
脂肪吸引から5年後、顔はどのように変化するのでしょうか?脂肪吸引は、特定の部位の脂肪細胞を取り除ける人気の高い施術です。しかし、数年後にもその効果が持続しているのか、リバウンドやたるみが生じるのではないかといった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、脂肪吸引のメリット・デメリットとともに、脂肪吸引から5年後の顔変化や小顔を持続するための対処法を解説します。脂肪吸引を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
1.脂肪吸引とは?メリット・デメリットを解説

出典:photoAC
脂肪吸引とは、カニューレと呼ばれる極細の吸引管を使用して、体内に蓄積している皮下脂肪を除去する施術です。特定の部位の脂肪を取り除くことができ、顔の脂肪吸引では頬の肉や顎下のたるみなどを除去することで顔痩せ効果が狙えます。ここからは、顔の脂肪吸引のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。
■顔の脂肪吸引のメリット
顔の脂肪吸引のメリットを解説していきます
ダイエットでも落とせない脂肪を除去できる
ダイエットをしても、顔や二の腕など決まった部位の脂肪がなかなか落ちないといった経験はありませんか?脂肪吸引は、頬や顎など気になる部分の脂肪をピンポイントで除去できるため、小顔効果や顔痩せ、フェイスラインを整える効果が期待できます。
傷痕が目立ちにくい
脂肪吸引のメリットの1つは、切開をしないため、傷痕がほとんど目立たないことです。顔の脂肪吸引は、カニューレを耳の裏側から挿入して行うため、皮膚に小さな穴と3mmほどの赤みが生じることがあります。しかし、正面から見た際にはほとんど目立たず、気になる場合はメイクで隠すことも可能です。
■顔の脂肪吸引のデメリット
顔の脂肪吸引のデメリットを解説していきます。
効果を実感しにくい場合も
顔痩せや小顔効果が期待できる脂肪吸引ですが、もともと脂肪の少ない方は効果を実感しにくい傾向にあります。また、顔が大きく見える原因が脂肪ではなく骨格や筋肉の構造にある場合も、小顔効果は得にくいでしょう。
ダウンタイムがある
脂肪吸引がダイエットと異なる点は、ダウンタイムがあることです。症状としては、患部の腫れや痛み、内出血、皮膚のつっぱりやデコボコが生じる拘縮(こうしゅく)などが挙げられます。痛みや赤みは約3~5日間がピーク、内出血は1~2週間程度で落ち着いてくるでしょう。
2.脂肪吸引から5年後の顔に変化はある?

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顔の脂肪吸引は、脂肪細胞そのものを除去するため、基本的には5年後も効果が持続している可能性が高いでしょう。ただし、リバウンドやたるみのリスクがあるため、脂肪吸引から5年後もきれいな顔でいるには、いくつかポイントを押さえておく必要があります。ここから詳しく解説していきましょう。
■リバウンドの可能性はある?
脂肪吸引は、物理的に脂肪細胞の数を減らせることが特徴であるため、基本的にリバウンドせず半永久的に顔痩せ・小顔効果が見込める施術です。そのためダイエットに失敗した経験のある方や、きれいなフェイスラインを長くキープしたい方にも選ばれています。
しかし、脂肪細胞を完全に0にできるわけではないため、不摂生や暴飲暴食によって大幅に体重が増えてしまうと、それ相応の脂肪がついてしまう可能性があります。
■たるみは出る?
脂肪吸引から5年経過したからといって、皮膚にたるみが生じることは少ないといえます。しかし、もともと皮膚のたるみが強かった方や肥満体型の方は、脂肪吸引をしたことでたるみが生じてしまう可能性があります。また、加齢による変化の1つとして挙げられるのが、皮下脂肪の量の減少です。脂肪吸引で脂肪を減らしすぎてしまうと、術後数年経過した後に皮膚がたるんだ印象になることもあるでしょう。そういったリスクを避けるためにも、数年後の顔変化を見据えた長期的なデザインを考えることが重要です。
皮膚の弾力が低下している方は、脂肪吸引と同時に糸リフトを併用して皮膚のリフトアップ治療を行うことで、術後のたるみを極力抑えることができます。将来的なリスクを少しでも減らしたい方は、脂肪吸引と併用して糸リフトの施術を受けることも検討しましょう。
3.脂肪吸引から5年後に後悔しない顔でいるには?対処法を紹介

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半永久的に顔痩せ・小顔効果が期待できる脂肪吸引ですが、その効果を5年後も持続させるためには対処法を理解しておくことが大切です。ここからは、脂肪吸引から5年後もすっきりとしたフェイスラインをキープするためのコツをご紹介します。
■生活習慣を見直す
リバウンドする可能性が少ないといわれる脂肪吸引ですが、過度に体重が増えてしまうと施術部位以外の場所に脂肪がつき、施術部位に残っていた脂肪細胞のサイズも大きくなる可能性もあります。急激な体重変化により、脂肪吸引を行った箇所と行わなかった箇所で脂肪の量に差が出てしまい、アンバランスな印象になってしまうことも。そうならないためにも、バランスの取れた食事や適度な運動を心がけ、体重管理をするようにしましょう。
皮膚は脂肪によってうるおいを保っているため、皮下脂肪が減ることで肌が乾燥しやすい状態になってしまうことがあります。肌の弾力をキープするためにも、日ごろから保湿や紫外線対策などスキンケアをしっかりと行うことが大切です。
■脂肪を取りすぎない
脂肪吸引の施術で重要なのは、脂肪を取りすぎないということです。とくに顔に関しては、脂肪を取りすぎてしまうと、頬がこけたり皮膚にたるみが生じたりと、施術前より老け顔に見えてしまう可能性もあります。前述した通り、皮下脂肪は加齢とともに減少傾向にあるため、過剰に脂肪を取ってしまうと、年齢を重ねたときに老けた印象になることがあるのです。顔のバランスを考慮し、医師に相談しながら適量の脂肪吸引を行うようにしましょう。
■アフターケアを徹底する
脂肪吸引の施術を受けた後は、内出血や腫れなどのダウンタイムが生じるため、しっかりとアフターケアを徹底することが肝心です。
一般的には、氷のうや冷却ジェルで患部をしっかりと冷やす、圧迫バンドで皮膚の引き締めや腫れを抑えるといったケアになりますが、皮膚や回復状況に合わせて医師の指示を仰ぐようにしよう。適切なアフターケアが、脂肪吸引の仕上がりや効果の持続性を左右する鍵となります。
4.脂肪吸引の5年後に後悔しないために!クリニックの選び方

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脂肪吸引による将来的なリスクを回避するには、クリニック選びが非常に重要になります。医師やクリニックの知名度や値段などでは選ばず、実際にカウンセリングを受けることが大切です。カウンセリングを受ける際には、医師やカウンセラーに直接仕上がりイメージを伝えることが、術後の後悔や失敗の回避につながります。
また、脂肪吸引の術歴が豊富な医師であるどうか、脂肪吸引がそのクリニック内で人気の施術であるかどうかも大切なポイントです。脂肪吸引を施術可能なクリニックは多数存在しますが、症例数の多い医師は技術力も高い傾向にあります。
脂肪吸引の5年後に後悔をしないためにも、事前にクリニックの症例写真で、自分のイメージに近い仕上りがあるか確認しておくようにしましょう。
まとめ
脂肪吸引から5年後の顔がどのように変化するのかといった観点から、対処法やリバウンドやたるみの懸念について解説しました。顔の部分痩せや小顔効果が期待できる脂肪吸引は、人気の高い施術の1つ。術後の効果を持続させるには、自分の肌や年齢に合った施術選び、アフターケアを徹底することが重要です。また、生活習慣の見直しや、適度な体重管理を行うことも大切。脂肪吸引のメリット・デメリットを理解し、5年後に後悔しないフェイスラインを手にいれましょう。
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【治療の内容】脂肪吸引
【治療期間および回数の目安】部位・範囲・脂肪量によって、安全上2~3回に分けて施術を行う場合あり。詳細は各クリニックへご確認ください。
【費用相場】1回約¥200,000~¥500,000程度 ※各クリニックによって異なります。
【リスク・副作用等】痛み、浮腫み、内出血、色素沈着など
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・治療に用いる医薬品および医療機器は、各クリニック医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報は、下記をご参考ください。
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・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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【リスク・副作用等】腫れ、痛み、内出血、浮腫み、引きつれ、異物感、部分的な皮膚の凹みなど
【未承認機器・医薬品に関する注意事項について】
・本治療には、国内未承認医薬品または薬事承認された使用目的とは異なる治療が含まれます。
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・諸外国における安全性等に係る情報
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・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。