押し売りのような営業をしてくるクリニックは要注意です。料金設定が明瞭で、分かりやすく提示してくれるクリニックは信頼できると言えるでしょう。
また、二重切開のメリットばかりを伝えて、ダウンタイムや副作用、デメリットなどをほとんど説明しないクリニックも注意が必要です。注意点や万一の場合の保証など、あらゆる可能性を想定して説明してくれるクリニックを選びましょう。
◾️ご自身の目に合ったデザインを選ぶ
二重切開を受ける際は、ご自身の目に合った二重幅のデザインにすることが失敗を避けるポイントです。クリニックでのカウンセリングでは、納得できるまでしっかり仕上がりのシミュレーションをしましょう。理想とする二重の写真を見せるなどして、希望を具体的に伝えることも大切です。
◾️術後は安静に過ごす
術後の過ごし方も、理想の二重になるかどうかに大きく影響します。切開法はメスでまぶたを切るため、腫れが治まるまでの2週間程度は安静に過ごすことが大切です。血行が良くなると、腫れが治まりにくくなります。激しい運動や長時間の入浴などは避け、腫れが治まるのを待ちましょう。切開法は埋没法に比べてダウンタイムが長いため、日常生活に支障がない期間に手術を受けられるようスケジュール調整しておくのもおすすめです。
まとめ
二重切開の費用は、目頭から目尻まで切開する全切開と一部分だけ切開する部分切開で大きく異なります。また、クリニックによっても大きな差があるため、できるだけ費用を抑えたい場合は料金が安いクリニックを選んでしまうかもしれません。しかし、納得できる二重ラインを作るためには、料金だけでなく信頼できるクリニック選びが大切です。症例や術式、アフターフォロー、ご自身に合ったデザインを実現できるかどうかなど、さまざまな視点から納得できるクリニックを選びましょう。
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