経験と努力に裏打ちされた高い美容外科技術と人望!聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野陽二郎先生へインタビュー

経験と努力に裏打ちされた高い美容外科技術と人望!聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野陽二郎先生へインタビュー

鼻・目元・口元といった顔の手術全般からボディや肌の治療まで得意とする、聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野陽二郎先生にインタビュー。形成外科専門医として培った高い技術を引っ提げて美容外科医に転身し、美容医療業界を牽引し続けているドクターです。クリニック内外の後進教育にも熱心で人望も厚い先生に、美容医療業界への情熱や現状の課題・将来展望などを伺いました。最後の読者メッセージまで、ぜひご覧ください。

ドクターズプロフィール

経験と努力に裏打ちされた高い美容外科技術と人望!聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野陽二郎先生へインタビュー

聖心美容クリニック銀座院 院長
牧野 陽二郎(まきの ようじろう)先生

明るい未来を描いて一歩を踏み出した患者様を万全の体制でお迎えするため、絶対的存在へ向かってアグレッシブに挑戦を続ける、美容医療の求道者。患者様ファーストを掲げ、患者様が相談しやすい環境づくりを大切にし、今よりもっと素敵な自分になりたいという願いに温かく寄り添っています。患者様一人ひとりの美容や治療後の変化への価値観に合わせて、美しさをともに追求。患者様の満足のために、対話と傾聴を大切にしながらオーダーメイドの治療方針を提案しています。

(経歴)
2004年 東京慈恵会医科大学医学部 卒業
2006年 東京慈恵会医科大学附属病院 形成外科学講座 入局
2014年 東京慈恵会医科大学形成外科講座 医局長
2017年 東京慈恵会医科大学附属柏病院 形成外科診療部長
2019年 聖心美容クリニック勤務
2021年 聖心美容クリニック六本木院副院長
2023年 聖心美容クリニック銀座院院長
(資格)
日本形成外科学会 認定専門医
日本形成外科学会 認定指導医
日本形成外科学会 小児形成外科分野指導医
日本形成外科学会 再建・マイクロサージャリー分野指導医
日本形成外科学会認定施設教育関連 責任者
ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
(所属学会)
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本美容外科医師会会員

医師としての背景 ~形成外科医のトップランナーから美容外科医への転身~

経験と努力に裏打ちされた高い美容外科技術と人望!聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野陽二郎先生へインタビュー

―――医師を志した時期と最初の診療科を教えてください。

身内に医師がいたわけではないのですが、幼少期から「将来は医師になりたい、自分は医師になると思う」という明確なビジョンがあって。「努力したら必ず成功するわけではないけれど、努力なしに成功はしない」という想いで必死に勉強して医学部に入りました。

母校で研修医からスタートし、外科の中でも花形とされる形成外科を選んで入局。そこでは国内屈指の高度なオペ技術を持つ上司に恵まれ、とにかく可愛がっていただきました。その上司のご指導により、若いうちから形成外科の症例を人一倍経験できたり、学会やシンポジウムで年に何度も発表できたり、2本目に書いた論文が最優秀論文賞に輝いたり。もちろん自己研鑽は怠りませんでしたが、素晴らしい環境のおかげで名実ともに高く評価され、最終的には母校の附属病院で形成外科診療部長を務めるまでになりました。

―――美容外科医に転身した理由と、「聖心美容クリニック」を選んだ理由は何ですか?

そもそも、専門分野の候補に美容外科も考えていて、ずっと頭のどこかで気になっていたのでしょうね。自分の中で【形成外科医から美容外科医になるルート】も想定にあったのかもしれません。「これまでに培ったすべての技術を美容外科に持って行こう」と、僕は大学病院でのトップギアのスピード感をキープした状態で美容医療の世界に飛び込みました。

数ある美容クリニックの中で「聖心美容クリニック」を選んだ理由は2つ。1つめは、長い歴史があり、安定性と将来性のある企業だと思ったからです。国内だけでなく、2024年3月には当クリニック初の海外旗艦院「聖心瑞蘭医療美容」も中国・上海にオープンしました。2つめは、仲間とともに成長できるクリニックだと感じたから。僕が『聖心』から与えてもらうだけでなく、僕がジョインすることで『聖心』の成長にも貢献できると思いました。

ちなみに、「聖心美容クリニック」にはまったくツテはありませんでした。ほかにもいくつか美容クリニックを見学して、ここだ!と思ったのが『聖心』だったわけです。

―――形成外科のトップランナー時代とのギャップは感じませんでしたか?

そうですね、「聖心美容クリニック」に入職して、肩書きは以前の形成外科診療部長から役職のない状態になったわけです。驚かれるかもしれませんが、聖心に入職したての僕は「ボーナスタイムがやって来た!」と内心喜んでいました。役職の重責が外れて、もう一度じっくりと医師としての自分に目を向けられるタイミングが来たからです。
その当時も今も形成外科専門医の資格と長いキャリアを持っている美容外科医は珍しいですし、過去のキャリアを考えると自分の将来的な道筋もなんとなく見えていて。だからこそ、スタッフの介助の方法・僕のオペのやり方・オペに必要な機材など、最初のうちにクリニックでの気づきや要望をできるだけ出そうと思いました。

美容医療への情熱 ~絶対的に時間を費やし、絶対的に努力し続ける~

聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野 陽二郎(まきの ようじろう)先生

―――先生の美容医療に対する哲学やポリシーを教えてください。

美容医療に対する僕の哲学は「自分が思ったことすべてが正解ではない」ということです。美容医療も医学が大前提ではありますが、病気ではなく審美性にアプローチするもので、治療には患者様の好みという要素が入ります。技術や知識を持ったドクターが患者様の想いや人間性にどれだけ寄り添えるのか、医学だけではないほかの面への配慮もかなり重要です。

患者様のニーズと我々医師の見解に食い違いが生じていないかを確認して、初めてオペが成り立ちます。カウンセリングでは患者様との対話そして傾聴を心がけ、患者様と医師というだけでなく、人対人という関係性も大切にしてコミュニケーションを行っています。

また、絶対的に時間を費やし、絶対的に努力し続けることも僕のポリシー。患者様一人ひとりのことを考え抜き、手術が始まる前に、あらゆる事態への備えが終わってすでに手術が成功している状態にしています。

―――集客や日々の診療で心がけていることはありますか?

僕はSNSでの集客を推奨していて、正しい情報を上手に発信できるドクターは素晴らしい才能があると思っています。一方、目の前の患者様ファーストで日々の積み重ねを大切にしている僕のところへ来院される患者様が多いことも事実。

僕のことを非常に詳しく調べて信頼して来院される方もいれば、ほかの美容クリニックでの対応に不信感を抱いた状態で来院される方もいます。そのような患者様へは医学的に正しい情報を細かく説明すると表情がやわらかくなって、「ストンと理解できました」と言ってくださいます。

患者様の現状に対して、「治療法はこれしかない、これをしないとダメですよ」と真実をねじ曲げて伝えるドクターがいることは非常に残念です。正しい医療を提供するドクターを増やすことも僕の目標です。

―――美容医療に携わるうえで形成外科専門医資格の有無についてどう思いますか?

形成外科専門医の資格を持っていなくても、オペが上手なドクターはたくさんいます。そのような方々は基本的にある特定の手技が非常に優れていて、形成外科専門医の技術と比べても十分に対等な印象です。お互いのことを知り尽くしたドクター同士でチームをつくり、コラボレーションしてオペをするのもすごく上手なやり方だと思います。

一方で、形成外科専門医は神経・血管・筋肉・骨などの連携を熟知しているため顔のトータルバランスを見て、ひとりでもいろんな部位のオペができる点がメリット。チームでのオペでは、それぞれの部位はきれいに仕上がっても、トータルバランスが取れにくいこともあるかもしれません。また、ある部位の担当だったドクターがチームを抜けると、患者様に理想の美容医療を提供できなくなってしまう恐れもあります。そういった課題の解決に向け、今まさに取り組んでいるところです。

牧野先生の強み ~高い技術力でオペによる身体的負担を軽減~

聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野 陽二郎(まきの ようじろう)先生

―――先生の技術は『神業』とも称されるほどですが、とくに強みは何だと思いますか?

そう言っていただけるのは非常に光栄です。僕の強みは、形成外科で培った豊富な経験と技術でしょうね。形成外科のオペでは、通常45分かかる髪の毛よりも細い血管の縫合を僕は10分で終えていて。心臓外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、泌尿器科など各科のハイリスクな患者様のカンファレンス*に呼ばれて、オペのスタンバイをお願いされることもよくありました。

また、形成外科では失われた骨や顔のパーツを再建することも日常茶飯事。だからこそ美容外科医となってからも、オペで体にかかる負担を軽減でき、患者様の理想的な美を手に入れるサポートができるのだと思います。

形成外科医としての高い技術と長いキャリアを持つ美容外科医は、割合で言うと1学年に1人くらい。美容外科医に転身した後に脂が乗るのが45~55歳くらいとすると、国内に約10人というレアキャラです。

*カンファレンス…より良い医療を提供するため、患者様の情報共有・共通理解・問題解決を目的に医療関係者間で行われる会議のこと。

―――先生がたゆまぬ努力を続けられるモチベーションは何ですか?

人間的な気質の面で影響を受けたとすれば、起業家でカメラのレンズ職人でもあった祖父かな。僕の自宅から至近距離にあった祖父宅には、毎日のように入り浸っていました。孫の僕にはデレデレだったけれど、職人気質で仕事には人一倍厳しくて。そんな祖父の姿勢とよく似た父親の背中も見て育ちました。

あとは、学生時代に経験した学年代表という立場でも、交渉術や話の筋の通し方などを学びました。そこで、妥協できないところは譲らないけれど相手に譲歩できるところはする、という度胸や柔軟さを身に付けられたと思います。

さらに、ドクターと患者様という立場の違いや、手術の大小に関係なく、目の前の患者様に全力を尽くすだけという信念が、僕を突き動かしています。患者様ファーストという強い想いに賛同してくれるスタッフにも日々支えられ、感謝ですね。

―――人望も厚い先生がスタッフ教育で心がけていることは何ですか?

ある映画に倣って、スタッフの素晴らしい仕事ぶりを見つけたら、その日の最後に表彰するというおもしろい取り組みをしています。僕の場合は、スタッフに対して今一歩の部分を指摘するよりも、素晴らしかったポイントをフィードバックすることの方が多いですね。

「クリニックのトップが頑張っているのだから、同じレベルでみんなも努力してよ」と言うとスタッフも疲弊してしまう。そうではなくて、スタッフの良いところをより伸ばそうという視点で、グッドをベター、そしてベストへと導いています。すると、今一歩の部分もスタッフ自ら気づくから自然と伸びてくる。さらに、結果として患者様からお喜びの声をいただくと働く幸せを感じられるため、着実にスタッフが成長して行きます。

あとは、敬語の使いすぎに気を付けてもらっています。海外の言葉って、敬称はあっても日本語のようなしっかりした敬語ってあまりないですよね。敬語だと心理的な上下関係ができてしまって、普段のコミュニケーションやディスカッションにも遠慮が生まれるのが嫌ですね。必要以上に上下関係をつくり過ぎないことが大切だと思っています。

美容医療業界の今後の動向と期待 ~海外に誇れるトップランナーの輪をつくりたい~

聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野 陽二郎(まきの ようじろう)先生

―――日本の美容医療業界における現状の課題は何だと思いますか?

集客は上手なのに技術が伴っていないドクターもまだまだ多いことです。言っている内容と実際に提供できる医療の質にギャップがあることは、美容医療業界の将来を考えると非常にリスキー。理想と現実のギャップを埋めて整合性を取ることは急務の課題です。

あとは国内で患者様の取り合いになっているところですね。自分よりも有名な人、技術がやや劣る人を排除しようとするドクターも残念ながらいます。嫉妬による足の引っ張り合いは良くないし、そもそも道徳に反した医療を提供すること自体が大問題。

だからこそ、倫理的な医療を提供しているドクターで健全なグループ、つまりトップランナーの輪をつくりたい。その輪のレベルに達していないドクターが反省して、患者様の幸せや自分自身の技術研鑽について見直せるようなシステムをつくりたいですね。

―――日本の美容医療業界はどのように進化して行くべきだと思いますか?

安全で信頼できる日本の美容医療をジャパンブランドとしてもっと世界で確立したいですね。先代の方々が築いてきた美容医療は、国内では自然に進歩して行くでしょうから日本の患者様には幸せが提供できます。

僕たちに続く未来の美容外科医のために美容医療で日本経済を豊かにしたいし、僕らの世代だけで無理なら次世代が受け継いで持続的に成長できるよう道しるべをつくっておいてあげたいです。日本の美容医療は未熟な部分もありますが、それだけに高く成長する可能性も残されています。だからこそ、海外に誇れる日本独自のブランディングが必要です。

―――美容医療業界を拡大するために先生が取り組まれていることはありますか?

先ほど形成外科専門医資格のメリットをお話しましたが、資格に固執したり資格の有無で線引きしたりすると、美容医療業界は拡大できません。そこで、業界の課題を解決し、美容医療業界を拡大するためにもクリニックの内外で技術面のシェアに力を入れています。

僕が在籍する「聖心美容クリニック」では、休診日に年2回ライブサージャリー*を行っており、知識・技術を高める目的で他院のドクターが見学に訪れます。また有料にもかかわらず、僕のオペを受ける患者様は自院のスタッフというケースが多いんです。「信頼できる自院でオペを受けたい!」とスタッフの8割を僕が執刀していますが、これは業界内でもとても珍しいこと。だから、ライブサージャリーの日はスタッフ感謝デーでもあるわけです。

また、発起人のひとりになった、クリニックの垣根を超えて医師同士が自由に発言できる次世代の外部合同勉強会である『クリエイションラボ』や、自由な表現で正しい情報と知識を共有する美容医療イベントの『カッティングエッジ』もしかり。医療従事者と医療機器・医薬品の企業も巻き込んで、業界の力を底上げしたいと考えています。

*ライブサージャリー…DVDをはじめとするメディアに録画されたものではなく、ダイレクトに視聴できるライブ手術のこと。

読者や患者様へ向けて伝えたいメッセージ ~美容医療業界に持続可能性を~

聖心美容クリニック銀座院 院長 牧野 陽二郎(まきの ようじろう)先生

僕は、生まれ変わっても医師になって、形成外科医から美容外科医という同じキャリアを積むと思います。高いオペ技術にこだわる職人気質な面と、患者様の内面まで寄り添ってやさしい心でいられるという面の両軸でバランスが取れるからです。患者様の笑顔も何にも代えがたいものだと感じますし、美容医療業界は僕の性分に非常に合っています。

そして、正しい医療を提供しようとするドクターや医療従事者、関連企業の皆さまと手と手を取り合って、日本の美容医療業界をより盛り上げて行きたいです。日本の美容医療業界は、学ぶ意欲・志・情熱があり、地道な努力を続けている方々に支えられています。それに対する感謝の気持ちを形で示して行きます。

僕がトップランナーであり続ける理由は、後進に道筋を示しながら、山の頂点の景色をきちんと見せてあげたいから。「次世代にバトンタッチするまで美容医療業界に正のスパイラルを回し続ける」という自分に与えられた役目をきっちりと果たしたいですね。何か困ったときは、ぜひ僕を頼っていただければと思います。

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