目指すべきは「すっぴん美肌」。ノーメイクで出かけられるタイパ抜群の美容医療とは?

目指すべきは「すっぴん美肌」。ノーメイクで出かけられるタイパ抜群の美容医療とは?

起きてから家を出るまで、1分1秒が慌ただしく過ぎる朝……。できれば身支度にかける時間は 最小限に抑えたいものですよね。そのために目指すべきは「すっぴん美肌」です!今回は、メイク時間をあまり確保できなくても自信を持って外出できるようになる、タイパ抜群の美容医療をご紹介します。すっぴんに自信をつけたい方、朝のメイクにかける時間を少しでも短縮したい方はぜひお役立てください。

1.時短のカギを握るベースメイク!美容医療で肌の土台を整えよう

ベースメイクは、美しい肌を演出するうえで非常に重要な工程です。崩れにくいベースメイクを仕上げるには、日焼け止めや化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、パウダーなどいくつものアイテムを正しい順番で使わなければなりません
時間がかかってしまうのも自然なことのように思えますが、本来ベースメイクはスキンケア後の肌の色調や質感を整え、肌悩みをカバーするためのもの。シミやそばかす、毛穴といった肌悩み自体が解消できれば、日焼け止めのみでベースメイクを完了できる可能性があるのです。

毛穴トラブルの解消法

ざらつき、開き毛穴、黒ずみ、角栓詰まりなどの毛穴トラブルは、ベースメイクがよれる原因の1つ。これらを解消するには、フォトフェイシャルやハイドラフェイシャルといった美容医療のメニューが適しています。
フォトフェイシャルはIPLという特殊な光を照射する施術。毛穴トラブルをはじめシミやくすみ、赤ら顔などさまざまな肌悩みを同時に解消する効果が期待できます。皮膚科医療ではゴールドスタンダードとも位置づけられるほど、汎用性の高い治療法です。月に1度、5~6回程度施術を繰り返せば効果を実感しやすいため、忙しい方でも手軽に受けやすいのが魅力。毛穴レスでキメの整った肌を目指したい方から広く支持されています。
一方ハイドラフェイシャルは、水流の力で肌の再生を促すピーリング治療。美容成分を含んだ水を使って肌を軟化させながら毛穴の奥に詰まった汚れや皮脂を洗い出すため、肌の状態を整えながら毛穴トラブルを解消する効果が見込めます。痛みやダウンタイムはほとんどなく、即時的な治療効果を得やすいのが特徴です。
そのほか、ポテンツァやダーマペンなどのニードル治療も毛穴悩みに適した施術。このように、毛穴トラブルの解消に役立つ美容医療は非常に多く存在します。クリニックに相談すれば、毛穴の状態や肌質に合わせた治療法を提案してもらえるでしょう。

肌のくすみをオフする方法

くすみ肌は、透明感や明るさが失われた状態の肌。不健康で暗い印象をもたらします。そこで、検討したいのがレーザー治療です。レーザー治療は、幅広い色調トラブルに有用な施術。代表的なものには、レーザートーニングやピコレーザーなどのメニューがあります。
レーザー治療は、さまざまな波長の光線を用いてシミやくすみの原因であるメラニン色素を破壊。周辺組織に余計なダメージを加えることなく色ムラのない美肌へと導きます。トラネキサム酸やビタミンC、ハイドロキノンなどの内服薬を併用すれば、さらに高い効果が見込めるでしょう。ツヤ感のあるくすみレスな素肌を目指したい方に適しています。

ニキビやニキビ痕の改善方法

ニキビやニキビ痕は、敏感肌、乾燥肌、脂性肌などタイプに関係なく起こり得る厄介な肌トラブル。コンシーラーやファンデーションを使いこなしても完全に隠しきれないときは、美容医療の力を借りて解決しましょう。
ケミカルピーリングは、ニキビやニキビ痕の改善に有用な施術です。酸性の薬剤を皮膚に塗布し、古い角質を剥がれやすくすることで、ニキビのできにくい肌へと導きます。また、肌表面に溜まった皮脂や角質がクリアになり、くすみを改善する効果も。肌本来の透明感を引き出してくれるため、ベースメイクの時短に役立ちます

▽ニキビ治療についての詳しい記事はこちら

2.難易度の高いアイメイクはアートメイク&育毛で時短を

アイメイクは「アイラインを引く」「マスカラを塗る」「眉毛を描く」などの細かい作業が多い工程。一度失敗するとやり直さなければならず、ベースメイクの次に時間がかかりやすいとされています。
また、コスメの種類が多いのもアイメイクの特徴。部位によってブラシやチップを使い分けながら慎重に仕上げていく必要があるので、その分時間を消費しやすいのです。しかし、美容医療の力を活用すれば、アイメイクに時間をかけなくても印象的な目元を演出できます。ここでは、2つの方法についてご紹介しましょう。

アイメイクの時短を叶えるアートメイク

1つ目は、アートメイクを活用してメイクを時短する方法です。アートメイクとは、皮膚の浅い部分に色素を注入し、眉毛やアイライン、リップに着色していく施術のこと。直接皮膚に色素を注入するため水や汗で落ちることはなく、すっぴんでもまるでメイクしているかのように見せられます。

アイブロウアートメイク

眉は、アートメイクの中でも人気の高い部位。一度施術を受ければ1~3年はベースの形がキープされるため、普段のお手入れはカミソリなどでササっと整えるだけです。
ただし、アイブロウアートメイクはカラーやデザインのパターンがさまざま。その人に合うスタイルを実現するには、皮膚の色や硬さといったスキンタイプも加味したうえで施術を施さなければなりません。
とくに眉は、顔の印象を左右するパーツです。一度色素を入れたら年単位で変更できなくなるため、デザインの決定には慎重さが求められます。後悔しないようにするには、長期的に気に入りそうなデザイン、トレンドに影響されにくいデザインをしっかりと吟味したうえで、施術者と完成形のイメージを共有することが大切です。

アイラインアートメイク

アイラインアートメイクはまつ毛の生え際に色素を注入し、アイラインを引いているかのように見せる施術。なりたい目元の印象に合わせてラインの太さや長さ、位置を決定します。また、濃淡で色の濃さを調整すれば、アイシャドウをしているように仕上げることも可能
ただし、アイラインアートメイクは、アイブロウ同様にデザインによって目元の印象が左右されやすい施術です。太めのラインにすればより華やかな目元を演出できますが、その一方で素顔とのバランスが悪くなることもあります。
普段のメイクが楽になるからと目立つラインを入れるのではなく、目の特徴に合わせて自然に見えるデザインを選ぶのがポイントです。

▽アートメイクについての詳しい記事はこちら

医療用まつ毛育毛剤でマスカラの重ね塗りを回避!

自まつ毛の育毛で、メイクの時短を叶える方法もあります。医療用まつ毛育毛剤「グラッシュビスタ®」はまつ毛の長さや太さ、濃さを改善する外用薬。厚生労働省から、まつ毛の脱毛や貧毛を改善する効果があると認められています。
医療用まつ毛育毛剤のメリットは、何よりも自まつ毛を育毛できる点にあります。マツエクも手軽に長いまつ毛を手に入れられる施術ではありますが、時間が経つとヨレやバラつきが生じ、不恰好な状態に。加えて自まつ毛の状態によってはつけられる本数が制限されるため、必ずしもなりたい目元を叶えられるわけではありません。また、エクステの重さが負担となり、自まつ毛にダメージが加わる原因にもなるでしょう。
一方医療用まつ毛育毛剤は、自まつ毛の状態を整える治療です。自まつ毛が長く・太く・濃くなるためビューラーやマスカラをしなくても、自然に目を大きく見せられます。1日1回、まつ毛に薬剤を塗布するだけの簡単な治療で、アイメイクがグッと楽になるはずです。

3.ハイライト不要な肌に!立体感を出す注入治療

顔に立体感を与え、光が当たっているかのように肌を明るく見せてくれるハイライト。TゾーンやCゾーン、唇の中央上下、顎の先などに入れれば、小顔効果も期待できます。しかし、ハイライトの入れ方を誤ると、白浮きしたり顔がギラギラして見えたりすることも。上手に入れるにはコツやテクニックが必要になります。そこで、ハイライトの代用として活用したい美容医療が、ヒアルロン酸注入です。

額に少量のヒアルロン酸を仕込めば、丸みが生まれ女性らしいやわらかい印象につながります。光が集まりやすくなり、美肌効果も得られるでしょう。

鼻筋

鼻筋にヒアルロン酸を注入すれば、顔全体にメリハリが生まれます。顎先と同時に施術を行うことでEラインが整う効果も。ハイライトとは異なり、どの角度から見てもすっきりと整った顔立ちに近づけます。

唇へのヒアルロン酸注入によって、人中短縮の効果が見込めます。また、唇がふっくらとボリュームアップするため若々しい印象に。顔全体のバランスが整い、美人顔を目指せます。

4.最新の美容医療でメイク時間を削減!クリニック選びで失敗しないためには……

美容医療の力を借りれば朝のメイク時間を短縮することは可能です。しかし、値段や知名度などの偏った情報だけでクリニックを選べば、失敗や後悔につながりかねません。施術によるトラブルを避けるには、正しい知識を身につけ、適した治療を自分自身で見極めることが重要です。ここでは、クリニック選びで失敗しないためのポイントや心構えについてお伝えしましょう。

▽クリニック選びのポイントについてはこちらの記事もチェック

美的感覚やメイクの好みが合うかを確認

時短メイクのための美容医療は、美肌づくりやアートメイク、まつ毛の育毛、ヒアルロン酸注入など多岐にわたります。そのため、自分の悩みと照らし合わせて何を取り入れるべきか、しっかりと吟味しなければなりません。
例えばアートメイクは水や汗で落ちないのがメリットですが、長期間インクが残ることはデメリットにもなります。時短のためにと選んだデザインがすっぴんの状態で違和感をもたらしたとしても、しばらくはその顔で過ごすことを余儀なくされるからです。
医師はできるだけ希望や要望を汲んでデザインを提案してくれますが、カウンセリングの中であなたが普段どのようなアイメイクをしているのか、アートメイクに何を求めているのかなどについてこと細かく把握するのは困難です。
とくに、美しさの基準は千差万別。治療の有効性、安全性、医師の技術が確かであることを前提として、良い結果を得るには、医師と自分の美的感覚やメイクの好みに関する意見が合わなければなりません
アートメイクはデザイン変更や修正が難しい施術だからこそ、メイクをしたときの状態を再現するのか、すっぴんでも違和感のないデザインを求めるのか、目指すゴールを医師とすり合わせることが重要です。この辺りを意識して医師とコミュニケーションが取れれば、仕上がりに不満を抱くことは少なくなるはず。結果的にメイクの時短を叶えつつ、すっぴんの状態で自分が理想とする美しさを実現できる可能性が高まるでしょう。

美容医療と並行してスキンケアを見直す

美容医療とメイクの相乗効果を最大限に引き出すには、普段のスキンケアやクレンジング、ベースメイクも見直す必要があります。フォトフェイシャルやハイドラフェイシャルなどで毛穴トラブルが改善されても、その効果は一時的なものだからです。普段のメイクで毛穴を埋めるようなパテ系の下地を使い続けていれば、汚れはどんどん蓄積していってしまいます。
結局のところ、美容医療の力だけでメイクの時短を叶えるには限界があります。スキンケアやメイク、メンテナンス、髪形などをトータルで考えて初めて、自分が考える美しさを表現できるからです。
美容医療は美しさをサポートする1つの手段であり、悩みやコンプレックスのすべてを解決してくれるわけではありません。どのクリニック、施術を選ぶにしても美しさをキープするための努力はある程度必要です。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、美容医療をスキンケアやクレンジング、ベースメイクなどと並行しながら理想を叶えていくためのツールのであることを理解し、施術に臨むことが大切です。

まとめ

素肌の欠点をカバーしたり肌を美しく見せてくれたり、メイクの力は偉大です。しかし、朝の忙しい時間帯にベースメイクからポイントメイク、仕上げまでを完璧にやり切るのは至難の業。美容医療は、自分にかけられる時間が少ない人にぴったりの手段です。美容医療の技術で素肌の状態が底上げされれば、メイクに時間をかけなくても前向きな気分で出かけられるようになります。ただし、自分らしい美しさを実現するには、メイク、スキンケア、髪型、美容医療を個々ではなくトータルで考えるのがポイント。また、自分がイメージするゴールを医師に伝える努力も忘れてはなりません。メイクをしていてもしていなくても自信を持って毎日が過ごせる、そんな理想を叶えて、ぜひ彩りある人生を楽しんでください。

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