「唇の色が悪いし紫っぽくなっている……」と、鏡を見て気になることはないでしょうか。
唇の色が悪いと感じたり紫に見えたりする原因には、さまざまなことが考えられます。
今回は唇の色が悪い、紫色や黒色で血色が悪く見える、といったお悩みを抱えている方に向けて、原因やメイク・美容医療によるケアについて解説します。
日常的にできるリップケアもご紹介しているので、唇の色が気になっている方はぜひ参考にしてください。
唇の色が悪い……紫色や黒色になる原因は?

まずは、唇の色が悪いと感じたり紫に見えたりする原因について解説します。
健康状態や習慣など、ご自身に当てはまる原因を見つけて、正しい対処をしましょう。
体調不良によるもの
唇の色が悪い、紫に見えるなど、普段の様子と違う場合は、まず体の不調を疑ってみることが大切です。
唇の血色が悪いといっても、色が薄い、黒っぽいなどさまざまですが、唇の色が紫色をしているときに動悸や息切れなどの症状が見られる場合は、とくに注意が必要です。
唇の血色が悪いのが生まれつきではなく普段と違うと感じたら、体が異常を知らせているサインかもしれません。
自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。
血行不良によるもの
唇が紫になる原因として考えられるのが、血行不良です。
血行不良の原因は、ストレスや運動不足と考えられます。
ストレスを感じると自律神経が乱れ、血行不良や体の冷えにつながることも。
冷えも血行不良同様に唇の色が悪い、紫に見える、といった原因になります。
血行不良や冷えの改善には、軽い運動がおすすめ。
運動で筋肉を動かすことで、血液の循環が良くなります。
紫外線によるダメージ
唇の色が悪いと感じる原因には、紫外線によるダメージも大きく関係しています。
唇は紫外線のダメージを受けやすく、くすみや色が悪くなることにつながります。
唇は皮膚が薄く、日焼けによる乾燥やひび割れ、シミなどの肌トラブルも起こりやすい部分。
また、唇の色が悪いだけでなく輪郭が黒ずんでいると感じる場合も紫外線の影響が考えられます。
UVカット効果のある成分配合のリップクリームを塗るなど、日頃から紫外線対策をしておきましょう。
乾燥や摩擦によるダメージ
乾燥や摩擦も、唇の色が悪いと感じたり、紫や黒っぽく見えたりする原因です。
とくにメイクを落とす際の摩擦は要注意。
ゴシゴシと擦ってメイクを落とすと、摩擦によるダメージで色素沈着の原因となるメラニン色素の発生につながります。
また、唇を無意識に舐めるクセも要注意です。
唇が乾燥しているとき、舐めることで一時的にうるおったように感じますが、その後唇はすぐに乾燥してしまいます。
乾燥は唇の色を悪くする原因の1つ。
唇が乾燥していると感じたら、舐めるのではなくリップクリームなどで保湿しましょう。
常にリップクリームや口紅を塗っていると、自然に唇を舐めることがなくなるかもしれません。
加齢によるもの
唇の色が悪い、紫や黒っぽく見えるというお悩みの中には、加齢による血管内皮細胞の消失が原因というケースがあります。
健康な状態の唇は、血管同士をつなぐ血管内皮細胞がループ状に伸びて、体内に栄養や酸素を運んでいます。
しかし、加齢により血管内皮細胞が消失して血管が減ってしまうと、唇の赤みが薄くなる傾向に。
そのため、唇の色が悪く感じるのです。
医療面でのアプローチ
唇の色が悪い原因は、病気であることも考えられます。
医療の現場では、内科・皮膚科の両面の観点から診察を行うのが一般的です。
血液検査による原因の特定
内科的な観点から、唇の色が悪い場合にまず疑われるのは、血液中の酸素不足を示すチアノーゼです。
チアノーゼとは、毛細血管内血液の還元ヘモグロビン濃度が5g/dl以上となり、皮膚や粘膜が青紫になっている状態です。
心不全や呼吸器疾患、鉄欠乏性貧血などが疑われます。
医療機関では、酸素飽和度の測定や血液検査、心電図検査などを行います。
皮膚科的な診断と治療
唇の色が悪い場合、唇の皮膚そのものの疾患も考えられます。
唇の色が白い場合は口唇炎や口唇ヘルペス、唇の色が黒い場合は、紫外線をはじめ、物理的な摩擦などによる色素沈着や悪性黒色腫などです。
明らかに唇の色が普段と違うと感じたら、専門医の診察を受けましょう。
日常的にできるリップケア
唇の色が悪いと感じたり紫に見えたりする原因が病気でない場合は、日常的にリップケアをすることで改善が期待できます。
ここからは簡単にできるリップケアをご紹介するので、積極的に取り入れてみてください。
しっかりと保湿する
唇が紫や黒っぽく見える原因の1つは、乾燥です。
日頃から乾燥しないよう、リップクリームでしっかりと保湿をしておきましょう。
リップクリームを選ぶ際は、保湿だけでなくUVカット効果があるアイテムを選ぶと、紫外線対策もできるので一石二鳥です。
また、リップクリームを塗るときは、摩擦ダメージを避けるため、力を入れて塗らないことも大切。
さらに、横方向ではなく唇のシワに沿って縦に塗ると、成分をしっかり行き渡らせることができます。
食事や歯磨きの後、外出時や乾燥していると感じたときなど、こまめにリップクリームを塗って常に唇がうるおった状態をキープしましょう。
マッサージやパックをする
マッサージやパックによるリップケアは、血行を良くして保湿もできるのでおすすめの方法です。
唇を指の腹でトントンとタッピングすると、血行促進につながります。
また、唇の真ん中から口角に向けて、クルクルとマッサージするのも良いでしょう。
マッサージの際は、必ずリップクリームを塗って摩擦を防止しましょう。
また、ラップを使ったパックもおすすめです。
リップクリームや美容液、ワセリンなどを唇に塗り、食品用ラップで覆って5分程度おくだけ。
上から蒸しタオルなどで温めるのも効果的です。
1週間に1回、スペシャルケアとして取り入れてみましょう。
紫外線対策をする
紫外線によるダメージを避けるため、日頃からしっかりと対策をしておきましょう。
UVカット効果のあるリップクリームや日焼け止めを使い、肌トラブルを未然に防ぐことが大切です。
日焼けは肌の乾燥にもつながるため、紫外線対策と保湿をセットで習慣化することをおすすめします。
摩擦を抑えたクレンジング
摩擦が起こりやすいのが、メイク落としのときです。
なるべく摩擦が起こらないよう、優しくなでるようにクレンジングしましょう。
また、クレンジング剤が少ないのも摩擦の原因になります。
口紅を落とす際は、たっぷりクレンジング剤を使って円を描くようにクルクルとなじませましょう。
唇周りのエクササイズ
血行不良も、唇の色が悪い、紫に見えるといったトラブルの原因です。
唇周りの簡単なエクササイズで、血行を良くして改善しましょう。
唇の周りの口輪筋と呼ばれる部分を動かすトレーニングがおすすめです。
歯磨き後、水やマウスウォッシュを口に含んで、グルグルとゆっくり口の中で回すようにゆすぐだけでも効果が期待できます。
メイクや美容医療によるケア方法
唇の色が悪くなったり紫になったりする原因が病気でない場合、治す方法として美容医療も検討してみてはいかがでしょうか。
ここからは、メイクや美容医療の観点からのケア方法をご紹介します。
メイク
唇の色が悪いと感じたら、メイクのときに血色が良く見えるような口紅やリップクリームを使うのも手です。
ピンクのリップは子どもっぽいと感じるかもしれませんが、ひとくちにピンクといってもさまざまな種類があります。
色味次第で印象が大きく変わり、とくに艶のあるローズピンクは上品な印象で、血色が良く見えるのでおすすめです。
ローズピンクが肌の色と相性が悪い、甘すぎる印象が苦手、という方は、ベージュがかったピンクや、シアー感のあるピンクを試してみてください。
甘さを軽減しつつ、華やかさのある仕上がりになります。
また、唇のくすみが気になる方は、コンシーラーで唇のくすみを一旦オフしてから色を重ねると、唇の色がきれいに見えます。
ピコトーニング
唇の皮膚は非常に薄くバリア機能が弱いため、刺激に対してメラニン色素が過剰に生成されやすい部位です。
色素沈着による唇の色が気になる方には、「ピコトーニング」によるレーザー治療が向いています。
「ピコトーニング」は、真皮層のメラニンに届く波長を低出力で照射する施術です。
色素沈着の原因であるメラニン色素を壊しつつ、細胞のターンオーバーを活性化させて改善を図ります。
即効性はないものの、施術を複数回行うことでメラニンが生成されにくく、色素沈着が起こりにくい唇に導きます。
くすみの改善やトーンアップ効果も見込めるため、根本的に改善したい方におすすめの施術です。
リップアートメイク
唇の色が悪い、紫に見えるといったお悩みを即座に解決する方法の1つが、アートメイクです。
リップアートメイクは、色素自体を唇に入れていく施術。
リップアートメイクを施すことで、常にきれいにメイクをしたような唇をキープできるのがメリットです。
ただし「ピコトーニング」とは違い、色素沈着やくすみなどを改善している訳ではありません。
すっぴんのときに唇の色がない、口紅では唇の色が改善しないという方が、すぐに改善したいというケースにはおすすめの方法です。
施術直後から翌日にかけて腫れや痛みを伴うことが一般的で、数日間は刺激物を避けた食事など日常生活に制限があります。
術後1週間程度で皮膚がめくれて発色が落ち着き、複数回施術を繰り返すと1~3年は色をキープできるでしょう。
リップアートメイクは、唇の色やくすみのお悩みに加え、食事や汗によるメイク崩れにストレスを感じている方にも向いています。
まとめ
唇の色が悪い、紫に見える、といったお悩みの原因はさまざまです。
まずは体の異常を知らせるサインではないか疑ってみることが大切ですが、病気でない場合は日焼けや摩擦、乾燥などさまざまな原因が考えられます。
唇の色やくすみは、日頃のリップケアや美容医療などで改善が見込めます。
鏡を見て「唇の色が悪くなっているかも……」と感じたら、早めにケアしてみましょう。
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【費用相場】1部位 ¥50,000~¥150,000 程度 ※各クリニックによって異なります。本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】疼痛、腫れ、発赤、内出血、かさぶた、感染、アレルギー反応、血流障害、色素の変色・左右差など
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